2016年7月20日水曜日

二見に想う


今日は書き込む予定など無かったんだけど、後輩から「リーダー、二見が清水へ行くみたいです・・」という話を聞いたのでチョットだけ。

まず、ベガルタンにとって二見という選手は・・

チームが攻撃的な場合、そして自らの重心も前目の時は、それなりの可能性が見える選手。しかし、ゲーム内容が守備的な場合、そして自らの重心も後ろ目の時は、そんなに可能性が見えない選手。

育成組織が盤石ではない仙台にとって、大卒の選手は貴重な新戦力の供給先です。ここで言う戦力とは、12年目から試合でガンガンやってくれる選手であって、高卒ルーキーのように34年のスパンで考える選手とは根本的に違います。

そして最近の二見ですが、スタメンで出ることは無く、ベンチメンバーから漏れる事も。今現在のチームは、怪我人のオンパレード。小島や佐々木と言った高卒ルーキーがベンチに入ることも珍しくはなく、藤村は継続的に使われ、ミンテもベンチにスタンバイ。気が付けばウイルソンや菅井が復帰し、二見はベンチにすら入らない事も何気にノーマルな状況。

これがね、怪我人が誰も居なく、尚且つチーム状態も良くて「中々、試合に絡めない」という状況ならば、本人もギリギリ我慢できるかもしれないんだけど、これだけ怪我人が出てて、蜂須賀も離脱し、石川のパフォーマンスも良好じゃないのに、試合に出れない・・・。だったら、必要と思ってくれているチームに移籍した方が・・・と考えるのは極めて理性的でしょう。

繰り返しますが、仙台にとって大卒ルーキーは即戦力です。ベガルタンは大卒ルーキーの契約条項に詳しくありませんが、過去の例を鑑みれば「3年くらいの契約」のはず。まさか、大卒ルーキーに5年とか7年とかの長期契約は考えづらく、かといって単年契約で有望な選手を獲得するのは厳しめ。まあね、23年がいいとこです。

二見は確か3年目くらい。もう新人ではなく、立派な中堅選手です。なのに、怪我人が多いにもかかわらず、試合に絡めず、ベンチにすら簡単には入れない・・・。そんな時に「君の力が必要だ、ぜひ来てくれ・・・」と請われたら、グラッ、って来ちゃうんでしょうな。

二見がシーズン途中で出ていくということは、チームとして「SBは大丈夫だ」と考えている証左です。個人的には「本当ですか?」という感じですが、いざとなったらfwの菅井やルーキー小島で行く気な感じがビンビン物語。最近のベガルタンは、ここ一番でフニャフニャですが、思い切って、今がビンビンの小島を育てる気ですかな。

適度で適切な新陳代謝は、チームの成長には欠かせないサイクルです。正直、寂しい想いはありますが、チームにとっても二見にとっても「今が脱皮のチャンス」なのでしょう。脱皮できない蟹は成長ができず死んでしまいます。苦しいけど、大きくなるためには、成長するためには、脱皮するしかないのです。二見、頑張れ。

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