2016年6月30日木曜日

ベガルタン、2ndの皮ざんよを考える


土曜日の川崎戦から早くも2nd。1stでは「うわぁーーやっぱダメダメなのかぁ~~と思ったあたりから、あれよあれよの4連勝で、ちょっと一服」的な展開。サポ仲間の中には「上出来っしょ・・」という考えもあるようだが、「トップ5」が最終的な目標である以上、1stでの10位に満足する訳にはいきませんな。

チームの目標とは別に、ベガルタンの目標は「勝ち点45でトップ10」であります。これだって、昨年よりも10点近く勝ち点を伸ばさなければならない訳で、意外とキツめの目標設定だと思っています。今日の雑感は、そんなベガルタンが開幕前に予想した目標を振り返りつつ、2ndの皮ざんよについてであります。

まず1st、ベガルタンの皮ざんよは、こんな感じでした。

横浜・東京・鹿島・名古屋 平均1ゲットで勝ち点4(実際は6)
広島・大阪・浦和・神戸 平均0.5ゲットで勝ち点2(実際は1)
鳥栖・川崎・福岡・大宮 平均1.5ゲットで勝ち点6(実際は4)
湘南・新潟・柏・甲府・磐田 平均1.5ゲットで勝ち点7.5(実際は12)
1stのトータル勝ち点は19.5ぐらいかなと。
で、実際は23でした。まっ、その意味ではマズマズですかな。

そこで、今度は2ndの皮ざんよを公開しつつ、ベガルタン的「ベガルタ仙台の戦績予想」のお話です。

川崎・ガンバ・浦和・新潟 平均0,5ゲットで勝ち点2

湘南・福岡・鹿島・柏   平均1ゲットで勝ち点4

大宮・広島・横浜・甲府  平均1,5ゲットで勝ち点6

名古屋・鳥栖・神戸・東京・磐田  平均2ゲットで勝ち点10
で、トータル勝ち点22と予想。

大事なことは、甲府までで「最低でも勝ち点1012は確保したい」ということです。なぜなら、そこまでで12をゲットできれば、現状の23を合わせて「残留為の第一のハードルである35をゲットできる」という事になるから。もちろん安全圏は40なんだろうけど、この時期で35を確保できれば、とりあえずは「なんとかなりそう・・」という気にはなります。

川崎から柏までの日程が、丁度お盆期間。つまり、仙台が毎年のように苦しんでいる「アッチッチの真夏ゾーン」でもあります。そういった観点から2ndスタートの8試合で「得られるであろう勝ち点は6ぐらいじゃないか・・・」と思っているわけですが、ここ、この時期の頑張りこそが、今年のベガルタの「肝」だと考えております。

序盤、仙台が降格ゾーンで苦しんでいたとき、多くのサポが「今年は残留できれば・・」と思っていたはず。ベガルタンもそうでしたから。だって、スタートから10試合で「2勝6負2分」で、ゲットしている勝ち点は「たったの8」だよ?この状況で、ポジティブになれるベガサポがいらっしゃれば、是非ともベガルタンに居酒屋で「そのコツ」をご教授してください、もちろん飲み代はベガルタンが出しますから。

本当はね、「2ndは優勝争いを・・・」ぐらいは思いたいのよ。でもね、今の仙台にそこまで求めるのは・・・という感じも捨てきれません。だって、スタートの日程が「川崎・ガンバ・浦和」だよ?連敗だってあり得る、っていうか、したって不思議じゃないでしょ?なので、ここでの試合内容いかんで、「上を目指すか、否か・・」が決まるんでしょうな。

以前よりもボールは持てるようになりました。パスも繋がるようになりました。バイタルへ入っていくようになりました。しかし、本当に力が付いているのなら、磐田戦のような内容で完敗などはしないはずです。柏戦は仙台の力が発揮されましたが、磐田戦での敗退も同じように仙台の現状の力です。ということは、成長しているという感覚は正しいような気がしつつも、実際は「3歩進んで2歩下がる」くらいの微増なチーム力アップ・・・じゃないでしょうかな。

 別に「勝ち点50のトップ5を諦めろ」と言っている訳ではありません。でも、50歳が近づいて来てから妙に「安心感」を求めるようになりました。若いころは、無茶・馬鹿・リスク、まとめてどんと来い!!ぐらいの感じだったんだけど、今では「安心・安泰・安楽」がキーワードとなってしまった以上、リーグ戦終盤までハラハラする展開は体がもちません。なので、何とか早めに「安心できる展開」が正直な気持ちのベガルタンです。

2016年6月28日火曜日

見たことのない景色、見たいですな


先日、サッカーダイジェストのネットに「Jチームの観客動員の増減」の記事が掲載されていました。今日は、その記事についての雑感です。その記事によると・・・

1位は納得のG大阪。新スタジアム完成に伴い、収容力は格段に向上しており、1万人以上も観客が増加した。2位以下は下記のとおりとなっている。なお15クラブ全体では、マイナス948人、だそうです。

 

1位/G大阪1試合平均入場者の増減:+10379

16年の1試合平均:26,378人)

2位/鹿島 1試合平均入場者の増減:+3862

16年の1試合平均:20,285人)

3位/横浜 1試合平均入場者の増減:+1509

16年の1試合平均:25,730人)

4位/川崎 1試合平均入場者の増減:+1024

16年の1試合平均:22,023人)

5位/神戸 1試合平均入場者の増減:+693

16年の1試合平均:16,958人)

6位/仙台 1試合平均入場者の増減:+126

16年の1試合平均:15,050人)

7位/柏 1試合平均入場者の増減:-79

16年の1試合平均:10,839人)

8位/甲府 1試合平均入場者の増減:-386

16年の1試合平均:10,911人)

9位/湘南 1試合平均入場者の増減:-570

16年の1試合平均:11,638人)

10位/名古屋 1試合平均入場者の増減:-1092

16年の1試合平均:15,148人)

11位/鳥栖 1試合平均入場者の増減:-1315

16年の1試合平均:12,135人)

12位/広島 1試合平均入場者の増減:-1715

16年の1試合平均:14,667人)

13位/新潟 1試合平均入場者の増減:-2379

16年の1試合平均:19,557人)

14位/浦和 1試合平均入場者の増減:-4593

16年の1試合平均:34,152人)

15位/FC東京 1試合平均入場者の増減:-6412

16年の1試合平均:22,372人)

 
合計(1位から15位の15クラブが対象)

1試合平均入場者の増減:-948

15年の1試合平均:278791人/16年の1試合平均:277843人)

磐田 1試合平均入場者の増減:+4323

16年の1試合平均:14,364人)

福岡 1試合平均入場者の増減:+4156

16年の1試合平均:12848人)

大宮 1試合平均入場者の増減:+2824

16年の1試合平均:12,314人)

えーと、ガンバの+1万増は新スタジアムのポテンシャルと営業力が上手くシンクロした結果でしょう。川崎や鹿島は成績連動型の動員アップで、昇格組のアップは想定通りですが、驚きなのは広島・東京・浦和といったACL組の凋落ですな。特に浦和の4500人や、東京の6400人は凄い・・・というか悲惨です。

単純計算で、一枚3000円のチケット代で4500人だと-1,350万の減収、6500人だと約2,000万の減収・・・これ、一試合でだから、×8試合だと・・・おぉーー、結構な額になります。仙台の場合、入場料収益はチームの根幹だから、この単位で観客動員が減れば、営業スタッフの背筋が冷たくなるのは確実でしょうな。

さて、ここでようやく仙台の話に入ります。ユアスタ観客動員における、ベガルタの最近の感覚はこんな感じ。

18000人オーバー  満員だな・・

16000人オーバー  結構入ったな・・

14000人オーバー  まずまずだな・・

12000人オーバー  そこそこだよ・・

10000人オーバー  しょうがないか・・

8000人オーバー   厳しいな・・

 そして、今季のベガルタは「16年の1試合平均:15,050人」というデータがあるので、問題の本質は「この数値でベガルタの成長戦略が可能か?」ということになります。大震災以降、確実に観客動員は減少傾向のベガルタ。入場料収益がチーム運営の根幹であることは変わりないものの、フロントは、この傾向に歯止めをかけるのは困難と考えたか、少しずつ、スポンサー収入の比率を高めようとしています。まっ、リスクヘッジは必須ですな。

だからといって、チームは観客動員に対する政策をトライしてない訳ではなく、「ベガ女」のみならず、下記のような戦略的なマーケティングを仕掛けようとしています。


今現在で、急にスタジアムを満員にすることは無理筋。となれば、問題を解決する政策の数は多くなく、「低成長事態(観客動員の減少事態)における、成長戦略」のロードマップを構築するしかないんでしょうな。その答えの一部が、上記のトライであって欲しいもの。具体的には「低成長時代でも(観客数の減少時代)、最低15000人はキープして、それ以外は新たな財源を模索する・・・」がベガルタンの意見です。

 やっとの思いでACLに出たものの、過密日程に苦しめられ、リーグ戦は平日ナイター開催で観客数の減少、リーグ戦の成績は振るわず、ともすれば「監督解任」も小さくない・・・。泥沼、まさに泥沼です。我々ベガサポは希望の先にACLがあると信じているのに、「行ってみたら地獄だったよ・・・」ではシャレになりません。

結局、1stの優勝争いは川崎と鹿島の「非ACL組み」同士の戦いとなり、ACL組の成績はソコソコなんだけど、ガンバ以外は揃って観客動員に苦しんでいます。おそらく、これは偶然ではなく必然なんでしょう。じゃあベガルタは、そこを目指さなくてもいいのか?となると、その答えは断じて「否っ!!」です。

 上記のチームは確かに苦しんでいます。しかし、その苦しさを乗り越えることによって、基礎体力は鍛えられ、結果的にスキルもメンタルも強靭となり、その困難を乗り越えることなく経過したチームとは、結果的に成長度合いが格段に違ってくるはずです。ベガルタも成長したいと考えるのなら、再びACLという困難なハードルを飛び越えねばなりません。ハードルを飛び越えた先に見えるものは、ハードルを越えた者にしか見えないのです。

 浦和や広島は苦しみながらもACLにチャレンジし続けています。ベガルタも「そのチャレンジ」に我々も参加せねばなりません。何故なら、ハードルを乗り越えた先の景色が見たいから。生きているうちに、見たいですな。

2016年6月27日月曜日

磐田戦


えー、負けてしまいましたな。多少、重心が前目だった仙台に対し、磐田は効果的に長短のパスやカウンターで崩してきました。ネットでは「アダが凄かった」とか「太田が良かった」みたいな論調もあったようですが、太田のゴールもアダのゴールも、局面だけを見れば1対1。そこで勝つか負けるか、すべからず「勝敗の肝」は、そこなんでしょうな。

でもね、だからといって「平岡は何してんだ!!」とか「渡部はダメだ!!」というスタンスではありません。間違いなく、彼らだってエリア内でシュートを打たせてはダメダメなのは分かっているはず。しかし、1点目はアダの切り替えしに平岡が崩され、2点目はスピードで押してくる太田に渡部はコースを切るのが精いっぱい。こんな時は、自チームの選手に対し「何してんだよ!!」と罵倒するのではなく、「向こうの選手に上手くやられたな・・」と思うべきかもしれませんな。

3点目に関しては、ボールが50:50の状態の所に上手く出され、後は推進力があるアダと渡部のタイマン勝負。ベガルタン的には「この1対1の勝負で負けてしまった事」が、この試合の肝だったような気がします。よく言う「0-2」という展開は、時間さえあれば何が起こるか分かりません。勝負の世界において、止めを刺された瞬間が、最も「精神的にも肉体的にもガックリ」きます。このシュートまで、ベガルタンは正座して見てましたが、決まった瞬間からソファーに、ふんぞり返って見ましたからな。

しかし、止めを刺されたゴールを決められても、ベガルタンは不思議とアダを嫌いにはなれません。何故かと言うと、彼はベガルタンが尊敬するマジック・ジョンソンに激似だからです。
            AV男優に似ている太田と、マジックに似ているアダ、磐田は油断ならない相手ですな

ちなみに、下記はマジックと神様ジョーダン
このマッチアップを衛星動画で見て興奮していたベガルタン、今じゃ動画と言えばエロ系専門になってしまいました。天国のお父さん、ごめんなさい。
 
そして下記はマジックとラリー
マジックが唯一恐れていた選手のラリー、その恐れていた選手がシカゴとの対戦でフルボッコにされた試合後のコメントで「あれは断じてマイケルではない、マイケルの姿をした神だ」と言わしめたジョーダン。そのジョーダンもファイナルを連覇した時に、司会者から「これでマジックやラリーの時代からジョーダンの時代になりましたね?」と問われたとき、速攻で「それは違う、いまも僕たちがあるのは、マジックやラリーが居たからこそだ」と答えています。まさに、天才は天才を知るんですな。
 
鍋監督は試合後「今日の試合内容、反省はするけど後悔はしない」と語っています。このセリフは、ベガルタンが社内の会議において、好んで使うフレーズに似ています。ベガルタンは成績が悪く、社内の会議でフルボッコにされそうになると・・
「今月におきましては結果としてマイナスになりましたが、中長期的に考えれば、我々のアクションは正しいと信じており、今回の成績に対しては反省しつつも、未来へのアクションに関しては、逆に自信を深めつつあります」みたいなロジックを駆使して逃げます。これは、いわゆる「その場しのぎ」なんだけど、鍋監督の場合は違うと信じたいところですな。

勝ちたい、攻めたい、ボールを保持したい、ゲームを支配したい、エリア内の人数を増やしたい・・・。これらの欲求を満たしつつ、堅守を維持したいと考えるのであれば、チームとしてのスキルを1UPも2UPもランクアップさせなければなりません。ベガルタン的に「仮にそこまで行くにしても、俺が生きているうちには・・・」と言う思いは禁じえませんが、鍋監督や選手たちには「それ」が見えていると信じ、応援するしかありません。たとえ蜃気楼でもいいので、見えてればいいですな。

2016年6月24日金曜日

ベガルタン、太田を懐かしむ


嗚呼ー、いい・・・。最近のベガルタンは、ランチ時に読むスポーツ紙において「Jリーグ順位表」を見るたびに、ささやかな心の安らぎを感じております。5月の段階では「鍋監督解任へのカウントダウンが・・」みたいな風が猛烈に吹いていたものの、6月の梅雨前線上昇と共に沈静化。

それどころか、鍋監督が盛んにコメントしていた「反転攻勢の月にしたい」に対して「お前には無理だって・・」と、馬鹿にしていたベガサポの「風」さえ封印。4連勝と言う結果を前にしては、「鍋監督不要論」を唱えるサポはマイノリティーとなり、ともすれば「鍋監督カリスマ論」すら闊歩し始めるに至っては「やっぱ、結果って大事だよね・・」と思わざるを得ませんな。

ベガルタンの基本は自宅で朝食ではなく、途中のコンビニで買い物をしてから早朝の会社でモーニング。40オーバーとなってから、めっぽう朝には強くなり、5時ごろには目が覚め、時には新聞が配達されるのを玄関先で待つぐらいにまでなりました。30代までは普通に10時間くらいは寝てたと思うんだけど、最近なんて「ああぁーー良く寝た、久々に爆睡したよ・・・」と言いつつ時計を見たら、「えっ!?まだ午前3時なの??」みたいな展開もしばしば・・。知らないうちにベガルタンのベストな睡眠時間は「8時間5時間」になっていました。

そんなこんなで今日も早起きのベガルタン。家にいても暇だから、7時には出社してモーニング&スポーツ紙の熟読。すると・・ここまでチームをけん引してきた「富田と野沢」が次節欠場との情報。しかし、ベガルタン的には不安感など微塵もなく、どちらかと言えば「ここで出番が少なくなってきた選手が台頭してくれれば、その分が丸々、チーム力の底上げになるんだけどなぁ~~」と考えております。えぇ、4連勝すると、思考もポジティブになります。

磐田に対して、例えばここで「磐田も頑張ってるよなあ~~」みたいなことを言うと、「何を舛添みたいに上から目線で語るんだよ!!」となるのは確実。何気にチーム状態が悪くなってきていることは理解しつつも、油断することなく「相手がどこであろうとも、挑戦者の気持ちでぶつかるだけです!!」という姿勢はマストでしょうな。

チーム力自体は「トントン」だと思っています。連勝をけん引してきた富田と野沢の離脱は痛いところですが、対する磐田もベスメンを組めずに苦しい状況とか。最近の戦績を考慮すれば仙台の方が・・・という思いはありますが、こんな時こそ「アウエーなんだから、勝ち点1でも・・・」というクレバーな思考も十分にあり。仙台にとって、この試合は「絶対に勝たねばならない試合」なのか?それとも「負けなければOK的な試合」なのか?ベガルタン的に「鍋監督がどう考えているのか?」が、この試合で一番気になるポイントです。

磐田と言えば大田の名を聞くのが懐かしい。そう言えば以前、ベガルタンが通っているサウナ(泉区)に後輩を連れて行ったら、そこに太田と中原が来てビックリ!!ベガルタン的に「ここで太田と中原と、裸の付き合いができるなんて・・」と興奮していたら、ベガルタに興味が無い後輩も大興奮!!「おいおい、ベガルタに興味が無いお前が、そこまで興奮することはないだろう・・・」とチャカしたら、彼の口からは考えられない返答・・・。

後輩「先輩、あの人、有名なAV男優ですよ?昨日も見ましたから、間違いないです!!サイン貰いましょうよ」
自分「はぁ??お前、何言ってんだよ??サインは欲しいけど、AV男優じゃねーよ」
後輩「だから、あの茶髪で大きい人じゃなく、小柄でムキムキの人、間違いなくAV男優ですって!!」
自分「だから、あの人たちはベガルタの選手で、中原と太田だって・・・AV男優じゃねーよ」
後輩「そうなんですか・・・いやぁ~~、んんん~~~、似てますねぇ~~」
みたいな会話があったっけ・・・懐かしいですな。

 後日、確認の為、後輩から太田似のAV男優が出演しているのdvdを借りたら、本当に似ててビックリ。ただし、太田本人の名誉の為に言うけど「大切なシンボルはAV男優の方が立派だけど、胸板・お尻・太もも・・・その全て、太田の方がムキムキでした。あれ?名誉になってないか?いやいや、そんなことは・・・でも、漢(おとこ)としたら・・・いや、やめときましょう。

明日はジュビロ戦、ビート磐田!!

2016年6月21日火曜日

甲府戦


予定通りというか、何というか、甲府戦は試合開始5分後にユアスタへ到着。自分としては「意外と早く着いたな・・」と満足していたのだが、速攻で電光板を見ると「0-1」になってて軽くショック・・。
 
障がい者用スペースにある手すりにつかまりながら「俺の、俺のせいだ・・俺がホテルでトラップを仕掛けていれば・・・」と自問自答しながらガックリ。それを隣で見ていた、障がい者スペースで観戦されていた方は「なんなんだよ、この、おっさんは・・」と不思議に思ったでしょうな。

試合内容はご存知の通り。仙台が攻めつつ、時折甲府が攻め、また仙台がボールを握りつつ攻め、忘れた頃に甲府がカウンター・・・一試合通じて、大体こんな感じでした。先制されたものの、ベガルタンの実感としては「これ、なんとかなりそう・・」であります。「引かれた場合にどうするか?」はベガルタの課題であることは知っていますが、なんとかなりそう・・・と、試合を通して思っていましたな。

他チームのサッカーを「あーだ、こーだ」言うほど、ベガルタのサッカーが洗練されているとは思えないので、「ドン引きしやがって!!」的な批判をするつもりはありません。甲府の監督は、現状のチームで最適な戦略・戦術を選択し、その通りに戦ってきました。
 
甲府の目標が「残留」だとするのなら、残留争いに仙台が加わった場合、怖いのは新潟や鳥栖ではなく、「ブレないで戦ってくる甲府だ」と思っています。この日の甲府の戦い方を見て、ベガルタンは「呆れる」よりも、あそこまでやりきる甲府と言うチームに驚きましたな。

結果的に先制したから「甲府は守りに入った・・」とはベガルタンは思いません。おそらくは、「先制しようが、しまいが」、甲府のスタンスは変わらなかったはずです。怪我人が多く、アウエー、チーム状態も良くはない・・・。そんな時に「重心を後ろにおく戦い方」を選択するのは極めて自然です。結果的に早い時間で先制したもんだから、「ここからドン引きすんのか??」と感じたかもしれないけど、ベガルタン的には先制しようが、しまいが、甲府の戦い方は変わらなかったと思っています。

ただし、ベガルタも経験があるけど「あのような戦い方は、選手やサポーターに対して過度にストレスを与えます。未来を感じられなくなるんだよね、ああゆう風な戦い方しかできないと。結果として、楽しくない観客数が減る選手が去る勝てないもっとつまらなくなる関心が薄くなる観客数が減る楽しくないどころか哀しい・・・みたいな、負のサイクルに陥る可能性は激高です。

ラスト10ゲームくらいだと我慢もできるのよ、選手もサポも。「とりあえずは残留しないと」という共通認識がシンクロさえされれば、1~2ヶ月単位での我慢は、全然我慢じゃありません(経験則では)。しかし、今はまだ6月。この時間軸はヤバイよね。だって、まだまだシーズンは長いから。

仙台だって「たまたま4連勝」しているだけで、ここの成績が「2分け2敗」くらいだったら、余裕が無いどころか、お尻に火が付いていることは確実です。鍋監督へのプレッシャーも、今とは真逆でしょうな。
 
今現在でも、ベガルタンは鍋監督懐疑派ですが、さりとて「負けた方がいい」とか「解任しろ!!」というスタンスではありません。チームとしての目標が達成できなければ、継続する必要はない・・と単純に考えているだけです。達成してこそ、監督もチームも、次のステップへ行くべきだと思っています。

 
ハモンのゴールが決まった瞬間、ベガルタンは勝利を確信。もたないよ、あんだけ攻められれば。だからといって、「あんなサッカーしやがって・・」とか「可哀想だな・・」とは思いません。他チームのサッカーを卑下したり同情した瞬間から、立場が逆転することを知っているからです。今はただ、目の前の磐田を叩き潰すことに集中するのみです。

2016年6月20日月曜日

ベガルタン、3択に悩む!!


甲府戦当日の早朝、前日からゴルフコンペの為に前泊している知人から電話が・・

自分「お前さー、6時前に何の用だよ?」
知人「朝食バイキングを食べないで帰った奴がいるから、今からきて食べないか?それから近くの練習場へ行こう・・」

みたいな、お誘いが。ぶっちゃけ、朝は吉野家で朝食セットと思っていたので、返答的には「ん~~どうしようかなぁ~~」と悩んでいるふりをしつつも、内心では「よしっ、飯代浮いた」とウキウキ。持つべきものは友なんだけど、後にこのことが、ベガルタンを悩ませることになるとは思っても居ませんでした。

早朝のホテル地下駐車場。ベガルタンがエレベーターに乗ると、そこには屈強なガタイをした男たちが。「うわぁ~~いい体してるけど、何してるんだろう?」と思いつつ、彼らのTシャツのロゴを見たら「えーと、ヴァンフォーレ???あっ!!こいつら甲府の選手だ!!このホテルに泊まってんのか!!」

不意に敵の選手と遭遇して焦るベガルタン。この時、ベガルタンが短い時間で考えてのは下記の3つ。ベガサポとして考えられたのは、下記の3つだった。
1 正々堂々、ジェントルマンとしてゲストを歓迎する。
例えば「おはようございます、と挨拶をしながら、甲府の選手ですか?と問い、私はベガサポなんですが、良い試合を期待しています」とディーンフジオカなみの笑顔で歓迎する

2 心理的なトラップを仕掛ける
例えば「何気に暗い顔をして「私の娘がベガサポなんですけど、余命3ヶ月で、今日が人生最後のユアスタ観戦なんです・・・・」と、エレベーター内で号泣する。

3 精神的なトラップを仕掛ける
例えば、甲府の選手と同じ階で降り、部屋番号を確認。部屋にいる事を確認したのち、何度となくピンポンダッシュ(この場合はノックダッシュ)を繰り返し、精神的な苦痛を与える。

嗚呼ー、俺はどうしたらいいんだ?と、悩んでいるうちに彼らは去りましたが、ふぅ~~、危うく「選択肢の2」を実行するところでした。それにしても、甲府の選手はこのホテルを使ってんのかぁ~~。だとすると、甲府に会いたい選手が居たら、前日からこのホテルにスタンバイすればいい訳だな、今んとこ、誰も居ないけど。

何にもなかったように知人と会い、一緒に朝食エリアへ。何気に美味しそうだったのだが、これまた隣を見ると甲府の選手っぽい若手が。しかし、残念ながら、甲府の選手で分かるのはクリスと土屋のみ。屈強な日焼けした若者、同じようなシャツを着て朝食。かなりの確率で甲府の選手だろうが、ここでもベガルタンはロング・シンキング・・、ベガサポとして、とるべき行動を3つぐらいに絞って考えていました。

試合当日の朝、敵の選手とバッタリ出会った時、ベガサポとして考えられる「取るべき行動トップ3」
1.おもてなしの心を持ち、心からゲストを歓迎する

例えば、バイキングで何を選ぼうか悩んでいる甲府の選手に対して「この笹かま、それに大根おろしと醤油の組み合わせは「チュカクリス」なみに絶品ですよ。とディーンフジオカなみの笑顔で歓迎する

2.勝負の世界は非情、結果的にはやるか、やれらるか。
 
この場合は、彼らがテーブルを離れた瞬間に、彼らの食材に対し、からし、唐辛子、胡椒、塩などを大量にふりかけ、彼らの体調を崩そうと努力をする。ただし、これは立派な犯罪なので、それなりの覚悟は要する。

3.味方のフリをして、相手の懐に飛び込む

「えっ、甲府の選手なの?実は私たち、甲府から仙台へ観光に来てるんです」と言いながら、サインや写真をウザいくらいに要求する。我々は甲府のスタジアムの看板スポンサーなのよ・・と言いながら、現状のチームに対する不満を選手たちにぶつけ、彼らをネガティブにさせる。

みたいなことを考えながら、ベガルタンは朝食を食べていたので、今でも「俺、何を食ったんだろう・・」と思い出せません。それくらい、何ができるだろうか???を真剣に考えていました。まあね、何もできないし、することはないんだけど、「試合開始に遅れそうな俺でも、何か、役に立てるんじゃあ・・・」と思った事は真実です。

悪いことを考えていましたが、もしも土屋に会ったら、「お願いです、その頭、なでさせてください!!」と懇願していたのは確実でしょうな。試合内容に関しては、明日ね。

2016年6月17日金曜日

ベガルタン、第三者委員会で謝罪する!!


連勝によって小春日和のような心の安らぎを得ているベガルタン。そうですなぁ~~今のベガルタンの心境を言葉で表すとこんな感じ・・・

「ここは初夏の軽井沢の別荘、遠くから聞こえる滝の流れも心地よく、マイナスイオンで心身ともにリラックス。バルコニーに出てきたベガルタンは、愛人に膝枕。そして耳かきも終わり、木漏れ日の中でベガルタンは、愛人に「耳かきの後ろに付いている白いフワフワ」で耳をホニョホニョ・・・」とまあ、例えるのならこんな感じです。いいですな、3連勝って。

明日の相手は甲府。別に「楽勝だぜ・・」と思っている訳ではないんだけど、何となく「今の勢いからすれば、行けそう・・」の気配を抑えることは不可。これでね、相手が川崎とか浦和だったら「さすがに厳しいよな・・」と感じるのは確実。しかし相手は甲府。ここがポイントです。

選手たちは油断などするつもりはないでしょうが、それじゃあ「サポートする我々はどうよ?」ですな。皆さんはありませんか?「相手は甲府だし・・・」的な感覚。絶対に思ってないですか?「ホームで甲府だから・・」って。正直言います、ベガルタンは有るのよ。じゃないと、試合開始に遅れるかもしれないのに、ゴルフへ行きませんから。

分かってる、分かってるよ、みなまで言うな。サポーターの心の油断やマインドが波動して選手に伝わり、結果的に負けることがあることぐらい、十分に分かっている。本来なら断ろうと思っていたゴルフだけど、誘われたとき「コンペの打ち上げを軽く切り上げれば、試合開始ぐらいには間に合いそう・・、まあ甲府だし、俺が居なくても勝ちそう・・って言うか、勝だろうし・・」って思っちゃって、ついついOKの返事をしちゃったんだよね。

だからここでベガサポの皆さんに謝罪します。

司会者「それでは、これよりベガルタンの謝罪会見を行います。まず、ベガルタンよりコメントをし、そのあとで質疑応答に入ります」

ベガルタン「この度は、私の個人的な油断につきまして、サポーター皆さんに大変ご迷惑、ご心配を与えてしまい、誠に申し訳ございません。つきましては、これまでの私の言動を精査し、どこが油断か悪かったか?を第三者委員会を開き、サポーター心理の専門家である弁護士の先生によって、公平に検証してもらうことといたしました」

質問者「相手が甲府だけで油断できると思っているのですか?」

ベガルタン「そうではなく、その辺の気の緩みを含めて、専門家の弁護士の先生に、公平、かつ厳しく精査していただきたいと思います」

質問者「試合があるというのに毎週末ゴルフへ行く、ゴルフへ行くくらいなら今季一度も参戦していないアウエーへ行くべきではないのですか?」

ベガルタン「ご指摘ありがとうございます。アウエーへの参戦につきましても、どのような方法があるか?を第三者委員会において公平な目で見ていただこうと思います」

質問者「先週、個人的に後輩と食したランチの領収書を、どさくさに紛れて総務へ提出したらしいけど、本当でしょうか?」

ベガルタン「それらも含めて、第三者委員会の厳しい目でチェックして頂きたいと考えております」

質問者「弁護士に尋ねます、この領収書の提出は適法なのでしょうか?」

弁護士「会社の後輩と行っているのであれば、不適切かもしれませんが違法ではありません」

質問者「ランチをした店に確認はしてるのですか?」

弁護士「あなたね、そんなことをして何の意味があるんですか?」

質問者「GWのゴルフを一緒に行った得意先の指名を教えてください」

ベガルタン「それはベガルタンのサラリーマン人生の機微に触れますので、ご容赦ください」

質問者「ヤフオクでHなDVDをVEGALTNというネームで大量購入しているのは何の目的ですか?転売が目的でしょうか?」

ベガルタン「転売が目的ではありません。得意先とのコミニュケーションツールとして活用していました」

質問者「試合時間に間に合わないかもしれない・・それなのに毎週末ゴルフへ行く。サポーターとしては、その行為の違法性を問うてるのではなく、道義的にどうなのか?サポーターとしてどうなのか?そこなんですよ?」

ベガルタン「私は今、信頼をなくしています。その辺も含めて、第三者委員会で検討して頂こうと思います」

えー、このくらい反省しています。よって、2ndでは積極的にアウエー参戦するから、とりあえずは明日のゴルフだけは許してね。

明日はヴァンフォーレ戦、ビート・甲府!!

2016年6月13日月曜日

柏戦


試合当日、ベガルタンはゴルフコンペでヘロヘロになって帰宅。柏も暑かったようですが、ゴルフ場も暑かったです。スコア―もメタメタ、ニギリ(対マンの賭け)も負け、オリンピック(これも賭け)も惨敗!!「これでベガルタまで負けたら、最悪の週末になっちゃうよなぁ~~」と思っていたことは事実ですが、杞憂に終わって何よりです。

 マリノスに敗れたことによるメンタルを、鍋監督は心配していたようで、完勝ともいえる試合内容にニンマリしつつも
「ロッカーでも言ったのですけれども、これで浮かれるな。しっかりと気を引き締めて、まずは1stステージの残り2試合を、しっかり戦わなければいけない」という話をしました」と、気の引き締めに重点を置いていました。

チームにメンタルトレーナーなるものが存在するかどうかは分かりませんが、マリノス戦で見受けられた短所や、結果的にカウンターを喰らって敗退してしまった試合内容を精査すれば、「敗戦の理由を全てスキル(技術・技量)に求めるのは無理筋で、だとすればメンタルを含めた積極性(技量や気持ち)に対して重心をかけてもいいのではないか・・・」と考えることに整合性はあります。

何度か書き込んでいるが、マイケルジョーダンが初めてチャンピオンになった試合後のコメントで、司会者から「あなたは素晴らしいプレーが勝利を呼び込みましたね・・」と問われたところ、ジョーダンは速攻でこう答えました
「それは違う。今日勝てたのは、我々の方が相手よりも「勝ちたい気持ち」で上回ったからだ。攻撃でも守備でも、明らかに球際では我々の方が勝っていた。気持ちで勝っていたからだ」

神様と言われたジョーダンでさえ、試合に勝つために必要なマイルストーンはスキルではなく「メンタル」と答えています。柏戦、前半の出来は秀逸でしたが、それよりもベガルタンが感心したのは「今日は球際で体張ってるよ・・・」でありました。

前半はマリノス戦同様、何気にボールを持てる展開。マリノス戦では重心が高めとなりカウンターを喰らってしまったので、今回の試合でベガルタンがチェックしていた項目は概ね2つ。
1.マリノス戦同様、ボールが持てるのか
2.リスク管理を徹底しつつ、相手を崩し、シュートは打てるのか

でしたんが、何気に合格点だったような気はします。間違いなく、マリノス戦よりもバイタルへ、人もボールも入っていました。これは嬉しかったです。

 一週間でスキルが飛躍的にアップするとは思わないので、マリノス戦以降、チームとして戦術やメンタルの改善はマストだったんでしょうな。体を動かすのは「気持ち」ですから。ベガルタンも、本社でメンタルトレーナーの講義を聞かせられたことがありました。その講師が、また・・色っぽくて・・・そうですなぁ~~、、例えるのなら、こんな感じ・・・

会社のメンタル講義では、点数が悪いと「補習」があったのよ。ベガルタンも、この講師とマンツーマンでメンタルも下半身もトレーニングしたい・・・とは思ったんだけど、やめときました。人間、歳はとりたくないものですな。
 
マリノスにも柏にも、結果的にボールは持てました。だとするな、ホームユアスタでやる甲府戦は絶対にゲームは支配できるはずです。相手は引いてくる気配ビンビン。その時に、勇気とアイデアを持って甲府の守備を崩せるか?が課題でしょう。夏場に連敗するのは、お約束です。だとしたら、勝ち点と言う名の貯金は多ければ多い方が安心。貯金・・・欲しいですな。

2016年6月7日火曜日

横浜戦


えー、残念でした。しかしながら、前半の出来はといえば、失点時以外は『いい感じじゃないか・・・』といえるくらいの安定感。まあ、それでも負ければ「なんだかなぁ~~」との思いはありますが、これもサッカーです。でも、いい感じの前半でした。

内容的に秀逸、でも負けちゃった。これをどう考えるか?が今日の問題です。長い間、会社の会議でのベガルタンのポジションは「かませ犬」でした。つまり、上司からの怒られ役です。そんなベガルタンも、気が付けば「会議のかませ犬会議のまとめ役」へとポジションチェンジ。そんな立場になって、ベガルタンは後輩たちからの『言い訳』に困惑することが多くなりました。

それは、ベガルタンも活用していた言い訳「結果は伴わなかったが、進むべき方向性やアクションは決して間違ってはいない」であります。これはねぇ~~、ベガルタン自身も大いに使いました、使いまくりました。「残念ながら結果は出なかったが、このアクションは継続したいと思います・・・」嗚呼ー、懐かしい・・・このフレーズを聞くと「かませ犬」だった当時を思い出すよ。

横浜戦も、内容は悪くなかった・・と言うよりも良かった。しかし結果は出なかった。この場合の評価は、チームが目指している「未来」との対比で変わってきます。チームの目標は「トップ5」、だとするなら、「トップ5」を目指すうえで「このカップ戦の予選突破はマストか否か?」を考えればいいよね。

試合後、鍋監督は・・
「グループステージ敗退というものが最後にのしかかってきましたから、やはり、全員出られたから良かったね、というのは、去年までにして、今年はしっかりと、その中でも勝点を重ねていく、勝ち星を積み上げていくということで、もっともっと我々の、チームとしての成長、個人としての成長につながったのかなと思っていますから、前節の川崎F戦、今日の横浜FM戦と、Jリーグヤマザキナビスコカップでの敗戦というものが、非常に悔しいし、残念です」と語っています。

つまり、個人的な「経験値の上積み」をチームとして求めていたのは「昨年まで」であり、今年は「さらなる高み」へ行くために結果が欲しかった・・・という事になります。そのような視点で考えれば、中村のPKは残念無念でした。前半の終了間際、ここでのリスク管理がチームとして出来てなかった・・。これは昨年から継続している課題ですが、その課題をクリアーできてないことが「もっとも残念無念な点」なのでしょうな。

何度も言いますが、この試合は良い試合でした。2点目だって、チョット重心が前に行き過ぎてしまった結果であって、1点ビハインドの状況では想定内の失点です。問題はタダ一つ、ゴールを決めることが出来なかっただけです。仮に前半1-1なら、2失点目のリスクはかなり軽減されたはずですし、多かったセットプレーからゴールできていれば、横浜が仙台にしてきた「多少重心は後ろにしつつ、チャンスがあればカウンター攻撃」で、より有利となっていたことは確実です。

こう考えると、多くの元凶は「ゴールできない事」に起因していることが分かります。横浜戦だって、負けるにしたって「1点くらいは・・・」と思えるし、今年のチームは完封が期待できないだけに、だったらだったで「ゴール決めなきゃ勝てねーよ」だよね。

堅守と言われたのは過去の話です。ボールを保持して、より攻撃的なチームへと変貌しようとする選択をした以上、多少の失点はドンマイ・ドンマイ。今のベガルタにとって大切なのは、「毎試合のように完封」を目指すよりも、「毎試合のようにゴールを目指す姿勢」が肝要。だって、かなりの確率で失点するんだから、勝にはゴールを決めねばなりません。
 
「攻撃と守備」どちらも平均的にスキルアップするのは理想、しかし、それをベガルタ求めるのは酷というもの。だとしたら、ゴールが決まりだすまで、現状の貧打戦を受け入れる覚悟は必要でしょう。まあ、永遠に決めださないかもしれませんが。

 とにかく、我慢です。

2016年6月3日金曜日

明日は横浜戦ですな


さて、週末は横浜戦。開幕戦では、大変ありがたいことに中村は参戦せず、そのメリットを甘受しつつの辛勝。確かあん時は、総シュート数が2~3本くらいだったから、試合を振り返っても「よく勝ったよなぁ~~」みたいな、ため息が連チャンしてました。ひいき目に見ても、可能性があったシュートは「決まった三田の一本のみ」でした。それでも勝てるところがサッカーの「魅力」であり、逆サイドから見ると「残酷」さでもあります。

新潟戦、ガツガツ攻撃しているように思うも、後半放ったシュート数は「4本」でした。うまいこと、セットプレーとカウンターで仕留めましたからな。横浜戦でも、目指すべきは「これ」でしょう。横浜相手にガンガン攻撃できるとは思えないし、4点取れる可能性は激低のはず。だとすれば、重心を低くする時間帯を多くしてからのカウンターとセットプレー、これしかありません。

鍋監督は事あるごとに「ゲームをコントロールする時間を増やしたい、主導権を取りたい・・」と語っています。さらに「そこをチームとして目指すからこそ、現状のトライがある。苦しくても続けるか、それが嫌なら、以前のように引いて守ってカウンター狙いに徹するか、我々は、苦しくてもチームをワンステップ上げたい、進化させたい、強くなりたい、そう考えています」とも語っています。

本質論から言えば、鍋監督の主張は正論です。「縦に早い攻撃が世界の潮流」になりつつあるにしても、ホームの鳥栖戦のように「シュートが一本も打てず、ゲームを支配することなく、どちらかと言えば守りの時間が多い・・・・」のでは、どんなライトサポだって「また見に来よう・・・」などとは思いません。

別にバルサのようなサッカーを・・とは思ってなくても、「もうチョットはボールを持って、攻撃的に行きたい・・」とは、誰しもが思っているはず。そこで大切になってくるのが、現実の結果です。チームは現状、勝ち点14を確保しての14位。表面上は「苦しい成績だが、チームとして変化を、ステップアップを目指してるんだからしょうがない・・・」と考えられないこともありません。

しかし、チームとしての目標は、あくまでも「トップ5」です。ここがブレてしまうと、議論の入り口にすら入れなくなります。鍋監督も、テグ監督同様、我々サポには「ロードマップ」を語りました。簡単に書くと、確かこんな感じ「トップ10トップ5ACL優勝」

 ベガルタンが言いたいのは、「チーム強化・変化」と「成績」は別個のものではなく、成績と変化はリンクしつつの「チーム強化≒成績」であるべきだという事なんです。「チームの変革期だから、サポも我慢するべき」というのなら、目標を設定する時に「今年の目標はチーム変革を断行しつつの残留」とすべきだと思う今日この頃です。

もちろん、営業がセールスする際「今年は残留が目標ですが、なにとぞスポンサーに・・」と言うよりも、「今年の目標はトップ5、そのためにも、どうかスポンサーに・・」の方がいいよね。その気持ちは分かるから言いたくないんだけど、だけども言います。「トップ5が目標なのに、今年も残留争いですか?ドキドキじゃなく、ハラハラですか?何年待てばいいのですか?」と。

チームに様々な問題があるとは知っています。現場も営業も頑張っているのでしょう。しかし、結果が出ない頑張りは決して評価されません。「メンバーが揃わなかった」「怪我人が多かった」「新たなチャレンジが熟成しなかった」等々、チームを変革する道のりには様々な障害が待ち受けています。そのたびに「しょうがないよ・・・」と言っていたのでは、それこそ進化などできないでしょうな。

鍋監督は今年で実質3年目。就任時には「ベガルタを立て直せるのは自分しかいない」とまで語ったところをみると、それなりに自信もあったはず。だとしたら、ベガルタンが言うべきことは「今年は結果を出してください」であります。「リーグ戦でも、カップ戦でも、結果を出してください」がベガルタンの希望。ベガルタンがもしも赤い彗星のシャアで、決して若くはない鍋監督の上司なら、間違いなくこういうでしょうな

 見せてもらおうか、鍋監督のベガルタとやらを・・・


日曜日のカップ戦は負けられません。

ビート・横浜!!