2016年6月1日水曜日

ベガルタン、野球とサッカーを考える



えー、全く興味はありませんが、昨日は楽天が勝ったようで何よりです。いやね、やっぱ社内にも「楽天LOVE()」の奴がいて、そいつとの会話が・・・

後輩「今日の阪神戦、絶対に負けられませんから」
自分「それ、いつも言ってるぞ、それで9連敗だし」
後輩「今日だけは絶対です」
自分「なんで?」
後輩「今日負けると、自力優勝が無くなりそうなんです」
周りにいた一同「ええーーー(+o+)(+o+)
自分「まだ5月だぞ!!」
後輩「はい、さすがにチョット早いですね・・」
自分「チョットじゃねーし」

いやぁ~~それにしても、5月の段階で「自力の目」が無くなるのは凄いことです。野球は4月に開幕するとして、優勝が決まるのは大体9月。Jリーグは3月開幕で優勝が決まるのは11月。今回の場合をベガルタに当て嵌めるとすると、「4月の段階で自力優勝は無し!!」と言った感じでしょうか。

試合数が違うんで、一概に比較することは無理筋。しかし、もしもベガルタが連敗を続けて、4月の段階で1stの優勝はなし・・となったら、さすがに監督は解任でしょうな。そんでもって、ベガサポの生活は荒れだし、ベガサポに尾崎豊が居れば、夜の校舎、窓ガラスを壊して回っているはずです。しかし、楽天ラブの後輩に、そのような「素行や、打ちひしがれてる感」は微塵もありません。それどころか「いやぁ~~、また負けちゃいました。気分転換にビアガーデンでも行きましょうか?」と笑顔。なぜでしょうか?

同じ状況になれば、ベガルタンなら・・・

仕事が嫌になる
人間関係が億劫になる
風俗に行かなくなる
エロ動画をダウンロードしなくなる
「人生の終活」に興味が出る
遠方の親戚に会いたくなる

試合数が違うとはいえ、6~7連敗ぐらいすれば、「うつ状態モード」に陥るのは確実だ。野球の方は1/3が経過して30敗で勝率3割6分、さすがにキツイ。しかし、ベガルタもリーグの1/3が経過して5勝2分7敗で勝率3割6分。同じと言えば同じだが、決定的に違うことがある、それは「降格」が有るか無いかですな。

降格がある仙台にとって、気楽に「オコエを使って、安楽をリリーフで試そうか・・」とはならない。これをベガルタに例えると「7連敗もしたし、将来を考えて匠を攻撃的なポジションで使って、小島をSBで試そう・・」となるが、それで結果が出なければ間違いなく監督は解任でしような。

それぞれのチーム内における「梨田と鍋」が持っているパワーバランス、それがそのまま選手を起用する決断力に比例すると考えれば、梨田には「オコエを使ってファンサービスでも・・」と考えられる余裕はあるはず。そして、その余裕が仙台に有るとは思えません。しかし、その余裕の源泉が「降格が無い」という事とするのなら、鍋監督にも同情の余地はあります。

ベガルタだって降格が無ければ、色んなことを試せるはずです。しかし、そうなれば弛緩したリーグ戦を見せられるのを我慢せねばなりません。我々が毎年のように経験している「ヒリヒリする残留争い」、それは過酷で激烈なものですが、そのおかげで「リーグ戦終盤でも楽天のようなマッタリ感」は全くありません。どちらがいいのでしょうか?

昨年、楽天のシーズンシートを持っている先輩は、その終盤、殆ど観戦には行きませんでした。曰く「また来年行けばいい・・」とのことです。来年も同じように、ソフトバンクや日ハムと戦えるし、交流戦では巨人や阪神と戦えるから、焦ったり、切羽詰まったりすることはない・・・なんでしょうな。

降格があるサッカーと無い野球、どちらがいいのかは人それぞれです。しかし「淀んだ水たまりは腐る」の例えもある通り、現行の「セパ12チームの固定制」を続ける限り、新たな飛躍は出来ないでしょうな。ベガルタンは、例え降格しようとも、ヒリヒリした終盤を体験できるサッカーの方が好きです。

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