2016年11月15日火曜日

ベガルタン、鍋監督に提言する


いやぁ~、凄かったですな、ベガサポの「ウイルソン愛」。そして驚きましたな、トランプ大統領。世界は、どうなっちゃうんでしょうか。

佳境になっていくj2を尻目に、ベガサポであるベガルタンは超ダルダルモードに突入。後輩から「名古屋のチーム状況もサポのメンタルも大変のようです」と言われても「へぇ~そうなんだ・・・」と知らん顔。マリノスサポの知人からは「まさか、うちもストーブリーグの火薬庫になるなんて・・・」と愚痴られても「ドンマイドンマイだよ」と馬耳東風。ハッキリ言って他人事です。

リーグ戦が終わってから、ベガルタンがベガサポとして行動したのは二つだけ。
1.イオン利府で財前のイベントに参加(偶然)
2.富谷でのスイーツ祭りで前園と直樹のトークショウを観戦(偶然)
練習見学へ行くのでもなし、ブログの書き込みを頑張るでもなし、まさにダルダル。だらけきったサポの代表格になってしまいました。

いかん、いかん、こんなことではサッカーIQがダダ下がりになってしまう。こんな時は佳境になってるj2の試合を観戦し、その燃え上がるパッション(情熱)を分けてもらおう・・と考えて札幌vs千葉をチェックするも、あえなく前半30分付近で天国へと旅立ち、気づいたら札幌が勝っていました。ベガルタに関係ないj2の試合を見るのは、拷問ですな。

「だったら、松本の試合を見たらどうですか?ダニエルの成長も確認できるし・・」と後輩から享受され、「おぉーそう言う手があったか」と納得。ネットでも『ダニエルのレンタルバックはマスト』とか『六反か関の頑張りを認めつつも、シュミットを育てるべきでは・・』みたいな意見が闊歩しているのは知っていたから、それらを踏まえて後日、オンデマンドで町田vs松本を観戦したんだけど、町田が20とリードした辺りで天国へ。意外と厳しいですな、90分は。

現状ではウイルソンの退団以外の情報は無し。これと当然ながら、シーズン末期にベンチ外が連発していた選手も退団するのでしょう。そう考えれば、数名の名前なんて簡単に出てきますが、あえてそのような予断を持たずに来季の事を考えると・・・
1.  fwの、と言うかウイルソンの穴うめはマスト
2.  CBSBの層を何とかしないとヤバイ・・は総論賛成
3.  比較的潤沢なMfの層と質、この偏りの整理整頓は必須

まず、今季フルで頑張ってくれた平岡と三田の動向を確認してからでないと、来期のビジョンを描くことは不可能。それと、年々怪我によって明らかに稼働日数が減ってきたベテランと、中堅・若手のバランス構成の再考は不可欠。リャン、菅井や石川などは悔しいけど経年劣化の初期症状場が顕著になってきているので、最低限のリスクヘッジはマスト。バランスだけを見れば「2025才くらいの選手が、中堅・ベテランからスタメンを奪ってくれれば・・・」という感じですかな。

スポルタンを見れば、鍋監督は来期に向かってヤル気満々。最終戦の挨拶でも「チャンピオンになる為には、今、アクションを起こさないと・・・と思い今季を戦ってきた・・」と、超野心的な一面を隠さずにアピール。これを穿った見方をすれば「成績は不満でしょうけど、来期に向けての成長戦略ためだから、ねっ?我慢してね・・」というメッセージ性も感じられます。

「成長戦略」と「結果」。どちらも大切なはずです。しかし「結果」にコミット出来ない状況で「新たなチャレンジ」に軸足を移すと、我々サポが求めている「結果」に対する責任が、あやふやとなってしまいます。ベガルタンは、これが嫌なんです。たとえばね、こんな感じだったら絶対に違うんだけど・・・

「トップ5という目標がクリヤーできない中、チームは自分に対して契約延長のオファーをしてくれました。尽きましては、そのオファーを受けさせていただく条件として、減俸と、来季の目標が達成できなくなった時点で退任させていただくことを、この場を借りて公表させていただきます。監督となってから4年目、自分もチームも、そしてサポーターの皆様も、求めているのは結果です。もう退路はありません。不退転の決意で来季頑張ります」

これ、この決意さえ表明してくれれば、内容や文面はどうでもいいのよ。とにかく、背水の陣ですから!的な気持ちをアピールしてくれれば、応援にも身が入るはずです。どっちにせよ、来期も15位くらいだったら退団は濃厚。だとしたら、退路を断つ気構えをしたって、自らの立場が極めて不利になることは無いはず。ないでしょ?ギリギリ残留で5年目なんて?

ベガルタンが鍋監督に求めるのはただ一つ、来期の鍋政権に対してネガティブ派をポジティブ派にするためには「退路を断って、不退転の決意表明をすべし」であります。

2016年11月5日土曜日

ウイルソンを考える


最終戦は仕事で行けず、とりあえず帰宅してから録画観戦。満員のスタジアムには「いいよなぁ~やっぱ・・・」の実感はあるものの、試合内容的にはイマイチ、というかイマニくらいでしょうか。満員のユアスタで、磐田相手に前半放ったシュート数が「たったの2本」では、どう考えても盛り上がりません。ましてや、開始早々からビハインドな訳ですから。

まあね、ベガサポからすれば、この日は「試合結果≦ウイルソンの退団セレモニー」だから、負けたからって悲しくはないんだけど、多少盛り上がってきた後半でさえ「シュート数は5本」だから、厳しいというか淋しくはありますな。

ウイルソンに関して言えば「もうチョットはやれそうな気も・・」という感じですが、チームとしては「これ以上は待てない・・」ということなのでしょう。ここ2年ほど、チームもサポも祝ウイルソン復活を願ってきました。その時々に「戻ったか?あの時のウイルソンに?」とは思うものの、一番輝いていた頃を知っている者からすれば「こんなんじゃないだろう、ウイルソンはよ・・」の気分。

そんでもって老け込む歳ではないのに、時折見られるウイルソンの経年劣化的なプレー。これをフロントやサポは、どう考えたらいいのか?これが今日の本題です。

ウイルソンのサラリーはチームでは高額とか。そして今期の決算は地元紙によると・・

「通年では2億円台の赤字を見込む。昨年度に続く2年連続の黒字は難しくなった。総収入は12億3500万円。入場料をはじめとした興行収入と広告協賛収入が、それぞれ計画の9割弱と伸び悩んだ。グッズ販売も計画の67%にとどまった。一方、総支出は12億8200万円。各種収入の減少に伴い事業経費が計画を大幅に下回ったものの、選手の人件費などが前年度を上回った」とのこと。

来季に関していえば、リーグからの分配金の増額はありそう。しかし、2億以上の赤字決算企業からすれば、将来に向けての成長戦略と同じくらい、企業体質の強化(コストカット)も重要。そんな会社にとって、固定費の圧縮(人件費の見直し)は避けられません。そんな時、高額で採用しているものの最近活躍しきれてない派遣社員が居たら、まあ、普通は考えますわな「どうしようかなぁ~」って。

ウイルソンが全盛期のように復活するか否か、その答えは毎日のように練習している監督や選手たちが一番分かっているはず。もしも、復活しない可能性が高いと分かっていながら敢えて来シーズンも契約し、結果的に全く活躍できず、ともすれば戦犯かのような扱いを受けて退団する・・・これは最悪です。そう考えれば「今が別れの潮時」というフロントや現場の判断だって、あながち間違ってはいないはず。想い出は奇麗なほうがいい・・・違いますかな。

経営的な判断とサポの感情が比例することは少なく、こればっかりはどうしようもありません。ベガルタは資本主義経済下でのルールに基づき、jリーグというゲームにプレーヤーとして参加している株式会社です。その目的は「より良い成績と成果を達成して株価を上げ、企業価値を高める事」であります。

こんなことを書くと「株式は公開してないじゃないか!とか、大震災からの復興シンボルとしてはどうなんだ?」と言われそうだけど、資本主義経済下でのゲームに株式会社として参加した以上、「復興のシンボル」や「地域経済の活性化の一助」などのフレーズは全て後付け。株式会社である以上、企業価値の創造以外に、目指すものなど無いのです。

費用対効果を考えれば、ウイルソンの退団は既定路線だったのかもしれません。そしてフロントが合理的な経営判断をしているとすれば、その既定路線はグッドジョブの可能性もあるでしょう。ただし我々が、その答えが正しい否かを知るには、早くても1年の歳月を要します。ウイルソンの為にも、この経営判断は正しかった・・・と、来年思いたいものです。

2016年11月1日火曜日

ラストが近づいてきましたな


えー、ダルダルのベガルタンです。ダルダルなので、ブログの書き込みも激減、さらに言うと磐田戦が仕事で行けないので「もう今年はいいや・・・」的な匂いもプンプン。ベガルタンとなって14年で、ホーム最終戦に行けないのは初体験であります。

それでも「ウイルソンには最後の挨拶をしとかなきゃ・・」と思い、30日には練習見学へ行き、10:3012:20までベガルタハウス前で待つものの、一向に表れず、「何も無いってのものなんだから・・」と自らを励まして茂木と握手して帰宅しました。シルビの時は挨拶する暇っていうか、突然なんで時間すら無かったんだけど、そのチャンスが有りながら敢えてウイルソンには会わなかったベガルタン。後で後悔するかもしれませんな。

東京戦の内容は「ボチボチ・・」的な感じ。圧倒的にフルボッコかと言えばNOだし、かと言って「見どころ満タンだったか?」と言われれば「う~~ん」な状況。両チームとも全体的にシュート数は少ない試合内容でしたが、仙台サイドから見れば「負けている状態で、後半のシュート数が2本だけって、ありえないから・・」が実感。実力差・・と言ってしまえば身も蓋もないけど、負けてんだから「もうちょっとグリグリ行ってくれよ」と思ったのはベガルタンだけではないはずです。

どうやら来期も鍋体制が継続するようでして、これに関しては「若干のネガティブ派」ではありますが、かといって、「もうベガルタは終わった・・」的な感じではなく、「手倉森体制の継続による成功体験の余韻」が残っている仙台からすれば、そう多くない選択肢を比較検討した場合に「鍋継続」というカードは自然だったのでしょう。

ようやく今年も「残留争いを高みの見物できるポジション」となり、その意味では「良かった。良かった」というところですが、目標は「トップ5」だっただけに素直には喜べません。しかし、「降格サバイバルマッチ」のヒリヒリする感覚は嫌いではない・・・って言うか、結構好きであり、その効用は使ったことは無いが医療大麻と同じくらいの高揚感を得られると推測。ただし、ベガルタによって得られる「真の高揚感」さえ知れば、高樹容疑者も決して医療用大麻には手を出さなかったはず・・・と断言はできます。

先日東京で会った新潟サポ、さぞや「表情が暗いだろうな・・・」と思っていましたが、会ってみれば意気軒高。一生にレバニラ定食を食しながら「あのジャッジは明らかにアンフェア。どうやら新潟は嫌われており、雪国チームの抹殺さえリーグは考えているかもしれません。秋春制を阻止するためにも、新潟は落ちちゃダメなんです!」と持論を展開。内心「おいおい、なにもそこまで飛躍することは・・・」とは思ったものの、その表情は至ってマジ、必死なことだけは伝わってきました。

ジャッジに関してベガルタンの考え方は「個別の試合にフォーカスすれば確かに有利不利は発生するだろうけど、34試合、年間通して考えれば『行って来いのチャラ』であり、たまたま33試合目で不利と考えれジャッジがあったとしても、それはそれでしょうがない・・・」というスタンスです。心の中で新潟サポの後輩に「33試合目のジャッジに一喜一憂するよりも、それまでの32試合の結果を嘆け、ここの飯代は俺が出すから・・」と呟きましたとさ。

定食屋を出た時、ベガルタンは後輩に「だいたいにして、年間勝ち点30のチームで『まだ残留の可能性がある』という状況はラッキーと過ぎると思わなきゃいけないぞ。そう思えば、ポジティブに応援できるってもんさ・・」と言いましたが、心の中では「ふん、新潟なんか、落ちてしまえ」と心の中で呟くベガルタンでした。あの時の恨みは、絶対に忘れませんからな。