2017年2月20日月曜日

災い転じて福となす・・に期待する


後輩からのメールに気づいたのは、映画「相棒」を観終わってから。

「中野が怪我、開幕絶望です」とのこと。
もしもこのメールが、残留争いが佳境の時だったら「おいおい、何してくれんねん!!謝れや!誠意見せろや!」って言いながら、乳首ドリルをかますんだけど、不幸中の幸いで開幕前なのでジタバタする必要などありませんな。

確かに痛い、痛いよ。メディアなどから漏れてくる評価では「うなぎ登り」だったから、見たこともないくせに「あいつなら、やってくれるはず・・」って勝手に思ってたし、石原同様、3バックというシステムに対する免疫があるのも「吉」と思ってたから。

でもね、毎シーズン戦ってきて「そう言えば、今年は一人も怪我人が居なかったよな・・・」という事など皆無だったことを鑑みれば、「怪我の状況にもよるけど、この時期だったのは不幸中の幸いだよ・・・」とも言えますな。

開幕直前は、どの選手だってモチベーションは高く、23試合くらいならスキルの差を気持ちで補う事は可能。なので、ベガルタン的には「きっと、スタメンを争っていた奴らは、ギンギラギンにさりげなく・・・だな」と考え、どちらかというと「他の選手のやる気が出て、結果としてチームの厚みが加わるかも・・」とさえ思っています。

マッチって歳をとってもマッチだから凄いですな。ベガルタンだって昔はマッチだったんだけど、今では出川ですから・・・

中野のライバルが誰かなんて分からないけど、ベガルタンが仮にライバルなら「中野、大丈夫か?悔しいだろうが、焦らず、怪我を治せ」と表面上は言いながらも、心の中では「ラッキー!!(^O^)(^O^)/チャンス到来!俺の時代きたぁーー(≧▽≦)(≧▽≦)」と思うのは確実。そこで結果を出せば、俺がエースに・・ぐらいの気持ちが無い奴ければプロとして通用するとは思えません。

リャンでさえ、インタビューで「結果を出さなければ、問答無用で外される・・」と危機感をあらわにしていましたが、リャンでさえ安泰ではないチーム状況になった事は「ある意味チームの成長」と言えると思っています。誰が何と言おうとも、リャンはチームの柱石です。その彼でさえ、結果を出さねば外される・・とマジに思っている事がベガルタン的には「いい感じ・・」であります。

選手層が決して厚くはない仙台にとって、怪我人はネガティブワード。しかし、チームの新陳代謝へのショートカットは「ベテランが怪我⇒若手の台頭」がメインルート。今回の場合は中野という「出場機会にギラギラ」している若手の怪我という事ですが、左サイドだって激戦区のはず。

ルーキーだって佐々木や茂木だって、内心では「このチャンスは俺の物!!」ぐらいは思っていないと、この世界では生きてゆけません。金久保の出遅れだって、他の選手にはチャンス。そんな生存競争が厳しければ厳しいほど、チーム力に厚みがつくのであれば、ある意味、離脱者が出たとしても「怪我の功名」になるかもしれません。いや、変わりにチャンスをつかんだ奴は、絶対に生かさねばならないのです。

競馬の武豊はインタビューで「プロであるのなら、一度のミスさえ許されるものではありません。なぜなら、ミスを犯した者には二度とチャンスは来ないからです・・・」と答えていました。ベガルタン的には、中野の離脱は痛いものの「誰がこのチャンスを掴むんだろうか・・・」という方に興味があります。このチャンス、生かして欲しいですな。

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