先日、サッカーダイジェストのネットに「Jチームの観客動員の増減」の記事が掲載されていました。今日は、その記事についての雑感です。その記事によると・・・
1位は納得のG大阪。新スタジアム完成に伴い、収容力は格段に向上しており、1万人以上も観客が増加した。2位以下は下記のとおりとなっている。なお15クラブ全体では、マイナス948人、だそうです。
1位/G大阪1試合平均入場者の増減:+10379人
(16年の1試合平均:26,378人)
2位/鹿島 1試合平均入場者の増減:+3862人
(16年の1試合平均:20,285人)
3位/横浜 1試合平均入場者の増減:+1509人
(16年の1試合平均:25,730人)
4位/川崎 1試合平均入場者の増減:+1024人
(16年の1試合平均:22,023人)
5位/神戸 1試合平均入場者の増減:+693人
(16年の1試合平均:16,958人)
6位/仙台 1試合平均入場者の増減:+126人
(16年の1試合平均:15,050人)
7位/柏 1試合平均入場者の増減:-79人
(16年の1試合平均:10,839人)
8位/甲府 1試合平均入場者の増減:-386人
(16年の1試合平均:10,911人)
9位/湘南 1試合平均入場者の増減:-570人
16年の1試合平均:11,638人)
10位/名古屋 1試合平均入場者の増減:-1092人
16年の1試合平均:15,148人)
11位/鳥栖 1試合平均入場者の増減:-1315人
16年の1試合平均:12,135人)
12位/広島 1試合平均入場者の増減:-1715人
16年の1試合平均:14,667人)
13位/新潟 1試合平均入場者の増減:-2379人
(16年の1試合平均:19,557人)
14位/浦和 1試合平均入場者の増減:-4593人
(16年の1試合平均:34,152人)
15位/FC東京 1試合平均入場者の増減:-6412人
(16年の1試合平均:22,372人)
1試合平均入場者の増減:-948人
(15年の1試合平均:27万8791人/16年の1試合平均:27万7843人)
磐田 1試合平均入場者の増減:+4323人
(16年の1試合平均:14,364人)
福岡 1試合平均入場者の増減:+4156人
(16年の1試合平均:12848人)
大宮 1試合平均入場者の増減:+2824人
(16年の1試合平均:12,314人)
えーと、ガンバの+1万増は新スタジアムのポテンシャルと営業力が上手くシンクロした結果でしょう。川崎や鹿島は成績連動型の動員アップで、昇格組のアップは想定通りですが、驚きなのは広島・東京・浦和といったACL組の凋落ですな。特に浦和の-4500人や、東京の-6400人は凄い・・・というか悲惨です。
単純計算で、一枚3000円のチケット代で4500人だと-1,350万の減収、6500人だと約2,000万の減収・・・これ、一試合でだから、×8試合だと・・・おぉーー、結構な額になります。仙台の場合、入場料収益はチームの根幹だから、この単位で観客動員が減れば、営業スタッフの背筋が冷たくなるのは確実でしょうな。
さて、ここでようやく仙台の話に入ります。ユアスタ観客動員における、ベガルタの最近の感覚はこんな感じ。
18000人オーバー 満員だな・・
16000人オーバー 結構入ったな・・
14000人オーバー まずまずだな・・
12000人オーバー そこそこだよ・・
10000人オーバー しょうがないか・・
8000人オーバー 厳しいな・・
だからといって、チームは観客動員に対する政策をトライしてない訳ではなく、「ベガ女」のみならず、下記のような戦略的なマーケティングを仕掛けようとしています。
今現在で、急にスタジアムを満員にすることは無理筋。となれば、問題を解決する政策の数は多くなく、「低成長事態(観客動員の減少事態)における、成長戦略」のロードマップを構築するしかないんでしょうな。その答えの一部が、上記のトライであって欲しいもの。具体的には「低成長時代でも(観客数の減少時代)、最低15000人はキープして、それ以外は新たな財源を模索する・・・」がベガルタンの意見です。
結局、1stの優勝争いは川崎と鹿島の「非ACL組み」同士の戦いとなり、ACL組の成績はソコソコなんだけど、ガンバ以外は揃って観客動員に苦しんでいます。おそらく、これは偶然ではなく必然なんでしょう。じゃあベガルタは、そこを目指さなくてもいいのか?となると、その答えは断じて「否っ!!」です。
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