2017年3月27日月曜日

チームも自分も頑張りどころです


えー、日々の仕事に追われているベガルタンですが、こんな苦しい状況も残り1週間・・・そう思えば我慢も出来るというものです。正直、川崎戦に行けないのは残念ですが、仕事と健康の両輪が揃ってこその「サポーター人生」です。
 
この天から与えられし宿命を全うする為、時にユアスタへ行けなくなろうとも、そのこと自体を神に咎められることはありません。永遠に続くサポーター人生においては、目の前の試合に参戦するか否かよりも、時に大切なことがあるのですから。

ここからの数試合は脂ギッシュの相手が連続。そんな訳なので巷では「連敗してもドンマイ!!」との声も聞こえてきます。ベガルタンもその考えには理解をしていますが、だからといって「連敗してもいい・・」とならないのが厳しいところ。
 
たとえ「それは無茶だろう・・」と言われても、あくまで目標は「トップ5」。なので、いくら「川崎・浦和・鹿島・広島」と続く対戦相手とはいえ、簡単に「4連敗でもok牧場」は「=トップ5は無理筋」と同意語になってしまいます。

だって、この4チーム以外にも鹿島、ガンバ、神戸等々、強豪チームは山の如し。その中で「めざせトップ5」に挑もうとしているチームが、「相手が相手だから4連敗もしょうがないかな・・・」と思っているようでは、戦う前から勝負が見えているような気もします。
 
これがね、「公的にはトップ5が目標だけど、ほら、ね?そこんところは察っしてよ・・・本音で言えば10位くらいが目標だって分かっているんでしょ?」というコンセンサスがあればいいんだけど、実際そうじゃないし・・・。だからこそ、ホーム川崎戦は大事になって来ます。

その意味では、小林の追加招集はナイス。さらに言えば、川崎は故障者が多数と言う情報も仙台サイドから見れば吉。他人の不幸を喜ぶようでは、それこそ人間性的には問題なのだが、川崎戦が「今年を占う大事な一戦」と考えるのであれば、ちょっとでも有利なポイントがあるのを願うのは「サポーターとしての性(さが)」でしょう。

中野や平山の離脱は痛いところですが、彼らが戻ってくれば「その分は丸々チーム力はプラスのはず」と考えることもできます。まあ、他のチームも同じことは言えますが。とにかく、全くと言っていいほど熟成してない新システムで3勝しているのは幸運ですし、減らない貯金程(勝ち点)ありがたいものはありません。むしろ「この貯金がある時に、強豪との連戦を戦えるのはラッキーじゃね?」と考えるくらいで丁度よいかと。

新システムで挑むボージョレィワインの仙台に対し、川崎・浦和・鹿島・広島は熟成が増しているヴィンテージワイン。圧倒的に戦術的な「深み」は劣るのでしょうが、さりとて「これから、どんな熟成をするんだろう・・」という楽しみが仙台にはあります。恐れるものはないし、負けて失うものなどありません。川崎には、ドーンとぶつかって欲しいですな。

2017年3月21日火曜日

今さらながら柏戦


えー今さらながら柏戦です。世間的には三連休だったのでしょうが、ベガルタンは三連出勤!!毎年のこととはいえ、ベガルタの試合に参戦できない事が一番しんどいですな。柏戦の結果を知ったのは深夜に帰宅してから。勝つことを信じていた訳ではなく「負けないで欲しいなぁ~」ぐらいのマッタリ感で願っていたら、終了間際に奧埜のゴールですか?もしもベガルタンが現場に居たら、間違いなく「おしっこ・ジャー」でしょうな。

ポゼッション率で言えば「5743」と劣勢。鍋監督の言うところの「実際にそういうかたちも多かったですし、押しこまれたと見るのか、我々が彼らを引き込んだと見るのか、それぞれだと思うのですが、私からするとしっかり引き込んで、出ていくシーンを作れたと思います」が事実かどうかは、どちらサイドからの視点か?が重要になって来ます。ただし、前半放ったシュート数が「たったの2本」という事を鑑みれば、苦しい感じだったのでしょう。

後半に入ると多少はオープンな展開になり、長短のパスがチャンスゾーンへ供給されるようになったような感じ。ただし、試合全体を見てないので、あくまでもダイジェストを見たのみの印象。
 
う~ん、こんなことならdaznに加入しとけば・・・後輩の「4月になったら新たなアマゾンスティックが販売されますよ・・」という甘言に惑わされ、加入を一カ月先送りした自分が馬鹿だったが、あと10日待てば発売される現在では我慢するしかない。後悔先に立たずとはこのことですな。

なんでも、ネットの情報では「daznの画質は良かった」派と、「全然ダメだった」派に分かれているようです。ネットに疎い自分的に、画質に関しては加入してからの「出たとこ勝負」。やれ「有線にして、あーだの」とか、「無線の場合は、こーだの」とか言われてもチンプンカンプン。取り敢えず、良かろうが悪かろうが全て受け入れる覚悟を決めてから加入するとします。

今後の日程は「川崎・浦和・鹿島」なので、コッテリ系の徳島ラーメン。だからこそ、出だしの4試合で「勝ち点9」はナイス。ぶっちゃけ、3連敗してもメンタル的にはok牧場。考えてみてよ「未勝利で強豪3連戦」と「3勝して強豪3連戦」の場合、現在の仙台では、どっちが良い試合すると思う?と問われたら、誰だって後者・・・って言うよね。

それにしても、柏には不思議と結果がついてきます。いずれも苦しい試合なんだけど、終わってみたら勝ってる・・・という感じですか。川崎戦が厳しいのは誰もが分かっているので、柏よりもボールを持たれることは織り込み済みのはず。最近はセットプレーからズドン!!がないので、個人的には「そろそろなんじゃあ・・」と思っています。

2017年3月17日金曜日

明日は柏戦ですな


えー、年度末の忙しさもピークを迎えつつあり、当然のように明日の柏戦は不参加&ライブでの観戦も不可という状況のベガルタンです。まあね、試合は選手たちとサポーター仲間に任せ、ベガルタンは仕事を頑張るしかありません。そんな状況でも後輩たちは、なんとか会社を抜け出して「こんな時の為のdaznですから・・」という事であります。ネットを上手く使う若者には、daznの評価が良い傾向はあるけど、時代ですかな。

とりあえず、リーグ戦の主力で柏戦には挑むんだろうけど、連勝した時のような期待感など微塵もなく、どちらかといえば「大丈夫かなぁ~」的な不安感の方が大きいような気も。もちろん「何が不安なんだ?」と問われても、「えーと、個別にどこが・・ということではなく、何となく全体的に・・」という感じ。

「今年いけるのか?」的な不安は元々あったので、多少の連敗は織り込み済みなんだけど、なにせ0-2と来て、次が0-6だったから、やっぱり心配にはなります。これがね、1-3とか3-6のように「負けはしたものの、攻める姿勢、気持ちは見れた・・・」だったら我慢も出来るんだけど、なにせ180分間ノーゴールですから。

正直、いくら「昨年までのベースがある・・」からのシステム変更とはいえ、簡単に熟成できるとは考えにくいのが現実。素人のベガルタンだって「クサビに入れつつ全体がスイッチオン、シャドウとサイドが連動しつつ3人目、4人目が機動的にスペースへパス&ゴー・・・」的な事をやろうとしているんじゃあ・・ぐらいは分かるけど、でもこれって、中々うまく連動できないよね。ただ、チームもサポも「ここが我慢のしどころ・・」と言う事も分かっているので、ゴールデンウイークまでは忍の一字です。

柏戦に関して言えば、特別苦手意識があるわけでもなく、試合内容もいつも同じで「こっちが我慢する時間は長いんだけど、我慢してれば何とかなりそう・・」的な感じでしょうか。特別圧倒して勝つ訳じゃないんだけど、終わってみればアウエーでも引き分けでは帰れる・・・。チーム力的には柏の方が上なんだろうけど、試合をやってみたら結構頑張れるし、最後は何気に鎌田がPKくれそう・・・そんなイメージだけど、ダメですか?

明日はレイソル戦、ビート・柏!!

2017年3月16日木曜日

東京戦


いやぁ~凄い試合でした。「多少、ショッパイ試合になるのは・・」との考えは甘く、実際の内容は一昨年亡くなった婆ちゃんが、塩の分量を間違って作った「殺人・脳卒中つけ物」並みに塩辛い試合でした。東京サポの後輩が参戦してたから、ゴールが決まったらラインで速報を貰うことにしてたんだけど、実際の文面は下記のような感じ・・・

何気に攻めてます
27分、阿部拓ゴーール!
なんか「攻める気あるんですか?」っていう感じ
圧倒してます
前半終了1-0
51分中島ゴーール!!
53阿部拓ゴーール!!
あれ?ひょっとしてサブちゃん?祭り?
75分ウタカゴーール!!
83分橋本ゴーール!!
後半、シュート打たれてないような・・
88分中島ゴーール!!
祭りだ、祭りだ、ワッショイ・ワッショイ!!
6-0でフルボッコ。試合終了です、リーダー。
お仕事お疲れ様です。

このような試合ともなれば「何が悪いのか?」を論じるのはナンセンス。おそらく、全部悪かったか・・・もしくは「圧倒的な実力差があった・・」のどちらかであることは明白です。だとしたら、週末に控える柏戦に向けてやるべきことは一つだけ、それは良質なメンタルトレーナーに指示してもらい、このフルボッコの試合を忘れ、柏戦に向けて「新たなパワー」を注入してもらう事だけです。

試合を見てないので「あーだの、こーだの」と言う事は出来ませんが、シュートは20本も打たれ、こちらから後半放ったシュート数は「たったの1本」ともなれば、北島じゃなくても「もう、何にも言えねぇーー!!」状態だったことは確実。いくらサブメンが中心とはいえ、このような試合内容がメンタルに堪えぬ訳はありません。

チームとはアメーバのような生き物。良い状態となれば、チームの和・勢いなどが増殖し、放っておいてもグッドサイクルの循環に入ります。しかし、サブメンバーとはいえ大敗し、その細胞の一片でも悪い状態ともなれば、増殖するどころか、その勢いは急激にしぼんでしまいます。昨日の試合はコテンパンにやられ、チームの勢いも・サポーターの「今年、行けるのか、おい!!」という期待感という細胞さえも、木っ端みじんに吹き飛んだのです。まさに、ローリング・ストーンズですな。

こうなった以上、柏戦はリバウンド・メンタリティーを試す上で最上な試合となりました。カップ戦だから、サブメンだから・・といった言い訳は、監督の目指す「歴史を作る・・ベスト4へ」という目標とは相反するものです。ただし、だからといって「柏戦に負けたら、監督更迭!!」の類は論外。3バックというシステム変更にチャレンジした以上、今年は良い意味で「修行の年」であることは明白。昨日の試合も、その修行の一環と想えば我慢も出来ます。

良くも悪くも、今年のベガルタは3バックへの進化・熟成という荒波へと航海しました。船は港を出、もう後戻りはできません。あとはただ、自らの経験値と知恵・知識という羅針盤をもとに、この航海を乗り越えねばなりません。「いやぁ~頑張ったんだけど、沈没しちゃったよ・・」という事などは絶対にあってはなりませんからな。

とにかく、次の試合までの合言葉は「レッツ・リバウンド・メンタリティー」であります。

2017年3月15日水曜日

東京戦ですな


どうせ仕事で見れないけど、今日はカップ戦で東京とですか。当然のようにメンバーの大幅な入れ替わりはあると思いますが、そうなった時に「選手層を含む」トータルなチーム力が試されます。ネットでの情報によれば「仙台は10人前後のシャッフルも」という話があったので、それはそれで楽しみ。じゃあ東京のメンバーは・・とネットで確認したら・・・

前田・永井・森重・中島・徳永・林・橋本・阿部拓・太田・ウタカ・・
えーと、このメンツ、本当にサブなんだよね?

前にも書いたけど、今年の東京の目標はタイトル。これだけ補強をした以上、仙台のように「なんとかトップ5を」では済みません。今年はリーグの改革元年、優勝チームしたら20億円とも言われる賞金が入ります。しかし、悲しいかなカップ戦の賞金は前年と同じ。となれば、タイトルを獲れる力があるチームなら「リーグ戦ファースト!!」と考えるのは必定。片や20億、片や1億、どっちにターゲットを絞るのかは明白です。

そのようなことが頭にあったので「東京もかなり、メンバーを変えてくるだろうから小さいながらも勝つチャンスはあるだろう・・」と考えていましたが、何なんですか、このメンバーは?メッチャ強そうじゃないですか・・。サブなのに豪華、サブなのにダブル得点王、サブなのに複数人の日本代表、これでは平山がチームを去る気持ちは何気に分かりますな。
 
だって、得点王を獲った翌年に得点王を獲って、そしたらまたもや得点王を獲るんだよ?俺が平山だったら「俺なんか要らないって、ひと思いに言ってくれぇーーー!!!」ってなるよ。

三田が新たな仙台のダイナモとなって来ていることに論は要りませんが、その三田さえも「出番」を求めて仙台へ来ました。東京と言うところは、仙台では考えられないくらい、レベルが高い猛者たちが切磋琢磨しているところのようですな。
 
そんな東京に対し、今日の仙台はどう戦うのか?21歳以下の若手を1人以上先発させるルールや、準々決勝進出を争うプレーオフの導入といった新たな試みもあるので、最初に負けが込んでも頑張れそうな雰囲気もチョットはでそう。

でもね、実質的に3バック初年度のチームが、しかもサブメンバー中心の試合で「連携がメッチャ抜群!!」となる可能性は激低のはず。おそらくは、中々パスが繋がらない「しょっぱい試合」となるでしょう。しかし、そのような試合の中から「希望の光」を見出すのが、サポーターとしての醍醐味といえ、その意味では楽しみな試合ではあります。想像してみてよ・・・

小島からのフィードが茂木へと渡り、そして匠がマークをかいくぐってパスを受け、ゴール前で駆け引きしている西村への絶妙なスルーパスを供給、その西村が振り向きざまにネットへズドン!!

こんなシーンが見れたら、ベガルタンは間違いなく、その場で「おしっこ・ジャー」であります。そんなシーンを期待しつつ、仕事をしながら速報でも確認するとしますか。

今日は東京戦、ビート・東京!!

2017年3月14日火曜日

ベガルタン、何系かを楽しむ


実はね、ベガルタンはdaznに加入しておりません。様々な問題に対してネガティブになっているのではなく、後輩から「今現在は視聴問題があるし、しばらくすれば試合放送以外のコンテンツも出来るだろうし、4月になればアマゾンのニュースティックも発売されるし・・・もうチョットだけ待ってもいいんじゃないですか?」との進言から。

どっちみち、3月は仕事がタイトでアウエーには行けないし、平日ナイターだって視聴できないし、代表戦があるから日程は空くし、ついでに言うなら4/1の川崎戦も行けないし・・。とにかく、急ぐ必要はないという考えで加入してないんだけど、やっぱさー、勝っても負けてもいいから、とりあえず試合は見たいじゃない。
 
後輩たちは、海外のサイトを使って何とか見ているようだけど、個人的には「それはjリーグを応援する姿勢に反する・・」と言う思いがあり、そう考えると「だったら加入しろって!!」ってなるんだけど、とりあえず今月は我慢してます。

神戸戦の観戦エリアは初のメイン指定南。「ここの人たちは、どんな応援スタイルなのかな・・」と思っていたら、なんと、ここの住民は声援系ではなく「念じ系」だという事がわかりました。隣近所を確認すると、結構な年チケ率。だから、新参者の集団ではないことがわかります。
 
ここはねー、凄いよ・・チャンスの時なんて一斉にタオルを握りしめ「お願いします・お願いします」とか「頑張れぇー頑張れぇー」みたいな感じで、念じ系のワードを小声でリフレイン。一歩間違うと、恐山のイタコさんです。

今まで観戦したどのエリアでも、「仙台・レッツゴー」のコールが掛かれば、声は出さずとも手拍子くらいはします。しかし、このエリアでは「仙台・レッツゴー」のテンポに合わせて「神・様、お願い!!神・様・お願い!!」と自分たちが言いたいフレーズにリメイク。
 
個人的に一番気に入ったのは「行け・行け、仙台!!」を小声でエンドレスに言うんだけど、それだったら「行けの部分をレッツゴーって言ってもいいんじゃないか・・・」と言う気も。とにかく、このエリアの人たちはチャンスでもピンチでも念じています。

こうやってみると、メッチャ消極的と捉えられそうだけど、この集団はロスタイムとなると一変、メッチャアグレッシブな集団へと変貌。試合的には0-2で負けが濃厚。すると、我先に帰り足。sバック中央付近では、試合が終わるまで帰省ラッシュが始まることは無いのですが、ここではロスタイムに入るや否や、一礼して「お先します・・」と笑顔で挨拶。そして彼らは、混雑する前のエントランスへ消えてゆくのです。

面白いよね、エリアが違うだけで応援スタイルが違って。去年までいたsバック中央付近は声は出さないけど拍子はする手拍子系。前回のメイン北エリアは何もしないで、チャンスの時に「おぉぉーー」と言うぐらいの無言系。そして南エリアでは「神様お願い」の念じ系。これから行くであろう他のエリアには、何系のサポがいるのでしょうか?何気に楽しみになってきたベガルタンです。

2017年3月13日月曜日

神戸戦で想ったこと


大変残念な結果でしたが、思ったほど無念感はありません。残念感よりも「システム変更、そして熟成への道のりは考えているよりも大変そう・・」という実感がヒシヒシ。何気に2連勝して「こりゃあ、いいわぁ~3バックって・・」と思っていたら、なんとビックリ、予想以上に引いて守備をされ、攻撃時には「マッタリ感、半端ねぇ~」の展開。攻めてる時なんか、1トップ2シャドーではなく完全に3トップ状態で、躍動感が微塵もありませんでした。監督のスキルも、チームとしての完成度も、現時点では神戸の方が上のようですな。

後半早々の2失点によってプランが変わったとは思いますが、先制されたら「なかなか勝てない症候群」は昨年から継続。現在の仙台は、マッタリ感が支配する試合内容よりも、攻めて守って・守って攻めて・・と言った感じのアクティブな試合展開の方が良さげ。このシステムって、相手が割り切ってスペースを消しにかかったら、後は個のスキルとアイデアの共有が鍵のようですが、今の仙台にそれを求めるのは酷かもね。

確かに、今はトライ&エラーの真っ最中。目の前の試合結果に一喜一憂しつつも「それよりも大事なこと、それに気付いてほしい・・・」という心情は理解しますが、試合結果に一喜一憂するのがサポーターの性というもの。ましてや3/11の試合だから「勝って、被災地を、大震災を多くの人たちの心に刻みたい・・」と思ってしまうのは人情。なので結果が0-2なのは残念無念以外の何物でもありません。

後半開始早々にトントンと決められちゃったけど、チームとして連動してやられたというよりも、個のスキルでグリグリやってきた結果に剝がされ、カバーが追い付かずに後手後手の展開からファインゴールを決められちゃった感じでしょうか。一連のゴールから「関やDFは何をやってるんだ!」という声も聞こえてきましたが、どのシュートもエリヤ外ギリギリからのナイスシュート。決して関が・・という感じではありますまい。ベガルタにもナイスシュートがあるように、相手チームにもナイスシュートがある・・違いますかな。

最近の選手交代は、後半の比較的早い時間帯で「リャン⇒西村・菅井⇒八」がスタンダード。これだけ見ても「チームは変わりつつある・・・」という事がわかるけど、問題なのはリャンや菅井が中々結果を出せない事です。リャンは攻撃的なシャドーで、菅井も一列上がって守備も攻撃も頑張るサイドなので、どちらも「ゴールやアシストと言う結果が欲しい」ポジションであることに論は要りません。

その両名が昨年からノーゴールというところに、チームとしても個人としても苦しいという現実が伺えます。攻撃的な選手なのに、ゴールと言う結果が出ない・・・。すると、厳しいサポーターからは当然のように「リャンはダメだ」とか「菅井は、もういい・・」といった、今までなら考えられないような意見が闊歩するようになり、「どうせ結果を出せないのであれば、若手を使うべきではないのか・・」といった正論気取りのコメントがネット上に溢れ出しました。

この件について、ベガルタンの考えは・・・

チームが正常に機能していれば、このまま結果を出さないとリャンや菅井の出番は遠からず減り、そして無くなるでしょう。しかし、それはリャンや菅井がダメダメなのではなく、ただ単に「それ以上に期待感がある選手がベガルタに登場したから・・」であって、決して悲しい出来事ではないはず。サイドやFWで出ている選手が年間ノーゴールでは、誰も納得しないし、それは本人だってそう。試合に出たければ、若手であれベテランであれ結果を出すしかない。

その意味で、リャンや菅井は結果を出してるか?それが、この件の本質のような気も。別にゴールが無くてもアシストが減っても、リャンや菅井は仙台の柱石。しかし、それで周りが納得するかは別問題だし、それで出番が減って本人が納得するかも別問題。柳沢だって平瀬だって野沢だって、鹿島が嫌いになってチームを去った訳ではく、その動機は「試合に出たい・・」という純粋な気持ちからのはず。それを周りから見れば「すごいよ鹿島の新陳代謝のサイクルは・・」となるけど、ひょっとしたら、仙台にも「このサイクルが来るかも・・」と思うのは考えすぎでしょうか?

神戸戦で、リャンや菅井が早々に後退した時、ベガルタンはこんなことを考えていました。

2017年3月8日水曜日

ベガルタン、6年ぶりに震災を書き込む


ベガルタンは震災から3年が経った時から「今後は二度と震災の事は振り返らない・・」と誓いました。もちろん、今現在でもご不幸な生活をされている方が居る事は知っていますが、過去を振り返るよりも、そのパワーを未来に使いたいと考えたからです。しかしながら今年は3/11に試合が行われ、その相手が神戸となれば、多少ノスタルジックになるのはしょうがありません。

ベガルタン自身も震災で仲間や知人を失いましたが、その時綴った書き込みを、仲間たちからの要望で今年自費出版することになりました。彼ら曰く「震災を、そして仲間を忘れたくないから・・・」とのことです。今日は、その当時の書き込みを6年ぶりにアップさせていただきます。

その時書き込んだ中身を精査し、書き加え、そして登場人物などのプライバシーを考慮するために多少脚色し、仲間に配る分だけ作るんだけど、このブログを長年読んでくれてる人で興味があれば、お譲りいたします。お代は千円なんだけど直接貰う事はありません。ユアスタの募金箱に、お気持ちだけ入れてくだされば結構です。

とりあえず、登場人物としてはベガルタン、後輩の信行、その妻の美香さんで、そのとっかかりを再びアップしたいと思います。この記事を書いたのは3/18。あれから、もう6年も経つのかぁ~。
 
津波に飲み込まれた一枚のチケット

昨日の夜、天国へと旅立った仲間のカミさんから連絡が入った。
仲間のカミさん「先ほど知人から連絡が入って、うちの人の車が発見されたそうなんです。お忙しい最中に、こんな事をお願いするのは気が引けるのですが、明日、一緒に発見された車の場所へ行っていただけませんか?

自分「あ、そうなんですか、あいつの車が・・・。分かりました、支店長の許可を貰って、一緒に行けるようにします。なぁ~に、支店長には「アイツの車に、大切な仕事の書類が残っているかもしれないので・・」とでも言えば問題ないでしょう」
仲間のカミさん「本当に申し訳ありません。一人では、怖くって・・」

自分の車に仲間のカミさんを乗せ、車が発見された場所に到着。一応、発見してくれた知人からは簡単な略図を書いてもらったのだが、津浪に流されて屍となっている車の数は尋常じゃあなく、結局1時間程かけて仲間の車をようやく見つける事が出来ました。

自分「で、何か、探し物でもあったのですか?」
仲間のカミさん「はい、この車には大切な物が絶対に残されているんです。それを彼に渡さないと、あの世から彼に叱られてしまいます・・」

仲間のカミさんは、その大切な物のありかを事前に知っていたらしく、ダッシュボードを明けると簡単に目的のものを見つけ出した。

仲間のカミさん「あった、あった、やっぱりあった!!これこれ、これがないと、入れないもんね・・。あとは、そうそう、これもあった。やっぱり几帳面だわ、うちの人は・・」
自分「何なんですか?探し物って?・・・」

すると、仲間のカミさんは、クリアーファイルの中に保管されていたチケットとドライブの行程表が記してある簡単なメモ紙を私に見せてくれた。そのチケットとは、私と一緒に行くことになっていた柏戦の物で、行程表は私のリクエストである「柏へ行ったら、試合前に美味しいトンカツを食べて気合をいれ、試合後はスーパー銭湯にでも行って汗と疲れを流してから仙台へ帰りたい」という我侭をカバーすべく、アイツなりにネットで調べた店舗が記入してあった・・・・。

お昼頃に柏へ着いたら、千葉県柏市明原の「とんかつ 塩梅(あんばい)」で昼食。
試合後は、柏天然温泉 白金の湯でリラックス

「アイツ、真面目なフリして仕事もしないでこんな事を調べていたんだな」そんな事を思いながら感傷に浸っていると・・・仲間のカミさんが話しかけてきた。

仲間のカミさん「このチケットは、払い戻しの為に探していた訳ではないんです。うちの人は柏戦へ行くことを楽しみにしていたので、絶対に、あの世へ行っても日立台のスタジアムに入ろうとすると思うんですよ。だから、まだ、火葬になるか土葬になるのか分からないんですけど、あの人に・・・このチケットを渡しておかないと・・。チケットが無いと、スタジアムへは入れないじゃないですか?「お前、なんで、ポケットへ入れといてくれないんだ!」って、あの世から叱られちゃうので・・・」

仲間のカミさんが、なんとか搾り出した言葉を聴いた瞬間、私は涙が出るのを我慢する事が出来ませんでした。私の前には、ヘタな恋愛ドラマなんて足元にも及ばないくらいの愛情で結ばれていた強い女性が居たのです。生前、アイツは酔っ払うと「うちの嫁さんは日本一です」ってウザイくらい俺たちに言っていたけど、その意味がようやく分かりました。残念だけど、死んでから分かりました。

 「美香さんは、お前にはもったいないくらいの素晴らしい女性だったよ。せっかく、美香さんがお前の為にチケットを探し出したんだから、お前さー、あの世へ行ったら忘れんなよ。試合は延期になったから、日時とかは美香さんから聞いておくんだぞ」そんな独り言を心の中で呟いていたら、ついに感情の波に耐え切れず美香さんは号泣。それを見た私も号泣。俺にも、こんなに涙が流せるんだ・・。

伸行、お前の嫁さんは、本当に日本一だったんだな。そして、一緒に行こうな、柏へ。

2017年3月7日火曜日

VEGALEAKS 3 (ベガリークス) 2年振りに始動!!

楽天時代からの読者ならご存知であろうが、仙台市泉区の、とある古ぼけたビルの4階に、VEGALEAKS(ベガリークス)の前線基地がある。もちろん、VEGALEAKS(ベガリークス)とはWIKILEAKS(ウィキリークス)のサッカー版であり、この前線基地には、日本サッカー協会やJリーグの運営などに疑問や不満を持つ多くの同志から、日々、内部告白が送られてくる。

VEGALEAKS(ベガリークス)の代表はベガリーノ・アサンジ、現在は北欧の国の保護下に置かれながらエクアドルへ亡命を申請しており、実質的なVEGALEAKS(ベガリークス)の運営はベガルタンが行なっている。通常、内部告発と言っても、その殆どが個人的思惟などを過剰に反応した人からの出まかせメールが多数である。しかし、そんなVEGALEAKS(ベガリークス)に衝撃的な内部告発文が盗聴テープと共に送られてきたのです・・・。

 日本サッカー協会 会長 田嶋 よし、そろそろ始めよう・・

j常務理事 中西 それでは、夏春シーズン移行についての会議を行います。なお、この会議での内容に関しては口外無用、内密ですのでよろしくお願いします。

J理事長 村井 今日の議題は、これまでさんざん話し合ってきたシーズン移行についてです。これから話す内容は、これまでメリット・デメリット、すべてを考慮した中で闊達な意見交換をしてきましたが、そろそろ結論を出さねばなりません。そして、その一切の責任は我々理事が背負うしかありません。我々の責任で、jを改革していきましょう。

J副理事長 原 今年は改革元年。dazn資金によりチームの補強も活性化されたのは非常にいいことなんですが、まだ物足らない印象があります。なぜ、資金的な後押しがあるのに補強が活性化しないか・・問題はここなんです。

j常務理事 中西 結論から言います。我々は19年度から夏春制へと移行することを決断したいと思います。

一同 おおぉーーーー

 一般的に同案にはメリット、デメリットがある。利点のひとつは、欧州とシーズンが重なり、国内の選手が移籍しやすくなる点だ。一方で、降雪地域のクラブからは反対意見がある。東北地方などでは3月でも雪が降り、ピッチの整備や練習場の確保などの問題が浮上する。
  屋根付きのJ1規格のスタジアムに改修するには約65億円かかるとの試算もあり、雪の影響を受けないドーム型競技場を新設するとなれば膨大な費用が必要。それでも、ある協会幹部は「どこかでスパッとやらないといけない」と話している。

理事A 財源の裏付けはあるんですか?降雪チームに「金は何とか考えるから賛同してくれ・・」と言っても、確証が無いのでは賛同するはずありません・・

理事B dazn資金だって無限にあるわけじゃないし、その原資の大部分を降雪チームに振り分けるのでしょうか・・・

理事C いやいや、その議論はこれまでもしてきました。ではなぜ、今なのか?具体的に説明してください。

確かに、これまでもさんざんメリットデメリットの議論はしてきた。そこにdazn資金というファクターが加わったとしても、デメリットが完全にぬぐえた訳ではなく、今までのように議論は平行線を辿るかに見えただが・・・

j常務理事 中西 まず、皆さんが気になっている原資についてですが、当然、降雪地域に対する特別予算は組みます。しかし、j1・j2・j3と格差をつけます。j1で200億、j260億、j330億。

一同 おぉーー凄い格差だ。

d理事 ちょっと待ってください、これでは札幌・新潟などには一律200億円を分配するんですか?

J副理事長 原 はいそうです。ただし、j1だったらね・・。

一同 えっ????

j常務理事 中西 確かに、降雪チームが全てj1なら、財務的には大変でしょうが、もしも、降雪チームにj1が居なければ・・・

理事A いやいや、札幌も新潟も現実的にj1じゃないですか?

J副理事長 原 このような事を見越して、今年札幌には飴を与え、新潟には連続して15位という順位にし、いつ降格してもおかしくはない状況にしてあります・・・

一同 えっ?ということって、札幌の昇格は・・・

j常務理事 中西 何も、何も聞かないでください・・すべては我々の胸の中で・・・

J理事長 村井 降雪地域のチームも我々の仲間ですが、改革には痛みが伴うのも事実。泣いて馬謖を斬る・・・ではありませんが、シーズン移行に向かって粛々と進みたいと思います・・・。

信じる、信じないは個人の勝手です。しかし、VEGALEAKS(ベガリークス)は不正を許しません。VEGALEAKS(ベガリークス)では、皆様方からの内部告発文を常に募集しております。不正に我慢できない時は、我々へメールをください。VEGALEAKS(ベガリークス)が悪を断罪します!!

2017年3月6日月曜日

磐田戦


いやぁ~勝っていいですな。何がいいかと言えば「勝ち点は減らない・・」というところが最高です。開幕からの連勝スタートとはいえ、多くのベガサポからすれば「まだまだ油断は出来ん、まずはポイント40、ここをクリアーしてからのトップ5だ・・」が本音。伊達に三期連続で残留争いをクリアーしてませんからな。

試合内容を天気予報に例えれば、こんな感じ・・

今日の天気ですが「早朝は晴れ間も見えますが、だんだんと雲が多くなり、所によっては小雨がふるかもしれません。しかし、午後からは晴れ間が多くなり、夕方には快晴となるでしょう・・」

前半、明らかにペースが磐田寄りになり「コーナー去って、またコーナー」という展開の時、我慢が出来なければ負けたはずです。しかし、幸いにも我慢できた・・・もちろん、相手のミスにも助けられたのでしょうが、結果として0なんですからok牧場です。

決して強者のチームではない仙台にとって、良いシーズンをおくる為にはスタートダッシュはマストアイテム。こんなことを書けば「たった2試合で、そこまでいうか・・」となるんだろうけど、「その僅かな勝ち点に苦しんできた・・」という実感がある仙台にとって、連勝は何よりの妙薬で元気玉。この妙薬のパワーを清原が知っていれば、バイヤーから白い粉など買うはずはなかったのに・・・と考えるのは浅はかでしょうか。

データを見ると、ポゼッションは何気に良さげ。そして後半だけに絞れば「攻めてるんだけどなぁ~」的な印象。互いに枠内シュート数は12本だったようで、その意味では貧打線ですが、こっちサイドからすれば「中村と川又さえ抑えれば・・」みたいな臭いがプンプン。それらのケアが出来ている状況では、「後はゴールだけなんだけどなぁ~」と思っていたベガルタンです。

昨年だったら、中々ゴールが奪えない状況が長く続くと、焦れて焦れて、試合終了間際に「はい、やられちゃいました・・」的な場合が本当に多かった気がします。正直、この時は「引き分けでも・・」と思っていたし、「最低でも1ポイントだよな、アウエーだし・・」と自分を納得させてました。そんな時に、奧埜のゴールが決まって、おしっこ・ジャーのベガルタンです。

何が良かったか?なんてことを素人が判断するのは無理と言うもの。「新システムが機能し、熟成、そして完成形に近づいている・・・」とは思えず、まだまだ課題満載なのは何気に分かります。ただ、その状況でポイント6を獲れたことが何よりも嬉しい今日この頃であります。

この連勝で、3/11のホームゲームが楽しみになって来ました。怪我人は常に入れ替わりがあり、その意味では「平山⇒金久保・クリちゃん」も想定内。自分たちは純粋に試合を楽しめばいい・・・その為には2連敗よりも2連勝の方が吉。仮に負けたとしても、21敗だから過度なハレーションは無いだろうし、とりあえず「ありのぅ~ままのぉ~」が聞けるからOKの雰囲気も出そう。とにかく、連勝したことで楽しめる雰囲気はありそうなんで、それが何より、何よりのベガルタンです。

2017年3月3日金曜日

明日は磐田戦ですな


開幕戦の勝利によって、いい感じで1週間を過ごすことが出来ましたが、明日は早いもので磐田戦。願わくば「贅沢は言いません、あと、あと一週間だけ、この心地良さを我らに・・・」という感じでしょうか。

磐田には昨年2敗。これといって「ボコボコにされちゃったよ・・」という訳ではないんだけど、終わってみれば負けちゃってましたな。入れ替え戦以降、特段に相性が良い訳ではなし。本来ならば「入れ替え戦の恨みは絶対に忘れないからな!!」的な燃える要素を利用したいなだけど、それも過去の話・・そうなるとイマイチ燃えにくいんだよね、磐田って。

中村の加入によって、チームにもサポーターにも化学変化が起きたことは容易に想像できます。もしも、もしもだよ、仙台に中村が来たら、地元メディアは連日報道し、練習場も中村のサイン欲しさでワッショイ・ワッショイ、そーれ・そーれ、それ、お祭りだぁー状態となるのは確実。こうなると、チームを取り巻く熱いオーラは選手に伝染し、結果的にチームのポテンシャルが上がります。これっていいよね。

ぶちゃけ、磐田との力関係は互角だと思っています。そうなれば、向こうはホーム開幕戦の分だけ有利と考えるのが妥当。そんでもってチケットは完売。きっと「俺たちの俊輔を応援しなければ・・・」的にメラメラと燃えているサポーターでスタンドは埋まるんでしょう。例年、仙台との対戦でチケットが完売することは無かったはず、それらを踏まえれば「ホーム開幕戦×初中村=チケット完売」という公式ができますな。

どんな感じなのかを知りたくて掲示板をチェックすると、何気に太田が叩かれている展開にサプライズ。決して器用な選手じゃない事ぐらい、磐田サポが知らないはずなどないと思うのだが、よっぽど開幕戦の出来が悪かったのでしょうな。しかし、これだけは言えます、太田とのサウナで偶然出会った時、「俺、男だけど、太田の子供なら生んでもいい・・・」と思ってしまうくらい、太田はパキバキの肉体美です。まあ、だからどう・・ということもありません。

スポーツ紙によれば「平山相太は練習試合で左足首を痛めたので代わりに、MF野沢がベンチ入りする」とのこと。俺さー、開幕戦で野沢がベンチ入りしてなかったから「怪我でもしてたっけ・・」と勝手に思っていたんだけど、ひょっとしたら、実力でベンチ外だったの?それだったら、何気にチームの進化が見られてうれしいような気も。いずれ来るんでしょうな、リャンや菅井などがベンチ外の日が。

もしかしたら、残留を争うかもしれない相手とアウエーで戦う場合、「相手に3ポイントを与えない・・」がファーストミッションです。勝ちたいのは当然ですが、昨年度のような敗戦数では目標の「トップ5」など夢のまた夢。元々、3バックにしたのは「堅守を復活させたいがため・・」であるのなら、アウエーでポイント1は悪くない結果・・・違いますかな。

明日はジュビロ戦、ビート・磐田!!

2017年3月2日木曜日

daznに思う


巷では、daznについて辛辣な意見が闊歩しています。今現在、dazn支持派はマイノリティーで、けっこう肩身が狭い印象。まあね、画質やネットアクセスについて云々あるのはしょうがないにしても、契約をしたのに配信がフリーズしたり、そもそも技術的な問題で映像が見れなかった・・・となれば、怒る気持ちは十分にわかります。

ベガルタンの後輩たちは、速攻でdaznへ加入してスマホやタブレットでガンガン観戦しており、何気に好評を得ているようです。彼ら曰く「だって、家に帰れないと見れなかったベガルタの試合が、安価で何処でも見れるんですよ?買いじゃないですか・・」とのこと。テレビで観戦する・・という傾斜が大きいベガルタンからすれば「いやいや、サッカーの試合は大画面のクリアーな画質で・・」なんだけど、これも時代の流れですかな。

スカパーからdaznに移行した最大の要因が「金」であることは明白。方や50億円、方や200億円で10年契約とくれば、多少の問題が出ることを覚悟してもdazn以外の選択肢はありません。リーグはその原資を使って「オペレーション・オブ・ニンジン(ニンジン作戦)」を誘導。「優勝したら20億円以上あげるから頑張ってね」というニンジンが目の前にぶら下げられ、その力があると自負しているチームならば、誰だって取りに行くよね、ニンジンを。

実際、鹿島や東京や神戸などは「多少、単年度赤字になるというリスクはあっても、タイトルを取りに行く・・」というスタンスのようですな。東京なんて、前田、大久保、ウタカの得点王トライアングルを形成し、そこに太田を戻し、名古屋から永井を獲得し、高萩も獲得し、それからあの選手、この選手も獲得し、ワッショイ・ワッショイ!!状態。良かったな平山、仙台にきて・・。

アサヒビールの中興の祖で、ドライで業界トップのシェアを獲得した樋口元社長は、ドライビールを大量生産する為に5000億円の投資を画策。しかしながら、取締役や銀行サイドからは大反対!!曰く「金額があまりにもデカすぎる・・」とのこと。その時樋口氏は、こう言って反対する面々を説き伏せました。

「商品はストックできるが、チャンス(ドライビールを大量に生産しての拡大政策)はストックできない。このチャンスを逃したら、もう二度と同じような状況は訪れないのに、どうして躊躇するのか・・」

東京のフロントは、このチャンスにトライする気ですな。

仙台の場合は、チームのスキルも資金面でも「トライしたいけど、ダメだった時は自爆だから・・」というリスクを冒すことはしませんでした。まあ、正解でしょうな。どう考えても、優勝のチャンスが有るチームは限られており、そこに仙台が入っているとは思えません。もちろん絶対はないんだけど、無理をしてダメだった時の反動に、仙台というチームが耐えられるとは思えませんからな。

逆に言うと、鹿島や東京や神戸など、それなりの補強をしたチームは絶対に優勝争いをし、最低でも3位以内は確保しなければだめです。「トライしたんだけど、ダメでした・・」なんてことは、プロの世界では許されませんから。これはね、凄いよ、プレッシャーが。

Dazn資金は、ある意味「黒船」です。その影響で、淘汰されるチームは当然あるでしょう。金持ちはより金持ちに、貧乏はより貧乏に・・。その時仙台がどうなっているのかは分かりませんが、せめて「中流家庭はキープして欲しい・・・」と心から願うベガルタンです。

2017年3月1日水曜日

ベガルタン、よだれを流す


いやぁ~凄いですな、お金持ちさんチームは・・。スポーツ紙によれば「C大阪・水沼 ハムストリング筋損傷で全治4週間 代役は清武」とか・・。代役の方がスキルも年俸も大幅アップってどういうことなの?こう展開を見せられれば「強力な資金力を持つ親会社があるっていいよな・・」と、思いたくもないのに思ってしまいます。代役で代表選手が出る・・これは断じて「代役」ではありません。代役ってさー「中野⇒永戸」くらいで丁度いいんじゃないの?

そんなことを思っていたら、来ましたよ・・「元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(31)=トルコ1部、ガラタサライ=がJ1神戸と正式契約に至ったと、トルコの「アクサム」(電子版)が報じた。同紙は「契約合意し、チームメートに別れを告げた」と急転契約に至ったとしている」すんごいのが・・。

実はね、前節に得点王のレアンドロが怪我をしたって言うから、神戸の後輩に「残念だったなレアンドロは。でも、レアンドロ一人居なくなったからってジタバタするチームじゃないんだろうから、互いに頑張るしかないだろう・・」ってメールしたのよ。そしたら・・

「ありがとうございます。でも、結構ジタバタしそうなんです。なにせ、中心中の中心ですから・・なんて思っていたら、トルコからポドルスキが来ることになったんで、ひょっとしたら仙台戦には間に合うかもしれません。負けませんよ」みたいな返信が。

ああー、悔しい・・って言うか、心配して損したぁーー。いくらなんでも「得点王が抜けたら厳しかろう・・」って思い、「こんな時は良い先輩アピールでもするか・・・」と思った自分が甘かった・・。正直、ポドルスキのスキルなんて分からないけど、ダメダメな選手に億単位の移籍金(一説では彼一人の移籍金で仙台の人件費の総額という噂も・・)なんてありえないから、きっと凄いんでしょうな。

それにしても、神戸の対応の早さは天晴れ。金があるだけでは、こうはいかないよね。きっと事前にリクルートしてて、チャンスがあれば「絶対に見逃しませんから!!」みたいな体制になってたんでしょう。仙台が同じような状況になった場合、例えば三田やリャンが6カ月の怪我したら、きっと「春が来るまでじっと待つ、雪が解けたら春になるから・・」的な感じになる事は確実です。

いまさら金が無い事を嘆いてもしょうがないので、中野の怪我によって回ってきたチャンスを永戸が生かした・・・くらいじゃ仙台の場合は物足りません。チャンスを生かす・・ではなく「チャンスを生かして大化けし、菅井やリャンの出番を無くしちゃったよ・・・」ぐらいじゃないとダメですな。菅井やリャンは仙台の柱石です。しかし、そんな選手を凌駕する選手が出てこないと、我々にもチームにも未来が無い事ぐらいは分かっているつもりですから。

金があれば、ウタカやポドルスキや清武などを獲得すればいい。しかし、仙台には金が無い。このジレンマを解消する術は多くなく、どう考えても2つだけ。

新たなビックスポンサーを獲得する
結果を出して賞金を得つつ、活躍した選手を売却する

これ以外にも「若手を育成して・・」という方策もありますが、この場合、結果が得られるまで1020年単位の時間軸と費用が必要となります。34年で結果が得られるなら、どのチームでもやるはず・・。しかしやらない、って言うか、出来ないのは「尋常じゃない時間が掛かり、尚且つ、必ずしも結果が得られない・・」というリスクがあるからです。

とりあえず仙台は、若手の育成を地道にやりつつ、レンタル選手を上手く活用して凌ぐしかありません。その意味で三田や石原のレンタル獲得は、金が無いチームの王道のやり方。現状では、これしかありませんな。他チームの移籍情報を、ヨダレを流しながら見守っているベガルタンでした。