2016年3月31日木曜日

明日は広島戦ですな


えーと、ようやく年度末も最後。ここまではアウエー参戦を控えて仕事に専念してたから、個人的には「よし、ここから俺的にシーズン開幕だ!!」と言う感じです。まあね、ホーム試合の応援だって燃えるものは有るんだけど、やっぱり、なんですか・・・多勢の相手サポから受ける冷たい視線と言う名のレーザービームを全身に感じながら、それでも少数で固まり、気持ちを一つにして愛するチームを応援する・・・何気なく馬鹿にされ、チャカされ、時に罵倒もされ・・・それでも耐えてチームを応援し、結果的に勝った時の喜びは、言葉で表現するのが困難なくらいに嬉しいものです。

なので、シーズン開幕前には「4月になったらアウエー参戦だな・・」と思っていたのですが、その一発目が「金曜日の広島」では、いくらなんでも行けません。開幕前には後輩の広島サポに「何とかして行くから・・」と言っていたものの、昨日「すまん、やっぱ行けない」と謝るベガルタン。内心では「こりゃ、あいつが仙台に来たときは仙台支店の後輩に命令して『合コン&飲み会』のセッティングはしてやらんとな・・・」ぐらいは思っていました。

 「何とかして行くから」と言っていたのに、ふたを開けたら前日ドタキャン。当然、広島サポの後輩からは、ここぞとばかりに「えぇーーー!!!!マジっすかぁぁーーー!!そんなの『行く行く詐欺』じゃないっすかぁーー」と罵倒されると思ったのだが・・・

後輩「あっ、そうですか、しょうがないですね・・・。ぶっちゃけ今、リーグ戦どころじゃないですから・・・」と、つれない返事。話を聞いてみると、なんでも広島ではスタジアム問題でアッチッチらしく。政治家と広島サポが対立してるとかしてないとか・・・という展開のようです。

正直、ベガルタンは広島新スタジアムの問題なんて全く知らず、それどころか「そうか。そうか、試合どころじゃないのか・・・しめしめ・・・広島との実力差を考えれば、選手をサポートする相手サポの気合が少しでもズレてくれるんなら、こっちとしては大歓迎だよ・・・」とさえ思っていました。まさに、クズ!!ベスト・オブ・サポーターのクズ!!敵とはいえ、Jリーグの仲間が困っているというのに、その不幸を喜ぶとは、まさに「ベスト・オブ・人間のクズ」ですが、いいんです、ベガータ教に入信する際、私は良心を悪魔へ売り払いましたから。

で、後輩の説明を自分なりに解釈すると下記のようになる・・・

「2012年、サンフレ初優勝のあと、関係者に向かって松井市長は「スタジアムは3度優勝したら考えましょう」と言った。ここでまず大ひんしゅくを買ったようだが、この市長は広島が3度も優勝するとは思っておらず、つい口を滑らしたようですな。ただし、ベガルタンだって思ってなかったよ「広島が3回も優勝するなんて・・・」

そんでもって発言の深刻度が増したのが翌2013年12月。連覇に王手をかけたサンフレッチェ広島の関係者やマスコミのいる公式の場で「優勝されるとスタジアム問題が土俵際に追い込まれるので、2位でいい」との言葉を複数回繰り返したというのだ。確かに広島市長はダメダメ君なのかもしれない。しかし、正直者という側面はある。だって、自らの口で「スタジアムは3度優勝したら考えましょう」と言った手前、連覇されたら困るからね。

この事をベガルタに置き換えるとこうなる・・・

復興のシンボルとして頑張っていたベガルタは、苦難の末に初優勝する。その優勝記者会見で、同席していた奥山仙台市長は、こうスピーチした。

奥山「ベガルタ仙台サポーターの皆さん!!このユアスタも老朽化が目立ち始め、手狭になってきました。そこでもしも連続で優勝したら、地下鉄東西線周辺の再開発を絡めて、新スタジアム構想を・・・と考えています!!」

すると、その言葉に奮起したベガルタは大躍進!!見事に連覇を達成!!当然、記者会見場での奥山市長のコメントに注目が集まるのだが・・・

奥山「ベガルタ仙台サポーターの皆さん!!連続の優勝、おめでとうございます!!新スタジアム構想は前向きに検討していきますので、チームやサポーターの皆さんは3連覇に向けて頑張ってください!!」とでもなるだろうか。

これは酷い・・・欽ちゃんのスター誕生でいえば「バンザーイ!!!は無しよ・・・」ぐらいに酷い。確かに、これがベガルタの事ならば、ベガサポの全ての力を集結して「市長解任リコール」の運動に進むのは確実だ。まっ、それ以前に「3連覇出来そうにない」けどね。とにかく、相手のマンパワーがダウンしているかもしれない・・・という現実がある以上、それを使わない手はありません。

広島市内にスパイを潜り込ませ、SNSなどの拡散を使って「市長、新スタ構想を凍結」とか「県知事、広島は野球の街です!!」みたいなワードを、ひたすら強調&拡散!!すると・・・広島サポの深層心理が「どうせ何度優勝しても・・・目の前の試合に勝っても・・・」みたいにメンタルが陥落!!実力では適わない広島に対し、せめてサポーターのパッション(情熱)を低下させることにより、アウエーの試合雰囲気を有利に運ぼうというわけです。

私はベガルタン、ベガルタ勝利の為なら悪魔に良心を売った男です。

明日はサンフレ戦、ビート広島!!

2016年3月28日月曜日

柏戦


ふぅ~~、薄氷とはいえ、勝ったからOK牧場です。前半なんてシュートすら打てず「厳しいと言うよりもキツイよなぁ~~」という展開。頭では「数少ないチャンスを、カウンターかセットプレーで物にできれば・・」というイメージはあるものの、やっぱりチャンスと言うか、シュート自体が中々打てない状況が続くと、萎えますな。確認すると前半のシュート数は「わずか2本」、如何に「数少ないチャンスを・・・」がイメージとしてあっても、いくら何でも少なすぎますな。

内容的には「柏がボールを回しつつチャンスを狙う展開」で、そんな中、サムタイム時々仙台が攻め込む感じ。ボランチは富田と三田で、FWが金園とウイルソン。それでいて、あそこまでボールが収まらない・・って言うか、繋げないこと自体、政治家風に言うのなら「誠に遺憾です」とでもなりましょうか。

この日サイドに入ったのは奥埜と茂木。攻撃的な視線で見れば「イマイチ・・・というか、イマサンぐらい・・」なんでしょうが、守備的視線で見れば「あれだけ低めのラインで守らされていれば、攻め上がったり、ウイルソンや金園のフォローはタイトなんだろうな・・」の思いも。特に、現状の戦い方において「茂木の良さを出すのは厳しいかもな・・・」とは感じますが、そんな状況でも結果を出さねばベンチにすら入れません。まっ、そんなことは誰よりも茂木本人自体が分かっているでしょうな

 


スローガンである「賢攻」の定義は難しいが、ひょっとしたら「少ないチャンスを生かす=賢功」の方程式が成り立つ可能性はある。ただ、現状は「賢功=堅攻(手堅く攻める)」の方が正しい気も。ウイルソンがサイドに流れつつ、そこを起点に中とサイドのスペースを上手に使って攻める・・・。まっ、ベガルタン的に「賢功」を定義づければ、こんな感じですな。

茂木からのパスがイマイチ繋がらなかった印象はあるが、こんな時にパサーだけ批判するほどベガルタンは素人じゃあありません。15年間見続けたうえで言わせてもらうと「パスが繋がらない要因は、出し手と受け手のミスマッチによるものが大きい」という考えです。茂木は、ウイルソンや金園との試合中におけるタイミングが合ってませんでしたな。

19歳の若い選手に「どこまで求めるか?」は個人的に違うでしょうが、茂木自身「ピッチに立ったら年齢は関係ありませんから・・」という姿勢を持っている以上、どうしてもサポーターは彼に「リャン・金久保・野沢」たちと同等以上のプレーを要求してしまいます。彼にとっては高い壁でしょうが、その壁を越えなければ彼に出番は回って来ません。

仙台の得点は茂木と交代で入った水野の飛び出しから。そうだよね、サイドで試合に出ている以上、1対1の局面ではドリブルで仕掛けないと駄目だよね。まあ、相手の足が止まってきた頃あいだったから、交代のタイミングも良かったんだろうけど、ベガルタン的には「19歳の茂木に求めるのはステディーな渋いプレーではなく、水野のようなガリガリ突破するイケイケなプレー」であります。

それで失敗してボールロスしてもいいじゃない、若いんだから。関口だって最初はボールロスのオンパレードだったけど、攻撃的なチャレンジを続けた結果、今が有ると思っています。怖いのは、チャレンジに失敗することよりも、その失敗に委縮してチャレンジしなくなることですな。関口や富田の成長の裏には、サポーターと監督の「我慢」がありました。怪我人が多い現状で今後は、若手の出番が多くなるはず。だとしたら、我々にも「我慢」という試練が待っているかもしれません。

得点の起点は水野の突破からですが、その起点を大きくふくらましたのは菅井の攻め上がり。このスキルは長年仙台の武器ですが、菅井自体の怪我が多くなり、その使用頻度は明らかに減少しています。もっともっと、菅井には頑張ってほしい・・・とは誰しも思っていますが、加齢と共に怪我が多くなってきた現実から目を逸らすことはできません。菅井には頑張ってほしいと思いつつも、菅井を超える選手を欲しているのも事実。このジレンマはサポーターとしての「永遠の課題」なんでしょうな。

富田のゴールはナイス。年一とは言わず、今年は何度でもゴールシーンを演出してほしいものです。富田が何度となくゴール前まで詰める・・・ということは、ある程度リスクを負ってでも攻撃的に行くシーンを増やすということです。今現在、我々の目に「賢功」は見えませんが、このように機会をチョイスしてボランチが相手ゴール前へ攻め上がるチャンスが増えれば、我々のような素人にでも「賢功」が見えてくるかもしれません。今年の後半には、見えたいものですな。

2016年3月25日金曜日

新潟戦


えー、なんとか勝ちましたな。前回の書き込みで「後半のシュート数、せめて2本は打ってください」と懇願しておりましたが、やってくれました・・・新潟戦における後半のシュート数は「2本」だったようです。意外と律儀ですな。

内容的に楽しくはありませんでしたが、別の意味では「練習試合のようにマッタリ見れて良かった・・・」と言う思いはあります。普段、練習なんか見れないでしょ?ましてや、サブメンバー中心の対外試合なんて。スタメンを見た時から「このメンツで、ボールを回して組み立てられんのか??」と考えていましたが、えぇ・・・やっぱりキツかったようです。ポゼッション的にも、セカンドボールを拾えない事でも、ある意味新潟にゲームを支配されていましたな。

でもね、苦労した試合でしたが、その苦しみの中に「わずかな希望の光」を探し出すことがサポーターの務めです。チャンスをもらった藤村はどんな感じになるのか?久々のミンテはどうよ?そんでもって、この二人のボランチでゲームは作れるのか?
 
二見と蜂のSBで安定感を求める奴なんか居ないから、どこまで攻撃時に厚みを加えることができるのか?大岩と榎本のCBで跳ね返せるのか?水野や野沢やハモンはソコソコやってくれるだろうけど、差波ってサイドハーフこなせんの?等々、ベガルタンは期待と不安という名のヤジロベイのように心が揺れていましたが、この試合前の揺れを楽しめるようになるまで、ベガルタンは10年かかりまた。

 試合後の監督曰く・・・
「苦しい時間帯もありましたけれども、本当に意思統一の取れた、攻守において新潟さんをしっかり叩きのめすことができたのかなと思いますし、ゲームキャプテンの(関)憲太郎も最後に選手の中で「これをしっかりと自信にして進んでいこう」と言ってくれていたので、またこの自信を持って次に進んでいけるのかなと期待しています」

とのことですが・・・そうですか、あの内容で「新潟さんをしっかり叩きのめすことができたのかな」ということなんですか・・・。サッカーって、奥が深いね。

ベガルタンの相対的な評価は・・・榎本が頑張れそうなのは収穫。大岩も組む相手や相手チームの戦力によってはCBでも行けそう。藤村とミンテはまだまだこれから。差波は試合の流れにのれてなかった様子。蜂はこれからコンディションを挙げて欲しい。水野は攻撃力が魅力なので前々で勝負できる展開となれば面白い。二見に関しては「スピード感が乏しい彼が、SBとして出世できるのだろうか・・」という感じ。彼も、守備的ではなく攻撃的に行ってこそスキルを発揮しやすい感じです。

 ハモンと関と野沢に関しては「まっ、あれくらい普通・・・」って感じ。前線で野沢とハモンが孤立する場面が多かったけど、あれだけラインが低ければ、攻撃時に押し上げる時間は絶対にかかるから、その辺のバランスをとるのは藤村やミンテや差波では厳しかったんでしょうな。関については「別に六反じゃなくても大丈夫」という感じです。個人的には、ラインを高くする際には関、バイタルを皆で守るんなら六反と考えております。

 今回のメンバーは、スタメン総とっかえ!!ぐらいにシャッフルしたメンバーでした。いくらキャンプから練習してきたメンバーとはいえ、本番の試合で結果を残すのは大変だったはず。なので、ゲームをある程度支配されるのは予定通りで、その中から少ないチャンスをいかにして物にするか?がこの試合のテーマだったのでしょうな。それが監督の試合後のコメント「新潟さんをしっかり叩きのめすことができた」に繋がるかもしれません。個人的には「叩き潰した感」は微塵もありませんが。

チームや監督の評価は勝つことでのみ評価されます。ましてや今年の目標は無謀とも思える「トップ5」。ここ数年、残留争いの渦に巻き込まれたチームからすれば、この「トップ5」というハードルは激高!!しかし、毎年のように「口だけ番長」という烙印を押されるのはいやでしょうから、鍋監督3年目の今季、せめて1stで見せ場くらいは・・・と考えてはいるはず。

2ndになればチームの総合力が出やすいので、実力差も明確になりがち。だって、どんなに苦しくても、広島がこのまま下位に低迷することなんかあり得ないでしょ?だからこそ、仙台にはスタートダッシュというフォローの風は必要なんだよね。

今年も同じように残留争いの渦に巻き込まれれば、来季の鍋体制継続は不可能のはず・・こんなことは鍋監督自身が一番分かっているはずです。監督となってから、14位・14位・残留争い・・・では、以下にチーム力が厳しいからとはいえ「3年も任せたのに・・・」との思いが出るのは確実です。ましてや、自らの目標も「トップ10」「トップ5」とステップアップしている中でのそれだったら、サポーターやスポンサーの信頼を得られるはずもありません。

だからこそ、今年は勝ってほしいと願っています。去年は残留できたものの、ホーム試合では殆ど勝てませんでした。これは甘受できない試合内容です。試合へ行くたび負ける・・・。これで「多くのサポーターでユアスタを埋めて・・・」と懇願されても、「お前が言うなって!!」の世界でしょう。

 チームとして、観客動員の為に様々な戦略を計画・実施しています。本当にご苦労様です。しかしながら、それらの頑張りはロケットの打ち上げでいえば「補助エンジンの点火!!」ぐらいの役割にしかなりません。メインのエンジンを点火(サポーターの熱意)させるのは、勝利と言う起爆剤がどうしても必要なのです。何とか今年は、リーグ戦でもカップ戦でも勝試合を多く見たいものですな。

2016年3月22日火曜日

名古屋戦


毎年の恒例とはいえ、今年の三月も年度末でピークの忙しさ。会社のカレンダーでは土曜日はもちろん、連休も当然のように休日となっているのですが、支店長からは連休の予定を組む遥か以前から「3月の連休は予定入れるなよ、土日は仕事で春分の日はゴルフだから・・」と有無を言わせない命令。俺、法律に詳しくないんだけど、これってパワハラにならないの?

仕事じゃなければ「連休を使って名古屋へ・・・」と思っていたんだけど、アウエー参戦どころかライブ観戦もできない状況。開幕戦で相性の良い横浜を撃破し、東京には敗れたものの、何とか鹿島も撃破。とくれば「ここは、ここ数年、苦しい場面で助けていただいた名古屋様にも勝たせていただいて・・・」と考えるのは自然の流れ。幸いにして、オンデマンドによって車の中でも観戦はできるので「とりあえずは社外にさえ出れれば・・・」と思っていたんだけど、結局出れませんでした。これでも一応、社内ではリーダーのベガルタンです。

そんな訳で、帰宅してから試合観戦、なんだけど・・・。帰る直前に顧客から電話が来て、仕事の話の流れから「そう言えば、ベガルタ、負けちゃいましたね・・」と、言わんでもいいワードをグサリ。「おいおい、お前が言うか・・・」と思いつつも、「いえいえ、勝った負けたで騒ぐほど若輩者ではありませんから・・」と大人の返答。しかしながら内心では「この野郎!!ふざけやがって!!今回の見積もり、絶対、お前んところはボツだからな!!」と子供のような邪心。40代のベガルタンですが、まだまだ真の大人にはなっておりません。

さて、試合内容ですが、相変わらず後半がダメですな。リャンの交代や劣勢と言うこともあって、鍋監督が切ったカードは「ハモン・野沢・水野」と攻撃的。それでいて、後半打ったシュートは「ハモンの1本のみ」という厳しい状況。何が悪いかを素人が判断することは困難ですが、きっと悪いんだよ、何かが・・・。だって、負けてる状況でシュートが打てないんだよ?重症とまでは言わないまでも、キツイものがありますな。

仙台に関しては仙台のミスと言えばミスから。しかしながら、そのミスを決めきれる力が名古屋にはあって、仙台には無かったということですな。サッカーにミスは付き物。そのミスを生かせるか否かで、勝ち負けが決まってくるのも事実。最近の仙台は、中々生かせない・・・って言うか、生かすとこまで行かない事が問題と言えば問題かと。だって、シュートが打てないんだからね。

4戦して2勝2敗。勝った相手が横浜と鹿島で、負けた相手は東京と名古屋。まっ、まずまずと言えば、まずまずな展開。リャンの負傷は痛いものの、将来必ず来る「脱リャン時代」を踏まえれば、次の10番をリサーチする絶好の機会とも言えます。ベガルタンだって「リャンが居ない仙台なんて、クリープを入れないコーヒーのようなものだ」という認識はありますが、だからと言って「リャンの10番フォーエバアー」は頂けません。佐々木や茂木が今すぐ「10番を受け継ぐ事」など無理筋ではありますがね。

しかし、財リャンの移譲は「財の退団」があったからこそ貫徹できました。チームとしては、財の退団という哀しい現実と、リャンは十分に財以上のパフォーマンスが期待できる・・・という確信があったからこそ、財を退団させる事に踏み切りました。これはリャンが居たからできたことです。今現在、仙台に10年前のリャンが居るとは思えませんが、そのような選手が出てこなければ、別な意味で厳しい未来が待っているのも事実。そんな選手、早く見たいものです。

とにかく、負けてる状況でシュートを打てない事ほど苦しいことはありません。つらいよね、公式のスタッツを見て「仙台の後半のシュートは1本だけ」という結果を見ると。贅沢は言いません、ナビスコでは、せめて2本は打ってください!!

2016年3月14日月曜日

鹿島戦


いやぁ~~、なんとか、なんとか勝ちましたな。結局、しげる松崎にもサトミキにも会えませんでしたが、いいんです、勝ってくれれば問題ありません。チーム状況が盤石でない以上、開幕3戦で「2勝1敗」は御の字。チョット間違ったら「1分2敗」という結果だって有った分けだし、開幕から連敗が続くけば「柏の次に仙台の監督が・・・」の展開すらあり得る状況。なので、すべての不安要素を払拭する為には「勝ち点3」がマストでした。普通にあり得るでしょ?横浜・東京・鹿島の3連戦で3連敗は。

 メンバーだけを見れば、東京戦との大きな違いは「藤村三田」ぐらい。個人的に「六反関」へのチェンジは『同じくらい』と考えているので、システムや戦術が変わらないのであれば、試合内容的に思いを巡らせば、やっぱボランチのチェンジは大きな要素。冷静にSバック中央付近から見ていたんだけど、三田の方が藤村よりも明らかに連動性がスムーズ。藤村がダメなんじゃなくて、何て言うかなぁ~~、三田の方が攻撃でも守備でも移行する際にギアのノッキングが無くてスムーズなんだよね。藤村の場合、どうしてもプレーする際にワンテンポくらい遅れますから。


前節と同じように、全体の内容からすれば「前半>後半」という試合内ではありましたが、何気に前半は「とにかくシュートを打とうよ!!」気持ちが表れていたような気がします。選手間の距離感もよく、早め早めのチェックから、ボールを奪えばサイドへ流れてのクロス攻撃。先制点も、このパターンでしたな。東京戦の後半なんか、全くと言っていいほど攻撃の形が出来ず、そんでもってシュートすら打てない状況が続き、川の流れのように試合終了。これじゃあ、選手じゃなくてもストレスは溜まります。やっぱ、シュートは打たないとね。

 3試合を見てだけでも、現状における「賢功」の『三本の矢』は素人目にも明らかで

壱の矢 ショートカウンター

弐の矢 セットプレー

参の矢 サイドからのクロス

でしょうな。

こんなことを書くと「それじゃあ、手倉森と同じじゃねーか!!」と叱責されそうですが、手倉森と違って決して自らの地位が盤石ではない鍋監督にとって、開幕ダッシュは「トップ5と安定政権」へのマストアイテム。仮に3連敗でもしたのなら、間違いなく外野がザワザワが騒ぎ出すことは明白です。自らの為にも、チーム躍進の為にも「序盤は手堅く戦って確実に勝ち点の上乗せを図る・・・」余程自信満々な経験ある監督じゃなければ、誰だって、こんな風に考えるはずです。

勝つことによってのみ、チームの進むべき戦い方に自信が持てます。ましてや、鍋監督の戦績は連続14位という成績。これを学校のテストで表すと、決して赤点ではないものの、落第ぎりぎりの45点ぐらいでしょうか。この数字はチームの成績でありつつ、鍋監督自らの評価の指針でもあります。
 
自らの偏差値は、自分自身が一番分かっているので、そんな中、チームの現状を冷静に鑑み、チャレンジはしたいけど冒険はチョット・・・と考えたのなら、全員で守り、攻撃は手数をかけないでシンプルに完結する・・・という選択は理に適っていると思っています。

なんでも、鹿島は体表合宿に何人も収集されていたとか。コンディション的には仙台に理があったとしても、この試合には「勝ちたい気持ち」が久々見れました。勝ったから、負けたから・・・ではなく、気持ちが表れる試合とは、パス・タックル・ぶつかり合いなどを見てれば「嗚呼ー、選手は今日、闘っている・・」くらいは誰だってわかります。問題は、この試合の前半のような戦い方が、継続して出来るか否かです。名古屋戦、可能なら継続してほしいですな。

2016年3月11日金曜日

明日は鹿島戦ですな


大震災で自分の周りであった出来事を、ベガルタンは「一枚のチケット」という、お題でブログにアップした時、通常数百しかないアクセスが急に10~20万アクセスまで急上昇!!その時は「嘘つき!!」とか「そこまでしてアクセス数を増やしたいのか!!」と散々叩かれたことは、今となっては良い想い出です。

今から考えると「あの時、ブログにクリック誘導型の広告とかをバンバン貼り付けていれば、風俗へ行く為のキャッシュフローは稼げただろうに・・・」との思いは禁じえませんが、そんなことを考える余裕が無かったのも事実。マジで生きるのに必死でした。

ただ、ベガルタンとしては震災5年を契機に「大震災の事を絶対に忘れないが、敢えて振り返りもしない」というスタンスを取ろうと決めました。人生も時間も有限である以上、過度に過去から縛られるのは得策ではありません。ベガルタンの近親者には幸いにも津波による死者はおりませんでした。そのことだけで十分に幸せです。

今現在でも苦しんでいる方は大勢いるのでしょうが、前を向ける人から順番に大震災を乗り越えなければ、いつまでたっても「被災地」というレッテルが張られたままです。あれから5年経ちました。まだ5年・・という人もいるでしょうが、ベガルタンは「もう5年・・」というスタンスで、前だけを向きたいと思います。

百万人のサッカーファンが涙した「一枚のチケット」に関しては、今年あたり、時間が有ればブログにアップした部分だけではなく、完全な形でアップしたいと考えています。ただし、ベガルタの成績が堅調な場合に限りです。あんな哀しい物語と、ベガルタの降格危機が重なってしまっては溜まったもんじゃありません。乗り越えるためにも、今年、アップしたいですな。

話は変わって明日は鹿島戦ですが、全く燃えて来ません。後輩からは「サトミキが来るんですよ!!」と言われても、イマイチ・・・。どちらかと言えば「しげる松崎も来るんですよ!!」と言われた方がテンションは上がりました。まっ、そういう年代なのでしょうな。

何気に鹿島は連勝とか。しかし、本当に強いかどうかは、やってみないと分かりません。ベガルタだって、無謀かどうかは別にして「目標はトップ5」。その目標が正しいか否かは、「優勝を狙っている東京と鹿島に、ホームユアスタで、どこまで戦えるか?」で見えてくるのは確実です。東京戦では五里霧中状態でした。鹿島戦で、贅沢言わないから「あれ、少し霧が晴れて見えてきたんじゃねーか?」ぐらいにはなってほしいものです。

明日はアントラーズ戦、ビート・鹿島!!

2016年3月7日月曜日

東京戦


えー、残念な結果でしたな・・・と言うよりも、残念な内容でした・・。何て言うの、前線が完璧に孤立してるって言うか、中盤でボールが落ち着かず前が見れないって言うか、そもそも賢攻って何?みたいな感じの試合でした。圧倒的に攻められてボコボコにされるのもキツイけど、こう、何て言うの?チョットずつ、チョットずつ相手のプレーが上回って、先手先手で仕掛けられて、守る時はラインを統率しながら全員で構える・・・そしたら何にもできなかった・・・、こういう展開もキツイんだよね。


「ここまで攻め手が見つからないのであれば、学習塾へ依頼して、仙台の攻撃陣たちの「やる気スイッチ」を見つけてもらうしかない・・・」と言うのが、カミさんの見解です。確かにそうかもしれないが、問題は「やる気」ではなく、選手個々のスキルやチーム戦術にあるような気がしますな。でも、見つけられるものなら「やる気スイッチ」を見つけて欲しいものです。

もしも敗戦の要因が、純粋に選手個々のスキルであれば、問題の解決は難しくなく「パーツ(選手)を取り換えるだけ」でいい。ネット上では、金久保は消え過ぎ!!富田は劣化しすぎ!!藤村は全然ダメ!!等々、辛辣なコメントが跋扈(ばっこ)しているようです。確かにね、個人的にも「お前たち、もうチョット出来る子なんじゃないか・・・」とは思ったけど、全ての責任の要因がパーツとは思えないんだよね。

自分は素人ですが「前線と中盤に壁が有るかのように分断されてる・・・」とは思ったし、「中盤でボールが収まらず前が見れない・・・」とは感じていました。えぇ、これでも15年以上ベガルタを見てますから。確かに、富田のプレーには精彩が見られませんでしたし、金久保は消えている時間が多かったし、藤村は中途半端に余裕がありもののパスミスを連発、長さんじゃなくても「ダメだコリャ・・」と言っちゃいますな。

しかしながら、別の角度から見れば「仙台の選手がダメなんじゃなくて、東京の選手がチーム戦術を駆使して仙台の良さを消していた・・・」とも言えます。中盤でのチェックは厳しく、富田や藤村にボールが収まろうとすれば、すかさず誰かが激しくチェース。その姿勢は徹底していました。センターラインより向こうではマッタリチェック、しかし、センターラインからバイタルにかけては厳しくマンマーク。チョットでも前を向かれそうになると、シャカリキに追いかけます。これ、結構キツかったんじゃないですか?

短絡的に考えれば「仙台の選手は何をやってんだ!!」ということになるけど、東京からすれば「予定通り、仙台の良さを消せたよ・・・」となるかもしれません。リードしてからは「自陣に戻ってバイタルを埋めれば仙台は何もできない。後は相手が勝手にパスミスしてくれるんで、そこからカウンターをすれば・・」と言う感じですかね。

この試合に関しては、選手・監督・チーム戦術など、全ての面で「東京の方が一枚も二枚も上手」と言う感じでした。チーム敗戦の責任は監督に有ることは否定できず、選手層などから導き出された「対FC東京戦術」も、結果的に機能しませんでした。おそらく、鍋監督は自信を持っていたキャンプの成果を「そのまま試し、トライする事」に専念したはずです。しかし結果は出なかった・・・。これをどう考えるかですな。

現実的に「仙台よりも東京の方がチーム力はある」と考えるのが普通です。そのチームに対して「力負け」をしたからって、「仙台はもう駄目だ!!」と思うのは早すぎます。大切なのは、例え負けようとも、継続的に「賢功」をトライすること。もちろん、失敗するかもしれません。連敗するかもしれません。だけど、今の時点で監督やキャンプでトライしてきた事を否定するのはナンセンスでしょう。

鍋監督は昨年「苦しい時、重心を後ろにした試合をすれば、もうチョット勝ち点は稼げたと思います。しかし、我々はそれをしなかった。この苦しさが、絶対に将来、役立ってくれると確信しています」とコメントしています。今年も、昨年以上の苦しさが待っているかもしれませんが、チームとして鍋政権の継続を決めた瞬間から、我々は「堅守賢功」というチーム戦術と一蓮托生なのです。選手を監督を、そしてサポ仲間を信じ、ただひたすら応援する・・・。これしかありませんな。

とにかく、一回負けたぐらいでガタガタいうのは間違っています。確かに酷い内容でした。見るに堪えない結果でした。しかし、過度に選手や監督を批判しても、直ぐに改善するはずもなく、ある意味、無意味とも言えます。とりあえず5試合くらいは、どんな結果が出てもチームを応援したいですな。だってまだ、2試合しかやってないのですから。

2016年3月4日金曜日

明後日は東京戦ですな


明後日はホーム開幕戦。なのに、イマイチ燃えて来ません。ん~~、何故か分からないけど、ベガルタンの今の心境は「ザ・枯山水」。こんな感じ・・・
最近、枯山水の良さが分かってきましたが
その代りに若さを失っていることに気付きました
でも、いいわぁ~~枯山水って・・・

本来ならば、前回の対戦でチンチンにやられた敵(かたき)なんだから「今度は絶対に、ぶっ潰す!!」くらいの気概があってもいいんだけど、気分はとっても「枯山水」。


この試合、結果以上に惨敗でしたな。この試合で、ベガルタンは2ndの苦戦を覚悟したんだけど、あそこまで勝てなくなるのは予想外。人生って厳しいね。

歳を重ねるたびに、ベガルタへの情熱が失われていくとするのなら、今現在ユアスタでハッスルしているオールドマンの存在を、どのように説明すればよいのでしょうか?個人的には「まだまだ俺は風俗やベガルタは現役だ!!」という気概はあります。
 
しかし、最近での飲み屋での会話NO1は「健康と老い」へとチェンジしているのも事実。やれ「尿酸値が・・」とか「プリン体は・・・」とか「血圧が・・・」みたいな話題となり、結論としては「健康寿命は大切だ」と言う感じに落ち着きます。健康だからこそ、ユアスタへ行けるんだからね。

スポーツ紙によれば・・

「3日の紅白戦で主力組に入ってプレーし、仙台戦(6日)でのJ1デビューが濃厚で「早くこの舞台に立ちたいという気持ちが強かった」。左サイドバックとしてCKから2点演出したビンズオン戦(1日、3-1)を視察した日本代表ハリルホジッチ監督から期待の若手に挙げられ、可能性は無限に広がっている」とのことですが・・

ベガサポからすれば、「こっちにだって期待の若手は居ますから!!」というなんだけど、仮に同じくらいのスキルを持っている若手同士でも、チーム力や情報発信力(首都圏と地方)の違いによって「差別」、もしくは「区別」があるのは現実。その「差」を埋めるのは簡単ではないものの、あるとすれば「結果と言う事実」のみ。三田や体調不良と言われている富田の代わりに出る選手が誰なのかは分かりませんが、代わりに出る選手にとってはチャンスのはず。頑張ってほしいですな。

イマイチ燃えないベガルタンの可燃燃料は、誰が何と言おうがベガルタのゴール、そして勝利のみ。最近ホームで勝ててないから、ベガルタンの燃料タンクは空っぽ。ひょっとしたら、ベガルタンが燃えない理由はその辺に・・・。そのことを確認するためにも、ホーム開幕戦は勝ってほいものです。

明後日は東京戦、ビート・東京!!

2016年3月1日火曜日

横浜戦


えーー、勝ってよかったですな。この試合のイメージは個人的にこんな感じ
前半仙台が強いのか、それとも横浜が弱いのか・・・
後半仙台は弱いのか、それとも横浜が強いのか・・・

真逆とも言えそうな試合展開を見せられれば「やっぱ今年も大変そうだよ・・」と言う思いを禁じ得ないが、まあいい、そんな中でも勝ち点3を得られたんだからね。前半は前線からのプレッシングも効果的で、何気に「こんな展開が90分続いたら、今年、いいとこまで行っちゃうよ・・・」と心配しましたが、えぇ、完璧に取り越し苦労でした。

三田がゴールを決めた瞬間、今年は期待できそうだ・・と思ったよ。違がったけどね。それにしても、ACLがあると分かっていて三田をレンタルで出すんだから、東京の選手層は半端ないですな。

後半は一方的に攻められる展開。何気に昨年チックな状況には閉口せざるを得ないが、開幕戦で「結果も内容もどっちも出せよ!!」と願うのは、ベガサポとして強欲過ぎ。そんなことでは、以前銀山温泉にいた外人女将から「もったいないよ・・・」と言われるのは確実。こんな時は控えめに「今回は結果だけで結構、次回からは内容も、チョットでいいから上向いて頂けると・・」のスタンスが肝要です。具体的に言えば「後半、せめてシュートは2~3本は打っていただけると・・」ですかな。

次節の東京戦には三田が出れないそうですが、それでチーム力が極端に落ちるようなら、所詮は今年のチームもそれまでだけのこと・・。どちらかと言えば「相手がACLとの連戦でタイトの時に対戦できることはラッキーだ」ぐらいに考えないとダメでしょうな。東京は今日もACLの試合とか。いくら選手層が厚いとはいえ、怪我人が多い状況では厳しいはず。だとしたら、ここはコンディションを整えやすいホーム仙台に理があると考えるのは当然です。まあ、理の大きさを具体的に言うと「ベガルタンのアソコ」くらいのサイズですけどね。

とにかく、昨年の後半戦から勝利に飢えていたので、とりあえず結果が出て何よりです。企業経営の根幹はリスクヘッジへの対応。今年のベガルタだって「開幕連敗監督解任」という最悪コースの不安さえあったので、その意味では初戦を勝てたのはデカイ。ベガルタンはリーグ戦のスケジュールを見た時、こんな感じに勝ち点ゲットを考えていました。

リーグ序盤戦
横浜・東京・鹿島・名古屋 平均1ゲットで勝ち点4
リーグ序中盤戦
広島・大阪・浦和・神戸 平均0.5ゲットで勝ち点2
リーグ中盤戦
鳥栖・川崎・福岡・大宮 平均1.5ゲットで勝ち点6
リーグ終盤戦
湘南・新潟・柏・甲府・磐田 平均1.5ゲットで勝ち点7.5

1stのトータル勝ち点は19.5ぐらいかなと。

チームとしては「トップ5」なんで、このくらいの成績では不満でしょうが、サポーターメンタル心療内科医のベガルタンからすれば、メンタルのリスクヘッジを考えた場合、あまり大きな願望は抱かず、とりあえずは控えめな懇願くらいにしておくのが吉。とにかく、東京戦でも「絶対に勝てよ!!」と言うスタンスは取らず、「負けんなよ!!」ぐらいに留めようと思っているベガルタンです。