2015年5月29日金曜日

ベガルタン、うつ病になる!!

ここは市内にある心療内科。ベガルタンは仕事をサボり、主治医であるドクター高槻の所へ立ち寄っていたのだった・・。

高槻「今日は、どうされましたか?」
自分「実は、大好きなベガルタの試合を見ても興奮もしないし、負けたと言うのに全然悔しくないんです。この間の試合だって、山形戦なのに、試合当日になってから、ようやく「あれ、今日、試合なのか??」と気付く始末。食欲も何気に無いし、風俗へ行く気力も無いし、何となくダルいので、先生に診てもらおうと・・・」

ここ最近、ベガルタンは体調がおかしい。何がどうおかしいかを、言葉で表現するのは難しいのだが、自分のプライドであったはずのベガルタが負けても、全然悔しくなく、シュートが全く打てなくても、何の苦痛も無いのだ。以前なら、控えめにではあるが『シュート打たなきゃ入んないよ!!』ぐらいの野次というか叱咤をシャウトしていたのだが、ここ最近出るのは「アクビ」オンリー。あろうこことか、試合中に睡魔と戦っている事さえある。これはマズイということで、心理カウンセラーでもあるドクター高槻に診てもらう事にしたのだ。

高槻「う~~ん、体重も落ちてないし、性欲の減退は加齢だろうし、持参してもらった社内の健康診断結果も、そんなに悪いところは無いので、フィジカル的な問題ではないと思われます」
自分「じゃあ、この「けだるさ」は何なんでしょうか?」

高槻「チョット調べてみたんですが、貴方の体調不良が始まった時期と、ベガルタの苦戦が始まった時期が一致してるんです。まさかとは思いますが、それが起因している「軽いうつ病」かもしれません。そこで、私が特別に作ったチェックシートがありますので、やってみてくれませんか?」

なんと、この脳天気を自称しているベガルタンが、うつ病を発症しているかもしれないとは・・・。とりあえず、ドクターが特別に作成してくれたチェックシートをマーキングして見る。

このシートはマジでガチに、高槻医師が作成したものですから、他のネット上に転載する際には、必ずベガルタンの了解を得てからにしてください。また、このシートを使って自己判断するのは大変危険です。心配があれば、病院に行って検診することをお勧めします

ドクター高槻 ベガサポ限定 うつ病スペシャルチェックシート
全ての項目をYESかNOで答えてください

1.ベガルタの事を考えると、ほぼ1日じゅう憂うつ。しかも毎日
2.ほぼ一日中何もしたくないし、何も面白くない。
3.食事療法をしていないのに、体重が1ヶ月に5%以上増減した。特にユアスタでは食欲が無くなる
4.べがるたのことをかんがえると、寝付けない、夜中に起きる、早朝に目が覚めてしまう
5.動作や会話の速度が遅い。または気分が焦っている(乱暴な動きや早口など)。

6.ベガルタの事を考えると疲れやすい。または気力がわかない。
7.毎日が価値あるものなんて何もないと思う
8.ベガルタの力になれない自分に罪悪感がある。
9.思考力や集中力が鈍い、ユアスタの食材で何を買うのか決めることがなかなか出来ない
10.このまま勝てなかったら・・と思うと死について繰り返し考える。または自殺したいと思う。
11.気分爽快だったりよく活動できたりした経験がない
12.症状のせいで仕事や家事をするのに困るほどつらい

13.コールリーダーの気持ちが何気に分かるようになってきた
14.チャントの「刃」の歌詞を聞くと死にたくなる
15.LCCで神戸直行便が無くなるのは寂しい
16.ついでにハワイ便直行便が無くなるのはもっと寂しい
17.掲示板で「ヘブン」の議論を見ていたら天国へ行きたくなった
18.空いているL字でキャッチボールがしたくなった
19.ウイルソンのキレが戻らないのが怖い
20.FKはリャン意外に考えられない

チェックが終わり、問診タイム
自分「先生、どうでしょうか?」
高槻「これまで楽しんできた趣味や活動に、興味や喜びを持てなくなった状態が起因していると思われます。「何をしても面白く感じない」、「人と話すのが好きなのにかえってうっとうしく感じる」、「毎朝読んでいた新聞を読む気になれない」、「週末は必ずゴルフがつまらなくなって行けない」など、「ベッドの上でハットトリックが出来なくなった」等々、貴方は今、関心や欲求が著しく低下している状態です。その変わりぶりは周りから見ると、人が変わってしまったように思えるほど」

自分「これ、薬で治りませんか?」
高槻「薬は、もうチョット酷くなってから使いましょう。薬に頼るのは最後の手段ですから」
自分「じゃあ、どうすれば???」
高槻「フフフフフ・・・ベガルタが勝てば直りそうですね」
自分「・・・先生、それが一番難しいのですが・・・」

とりあえず、ベガルタンの場合は「もうチョット経過を見ましょう・・」という結論に達しました。皆さんは何項目、YESでしたか?


明日は神戸戦、ビート・神戸!!

2015年5月27日水曜日

ベガルタンの そこまで言って委員会2

昨日のベガルタンは定時に帰宅。マッタリくつろいでいたら、20時過ぎ頃から、後輩たちから電話とメールのラッシュ・ラッシュ。その内容も全部同じで、特定グループの出禁についてだった・・・。

通常の言動では、例えば「何やってんすか?運営も試合内容も!!」ぐらいの言動では、「中心サポーターの1名が当クラブ運営担当に対して、暴言を吐くなどクラブの試合運営を著しく阻害する行為におよびました」とはならない。なので「この1名」は、かなり激しく、厳しく、度を超えて運営担当に対してアタックしたのでしょうな。この件に関しては、あまりにも多くの問いかけがあったので、個別に返答する事はせず、2回目となる「そこまで言って委員会」方式で答えたいと思います

ベガルタンの そこまで言って委員会2

辛抱「本日の、お題はなんでしょうか?」
渡辺「本日はズバリ『中心グループの出禁』についてです。先日、ベガルタのHPに「モンテディオ山形戦より、同サポーターならびに複数の中心サポーターに無期限の入場禁止の処分を通告した」との報告がありました。そこで、何故、今なのか?何故、無期限の出禁なのか?何故、個人の行為でグループが処罰されるのか?などなどについて、皆様方の忌憚ない、ご意見を聞かせていただきたいと思います」

辛抱「最初は・・・じゃあ、宮崎さんから」
宮崎「これはねぇ~~チーム側からすれば、明らかに作為的、かつ、計画的に処理された案件だと思いますよ」
渡辺「具体的には?」

宮崎「まず、昨年の『水かけ問題』が発生したら直ぐ、主要メンバーを呼び出し、内容の確認と謝罪をさせて、さらには「同サポーターが同様または問題視されるような行為を行った場合、本人はもちろんのこと、複数の中心サポーターが責任を取り、当クラブからの処分を受け入れる」と言うことを双方で確認しているんです。つまり、実社会で言えば「一筆書いてる」状態ですよね。

ここから分かるように、チーム側からすれば、この個人、またはグループに対して、明らかに看過できない言動が多くなって来た事実があり、機会があれば「罰したい・・」と考えていた節があると思うんです。じゃないと、「未来に起こるかもしれない事象」を想定したうえで、「処分を受け入れる」みたいな、一筆はとらないでしょ?

もちろん、危機管理の一つだとは思うけど、具体的な事例を明記(例えば、これとあれはアウト、それとあれはセーフ)せず、「同様の」という漠然とした言葉、どうとも取れるような言葉で囲い込んでおいて、なんかさぁ~~、わなを仕掛けて待っている猟師のようなやり方なんじゃないですかね?

辛抱「まあね、これだけでアウトじゃなく、積もり積もった物が双方にあるんでしょう。次は、武田さん」
武田「このグループは、お客だから、金を払っているから、何をしてもいい・・と勘違いしてるんじゃないですか?コンサートだって何だって、他の客に迷惑を掛けたり、運営上、支障があるかもしれないことをすれば、どんな公演でも排除されるに決まってるじゃないですか?

僕もネットなどで確認しましたが、今みたいな言うと「このグループは応援も、ボランティアも頑張っているんだから・・・」という意見が出てくるんです。だけど、それでもって「暴言を吐くなどクラブの試合運営を著しく阻害する行為をしていい」とは普通ならないでしょ?なるんですか?

渡辺「ザコバさんはどう考えておられますか?」
ざこば「よう分からんけど、今回やったことが悪い事やったら謝罪して、ゴメンナサイで許してやったらいいんちゃう?何をしてもいいとは思わないけど、別に暴力沙汰の事件を起こした訳じゃあ、ないんでしょ?だったら、謝ったら、許してやってもいいんちゃうかなぁ~~」

加藤「私はサッカーに詳しくないんですけど、もしも、このグループが本当にサポーターの為に日頃頑張っていれば、そしてこの決定に不服の人が多ければ、自然とその声は大きくなって、クラブに対して撤回要求とかするんじゃないですか?」

長谷川「この問題のポイントは正に、そこです。このクラブの裁定が不条理で納得できなければ、絶対に、声が上がるはずなんです。しかし、その声が大きくなっているとは思えない。ということは、多くのサポにとって「この裁定は、まあ、しょうがないかな・・」と思える下地が出来ているんじゃないか?と私は思っています。ひょっとしたら、多くのサポから「あいつら・・」と思われてる節さえ、あるかと・・」

辛抱「私もネットを見ましたが、概ね、8:2、いや、9:1くらいで、このグループは叩かれています。まあ、サポの総数はグループの方が少ない訳ですから、当然と言えば当然ですけど、それにしても叩かれ過ぎでしょ?という気はします。もうね、日頃よっぽど恨んでる人が多いのかぁ~~という感じですね。

残念なのは、これに乗っかる形で、ヘブンの大旗の問題やら、場所取りの問題やら、応援する姿勢の問題やら、何から何まで(中には、漬物の匂いまで言及)、パッケージにして「悪者」を作り上げようとしているのは、如何なものかと思います。それらの問題は、又別の問題として取り上げた方が公正でしょうね。ただし、このような処罰を下されるのも、こうまで叩かれるのも、全ては身から出た錆び、とは思います。

これによって、コールリーダーが不在かも・・という話まで出ているようで、このことによって「ユアスタの応援が心配だよ・・・」という人も多く居るようです。しかし、逆から言えば、この人たちはユアスタにとって、一緒に応援する仲間にとって、大事な人材だったはずなのに、その人たちを擁護する様な「大きなうねり」が起こらないのは何故なのでしょうか?

また、本人たちも、「自分たちは、ユアスタにとって、多くのサポーターにとって重責を担っている」という自覚が足らなかった事も事実でしょう。あったら、そんなことは、しないでしょうしね。とにかく、この件が「あのユアスタの雰囲気」を取り戻す為の一里塚になってほしいものです。


普段は、皆様のご意見を求めたりはしませんが、今回の件、皆様はどのようにお考えでしょうか?教えていただければ幸いです

2015年5月25日月曜日

甲府戦に想う

いやぁ~~、負けちゃいましたな。この事によってネガティブ派は大ハッスル!!ネットと言うバーチャルな世界では「監督を代えろ!!」「あの選手は要らない!!」「あいつは使うな!!」「交代が遅いんだよ!!」等々、このことだけを見ていれば、敗戦はネガティブ派にとって大切なビタミンのようです。

この試合は確かにダメダメな試合でしたが、サポーターポジティブ派の幹事長であるベガルタンからすれば「この試合は、年に1~2回は必ずある、何をやってもダメダメな試合だったんだ・・・と諦め、そして忘れ、気持ちを切り替えて次の試合に臨んだ方がいい。だいたいにして、こんなに勝てないのに、まだ、この順位・・・これは神様のおぼしめし・・・と言わずして何ぞや」と言う感じです。

この日、周辺の年チケゾーンでは、ある初老サポが久々の参戦。すると、一斉に周辺から「どうしたんですか、しばらく来ないで?」「お体は大丈夫ですか?」「何してたんですか、あんたが来ないから中々勝てなくて・・」と、久々の来場を喜ぶトークがテンコ盛り。するとその老人は「いやね、俺が行かないから勝てないって言うんで、今日は、お医者さんの許可を貰って来たんださー」と返礼のトーク。

この瞬間、周辺は何とも言えないホンワカした空気になりましたが、ハーフタイム時に試合内容が、いつになくグダグタだったことを周辺から突っ込まれると「あれ、ひょっとして、俺が来たからシュート0本なんだべが?」と自虐トーク。さらには、「なんか、気分が悪くなって来た・・・」と言いながら、処方されているテンコ盛りの薬をゴクリ。この時ベガルタンは「命削って参戦して来て、この内容じゃあ~~・・って言うか、シュート0本は健康な自分でも堪えるよなぁ~~・・・」と納得。選手の皆さん、一本もシュートを打たないでハーフタイムに入ると、身体が弱い人は大変苦しみます!!贅沢は言いません、枠内に飛ばせとも言いません、1本、せめて1本でもいいからシュートは打ってください。

監督の采配については、素人が、どーの、こーの、言ってもしょうがありません。巷で言われているように「交代が遅い」とか「選手起用が・・」といった疑問は確かにあるけど、監督からすれば「そうする理由」は絶対にあるはずで、その理由を詮索しても素人には絶対に分からないのでしょうな。特定の選手を「使え」「使うな」は、結果論の世界だけで生存しているサポの常とう句。サポ以上に、自らの存在理由が問われる監督にとって、勝負の世界に絶対があれば、「100%、この選手を使った方がいい!!」となれば、どんな監督だって必ず起用しているはずです。

選手交代だって、「絶対に、この時間から、あの選手を出した方がいい・・・」と分かっていれば、これまた絶対に、その時間から出すはずです。具体的に言うと「もうチョット早くからハモンを出せや!!って言うか、スタートから使えや!!」という意見があります。これは、試合帰りに歩行者天国となった道をトボトボと歩いているサポ、10人中、7人が愚痴っているセリフです。ベガルタンだって、そう思っているんだけど、じゃあどうして、監督はそうしないのか?となります。きっとその答は、我々の理解の範疇から大きくそれているんでしょうな。

なんでも、今年の勝ち点は同じ時期の昨年よりも苦しい状況とか。だからといって、過度にネガティブとなる必要はありません。確かに、シュート0本は不満です。選手起用や交代枠などの戦術に関しては遺憾の人も多いでしょう。しかしながら、サポーターという人生を選んだ以上、「喜怒哀楽」の感情はパッケージとなって我々に送られてきます。これには「喜だけが欲しくて、怒や哀は要らん!!」というクレームは通用しないのです。

甲府戦で我々は、チームから「怒と哀」が送られてきました。お金を払って、楽しみにして行ったのに、チームから提供されたエンタ―テーメントは「怒と哀」だけ・・・。確かに、これでは怒りたくもなりますが、このエンタ―テーメントは1年かけて我々に「喜怒哀楽」を提供するもので、この1試合だけを切り取って判断してはならないとベガルタンは考えます。キャンプから始まって「今年はどんなシーズンになるんだろう・・・」と想いを寄せてから、12月の最終戦まで、そのトータルでチームから「喜怒哀楽」の提供を受けるんだから・・・といったロングスパンで考えれば、5月の時点で、そんなにネガティブになる事など無いのではないでしょうか?

誰だって降格はしたくない。心配になる気持ちはベガルタンだって分かります。ましてや、中々ユアスタでは勝てない。ついぞ、怒りの矛先が監督や選手に行くのは自然の流れかもしれません。しかし、それはセット購入でパッケージされた「喜怒哀楽」という名の福袋、その中身の一部と思って割り切るしかありません。ひょっとしたら、このまま「喜怒哀楽」の「怒と哀」しか見せられなかったシーズンになるかもしれませんが、そんなことは「神のみぞ知る」で、誰にも分からないこと。不安になってもしょうがありません。


だとしたら、ここは気持ちをリフレッシュして「エンジョイ・フットボール!!」を決め込んで応援した方が、身体的にも精神的にも楽ではないでしょうか?

2015年5月22日金曜日

ベガルタン、ゴマをする!!

その社内メールに気づいたのは、一昨日の帰宅してからだ。どういうシステムかは知らないが、社内専用のメールが届くと、自分の携帯にも転送されてくるのよ。まったくもって、余計な技術の進歩です。しかし、見ない訳にもいかず「なんだよ、俺は家に帰ってまで仕事をするような奴じゃ、ねーのに・・・。えっ、名古屋支店の磯田???誰なんだ?全く知らね~ぞ」と愚痴りながら開いたメールが下記の内容である。

仙台支店 ○○リーダー様へ

初めてメールをいたします。私は甲府サポで、名古屋支店、入社3年目の磯田と申します。仕事と直接関係ないメールを送る事には躊躇しましたが、土曜日に初めてユアスタへ参戦するにあたって、本社に居る身内から「だったら、ベガルタンに挨拶しとくように。ついでに、何かご馳走してもらえ」という指摘を受けましたので、失礼を承知で送らせていただきました。

リーダーが熱烈なベガサポであることは、身内や社内の友人から聞いております。なんでも、全国の支店の中で唯一、地元のJリーグチームを応援する会社の公的な同好会を立ち上げられたとか。その行動力は尊敬するとともに、ドラゴンズ同好会しかない名古屋支店勤務の私としては、大変羨ましく思っています。もっとも、同好会が頑張って出来ても、甲府ではなく名古屋でしょうけど。

先ほども申したように、ユアスタへ参戦するにあたり、リーダーに、ご挨拶したいと考えております。お忙しいとは思いますが、試合前にお逢いする事は可能でしょうか。ご面倒でも、下記の携帯番号まで、ご連絡いただければ幸いです。

なんともまぁ~~、ご丁寧に・・・。そうかぁ~~名古屋支店だけど甲府サポなんだ。だけど、ぶっちゃけ面倒だし、女の子じゃないし、会ったらあったで何かゴチしなきゃならないし、正直、そんなお金は無いし、ここは丁寧に断るとするか・・・。と思い、速攻で電話。

自分「もしもし、仙台支店のベガルタンです(高倉健のような渋さで)
磯田「あっ、リーダーですか?わざわざ、本当にすみません」
自分「いや、いいんだ。(高倉健のような渋さで)
磯田「初のユアスタだったら、リーダーにご挨拶しろって言われまして」
自分「そんな、気を使う事ないよ(高倉健のような渋さで)
磯田「いえ、そんな訳にはいきません。是非、お願いします」
自分「誰に言われたか知らないが、人の意見に左右されなくてもいいんだよ(高倉健のような渋さで)

とにかく、早めに断って風呂にでも入ろうかな―と考えていたベガルタン。ところが、ここから事態は思わぬ方向へと行ってしまう。

磯田「どうしても、会っておけって言われたんです」
自分「誰なんだ?君に、そんな負担を掛ける奴は(高倉健のような渋さで)
磯田「本社に居る、磯田です」
自分「本社?磯田?えっ!?本社に居る磯田って言えば、統括営業本部長の??」
磯田「はい、私の父なんです。いつも、父がお世話になってます」
自分「えーー!!聞いてないよぉーー!!(ダチョウ倶楽部のようなトーンで)
磯田「いえ、黙っているつもりだったのですが・・・」
自分「違う、違うって、そういう情報は、前もって教えてくださいよ・・っていうこと。えーー、本部長の息子さんでしたか・・」

磯田本部長と言えば、営業職のトップ。その御子息と分かれば、対応が変わってくるのも自明の理だ。

磯田「すみません。本当に、ご挨拶だけでいいんです」
自分「何を言うんですか、早めにお会いして、地元民しか知らない、美味しい牛タンでも一緒にどうでしょうか?(ダチョウ倶楽部のようなトーンで)
磯田「いえいえ、そんな気を使われなくても・・・」
自分「何を、おっしゃるんですか。私は勝手に磯田本部長の一番弟子と思っているんです。その身内の方がユアスタへいらっしゃるのに、エスコートをしないようでは、師匠に失礼です。是非とも、お会いして、美味しい牛タンでも食しながら、試合談議に花を咲かせようではありませんか?ついでに、仙台支店の綺麗処と飲み会でも・・・(ダチョウ倶楽部のようなトーンで)
磯田「ありがとうございます。よろしくおねがいします。良かった、これで父にも報告できます」
自分「そこのところ、非常に大事です。なにとぞ、お父上には、よしなに・・」

磯田本部長、見てくれてますか?ベガルタンは社内では中間派閥ですが、心の中は「磯田派、磯田」です。


明日はヴァンフォーレ戦、ビート・甲府!!

2015年5月21日木曜日

ベガルタン、作戦変更を願う!!

えー、どこで区切ればいいか分かりませんが、とりあえず直近の5試合を観ていると、明らかに内容が“それ以前”とは変質していると感じる時があります。それは「うちって、土壇場に追い込まれたり、より攻撃的に行こうと思えば、それなりにゴールは量産出来るんじゃねーの?」ということであります。

直近の5試合では、1勝1分3敗。そんでもって10得点で、11失点。まっ、得点も失点も“概ね2平均”ということですな。それ以前の5試合では、得点も失点も“概ね1平均”という事を踏まえれば、「堅守というベースは基本路線としても、相手に対してのアプローチには多少の変化はあるんじゃね?」という推論は成り立ちます。

ともに2失点した広島と鹿島戦は、前半に先制され、前掛かりで攻めてたらショートカウンターで追加失点。3失点した東京戦や4失点した浦和戦は、土壇場まで追い込まれて“イケイケモード”しか選択肢が無くなり、何気に圧力をかけたらゴールラッシュ!!結果的に勝つことはできなかったけど、この辺りで「あれ?ひょっとして、ベガルタって攻撃に行くしかない状況になったら“やれば出来る子”なのか?」という期待感は出てきましたな。

今度は、もうチョット詳しく、ゴールに絡んでいるメンバーを確認してみましょう。とりあえず直近3試合でのゴールは・・・
石川1
ハモン1
キム2
渡部1
奥埜3
リャン1

まあね、ここにウイルソンの名前が無いのは不満ですが、バランスは取れている気もします。そこで、今度はアシストや、そこに至るまでのクサビやスルーパスやポストプレーなどを詳細にチェック。するとね、それら多くのゴールで金園が何気に働いていることが分かりました。確かに、ここ数試合ではゴールと言う結果を出す事は出来ませんけど、そこに至るまでの過程で、金園の頑張りを見過ごす事は出来ない・・・とベガルタンは考えるようになりましたな。

もちろん、これはベガルタンの主観だから「そんなのは偶然、タマタマだよ・・」という意見を否定する材料はありません。しかし、金園が真ん中周辺で頑張ってくれている時に、ウイルソンやハモンなどの“サイドに流れてから中へ切り込む攻撃”が炸裂することは多いよね。どう考えても、多いよ。ということは、ベガルタ仙台における、攻撃への“やる気スイッチは金園じゃね?”と言う仮説は十二分に立てられます。あくまでも主役はウイルソンやリャンかもしれないけど、それらの選手が前を向いてプレーする下地を作っているのは、現段階では“金園”ではないでしょうか?

仙台にはゴールを量産できるスキルがある、攻撃的に行ける素養がある、やろうと思えば打ち合いの試合だって出来る・・・。確かに、これはこれで良い事なんだろうけど、これらのワードと「堅守」は常に反比例の関係だから嫌になります。どう考えても、攻撃的なチームでは比例して失点も多くなるから、ベガルタが「堅守」で行こうとすればする程、将来的に目指す戦術では結果が出ず、しょうがなく攻撃的に行ったら結果が出ちゃう・・・という真逆な現象が起きかねません。じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?

常に、新潟戦のように3-0で勝てれば、それこそ“堅守賢攻”でしょう。しかし、現実は、そう甘くは無い。じゃあどうするか?こんな時は、チームの目標という原点に戻るのが一番です。今年の目標は「勝ち点50で、トップ10」ですが、これはあくまでも「出来たらいいなぁ~~」といった政治家の公約みたいなもの。我々サポが、どうしても譲れない一線は明確で「残留しつつ、新たな選手が出出来て欲しい・・」ですから、そう考えると真の目標は「勝ち点40で早めに残留」ということになるよね。

何度も言うけど、仙台のベースは「堅守」。しかし、その意識を持ってしても、現在の仙台は全然堅守ではありません。そんでもって、得点はリーグ3位で、失点はワースト4位と言う現実。リーグ戦もトータルでは1/3を過ぎて、今から「さらに、強固な堅守を・・・」と連呼しても、それが賢明かどうかは議論のあるところです。だとしたら、「堅守賢攻」を隠れ蓑にして、実際は「打ち合い上等の“賢攻堅守”」にしちゃって“ひっそり変更、ちゃっかり勝ち点”へとシフトチェンジするのはどうでしょうか?


攻撃的になれば失点も増えます。しかし、今でも失点はリーグワーストと、そんなに変わりません。それなのに「我々の売りは堅守です」と言ったところで、「おいおい、マジで言ってるのか?」とバカにされても文句は言えないでしょう。幸か不幸か、ここから1stステージ残り5試合は、ガンバ以外、どこも調子がイマイチなチームとばかり・・・。だったら、ここは“ひっそり変更、ちゃっかり勝ち点”作戦に変更して、ガンガン攻めちゃえ!!と言うのは駄目でしょうか? 

2015年5月20日水曜日

新潟戦観戦記

スタジアム内ではキレる寸前まで行きましたが、選手やサポの頑張りによって試合は完勝。結果として、トータル的にはマズマズな遠征でした。そこで、滅多なことではブログに写真をアップしないベガルタンではありますが、セレクトした写真を皆様にコメント付きで公開したいと思います。

「絶対に勝つ!!」そんな意気込みでスタジアムに入ったら、出迎えてくれたのは「ポタポタ煎餅を焼く、お婆ちゃん」。正直、高ぶる気持ちが萎えた。ヤジだけではなく、ゆるキャラでも相手サポの戦闘意欲を削ぐとは・・・恐るべし、新潟。


「いかん、いかん、こんな事で気迫が失われてしまっては、勝てる試合も勝てない。こんな時は、腹ごしらえして、戦闘モードに復活しないと・・・」と思い、売店を遠目に選別してたら、ひときわ並び列が半端ない売店を発見!!

自分「よっしゃ、ここだ。並ぶぞ」
カミさん「何の店なのかなぁ~~?」
自分「こんだけ地元民が並んでいるんだ、間違いないって」
カミさん「そうだけど、100人は並んで居るわよ」
自分「絶対に、メッチャ、旨いんだよ」

そして30分程並んで、列の中ほどに来てみたら・・・
カミさん「ちょっと、あれ、あの看板、見てよ」
自分「えっ、えーと、牛タン・喜助ぇ???昨日、喰ったじゃねーか」
カミさん「違う店に並び直しましょうか?」
自分「はい、そうします・・・」

選手のアップが始まると、前列に座っていたヤンキースキャップの青年が「仙台のサブ、けっこう、いいよな」と独り言。この青年、どうやら違いが分かるクール・ガイのようだ。やっぱ、今どきはベースボールキャップを前後ろにしなきゃ駄目なんですな



クール・ガイの視線の先が、この画像。野沢、菅井、ハモン・・・確かに、新潟よりは豪華かもしれないが、ここでハッキリ指摘しておかねばならない。クール・ガイよ、仙台のサブが豪華なんかじゃなくて、新潟のサブが貧弱なだけだぞ


選手入場時、何気に前説をしている人が「なんか喋ってたよなぁ~~」とは思っていたのが、気にせず心の中でカントリーロードを口ずさんで居たら、いきなり、新潟のビッグユニが上から降臨してビックリ!!ポタポタお婆ちゃんといい、汚いヤジといい、新潟と言う地はアウエーサポには厳しい様だ。
そんな時でも、クール・ガイはスマホの画面に釘付け。クール・ガイよ、老婆心ながら人生の先輩として忠告しておく、君たちは12番目の選手なんだから、ここは前列サポのように、立ち上がって応援したほうがいいと思うぞ。


帰りは磐越道ではなく、日本海高速をチョイスして、113号線ルートを選択。なんとなく、温泉に入りたいよなぁ~~と思って調べたら、113号線の道の駅に温泉があることが判明。ここで、疲れも嫌なヤジも、全て流して帰宅しました。めでたし、めでたし。

もしも、今回の内容が気に入っていただけたなら、、次回の遠征ブログも観戦記形式にします。




2015年5月17日日曜日

ベガルタン、震災ヤジにキレそうになる!!


 その聞くに堪えないヤジが、自分に向けられていると感じたのは後半に入ってからだ。中々ゴールが生まれない新潟の状況に、イラついていたのは分かっていたが、自分の後ろに座っていたオヤジサポは、事もあろうに、そのイラつく状況の「はけ口」を、そのエリア内に偶然居た自分たちに向けて来たのだ。

ベガルタンが観戦したエリアはバック中央の1層目。ここは当然のように新潟サポのエリアだったが、「別に、レプユニや過剰な応援さえしなければ問題ないでしょ・・」という気楽な気持ちで着席。ぶっちゃけ、「何人かのベガサポは居るだろう・・・」という甘い考えで購入したのだが、残念ながら半径40m以内にベガサポは皆無。孤立無援の状況を知った時は「おやおや・・・」と思ったものの、大人しく観戦して居れば何の問題も無いと心の底から信じ切っていた。

その風向きが変わって来たのは後半から。最初は選手に向けられていたであろう、その聞くに堪えないヤジは、徐々に、そして明らかに、ベガルタンに向けて浴びせられるようになって来た。そして、その卑劣なヘイトスピーチにも似た言葉の刃は、2失点目以降にピークを迎える。

その聞くに堪えないヤジは、最初は「そんなにコロコロ直ぐに転びやがって!!」といった感じの、どうって事の無い物だった。これぐらいなら、どこでもあるし、ムカつく事など無い。それが次第に、「なんだよ、このクソ審判、ファールじゃねーのに、ピーピー直ぐ笛を吹きやがって!!」となり、そして「なんだよ、震災ジャッジがねーと、勝てねーのか?」となっていった。

まあね、今どき「震災ジャッチ」というフレームを聞くとは思わなかったが、ここまではギリギリ我慢できる範囲。このようなヤジを聞きたくなければ、1層目中央付近を購入しなければいいだけだし、「負け惜しみ」をリアルタイムで聞くのも「心地いい」とさえ思っていた。しかしである、2失点目からは、その聞くに堪えないヤジは、卑劣を極めてベガルタンに向けて襲いかかって来たのだ。

「クソ仙台、死げって!!」
「そんなことまでしで勝ちたいのか?」
「震災地域はいいよな」
「本当にムカつくんだよ、仙台は!!このクソ野郎」
上記のようなヤジが、エンドレスで自分に向けられてきたのだが、正直、ここまでは我慢出来た。しかし、あろうことか、このクソオヤジサポは・・・

仙台は震災にあって、本当に良かったよな・・・」とまでヤジって来たのだ。

この卑劣なヘイトスピーチにも似たヤジを聞いた瞬間、キレました。

さすがに、我慢にも限度があります。本当なら、新潟サポの中心地で問題を起こしたくは無かったし、勝てそうな試合だから最後まで観戦したかったのですが、もう駄目、我慢の限界を超えました。そこで隣で一緒に我慢していたカミさんに小声で、「荷物を片づけろ、この後ろのオヤジに文句を言って帰る。このままここに居たら、このオヤジを、ぶん殴りそうになるのを止められないから」

何度も言うけど、こんなヤジを聞きたくなければ、1層目中央エリアに来なければいいだけ、それは分かっています。だから、どんなヤジでもスル―してました。しかし、・・・「仙台は震災にあって、本当に良かったよな・・・」は、サポーターというよりも、人間として看過できません。世の中、言って良い事と悪い事ぐらいの選別はあるはずです。カミさんの片付けが終わると、「いいか、次、聞くに堪えないヤジを言ってきたら、文句を言って帰るからな」と話しかけるベガルタン。もうね、怒りが頂点に達しました。

その時です、カウンターからミンテのゴールが決まり3点目。この辺りから、卑劣なヘイトスピーチにも似たヤジも明らかにクールダウン。
「いいよなー、転べば笛を吹いてもらえるんだから」
「最後まで、震災ジャッジ頼りかよ・・」
「ホント、汚ねー試合しやがって・・」
「ムカつくよな、クソ仙台」
上記のようなヤジだって、当然ムカつくんだろうけど、ベガルタン的にはギリギリセーフ。ここはアウエー、このぐらいのヤジは全然許容範囲です。ベガルタンがキレたのは・・
仙台は震災にあって、本当に良かったよな・・・」という、M9.0クラスの卑劣なヘイトスピーチであって、それからすれば「クソ仙台、死ねや」ぐらいは何の問題もありません。

結局、試合は最後まで観戦したし、何か問題を起こして翌日の新聞に掲載される事もありませんでした。しかしながら「仙台は震災にあって、本当に良かったよな・・・」という強烈なワードをヤジるオヤジに対して、周りの新潟サポたちが殆ど「シカト状態」だったのはショックでした。仙台ならば、絶対に周りから「おい、そんな事は言うなって!!」と絶対に制止されているはずです。って言うか、そんな事を言おうものなら、逆にボッコボッコにされる事でしょう。それくらい「仙台は震災にあって、本当に良かったよな・・・」は人間として看過できないヤジです。

久しぶりに、アウエーへ参戦して、他チームサポを憎みました。しかも、心の底から。そして心の底から、新潟と言うチームが嫌いになりました。この嫌悪感が無くなるのは、かなり時間が掛かりそうです。


ちなみに、後ろのオヤジは年間シートっぽいので、私の座席番号を明記すれば、個人の特定は可能でしょう。最初は、こんなクソオヤジは隠れて写真を撮って、ネットカフェから顔を晒してしまおうか・・・・とも思いましたが、そんなことにエネルギーを費やすのは馬鹿らしいと思い、止めときました。ホント、キレ無くて良かったよ・・・ということは、3点目を獲ってくれたミンテのおかげですかな。

2015年5月15日金曜日

明日は新潟戦ですな

昨夜、自宅で。
自分「おい、新潟戦のチケットは買ったのか?」
カミさん「ううん、まだ。どこ買うんだっけ?」
自分「メインでもバックでも、とりあえず真ん中周辺だったら何処でもいいって、何度となく言ってるだろうが?」
カミさん「だから、その、どっちを買っていいか悩んでいるのよ」
自分「一体、GW期間中から、何日悩めば解答が出るんだ?」

どう考えても、新潟のスタジアムが完売になる事は無いので、焦らず購入することに異議はありません。ひょっとしたら、体調が悪くなる事も考えられ、その意味ではギリギリまで待って購入した方が「利口」と言う考え方すらあります。しかし、何て言うの?こう、早めに買っておいて「よおーーし、絶対、新潟をブッ潰す!!選手が倒さなくても、俺が倒す!!」みたいな高揚感をジワジワ勝手に味わうのも、又これがいいんだよね。

当初は不参戦を決め込んでいた新潟戦ですが、GW期間中の大連敗を受け「いくらなんでも、これはマズイ・・・、って言うか、酷い・・・。ここは微力ではあるが、我々中年夫婦も加勢せざるをえまい・・」ということで参戦を決定。本来ならばゴール裏で声を出したいところだが、ここに来て、従来の虚弱体質がより深刻になって来たので泣く泣く断念。

どのくらい虚弱体質的な老化が進んできたかと言うと、選手入場の時、ベガタオルを掲げるでしょ?そん時、選手のアプローチ時間が長めの時があるじゃない?その後、ようやく選手が入場して来て、今度は、そのタオルを振り回すよね?先日の浦和戦の時、ベガルタンはその瞬間「いっ、イデぇぇぇーー痛い、痛た痛た痛たたたぁぁーーー」って叫びながら、右腕の上腕二等筋が攣りましたから・・・。人間、歳はとりたくないですな。

そんでもって深夜のコンビニでチケットを購入。やれやれ・・・と思った矢先に、又もや問題が起こったのです。
自分「それじゃあ、土曜日は早めに家を出るから、ガソリンを満タンにしておいてくれ。」
カミさん「もうしてあるわよ」
自分「おいおい、今、俺の車で帰って来て、ガソリンはカツカツだったじゃねーか?」
カミさん「土曜日は買ったばかりの私の車で行くから」
自分「えっ!?お前のって、軽じゃねーか?買ったばかりでロングドライブしたい気持ちは分かるが、峠道は長いし坂道もキツイし・・・だいたいにして、お前は助手席で寝てるからいいけどよー、運転するこっちの身にもなってくれよ?」
カミさん「あら、今どき軽は、グゥーーン・ダァァーーン!!よ」

とりわけ高級車に乗っている訳じゃないけど、少なくとも軽よりはパワーも排気量も大きいのに乗っているので、高速の坂道だって普通に登って行きます。それなのに、新車のロングドライブ具合を試したいが為に、ベガルタを、そして自分を利用するなんて・・・。もしもベガルタンが座頭市だったら「お前なんか人間じゃねー、たたっ斬ってやる!!」というセリフと共に、カミさんを天国へと誘う事は確実ですな。

なんでも、新潟はチームのダイナモであるレオシルバが帰国とか。これはラッキーと思って掲示板を覘くと、このアンラッキーが返って新潟サポの団結力が増しているかの状況が見て取れました。まさに、災い転じて・・ということでしょうな。しかしです、どう考えても主力の助っ人が2人も居ないのは厳しいはず。いくら、その事を逆手にとって頑張ろうとしても、体力もスキルも、そしてメンタルも有限。必ずや時間と共に疲弊し、仙台ペースの試合になると信じています。

今年の仙台は、ギリギリの状況に陥らないと力を発揮しないチームである事に論は要りません。つまり、学生で言うのなら「試験の前日にしか気合いを入れて勉強しないタイプ」もしくは、「夏休みが終わりそうにならない限り宿題をしないタイプ」と言う事になります。とにかく、ダメなんだよね。試合が終わりそうになって、なおかつ、2~3点ビハインドじゃないと「攻めダルマモード」にならず、気合い満タンでガンガン攻める状況になりません。

別にね、「どうしても攻めダルマモードになってくれ。前半から、浦和戦や東京戦の終盤で見せてくれたように、ガンガン行ってくれ!!」って言ってる訳じゃないんだよ。前半から、しっかりとゲームを作ってくれて、相手ゴールへと襲いかかる気持ちと言うか、気迫さえ見せてくれれば、劣勢だって我慢出来ると思うんだ。ところが、特に前半なんて、中々、その「気持ちと言うか気迫」が見れないから、ハーフタイムでもブーイングする人が出ちゃうんだよね。とりあえず、明日は「浦和戦の後半の勢いが本物か否か?」を確認しに、遠路遥々、カミさんの新車で新潟へ行ってきます。


明日は新潟戦、ビート・アルビ!!

2015年5月11日月曜日

浦和戦

いやぁ~~、残念でしたな。昨日の試合で言えば、勝てなかった事を嘆く「ネガ派」と、負けなかった事に安堵する「ポジ派」、それぞれに見どころがある試合でした。ハモンが出て来た時の「何か、やってくれそうな・・」という空気はビシビシ感じましたし、奥埜やリャンのゴールもナイスである事は認めますが、ベガルタン的に最も残念な事は「今年のチームはメンタルがダメダメ君」である事が分かったことです。

最初の失点は前半終了間際のセットプレーから。これはね、もう最近のお約束だから我慢します。2失点目も、セットプレーのボールをスラされてゴールだから、百歩譲って甘受します。しかし、3、4失点目は戦術がどうのこうの、個人のスキルがどうのこうの、という問題ではなく、100%メンタル!!というところが重ね重ね残念無念なのであります。

3失点目なんか、如何にも「もう駄目っす・・・」という負のオーラが抜けきらない時の出来事だったし、4失点目に至っては、30年前のスター誕生で欽ちゃんが「ばんざーい、は、無しよ・・・」というくらいショックでした。苦しんで苦しんで、逆転されて、もう駄目だよな・・・と思っていたら追いつき、追い越し・・・「よおーーし、行ったれぇぇーー!!久々の勝利だ!!」と思った直後に再び同点・・・。まるで、ジェットコースターのような試合でしたな。

試合内容的には、別に変わった戦術を採用した訳ではなく、選手の配置が「茂木⇒リャン」と「リャン⇒キム」、それに「奥埜⇒金園」へとチェンジした事ぐらい。メンバーを見ての感想は「えーと、ボランチが富田・金って、攻撃的なの?それとも守備的なの?ひょっとしたらバランス重視型なの?全く分かんねーな・・・」でありました。それでの感想は「金って、けっこう競り合いで勝つよな・・」です。

ハイボールは当然として、それ以外でも何気に気の利いたプレーが随所に見れました。連係が上手く行きさえすれば、やってくれそう感はあります。そんな事を考えていたらゴールだから、嬉しくない訳はありません。ただ、キムのゴールは嬉しかったけど、その後のポジショニングは「チョイ、重心は後ろ目状態」をキープ。結果として、富田とのバランスも絶妙とは行かず、このことが前半においては浦和の波状攻撃を受ける要因となってしまいました。まあ、初めてだし、満員のユアスタだし、相手は浦和だし、贅沢を言っちゃあいけませんな。しかし、金は自らが上がって行ったら「シュートで終える」という意識がアリアリ。これは、いいですな。

ハモンについては、間違いなく今の仙台にとっての「ジョーカー」ですな。本来ならば「スタートから出せ!!」と言う事なんでしょうが、きっと、それなりの事情があるんだろうから我慢はします。誰もが考えるであろう「ウイルとハモンの2トップ」に関しても、きっと機を見ている状態なのでしょう。元々、ハモンは中盤の選手で、そこからドリブルなどでグリグリ突破したり、パスを出すのが好きな選手とか。となると、単純に「ウイルとハモンの2トップ」でイケイケモードだけを強調するのは考えもの。その2トップを機能させて試合に勝つためには、他の選手のセレクトと連携がミソとなるのは明白です。

個人的には、昨日のリャンは輝いていたように見えました。やっぱり、やり慣れているサイドの方がいいのでしょうか?それと、贔屓目に見ても「リャン・金・菅井」の右サイドトライアングルは、「茂木・リャン・多々良」よりも、何気に攻撃力が格段にアップしているように感じましたな。だからと言って、誰それが悪い・・・と言う事ではなく、結果として、そう見えただけです。とりあえず次回も、この「右サイドトライアングル」でお願いします。

金園に関しては、賛否が分かれているようですが、個人的には合格点です。FWだけに、結果が乏しいのは本人も残念でしょうけど、あの運動量は太田をも凌ぎます。あれくらいの「汗かき」が居ないと、仙台の様な堅守を基盤とするチームが勝ちつづける事など困難でしょう。彼が汗をかく事で、攻撃のスイッチが遅くなる事はありますが、それ以上にウイルソンや野沢たち中盤の選手、彼らの守備的な負担は確実に低減します。彼は堅守を掲げる仙台にとって、何気にキーではないでしょうか?

ハモンだけだった「希望の光」が、「ひょっとして、金ちゃんも・・・??」と言う状態が生まれたのは何よりです。しかし、それだけじゃ駄目です。シーズンが終わった時には、茂木も奥埜も金久保も杉浦も、ぶっちゃけ、みんな良かったじゃねーか?とならなければ、仙台がチームとして「次のステージ」へ立つことなどは不可能です。「苦しい時期にはベテランに頼る・・」は、ある意味、王道でしょう。しかし、その状況を抜け出した時も「ベテランに・・・」では、チームの進歩も進化もありません。ベガルタンは、苦しい状況だけども「若手の選手に頑張ってもらう・・・」と我慢出来てクリアーした時こそ、その扉の向こうには「次のステージ」があると信じています。


苦しい時に、リャンや菅井や野沢たちに頑張ってもらう事を否定はしません。しかし、彼らだけじゃ駄目です。その中に、奥埜や茂木や金などの選手が一緒じゃないとダメなんです。そうやって得た経験値こそ、ベガルタが大木となる為に必要な養分でしょう。その養分を補充していると思えばこそ、6連敗も我慢できます。そんな事を考えながら、試合を見ていました。

それにしても、エンジンの掛かりが、ビハインドの状況で終盤にならないとダメ・・・と言う状況は、何とかならないものでしょうか?

2015年5月9日土曜日

ベガルタン総統閣下、シリーズ17

仙台市青葉区、森深き一本道をくぐり抜けると、第五帝国を復活させて世界制覇をもくろむカルト集団の本部がある。本部の扉を開けると、教会のような礼拝堂があり、そこにはヒットラーの銅像が鎮座されていた。優秀な頭脳集団を形成した第五帝国は、日本が誇る最先端医療技術iPS細胞を駆使し、ヒットラーのクローンを再生させることに成功。まずは、若者の信者を増やすべく、ベガルタ仙台のサポーターのふりをして、誰にも気どられる事無く、ベガサポを入隊させようと画策していたのだった。

この日、総統閣下のオフィスは午後から大賑わい。部下からの情報によれば、社内のランナーズ倶楽部発足15周年を記念して、メンバーの大部分が「仙台ハーフマラソン」にエントリーしており、その休暇を利用して仙台支店へ挨拶に来ていたというのだ。ちなみに、キャッチフレーズは「杜の都で全力疾走、それが終われば牛タン屋へ直行!!」だそうだ。忌憚なく言えば、このキャッチはイマイチですな。


そんな大賑わいの中、あいにく総統閣下は営業で外出中。しかし、ベガルタン総統閣下が不在と知ると、ハーフマラソンの参加者である浦和サポやガンバサポ、さらに清水サポたちから、ベガルタをバカにするかのような言動が目立ってきたのだった・・・。

ムービーでは触れなかったけど、清水サポの後輩からは「一緒に、地獄までお付き合いしてもいいですよ・・」と、言われたらしく、それが心の底まで沁みて「辛かったです」という連絡を受けました。自分的には「オリジナル10とか、王国清水などなど、プライドが高いであろう清水サポでさえ、今の状況には「諦め」にも似た心境」となっていることに驚きました。その後輩曰く「だって、チームの目標はタイトルでしたから・・」ということです。ダメですな、タイトルを目指すチームが、降格候補では・・。

別にね、レッズユニを着てマラソンを走っても何の問題もありません。ただ、同じく仙台ハーフを走る後輩たちには「レッズユニを着ているランナーが居たら、絶対、絶対に追い越せよ、負ける事は許さん」と、念を押しておきました。くだらない事とは分かっちゃいるけど、何となく、嫌でしょ?目の前にレッズユニが居たら?

明日はレッズ戦、ビート・浦和!!

2015年5月1日金曜日

最近は何かと・・・

最近の仙台は好天続き、さらに言えば、GW直前で仕事のピッチも社会全体がクールダウンモード。後輩のOLさん達は28日の夕方、家にも帰らず成田からプーケット。いちよう、上司であるベガルタンには気を使って「プーケットへ行ってきます!!お土産期待しててくださいね」と手を振って去って行ったが、あの後ろ姿から想像するに「絶対、俺のお土産なんか、成田空港で買うくせに・・」との思いは禁じ得ません。いいですな、若いって。

そんなこんなで会社に残っているのは、金が無い若い男と、家族から相手にされない中年。そして昼休み。この日、ベガルタンはコンビニ弁当のふわふわ親子ドン。普通ならば、これで十分なのだが「まっ、GWだから180円の、お新香も付けよう」と、自分へのご褒美。プーケットに行く後輩たちからすれば「それって、ご褒美なんですか?」となるのだろうが、十分にご褒美です。そんなプチ贅沢を楽しみにしてたら、事務所ではベガルタの今、最もアッチッチな話題で盛り上がっていたのだった。

後輩A「あっ、リーダー、ちょうどいい。今、ベガルタの応援は現状でいいのか?を、皆で話し合っていたんですよ」
自分「えっ、別に、今のままでも・・・色々な問題が提起されているのはネットを見て知っているけど、みんなが満足する解決策なんて無いんだから、なるようにしかならないんじゃねーの?」

後輩B「なんですか?その他人ごとのようなフレーズは?その発言は、仙台支店ベガルタ仙台名誉応援団長(昨年末から応援団長から名誉応援団長に就任)としては、どーなんでしょうか?」
自分「だからね、対案があれば、俺だってブログ等のネットで発信してるかも知れないけど、無いんだから、どうしようもないでしょ?サポ自のL字付近が空白地帯になっているとか、コールのズレが凄いとか、コールリーダーが、あーだのこーだの・・とか、ヘブンの旗が邪魔だとか、色々問題はあるんだろうけど、これだけ問題が多岐にわたれば、強力なリーダーシップをもった人物が現れないと無理だよ」

結局のところ、今のユアスタで問題とされている大部分はヒューマンエラーだから厄介です。「立って応援すべき、いや、座ってもいいはずだ」これなんかは、チームからの公的な見解が示されておらず、と言う事は、各サポーター同士の判断にゆだねられているから、どうにでも解釈が出来てしまう。又もやCLが叩かれているようだが、これなんかも「CL個人の問題」と言えなくもないし、応援のズレは、そのままコールをリードする人たちが協力しあえるかどうか?だと思っています。結局は「人」なんですな。しかし、ヘブンの大旗だけは解決方法はハッキリしており、ベガルタンの記憶が正しければ、大旗って、最前列以外はダメだったような気がします。だとしたら、チームとして止めさせることは十分に可能です。

問題が「人」である以上、理屈を整然と並びたてて諭すのは、かえって逆効果。プライドを持って応援しようとしている「人」にとって、自分の考え方や、自分なりの役割や方針を「それは駄目じゃないか!!」と言って否定されたら、それはそれで本人たちからすれば辛いものがあります。じゃあどうするか?これはね、待つしかありませんな、新たなリーダーが現れるのを。別に、今のリーダーがダメとかじゃなく、現リーダー以上の「人」が現れるのを待つんです。

真のリーダーというのは、混沌とした状況にならないと現れません。ということは、現状のユアスタは、まだ混沌としていないと言う事もできます。感情を持った「人」を諭す為には、納得させる為には、より高い人格を持った「人」が現れる必要がありますが、そんな「人」が現れる予兆など、今のベガサポにはありません。人格を備えた「人」を意図的に作り出す事が無理な以上、我々に残された戦略は「そんな人が現れるのを待つ」という消極的な手法だけでしょう。

第三者的に冷静な人たちで話し合えば「多少は自分たちの方針や考え方は違っても、互いに譲り合えば・・・」といった形に収まるのだろうが、個別にサポーターとしての年輪を刻んできた「人」たちにとって、自分の考え方や方針を否定、もしくは是正されるのを看過する事など出来ません。つまり、マナーやエチケット、気づかいや譲り合いといった人間独自の「やり方」が出来ない場合、その問題点を解決する事など無理ということです。出来るとするのなら、それは「新たなリーダー」が生まれた時でしょうな。

チームにもサポーターにも、ベガルタンは「新たなリーダー」を欲しています。とりあえずは、広島戦あたりでニューヒーローが出てきませんかな。

明日はサンフレッツェ戦、ビート・広島!!