2018年12月26日水曜日

ベガルタン、悩む

えー、癒えました。ようやく浦和戦でやられた傷口(メンタル)が癒えました。この傷口は結構深く、気づいたら3週間近くかかりましたな。それだけデカかった。別に絶対に勝つ!的な意気込みがあった訳ではなく、強いて言えば「リーグ戦終盤の内容からすれば、若干不利というか、メッチャネガティブ!」くらいの感じで埼玉まで行ったので、入れ込み指数的には65くらいでしょうか。

ここで入れ込み指数について説明すると、ベガルタンの個人的な感覚数値で、マックス100~1まである。ちなみに、過去最大数値となった入れ込み指数は99で、磐田でやった入れ替え戦。この時は実際に体調がすぐれず、試合当日には「吐き気」さえも。ベガルタンとなって20年弱で、試合当日に吐き気がしたのは、後にも先にも「この入れ替え戦」のみ。試合前に吐き気がし、試合に負けて吐き、試合後の深酒で更に吐く・・・。もう、こんな経験はご免ですな。

選手退団ニュースの比率が高くなれば、誰だってテンションは下がります。しかし、そんなことは今年に限ってではく、ベガルタンが知る上では「毎年の事・・・」のはず。チーム予算が潤沢ではない以上、このような「別れ」はエンドレス。毎年のように辛い別れを経験したので、ベガルタンにも耐性が出来ちまったよ。最も大きなショックはシルビとの別れ。このメガトン級の衝撃を体験した者からいえば「矢島や野津田などの別れなど、蚊に刺された程度だ・・」と強がるのにも整合性はあります。

そんなことを思っていたらカミさんから「奧埜がセレッソに行くかもよ・・」とのメールが。えぇぇーーマジ?どの選手だって別れは辛いもの。「中野は⇒札幌かも・・」ぐらいなら、「まあね、あるよねぇ~」ぐらいで済むんだけど、流石に奧埜は・・・プチメガトン。じゃあさ、こう言う事?「山口が神戸⇒抜かれっぱなしでは不味いので、どこかに運動量が豊富な選手、できればお買い得セール並みの価格の選手が居ないかなぁ~⇒おっ、居た居た、超格安選手!仙台の奧埜!」こういうことだよね。

でもね、これだけ主力が退団することは、他チームの選手だって知っているはず。そうしたら、自分のチームで中々出番が無い選手が居たとして、そんな選手に仙台からオファーが来たら・・・「これはチャンスなのか?」って思うはず。出場機会に恵まれない選手からすれば、主力級がごっそり抜けるかもしれない仙台から連絡が来たら「今の俺なら、試合に出れるかも・・・」って思うよね。野津田だってそうだし、板倉もそうだし、矢島だってそう、仙台なら出れそう・・。だとするなら、第二の彼らが現れることに期待する・・・そう考えることによって、若干は心が癒されます。

少しづつ開こうとしている「Jリーグの格差」。連覇した川崎は数十億円を獲得し、神戸は三木谷マネーでバブリー路線を明確化、それに遅れまいとする上位チームも活性する中、仙台の進む道は奥の細道ぐらいのサイズしかありません。王道で言えば「ジュニアやユースを強化し、その選手をトップチームで鍛え、花開かせる・・・」という感じなのでしょうが、その時間を確保できるか?その時間を他チームが許してくれるか?が試案のしどころ。神戸あたりは、その時間を無尽蔵の金額で買っているけど、仙台にそれは不可能。じゃあどうするか?何ができるか?これは難問ですな。

2018年12月11日火曜日

浦和戦


天皇杯、残念でしたな。試合後、「よくやった!」とか「ここまで連れて来てくれてありがとう!」的な言葉を投げかけていた方々がいたようですが、ベガルタンはとてもともて・・・そんな言葉をかける気にはなりませんでした。もうね、ただ、ただ、悔しい・・・と言うか無念と言うか・・・この野郎・・・と言うか。心が狭いだけなんでしょうが、あの場面で「ありがとう・・」という言葉を投げかける方々の度量の大きさには感服する次第です。

 

次の日は仕事なので、勝った場合の試合後セレモニー観戦時間を考慮すれば、新幹線という選択肢は厳しめ。だって、余韻に浸りたいじゃない・・・「20年応援してきてよかった・・・」って。だから車で行ったんだけど、カミさんも行くので後輩たちとは別行動。当然のごとく、往復は一人で運転です。勝った時は「あのシュートは・・・」的な余韻に浸れるけど、負けた時、打ちひしがれた時、深夜の高速運転はシンドイですな。

 

浦和の戦い方は、前回のリーグ戦を多少リメイクした感じで「前回の戦い方に、マリノスのスパイスを入れてマイルド風にアレンジ」と言ったテイスト。前線からプレッシャーはかけてくるものの、あたりはマイルド。別に捌かれてもいいですよ・・・後ろはしっかりしてるから・・・の雰囲気がそこかしこに。

 

試合的には多分に仙台だったような気もしますが、全体的な試合内容を論議するのはナンセンス、結果が全て、全てです。ただし、こう言えることはできます。「仙台は勝ちたい試合だったが、浦和は負けられない試合だった・・」

 

浦和の戦力を考えれば、もうチョット仙台を追い込む試合展開だって出来たはず、しかしやらなかった・・・。もちろん、監督が代わってから「こんな感じの試合」が多いのは知っています。しかし、戦力差を考えれば「もっとガンガン押し込むことだって可能」だった。だけど、極力リスクを抑えながら試合を進めていく姿勢には感嘆・・・とともに、勝ちたいよりも負けられないんだな、ホームで・・・・との思いが強烈に。しんどかったと思うよ、浦和の選手も監督も。だって、勝ちたいよりも、負けたくない方が辛いからね。

 

この敗戦は、フィジカル的にもメンタル的にも大きなダメージ。しかし、このダメージを乗り越えた先にしか、我々が目指すものはありません。ないのです、この先にしか。そんなことを考えながら、深夜の高速をドライブしていたベガルタンでした。

2018年12月7日金曜日

いよいよですな

いやぁ~勝ててよかったですな。ぶっちゃけ、2-0となった瞬間にタブレットを開き「どれどれ、決勝戦のチケットでも買うとするか・・・」という展開に。試合を見ないでチケットのサイトを見ているベガルタンに、カミさんが「あんた、いつも私に「2点差は危ないから・・」って言ってるくせに、何を余裕かましてんのよ!」と一喝。確かにそうだよな・・と思いつつ、指定席なら買えそうということでいったんキャンセル。

そんな時に失点したもんだから、カミさんが「ほら、こんなものよ・・」とニヤリ( ̄▽ ̄)。ベガルタが堅守だったのも今は昔。現在のベガルタは「ボールを保持し、パスやコンビネーションによってゲームを支配しつつゴールを狙う」という、崇高な理想を追いかけている最中。しかし、その道のりは遥か彼方のガンダーラ。パスを多用したり、自陣から繋ごうとすればするほど、その過程でミスが起きれば「それは即ピンチ」になり、結果的に失点数も、うなぎ登り。チームのモデルチェンジって、途方もないくらい時間を要するんでしょうな。

そんな時に、平岡のゴールが決まってシャンゼリゼ。すると、今度はカミさんが「決勝戦のチケット、買ってもいいわ・・」となり、ベガルタンも「そうだよな、この流れは前半で決まりだよな・・」と考えてチケットを購入。しかしながら、前半の終了間際に「あれれれれ・・・何でそんなドフリーに・・・」と言った感じで失点。試合はマダマダ分からないカオスの状況へ。ここで、カミさんは「あっ!!」と気づく。「どうした?」と問うと、「2-0も3-1も、同じ2点差じゃないのーー嗚呼ー痛恨のミスジャッジだわーー」と落胆。きっと、ドリフの長さんが生きていたら「ダメだ、こりぁ」って言うだろうね。

ベガルタンは試合前、タイトな日程ということもあり「前半勝負だよな、もしも0-0とかで後半進むようならヤバイかも・・」と考えていました。負けるとは思いませんでしたが、相手をシャットアウトできる堅守が無い以上、0-0の状況は最悪。この試合は、常に先手先手で行けたから良かったものの、一度でも追いつかれていたらキツかったかもね。

実際、後半はヤバ目な展開。「やられたかーーー」という状況も複数回。そんでもって、仙台の後半のシュート数は「たったの2本」と言う事を鑑みれば、「後半は山形の試合だったね・・」と言う事が分かります。もしも、試合会場が山形だったり中立開催地だったら・・・そんな感じの試合でしたな。

しかし、決勝に進んだことで、全ての批判や批評はノープロブレム。トーナメントにおいては結果が全て。しかも、準決勝と決勝の違いは「それこそ天国と地獄」。ベガルタにとっては、天皇杯をゲットすることと同じくらい、決勝戦に進むことは困難なミッションでした。このことだけで満足する訳にはいきませんが、憧れである決戦の地に進むこと自体、ベガルタンには夢のまた夢だったことは事実。嗚呼ー、出来れば元旦に応援したかったよ。

しかし、このタイトな日程は勝敗に「まぎれ」を起こすことは確実。両チームともに、余裕がある日程で、怪我人もなく、ベストなコンデションの中、相手の圧倒的なホームで試合を行った場合に仙台が勝つ確率と、そうじゃなく、怪我人も多くてタイトな日程の中で勝つ確率とでは違うはず。もちろん、どっちが有利不利とかじゃなく、仙台サイドからすれば「そのまぎれ」が多くなればなるほどチャンスは増えるはず・・・そう信じて参戦するしかありませんな。

日曜日は天皇杯の決勝、レッズ戦、ビート・浦和!!

2018年12月5日水曜日

山形戦

えー、天皇杯の準決、山形戦の当日なのですが「絶対ー勝つ!!負けらんねー」みたいな高揚感は微塵もありません。これで相手が川崎ならば、多少の「入れ込み」や「苦戦は覚悟の上だ」的な気概も出てくるんでしょうが、山形相手だと不思議にそれはありません。昔は山形相手なら、もうちょっと違う「この野郎ぉーー」みたいな感じが湧き出てきたものですが、いまの心境は「決して侮らず、精一杯頑張るのみ、リスペクト・リスペクト」といった具合です。

嗚呼ー、互いに「山猿野郎がーー」みたいに言い合っていた昔が懐かしい・・・。数年に一回ぐらいの対戦では、なんていうか、この、メラメラしてくる憎悪感をキープするのは困難を極め、どちらかと言えば「隣県同士、頑張りましょうや・・・」といった気持ちの方が大きくなっているから驚きです。ベガルタンも、歳をとりましたな。

別に「仙台の方が圧倒的に強い」と思っている訳ではなく、自信も過信ありません。あるのは漠然とした「仙台のホームなんだから、勝ってもらわないと困るよ・・・」といった懇願のみ。別に他チームから「実質、鹿島・浦和が決勝戦」と言われても平気だし、今の仙台に山形を圧倒できるパフォーマンスが無いことくらいは肌感覚で分かっているつもりだし、そもそも決勝戦のチケットは勝って無いし・・・。

チケットの件に関して言えば「勝ってからでもなんとかなる」と思っているから、そんなに重要ではなく、どちらかと言えば「延長戦は嫌だな・・・早く帰りたいよ・・・」と今現在、思っている自分がいます。本当に、不思議と燃えません。これは何故か?その答えを見つけに、ユアスタへ参戦するベガルタンです。

今日はモンテディオ戦、ビート・山形!!

2018年11月30日金曜日

明日は神戸戦ですな


なんて言うか、早いものでリーグ最終戦ですな。相手は神戸、まあ、互いに降格の心配もない状況で戦うには、相手にとって不足無し!どころか、「嗚呼―ようやく生イエニスタが見れるぅ~」的な感慨が無いわけではありません。そんな神戸に、またもや大物助っ人の獲得を目指す情報があり・・・

 

J1神戸が今オフ、2010年南アフリカW杯得点王の元スペイン代表FWダビド・ビジャ(36)と、C大阪の元日本代表MF山口蛍(28)の獲得に乗り出していることが29日、わかった。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)、元ドイツ代表MFルーカス・ポドルスキ(33)らがそろうチームが、さらなる実力者を迎え入れてJリーグ版“銀河系軍団”となる可能性が出てきた。(スポーツ報知より)

 

いやぁ~、マジで獲得できるとは到底思えませんが、そう言えばポドルスキやイエニスタの時だって「そんなことある訳が・・・」と思っていたっけ。ただし、そのよう報道が出ると言う事は「バルセロナのスポンサーに数百億、NBAの放映権にも数百億、ポドルスキやイエニスタ個人には数十億、そんでもって楽天の浅村にも数十億・・・この流れ行けば、これからの神戸はトップオブトップを目指しているんだろうな・・・」と考えても不思議じゃありません。

 

神戸の金銭的な攻勢を「羨ましい・・」と思うのは人情。しかし、仙台からすれば「無い袖は振れない・・・」ということは先刻承知。なので、今さら「博文や三田を・・」と考える人は極めて少数派のはず。彼らは自らのスキルを売りに出している個人事業者、そんな彼らが「より高い報酬と待遇」を求めて移籍するのは極めて自然。うんうん、分かるよ、凄く分かる、経験則として「高額な飲み屋の方が、お姉さんたちのレベル高い」と同じですな。

 

さて、前節の神戸は清水と壮絶な試合して引き分けたようで(at19分ってなんなんだよ・・・・)、フィジカル的には仙台と同じでもメンタル的には若干仙台よりもタイトっぽい感じ。しかしながらホーム最終戦で今季最終戦の神戸とすれば、勝ちたい気持ちはMAXのはず。

 

そんでもって仙台なんだけど、これはこれで微妙。だって、天皇杯が中3日であるから。神戸に負けてもいい・・・とは誰も思ってないけど「負けたって順位がどうのこうの・・・は無いし、天皇杯の相手は山形だから川崎とやるよりは勝てそうだし・・・一回でいいから天皇杯の決勝戦には行ってみたいし、だとしたらターンオーバーしてもサポの不満の少ないだろうし・・・だったら「神戸戦<山形戦」でOKだよね?となるけどOK?

 

神戸戦のメンバーはどうするか・・・シェイクスピアだったら「to be or not to be ・・・」と悩みそう。試合の勝ち負けは大事ですが、ベガルタン的には「神戸戦のスタメン発表が一番緊張する・・・」という展開。これはねー、神戸戦と山形戦はワンセットで楽しめそうですな。

明日はヴィッセル戦、ビート・神戸!!

2018年11月29日木曜日

鹿島戦


えー、いまさらながら鹿島戦です。それにしても凄いですな、レオシルバのボールを狩る能力は。その確実なまでに一撃必殺でボールをスナイプする能力は、まさにゴルゴ13のそれ。もうね、こっちが攻撃に移る体制に移ろうとした瞬間に、ことごとく「その芽」をスナイポー。セットプレーから決められるたり、カウンターからきれいに決められたり、そんでもって終盤に止めを刺された事よりも、このシルバのスナイポーぶりが印象に残ったベガルタンです。

 

それにしても、蜂の負傷によって急遽出てきた中野の存在感が、あまりにもスカスカだったのには閉口。そうですなぁ~村上龍的に言えば「限りなく透明に近いブルー」とでも言いましょうか、「お前の実力はそんなもんなのか?」とでも言いましょうか、とにかく存在感がスカスカ。試合後「中野って、なんかした?」とカミさんに尋ねられたが、ここでもベガルタンは「・・・」とゴルゴチックにシンキング。中野よ、お前の力はあんなものなんか?

 

これといって野津田や奧埜の動きが悪いとは思えなかったけど、そう見えたのは「鹿島が強いから」と考えるのに一定の整合性はありそう。連戦によってフィジカル的にはハードなはずなのに、それを支えるメンタルは屈強で、それ+「勝ち続けたことによる勢い」が鹿島には見えましたな。もちろん上手かったよ、強かったよ、ただし、その強さは圧倒的なそれではなく、どちらかと言えば「したたか系」でしょうか。

 

「この時間帯でセットプレーは嫌だな・・・」と思われるポイントでしっかり決めてきたり。「次の1点が勝負を決めるんだろうな・・・」と、誰しも考えていた後半の「いい時間帯」でチャッカリ決めてきたり。そんでもって、緊張の糸が切れ始めた時間帯でキッチリ止めを刺してきたり・・・。この感覚は北斗の拳で言うところの「剛の拳ラオウ」ではなく、どちらかと言えば「柔の拳トキ」のそれに近いかと。ちなみに現状のベガルタは、ラオウにあっさりとやられてしまった「南斗水鳥拳のレイ」ですかな。

 

まあね、ホーム最終戦で負けるのはお約束なので気にしてもしょうがありません。残留が決まり、トップ5が無理筋と分かった以上、ベクトルをカップ戦に向けることは極めて自然。問題は、我々の想像以上に「力負け」したこと。ん~、だとしたら、ここは「浦和さん、頑張ってください・・・」と心の中で念じるべきなのでしょうか。しかし、浦和のホームで浦和とやるのもしんどいだろうし、それ以前に「山形に勝てるのか?」ということになるし。悩みどころですな。

 

もしもベガルタンがジュリエットなら、「おぉーロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」ではなく、「おぉー鹿島、どうしてあなたは鹿島なの?」という感じ。大嫌いな浦和を応援したくなってしまうほどの「したたかさ」が見られた鹿島戦。これを「伝統」という言葉だけで片付けるのには無理があり、だとしたら、日ごろのトレーニングの積み重ねの質と量の違いに、その問いの答えがありそうです。いつの日か、ベガルタもそうなって欲しいものです。

2018年11月6日火曜日

不肖ベガルタン、中国から帰ってきました


えー、いったん中国から帰ったと思ったら、3日後に常務から「スマンが、もう一度中国へ行ってくれないか?(拒否権無しが前提)」とのサプライズ。定年というゴールが見え始めたベガルタンにとって、「ここで反発はチョット・・・」と考えるは必然。速攻で「了解です・・・」と返答。疲れだけが残る出張ではあるが、現地で奇麗どころが揃っている飲み屋さんを見つけてあるのが唯一の救いだ。

 正直、「ベガルタの調子が悪くないだけに、観戦できないのだけが残念・・」との思いで中国に渡ったのが長崎戦の前、そんでもって帰ってきたのが札幌戦当日の夜。その間の戦績を軽く振り返ると・・・

 長崎戦 何気に仙台が攻めていたようですが、決め切れず、お約束の失点で敗退・・・。「長崎の方が気持ちで勝っていた」というのは簡単ですが、勝ちたかった気持ちは仙台だって同じのはず。攻撃時のノッキングに関しては「まっ、目指すは遥か彼方のガンダーラなんだから、時間はかかるんだろうな・・・」との認識です。

 横浜戦 もうね、何となく「仙台とやる時は、こんな感じでやると上手くいきそうですよ・・」という方程式が導き出されましたな。つまり、前線からハードなプレッシャーを執拗にかけ続ける・・・そしてリスク承知で頑張れば仙台の方がミスをする回数が多くなる・・・結果としてゴールのチャンスは増える・・。ベガルタン的には、この方程式はピタゴラスの定理以上に鉄板です。

 浦和戦 これはねー、ある意味驚きました。横浜戦であれ程仙台のウイークポイントがハッキリしたというのに、浦和はこれまでの戦い方を変えずに「どうぞどうぞ仙台さん、良かったらボールを回してくださいな。ただし、バイタル周辺やスイッチが入った瞬間にプレッシングモードに突入しますから」と言った方針。ボール的には持ってるというか、持たせられている・・という感じだったんだけど、チャンスの回数は浦和寄りだったのも事実。よくもまー、引き分けたな・・・が実感。

 鳥栖戦 知ってたよ、知ってたさー、「ベガルタが下位で苦しんでいるチームや、監督が変わったチームに優しい」と言う事ぐらいは。ライトなサポからすれば「トーレスのゴールが見れたからいいや・・」ということかもしれませんが、トップ5が遠のいてしまったベガサポからすれば、「長崎に負け、鳥栖に負け」ちぁえば、いったいどこに勝てるんだぁぁぁぁーーー!!!!!!ですな。

 そして札幌戦 一連の敗戦・苦戦のなかで、この敗戦が一番ショックでした(ライブじゃないけど)。前半なんかを見ると(ライブじゃないけど)「うわぁー札幌にこんな圧倒されんのか?」という感じだったんだけど監督目線では・・

「今日の内容がいいか悪いかというところで、「今日は悪かったよね」ということになると、別にそこまでとは思わない。もちろん苦労した時間もありました。でもしっかりと、我々は意図的にボールを動かせたというものもあるし、意図的にチャンスも作り出したというところもあります」とのこと。

 そうかーそういう見方もあるのかー、と自然に思えるほどベガルタンは玄人じゃありません。監督はしきりに「向こうのチャンスは、こっちのミスから・・」を強調していましたが、それらを含めての大局観のはず。ミスが多いのは、こっちが弱いから・・とも思え、監督のこのようなコメントには承服しがたいのが現実。きっと、監督の頭の中では「チームのスキルやレベルアップは現在進行形だ・・・」との想いなのでしょう。だとするなら、まだまだ我慢は必要ですな。

後半の失速は痛いところですが、トップ5が無理筋になった以上、そのベクトルは天皇杯へと移行するはず。だったらさー、残り試合は負けていいから、天皇杯や来年以降の事を見据えて戦ってくれ・・・と考えることに整合性はありそう。だって10位と15位には違いなんかないんだから。結果的に中国へ行ってる間は全敗だったよ・・・。なんか夏場辺りまでは「ひょっとしたらトップ3だって・・」と思えていたことがウソのようですな。

2018年10月2日火曜日

横浜戦に想う


えー、驚きましたな。いやね、試合結果じゃなくて、試合後の鍋監督のコメント・・・

「前回(明治安田J116節)にホームで8点を取られて、今日もまた5点じゃないか、と思うような人もいると思いますが、中身としては全然違ったものだったと思います。もちろん、結果が全ての世界なので、言い訳になってしまうのですけれども、決してこの間のゲームとは、違ったものを見せることができたと思います。選手も勇敢に戦ってくれたと思います」


いやぁ~、素人目線では「なんだか前回と同じ匂いが・・・」と思う部分もあったんだけど、プロの目から見れば「中身としては全然違ったものだった」ということなんですな。シュート数だけ見たら「8本対20本」でトリプルスコアー。この差で「接戦」とは言い難いのも事実。結果としてはそうなんだけど、監督のコメントから察すれは「結果に至るプロセスでは全然違うし、戦っていた・・・」とのこと。ん~そうなんでしょうな。
 

ベガルタン的には「前回同様、プレッシングされると厳しいだろうから、その厳しさが20%アップする前半、どのくらい我慢できるか・・・」が最大の焦点でした。その意味で先制されたのは痛恨。オウン様で「何とか頑張れるのか」と思ったのも束の間、再度突き放された辺りからは終始苦しい展開だったような気がします。監督だってサポだって皆思っていたと思うけど「そこで一枚剥がせれば・・・」が出来なかった・・・これに集約されますな。


1-2の状況では「次にどっちがゴールするか・・」が最大のポイントのはず。それなのに追加点を喰らっちゃえば、残りの戦略は「攻めダルマモード」のみ。そうなっちゃうと、益々生き生きしてくるんですな、今年の横浜は。こっちも攻めなきゃしょうがないんで重心は前・前と。そうなると、チョットしたミスで「即、大ピンチ」に。これはダンを含めて、チーム全体が焦っていたような気もします。何故焦るのか?それはきっと、スキルにまだまだ自信が持てないからでしょうな。


この試合を見れば、次対戦する浦和が「どのようにしてくるか?」は何気に見えてきます。きっと、IKKOさんじゃなくても「グイグイくるぅ~~」であることは明白です。個々の選手のスキルも、チーム力も、きっと浦和の方が上のはずで、苦戦は必死かと。だとすれば、我々が応援で僅かでも背中を押すしかありませんな。

2018年9月27日木曜日

ご無沙汰ですな


えーご無沙汰です。なんか知らないけど、急に本社常務から「チョット、出張に行ってもらうからな・・・」という連絡があり、「はい、わかりました・・」と軽く返事したのがバッドチョイス。ベガルタンは3週間ほど中国の深圳へ。「自分なんか行っても、何にもできないじゃないですか!!」と言ったら「そんなのは分かってる、お前に業務に対しての期待なんかしていない。ただ、向こうで頑張っている仲間たちを、陰日向でバックアップしてくれればいい」とのこと。この発言、絶対にパワハラです。

 

そんなこんなで帰ってくると、ベガルタのファーストゲートである「勝ち点40」を無事通過。川崎戦に関しては「力負け」なので問題なし。そんな状態でもリバウンドメンタリティーをマックスにして、清水・東京を迎撃できたのは何より。東京戦に関しては、内容的にもイマイチだったようですが、リーグ戦も終盤ともなれば「結果>内容」となることは明白。その意味では、長崎戦での敗退は「メッチャ痛い・・・」となるよね、やっぱり。

 

何だか知らないけど、今年のリーグ戦はメッチャ混戦。イメージ的には「こんなに負けてるのに、まだ6位なんだ・・・」が実感。現状ならば「優勝は無理筋でもトップ5は頑張れそう・・」な展開はグッドだし、降格の恐れが無い以上、失うものなど何もないのが仙台の強み。ただし、現実的に「トップ5だって・・」という想いが手の届くところに来た時こそ正念場。なんだってそうだろうけど、手が届きそう・・・となりそうな瞬間こそが最も危険だからね。

 

個人的に長崎戦は「東京戦との対比におけるコインの裏表」という感じでしょうか。仙台の選手だって頑張ったんだろうけど、ギリギリの局面で長崎の守備が踏ん張った。それは東京戦における仙台もそう。たがいに頑張ったんだけど、結果的には劣勢と思われていたチームが勝ってしまう・・・、まさにサッカーアルアルですな。

 

怪我人も戻りつつあり、実りの秋が近づこうとしている仙台ですが、「決して仙台は強いチームじゃない・・・」という点を忘れてはなりません。全員でハードワークしてハードワークして、その上でチョットしたラッキーなどを大事にしつつ堅実に戦うことで、ようやく何とか頑張れるのが仙台です。その頑張り、全員で後押ししたいですな。

2018年9月4日火曜日

栗原雄吾の夏休み日記


みなさん、ご無沙汰してます。僕は栗原雄吾、ベガつぼには4回目の投稿。今年もよろしくお願いします。僕はベガルタン叔父さんの甥っ子、福島の桑折に僕は住んでいて、お母さんはベガルタン叔父さんの妹になります。今日は、中学二年生の夏休みの想い出を書き込もうと思っていました。しかし、そんな青春が如何にして「人生最大の屈辱2018」になってしまったかを、ノンフィクションでお伝えします。

この話は7月の海の日、家族で福島の桑折から仙台のお婆ちゃんの家から始まります。お婆ちゃんへのあいさつはソコソコにして、普段なら見向きもしないベガルタン叔父ちゃんのところへ・・・。

僕「おじちゃんご無沙汰・・」

叔父「おっ、またお婆ちゃんに金をせびりに来たな」

僕「違うって・・」

叔父「んっ?まさかお前、俺からせびるつもりか?」

僕「だから違うって・・」

叔父「じゃあなんだよ、俺は忙しいんだよ・・」

僕「エロ動画ダウンロードは何時でもできるでしょ?」

叔父「うるさいって・・だから何の用だよ?」

クソ親父、ハッキリ言って我が一族最大の汚点でもあるベガルタン叔父さん。そんな叔父さんに、今日はどうしても助けてもらいたいことがあるんだ。本当は、こんなクソ、いやいや、叔父さんなんかと話したくはないんだけど、こんな頼みを聞いてくれるのは、ベガルタン叔父しか居ないのが現実。それで勇気を振り絞って頼むことにしました。まさに、僕的には「清水の舞台から2018」って感じ。

 

僕「叔父ちゃん、実は・・」

叔父「金なら無いぞ」

僕「違うって、お金ならお婆ちゃんと、叔母ちゃんから貰ったから」

叔父「お前な、叔母ちゃんの財布と俺のお小遣いがリンクしてることぐらい、中2なら分かるだろうが?」

僕「実は、8/15の予定なんだけど・・」

叔父「えっ、8/15?えーと、確か湘南戦だったかな?ん、なんだお前、ユアスタへ行きたいのか?」

ハッキリ言ってベガルタには興味なしの僕ですが、8/15にユアスタで試合があることだけは事前にチェック済み。ここからが本番です。この時は、まさか地獄の口が空いていることなど知りませんでした。

僕「8/15、実は仙台でMNBのコンサートがあるんだ・・・」

叔父「へぇー、お前、よくチケット取れたな?」

僕「Mobile会員先行抽選でラッキーにも友達と取れてさー・・」

叔父「で、俺に何をしろと?」

僕「・・・・」

叔父「早くしろって!」

僕「友達とその日、僕はコンサートへ行くけど、親にも叔父ちゃんとベガルタの試合に行ってた事にして欲しいんだ」

叔父「んっ?親にウソついて行くのか?」

僕「全然理解無いんだよ、最後のチャンスなんだよサヤ姉に会えるの?仙台にだってめったに来ないのに、親には中間試験で「450点とったら行かせてやる」って言われてたんだけど・・」

叔父「頑張って、とったらいいじゃないか・・」

僕「人生で最高が328点なんだから、無理だって。僕、叔父ちゃんと血が繋がってるんだよ?」

叔父「なんだか、ムカつく・・」

中々、首を縦に振らない叔父ちゃん。その気持ちは分かります。だって、ウソの片棒を担ぐわけだから。それでも引き下がらない僕。必死の僕。

僕「頼むよ、叔父ちゃん」

叔父「ダメだ、ウソはお婆ちゃんが一番嫌いなの知ってるだろ?」

僕「来年のお年玉いらないから、お願い」

叔父「・・・・」

僕「一生のお願いだよ、頼むよ」

叔父「一生の?」

僕「そうだよ、一生のお願いだからさー」

そんな必死の願いに心動かされたのか、叔父ちゃんが・・・

叔父「そこまで言うなら、お年玉2年分カットで手を打ってやる」

僕「ホント?ありがとう叔父ちゃん、本当にありがとう!!」

叔父「まだだ・・一生に一度のお願いっならば、土下座するのが普通だぞ」

僕「えっ、土下座しなきゃダメなの??」

叔父「一生に一度のお願いと、土下座はセットだ。嫌ならいいよ、別に・・」

信じられません、お年玉2年分もカットしたのに、そんでもって中2の甥っ子に、このクソ親父は土下座を強要してくるのです。福島のお爺ちゃん、仙台には魔王が、自分が有利な立場を利用して弱所を徹底的にイジメる極悪パワハラ親父がいます。それはそれは恐ろしい魔王が・・・。


8/15は、僕にとって一生忘れられない日となりました。そして、海の日に、お婆ちゃんの家であった出来事も、僕にとっては忘れることはないでしょう。中2の甥っ子の弱みを握り、土下座を強要されたあの日を、僕は一生忘れません。最後に、MNBは最高でした。

2018年8月31日金曜日

雑感


ご無沙汰しております。

ベガルタンも長期の夏休みを申請したところ、あっさりとOKが出てグダグダなお盆を過ごしておりました。今までなら絶対に許可されない長期休暇がスンナリと通ったと言う事は、あと数年で「肩たたき⇒出向⇒早期退職」へのカウントダウンが始まったことは確実であります。時間の経過って残酷だね。

 書き込みたいことはいろいろあるんだけど、まずはお盆から行われた直近4試合の感想をチョットだけ・・・

柏戦0-2 まあ、苦しかったけど終わってみれば完勝
湘南戦4-1 関口の12Aで楽勝
G大阪戦2-1 先制されるも逆転、熟成の一端を見る
川崎戦0-1 スコアー以上に完敗

川崎との敗戦は予定通りというか何というか、全くメンタルへの影響はありません。一番印象に残ったのはガンバ戦ですかな。ガンバは苦渋の残留争いの最中で、監督交代も厳しい状況。絶対に「勝ち点3がマスト・・・」そんな中で先制されれば、誰しもが「キツイよなぁ~」が一感。そこからひっくり返したところに「チームの成長を感じる・・・」という考えは甘ちゃんでしょうか?

湘南戦に関しては「現在の地力通りだな・・・」という感じ。こうして書くと「凄い上から目線だ・・」みたいだけど、今季に限って言えば「湘南との格付けは終わった」と思っているので、スコアーも全く違和感なし。それでいても、カップ戦で敗退しちゃうところがフットボールの難しさ。ただし、この試合で「今期のベガルタはトップ10内の実力はあるな・・」を確信しました。

このような流れになったのは柏戦で勝ったから。名古屋・セレッソ・磐田と苦しく、やりようによっては「十二分に勝てたんじゃねぇ~の?」といった連戦を経験して、チームにも危機感がビンビン物語。これで柏に負けたら「ズルズル」と下降曲線を辿る確率は激高。だからこそ、この勝ちがターニングポイントだと思っています。西村のトドメの一撃、このゴールの意味合いは深い気がしますな。

西村の退団は痛いものの、移籍金0で国内他チームに行くよりはメッチャポジティブ。いいよ、いいよ、クラーク博士だって言ってるじゃない「大志を抱け・・」って。ぶっちゃけ、現状の西村がモスクワに行っても「即大活躍!!」とはなりますまい。それは本人も分かっていることで、そこにチャレンジするところに意義があるはず。そして、その意義は本人しかわからない。頑張れよ、西村。

川崎との差は思った以上に大きく、「このチームを倒すのは厄介だよ・・・」が本音。本来なら「5年くらいの計画で・・・」と時間をかけたいところですが、ダゾーンマネーの流入で「時間が経てばたつほど格差は広がる」という現実を前にしては、そんな流暢なことは言ってられません。

時間が経てば経つほど格差が広がるのであれば「可能なら4位以内くらいに入って賞金をカッパギたい・・・」が実情。「いいよいいよ、中位くらいをキープできれば・・・」という考えは、それこそ「座して死を待つ」と同じこと。我々の目標が将来的に「タイトル」である以上、ここ数年の趨勢が、それこそ「チーム百年の計」となって大きな影響を与えてくる。だからこそ、勝ち続けたい・・・心の底からそう思っています。

2018年8月7日火曜日

磐田戦

えー、打ちのめされましたな・・・結構、メンタルに効いてます。決して、目指していた試合内容ではないものの、先手先手でリードしてからの終了間際でノックアウトですから、そりゃあ立てなくもなるよ。負けたのはもちろんショックなんだけど、それ以前に内容が・・・あれですからな。 
 
苦手な真夏で猛暑のアウエー、怪我人も多く、チームコンディションも下げ下げ。そんな中で、先制し、追いつかれたものの引き離す展開ともなればこそ、誰だって「勝って欲しい・・」とは思うはず。それは選手たちも同じで、引き離した瞬間に「勝てる、勝ちたい、しんどい真夏のアウエーだから、このまま試合を終わられたい・・・」とも考えたはず。そんな心の隙間が、あの結果ですかな。 
 
ダンやマイクが特段悪いとは思えず、むしろ「これから上がってくるんだろうな・・・」とも思わせる動き。矢島が今季絶望となった以上、当面ボランチは富田と奧埜で回さざるを得ず、そうなった時のオプションが磐田でのアレ。ん~~、ん~~、といった試合内容であることは誰もが抱く感想でしょうが、現状では「あれが一杯一杯・・・」と思うことで納得は出来ないものの理解はできます。監督に同情する訳じゃないんだけど、やり繰り、大変なんでしょうな。 
 
そうは言うものの、負けられない、もしくは負けたくはない試合が「あんな感じ」になっちぁえば、誰だって面白くはなく、そんな輩がすることといえばネットへの逃避。匿名の世界では避難も批判も自由自在、そして魔女狩り、一生懸命で負け試合の犯人捜し。決して建設的とは思えませんが、それも「サポの性」なのでしょう。 
 
連戦でバテているのは他チームも一緒。となると、「これも実力なんだろうなぁ~」が実感。「何が悪い?」と考えるのではなく、「他チームより弱いのか?ひょっとしなくても・・・」と考えることによって、現在の状況を正確に見つめなおせるかもしれません。強くないんだ、多分、仙台は・・・。分かっていたけど、認めたくなかったけど、そうなんでしょうな。 
 
これらの元凶は、というか出発点は「野津田の離脱から・・」は定説。まっ、事実として大きな要因の一つのはず。チームとしても矢島を獲得して中盤に厚みを加えようとしたんだけど、残念ながら離脱しちゃうし・・・。冗談抜きに踏ん張りどころですが、この坂を超えさえすれば、今まで見たことのない景色が見れるはず。そう思って頑張るしかありませんな。 
 
もしも、本当にもしも、グダグダの内容で連敗が続いたら、総統閣下を復活させます

2018年8月3日金曜日

名古屋戦

何となくではあるけど「やりようによっては勝てたんじゃあ・・」と思わせる試合でしたな。別段「名古屋なんかに・・・」と言うつもりはなく、だけども「勝てたんじゃあ・・・」と思わせるところに、現状の仙台の病みが見えてきます。 
 
シーズンも折り返しともなれば、どのチーだって「仙台とは、こうこうこうやって・・・」的な戦術が確立されてきます。それは特別なものではなく「3バックのチームなら空いている両サイドを・・・」的な本当にスタンダードなもの。先制失点は正にコレ。ジョーがサイド深くでキープすると、そこからエンドライン付近でのワン・ツー。シンプルと言えばシンプルなんだけど、シンプルがゆえに厄介。 
 
2点目は最終ラインでの駆け引きでバチバチやっていた選手と、中盤でボールをキープしている選手との動きがシンクロ。ドン引きしてれば防げたかもしれませんが、負けている状況なら「チョットでもラインを上げたい・・」と思うのは人情というもの。結果的に失点しましたが、ベガルタン的には「これはこれでしょうがないかな・・・」と思っています。 
 
決して守備が固くはない今年の仙台にとって「毎試合無失点で・・・」を求めるのは酷。つまり、勝つためには「失点以上に得点することが肝要」であることは明白。名古屋戦では、これが出来なかっただけですな。惜しい場面もあったし、決して攻めてない訳じゃないんだけど、ゴールだけが足りませんでした。 
 
今年の仙台は「ある程度のスペース」があればソコソコ攻めれますが、しっかり守られちゃうと「はい、お手上げ・・」的な感じでしょうか。でもね、これは仙台だけの問題ではなく、どこだって「しっかりと引いて守られると・・・」みたいな展開となれば、どんなチームでも苦しむんだから、別段「仙台だけが悪い・・」という訳ではないと考えています。仙台は発展途上のチーム、だとするなら「多少の浮き沈みは我慢するしかないのでは・・・」がベガルタンの基本線です