2016年6月27日月曜日

磐田戦


えー、負けてしまいましたな。多少、重心が前目だった仙台に対し、磐田は効果的に長短のパスやカウンターで崩してきました。ネットでは「アダが凄かった」とか「太田が良かった」みたいな論調もあったようですが、太田のゴールもアダのゴールも、局面だけを見れば1対1。そこで勝つか負けるか、すべからず「勝敗の肝」は、そこなんでしょうな。

でもね、だからといって「平岡は何してんだ!!」とか「渡部はダメだ!!」というスタンスではありません。間違いなく、彼らだってエリア内でシュートを打たせてはダメダメなのは分かっているはず。しかし、1点目はアダの切り替えしに平岡が崩され、2点目はスピードで押してくる太田に渡部はコースを切るのが精いっぱい。こんな時は、自チームの選手に対し「何してんだよ!!」と罵倒するのではなく、「向こうの選手に上手くやられたな・・」と思うべきかもしれませんな。

3点目に関しては、ボールが50:50の状態の所に上手く出され、後は推進力があるアダと渡部のタイマン勝負。ベガルタン的には「この1対1の勝負で負けてしまった事」が、この試合の肝だったような気がします。よく言う「0-2」という展開は、時間さえあれば何が起こるか分かりません。勝負の世界において、止めを刺された瞬間が、最も「精神的にも肉体的にもガックリ」きます。このシュートまで、ベガルタンは正座して見てましたが、決まった瞬間からソファーに、ふんぞり返って見ましたからな。

しかし、止めを刺されたゴールを決められても、ベガルタンは不思議とアダを嫌いにはなれません。何故かと言うと、彼はベガルタンが尊敬するマジック・ジョンソンに激似だからです。
            AV男優に似ている太田と、マジックに似ているアダ、磐田は油断ならない相手ですな

ちなみに、下記はマジックと神様ジョーダン
このマッチアップを衛星動画で見て興奮していたベガルタン、今じゃ動画と言えばエロ系専門になってしまいました。天国のお父さん、ごめんなさい。
 
そして下記はマジックとラリー
マジックが唯一恐れていた選手のラリー、その恐れていた選手がシカゴとの対戦でフルボッコにされた試合後のコメントで「あれは断じてマイケルではない、マイケルの姿をした神だ」と言わしめたジョーダン。そのジョーダンもファイナルを連覇した時に、司会者から「これでマジックやラリーの時代からジョーダンの時代になりましたね?」と問われたとき、速攻で「それは違う、いまも僕たちがあるのは、マジックやラリーが居たからこそだ」と答えています。まさに、天才は天才を知るんですな。
 
鍋監督は試合後「今日の試合内容、反省はするけど後悔はしない」と語っています。このセリフは、ベガルタンが社内の会議において、好んで使うフレーズに似ています。ベガルタンは成績が悪く、社内の会議でフルボッコにされそうになると・・
「今月におきましては結果としてマイナスになりましたが、中長期的に考えれば、我々のアクションは正しいと信じており、今回の成績に対しては反省しつつも、未来へのアクションに関しては、逆に自信を深めつつあります」みたいなロジックを駆使して逃げます。これは、いわゆる「その場しのぎ」なんだけど、鍋監督の場合は違うと信じたいところですな。

勝ちたい、攻めたい、ボールを保持したい、ゲームを支配したい、エリア内の人数を増やしたい・・・。これらの欲求を満たしつつ、堅守を維持したいと考えるのであれば、チームとしてのスキルを1UPも2UPもランクアップさせなければなりません。ベガルタン的に「仮にそこまで行くにしても、俺が生きているうちには・・・」と言う思いは禁じえませんが、鍋監督や選手たちには「それ」が見えていると信じ、応援するしかありません。たとえ蜃気楼でもいいので、見えてればいいですな。

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