2015年8月31日月曜日

新潟戦に想う

えぇ~~、凹みますな。マジで、凹みました。アウエーの新潟で
思い出しても寒気がする体験してからというもの、嫌いなチームNo1へと踊りだした新潟に、事もあろうかロスタイムで負けてしまう・・・これは中三の時に部活の先輩へ告白したものの「良いお友達でいましょう・・」と、やんわり断られた時と同じくらいにショックでした。

ゴールが決まった瞬間、10秒程フリーズしたんだけど、あの屈辱感は格別でしたな。数的不利も分かっていますし、チームが苦しい状況である事も分かっているつもりです。しかし、あそこまで頑張ったら、ねっ?悔し過ぎるじゃない?あの一発で、それまでの頑張りが水泡に帰しちゃうのは、いくらなんでも辛すぎます。

何度も書き込んできましたが、ベガルタンが尾崎豊なら間違いなく昨日の深夜、夜の校舎・窓ガラスを壊して回ったでしょうな。さらに言えば、間違いなくグレたでしょう。事実として、中三に初めてフラれた時、ベガルタンは「トンボ学生服⇒短カラ刺繍つき」へとチェンジしました。中三の時、僕をフッた瑞樹先輩、お元気ですか?

しかしながら、あのような状況で「敗戦責任者の魔女狩り」をするほどベガルタンは暇じゃありません。ネットでは大海が、監督が、腕組みハゲダルマが、FW陣が、あるいは中盤が・・・といった感じで、盛んに魔女狩りをしているようですが、あのような局面においては「誰それが悪い・・」という議論事態がナンセンスだと思っています。得点取れないFW、うまくFWとバイタルで連係できないMF、そして簡単に裏を取られてしまったDF、それらの選手を起用した監督、そしてチーム全体をオーガナイズする社長・・・結局間ところ、みんなダメダメ君なんでしょうな。

まず、問題の場面から、ベガルタン的な考察を
大海の一発レッドですが、大事なのは「あの局面だけにフォーカスしない」ということでしょうな。何事においても「木を見て森を見ず」は最悪です。大海をCBにし、リャンをボランチにし、金久保をサイドに起用したと言う事は、素人のベガルタンでさえ「ラインを積極的にコントロールし、攻撃的に戦うつもりだな・・・」という事ぐらいは分かります。

その大海ですが、ビルドアップに関してはイマイチ。しかし、カバーリングとラインコントロールに関しては及第点。ただ、あの裏を取られた一発以外はですが。じゃあ問題は大海1人か?ということになりますが、それは断じて違います。仮に、先制していれば、ラインコントロールも微妙に違っていたはずですし、何よりも、この日のスタメンを見れば選手だって「今日はホームなので攻撃的に行って勝とう」と思うはず。それでいて、ゴールの匂いがあまりしない展開が最大のネックだったとベガルタンは考えます。

ただし、大海の対応に問題が無かったとは思いません。ダメでしょう、一発で裏を取られちゃ。そこで、ここからのチーム対応が大切になってきます。もっとも、その選択肢は現状では多くなく、せいぜて2つ・・・
進むべき道1(オペレーションネームラクダの目)
「大海は、もうダメダメ君なので、鎌田を起用しつつ重心を低くして(時に5バックにしてでも)守る」という戦術をチョイスするか?
進むべき道2(オペレーションネームアイ・オブ・ザ・タイガー)
「浦和戦を見たか?ドン引きは、今年のチームには合わねーんだよ!!」攻撃的な守備で行くべきじゃないか?
まっ、せいぜい、このぐらいでしょうな。

まあね、どっちの道を選ぼうともリスクはあります。それをヘッジしながら勝つ方策を考えるのが監督なんだから、我々は彼に期待するしかありません。ただし、2ndの「1勝1分7敗」は看過できる数字ではありません。下位チームが揃って苦戦している状況下じゃなければ、とっくに「監督のお尻に火がついてもおかしくはないよな・・・」という感じさえします。もっとも、この時期の解任は、あまりにもリスキー。手腕が不安視されている現社長に、そこまでの覚悟があるとも思えませんので、今シーズンは渡邊監督と心中でしょうな。

仙台の状況は厳しいものがあります。しかし、仙台よりも下位チームはもっと厳しのも事実。仙台が残り試合で「勝ち点9」を得るとするなら、得失点差の関係で16位の松本は「勝ち点16以上」がマスト、となります。そう考えれば「なんとかなりそうな・・・」という気がしないでもありません。ただし「今の仙台で勝ち点9は厳しくね?」と言われれば、「それもそうだよな・・・」という気もするし、何だかんだ考えても、結局は「目の前の1勝」という結論に達します。


ここであえて主観を述べれば、どうせ守備的にやっても2~3点取られるんだから、「だったら攻撃的な守備で行った方がいい」と思っているベガルタンでした。辛いけど、頑張るしかないですな。

2015年8月28日金曜日

明日は新潟戦ですな

今期、チームの目標はシンプルで・・・
監督 勝ち点50でトップ10
社長 通年での経常を黒字にする
でありました。

このうち、取締役会後のコメントでも社長は「今期の目標は通年での黒字・・」と強調していたので、経営サイドからすれば、今期、絶対にクリアーしなければならないのは「経常黒字の確保」なのでしょう。そのように推察すれば「今期、これだけ苦しい夏場の闘いが続いていても、補強の話が全く聞こえてこなかった原因は、ここなんだろうな・・・」という仮説は十二分に成り立ちます。やっぱ世の中、金ですな。

集客率が厳しい状況の中、黒字を確保しようとすれば、誰が考えてもケチケチ君作戦(緊縮財政)しかありません。そして、この頑なな態度から察すると「どうやら経営サイドのミッションクリアーは何気に見えてきたんだろうな・・」と考える事に整合性もあるでしょう。となると、残ったチーム目標は「残留」です。本来ならば、「勝ち点50でトップ10」だったはずですが、もうここまで来たら、そんな贅沢は、むかし銀山温泉に居てCMに出てた外人女将も許さないはずです(もったいないよ・・・)。とにかく、ここからのチーム最大のミッションは「残留」であります。

報道によれば、ウイルソンも渡部も順調に回復してきているとか、このニュースが事実だとするなら、多くのベガサポの安心感も増すはずです。本当は、こんなプライベートの事など書きたくはありませんが、不安で不安で夜も寝られないというベガサポの為に、ベガルタンがとっておきの情報を。

先日、とある銭湯のサウナで、ベガルタンは渡部達と遭遇しました。最初は「ゴッつい奴が集団で入ってきたなぁ~~」と思っていたのですが、サウナのスチームが取れて視界がクリアーになると、「えっ!?渡部!?」である事が判明。その会話が、チームに対して、そして試合に対してポジティブでありました。この会話により、ベガルタンはチーム状況が回復基調であると共に、残留も確信した次第です。

それにしても、渡部は、いい体をしてました。俺、男に興味無いけど「渡部の子供もだったら、産んでもいい・・・」とさえ思ったよ。

さて、そんでもって新潟戦。当然負けられない試合ですが、その想いがより強いのは新潟の方でしょう・・と思っていたら、そこよりも強い想いのチームサポが居る事が判明。下記のメールは、名古屋支店の松本サポの後輩、その抜粋です。

仙台支店のリーダー様へ。
先日の株主総会では大変お世話になりました。うんぬん・・
話は変わりますが、週末の新潟戦、絶対に勝ってください
絶対に、絶対に、勝ってください
勝ってくれるのなら、何でもします
靴の裏だって舐めますし、三べん回ってワンもしますから
絶対に勝ってください

そうか、そうか、勝ったら「三べん回ってワン」かあ~~、と思っていたら、本社の清水サポの同輩から電話。「何だよ何だよ、揃いも揃って、会社の経費を使って「勝ってください」の土下座コールかよ・・・」と思いつつ、受話器をとるベガルタン。
ベガルタン「もしもし・・」
同輩「これはこれはリーダー、ご無沙汰です」
ベガルタン「おいおい、こんな時だけお願いは無しだからな」
同輩「・・と言ってきましたが・・(かすかに聞こえる声で)
ベガルタン「えっ!???」
同輩「今、浅沼取締役本部次長と変わるから・・」
ベガルタン「えっ?おいおい、いいから変わるなって!!」

浅沼取締役本部次長は、元静岡選抜でバリバリの清水サポ。なかでも「オリジナル10」であることにプライドを持っており、今でもガンガン応援している根っからの清水サポで社内では有名で、社内のJリーガサポで作っているラインのグループにも入っている。口癖は「俺の血液は清水オレンジだ」(ただし、沼津の出身)

浅沼取締役「お疲れ様・・」
ベガルタン「こちらこそ、お疲れ様です」
浅沼取締役「こんな時だけって、どんな時だ?」
ベガルタン「いえ、どんな時でもありません」
浅沼取締役「土曜日の新潟戦、分かってるな?」
ベガルタン「はい、取締役の為にも完膚なきまで、叩きつぶす所存です」
浅沼取締役「期待しているぞ」
ベガルタン「もちろんです」
浅沼取締役「お前の人事評価は、俺と仙台支店長の武富が握っているからな」
ベガルタン「(それってパワハラじゃあ・・と思いつつ)全力を尽くします」
浅沼取締役「来月の全体会議で、待っているからな。ガチャ、ツーツーツー・・」

この手の会話、通常だったら10月くらいから出るんだけど、今年は8月の時点でガンガン出てきます。とにもかくにも、負けられない戦いである事に変わりありません。


明日は新潟戦、ビート・新潟!!

2015年8月23日日曜日

浦和戦

えーと、とりあえず、ドンマイ、ドンマイですな。鹿島・浦和のアウエー2連戦で「あわよくば勝ち点を・・そして残留を・・・」との想いがあったのは事実ですが、終わってみれば綺麗に連敗。それも、完敗。でもね、これによって現状での仙台の力量が「残留争いが精一杯・・・」という事が認識出来たので、そうなったらなったでチームやサポのベクトルは統一しやすくなります。つまり、ここから先の戦いは「残留争いしているチームには負けるなよ」という事でしょうな。

監督が浦和戦に用意した戦術は、なんとビックリ「5バック」でした。このような守備的な戦術を執る以上、前半の「0-0」はマストだったはず。しかしながら、前半に2失点してしまい、このトライの結果はイマイチ。これによって、監督への非難が出るのは確実のようですが、そんな事で非難されて委縮しようものなら、新たなチャレンジなど出来なくなってしまいます。

監督は自らの信念によって新たなチャレンジをしました。しかし、結果、内容ともイマイチ。ただそれだけです、もっとも、イマイチだった責任は監督に有るのは言うまでもありませんが、その責任は現有の選手層 (浦和や鹿島と比較して) との対比から、なされるべきものであるはずです。

監督の心理状態など分かるはずもありませんが、この時期に、たとえ浦和戦のみの戦術だとしても、新たなチャレンジをせざるを得なかった事で、「多少、追い込まれている感」が、してしまうのはしょうがありません。おそらく、この5バック戦術は「キャンプから試みていた戦術」ではなく、鹿島戦の負けを踏まえたうえでの窮余の一策だったはず。あまり時間が無い中で、リスクが高いか低いか、分かりにくいであろう戦術を採用したところに、渡邊監督の力量が透けて見えます。この戦術は結果的にギャンブルでした。ギャンブルであった以上、あとは出たとこ勝負。今回のサイコロの目は、残念賞だったですな。

今回の5バック採用に関して、ポジティブな意見や論評をするのは絶対にマイノリティーでしょう。前半の試合内容で「よしよし、いい感じだ・・・」と思える人が居るとするなら、それはそれで凄い人です。解説の戸田や平瀬が、やんわりとした表現で「この5バックは、如何なものか?」とコメントしていましたが、この急造5バックに「ベガルタの未来はあるか?」と問われれば、それは匿名希望を条件に「絶対No!!」ですかな。

しかしながら、新たなチャレンジは絶対に必要なので、その意味では「厳しい戦いとなる浦和戦だから試せた・・・」と考える事は出来ます。もしも新潟戦で、今日のような戦術をし、そんでもって負けでもしたら、間違いなくキレるでしょう。アウエーの浦和戦だから、やれた・・・、今は、そう考えるしかないようです。

個人的に、負けた事よりショックなのは武藤にやられたことです。報知のコメントでは「自分の中で高まるものはある。相手が仙台で決めたい気持ちは持っています」とのことですが、これを読んでの率直な感想は「勝手に高まらないでくれよ~~、こっちは正直、冷めてますから。活躍するのはいいけど、仙台戦以外でお願いします」でありました。それなのに、1ゴール1アシストですか・・・。完調ではない身体とメンタルに、彼の活躍は効きすぎます。

個人的な感想を述べれば、武藤よりも関口の方がポテンシャルやスキルは高いと思っています。しかし、その関口は浦和を退団し、その代りのように入った武藤がブレークする・・・。どうやら、武藤は、もっているようですな。

前半と後半、どっちが良かったか?と問われれば、「しいて言うなら後半」と答えるベガサポは多いはずです。実力的に苦しい試合ではありましたが、後半のように「裏を取られるリスクを恐れる守備に軸足を置く仙台よりも、多少のリスクはあるものの前線からのチャージに活路を見い出す仙台」の方が、チーム全体で、そしてサポも、躍動する様な気がします。もっとも「躍動すれば、それでいいのか?」と言われると、答えに窮しますが。


「賢守」を、チームの根幹にして戦ってきたシーズンも、残すところあと9試合。そろそろ、そのトライの答えが出ようとしています。どうやら、「賢守」へのトライはダメダメ君だった事が確定したようですな。ただし、トライしたコンセプトや意気ごみは悪くなく、結果が伴わなかっただけでしょう。残念ですが、今のチームに超守備的な戦術はフィットしないようです。それでも監督は言うでしょう「仙台のべースは守備から」と。それはベガルタンだって分かっているけど、そのベースを前提として戦っているのに、失点数が増えていく現状は辛すぎます。

2015年8月21日金曜日

明日はレッズ戦ですな

明日の浦和戦を前にしても「絶対、負けられんねー!!」みたいな心の高揚感が出てないベガルタンです。体調が100%じゃないので、当然のように敵地へ乗り込む事は出来ず、イマイチ燃えてきません。やっぱ、サポーターライフも健康が一番である事を、ベガルタンは身をもって確認しました。そろそろ、サプリや養命酒がマストアイテムとなるのは確実ですな。

さて、鹿島戦でボコボコにされてから一週間、ベガルタの選手たちは思い想いにリフレッシュした事でしょう。若い頃のベガルタンは、精神的なダメージが大きい敗戦を喫したら、後輩たちを誘って「居酒屋⇒カラオケ⇒風俗⇒朝帰り」で綺麗サッパリとマインドチェンジができました。しかしです、40を超えると、そんな無茶は出来なくなり、今ではCSの「アニマルプラネット、癒してくれるワンちゃんたち」を観る事で、心の傷を癒しております。

鹿島戦の内容だけを観て「ふむふむ、これなら浦和戦は期待できるな・・」というポジティブシンキングには当然なれないので、大切なのは「勝ち・負け」ではなく「どこまで0点で抑えられるか・・」であります。最初から「引き分け」を狙って、引き分けで終える事が出来れば苦労などしませんが、浦和戦のポイントは絶対に「何分間、0で行けるか・・」です。

今の仙台に「浦和を完封する力」が無い事ぐらいはベガルタンだって知っています。しかしながら、選手とサポーターの頑張りによって、その時間を1分でも長くする事が、この試合の見所とも言えます。こんな事を書き込むと「試合が始まる前からそんな事では・・・」と嘆く同士も居るでしょうが、アウエーの浦和戦で「勝ち点1」でも取れれば、不満な結果ではないはずです。そして、今のベガサポなら「浦和戦で0-0」であれば、「よくやった、頑張ったな・・・」と思くらい、完封は困難なミッションと知ってるでしょうな。

直近5試合で、1勝4敗、そして失点10。どう考えても、目指している「賢守」には程遠いものがあります。しかも、いずれの試合も先制を許し、常に追いかける厳しい展開では、選手もサポも、辛いものがあります。攻めか守かに徹底するという事も考えられますが、そうかといって鹿島戦の後半の様な「ドン引き」を90分するのも無理筋なので、大切なのはバランスのはず。結局のところ、効果的なカウンターが何本出るか?なのでしょうな。

もっとも、心理の逆を突くのも、これまた心理・・・ですから、賢守を捨て去り、敢えて守らず、最初から乱打戦に持ち込む・・・という作戦も0ではありません。今年のチームは、試合後半に追い込まれて、なりふり構わず攻めダルマになると、意外とゴールの匂いがするチームですから。

どうしようもなくなり、攻めるしかない・・・という選択肢しか無い事が分かると、前線からのプレッシャーをガンガン掛けるようになり、中盤や守備陣もうまく連携がとれ出し、何気にゴールへと結びつく場面は多いので、最初からオペレーションネーム「肉を切らせて骨を断つ!!」を発動するのも手ではありますな。しかしながら、「肉だけのつもりが骨まで切られちゃったよ・・・」という可能性もあるのが難しいところです。

昨日、仙台育英の選手たちや応援団を見て、ベガルタンは久しぶりに「グッドルーザー(誇り高き敗者)」という言葉を思い出しました。それと同時に、競馬の武豊のコメントも思い出しました。そのコメントは・・・
「基本的に、プロの世界ではグッドルーザーという言葉は存在しません。負けたら、失敗したら、次のチャンスなど貰えないからです。プロでもアマでも、相手を称える事はあります。しかし、負けてもアマには次が有っても、プロには次など無いのです。一戦、一戦「負けたら終わり、失敗したら終わり・・」そんな恐怖感と戦っていることが、プロとアマの差です。」

仙台育英の選手は負けてしまいましたが、最後まで戦う姿勢を見せてくれました。本当に立派です。しかし、ベガルタの選手にとって「最後まで戦う姿勢」を見せるだけでは何の評価もされません。プロとして「勝ち点を得る」という結果を出さなければ、彼らが称賛される事など無いのです。

明日、現地に行けないのは断腸の想いですが、行かれる方々、どうかよろしくお願いします。


明日は浦和戦、ビート・レッズ!!

2015年8月17日月曜日

鹿島戦

えーご無沙汰です。そして昨日、鹿島まで行かれて応援してくださったベガサポの方々、本当にご苦労様でした。あのような試合を見せられ、精神的にも肉体的にも苦しい中、車のハンドルを握っていた方々の心痛は、不肖ベガルタン、痛いほど分かります。行けなかった我々に変わって応援していただき、本当にありがとうございました。

実はね、体調が悪く、1週間ほど入院しておりました。検査で「ポリープが見つかりました・・・ひょっとして、悪性かも・・」って言われた時の心情は、昨日の鹿島戦で逆転ゴールを決められた時のサポの心情と同じくらいショックでしたな。幸いな事に悪性ではなく、とりあえず取ってもらったのですが、そこからの食事制限が死ぬほど厳しいのなんの。ブログを書き込む気力すら起きませんでした。やっぱり、健康が一番ですな。

そんでもって、自宅で鹿島戦。これはねー、ベガルタによって「ドS」の資質を開花させられたベガルタンからすれば、堪らない一戦でした。クリアーしても、しても、しても、ボールは相手の足下。後半なんか、序盤はリードしているにもかかわらず、完全なるサンドバック状態。もうね、「いっそ、このまま、殺してくれぇーー!!」って感じ。観てて思ったよ「これでは45分、もつ訳が無い・・・」って。

鹿島の方が強いにしても、あそこまでボコボコにされるほどベガルタが弱いとは思えません。後半は誰が見ても「ガス欠状態」だったので、その原因を素人なりに考察すると・・・
システムや交代要員などの戦術が間違っていた
選手のコンディションが悪かった
戦略的なペース配分で失敗した
ぐらいしか考えられませんな。

夏場に弱いのは知っていますが、あそこまでボコられるのは納得できません。まるで、高校生のチームと練習試合をして、高校生が「ドン引き状態」となってしまったかのような状況でしたな。疲れているのは鹿島だって同じだから、それだけが「ボコられた」理由ではないはず。メンバー的には「ミンテ⇒金久保」のチェンジぐらいでしたが、この1人の交代が要因じゃない事は「前半はリードしていた」という現実から推測できます。じゃあ、なぜ、あんな感じになっちゃったのか?

昨日はBSで、トラッキングデータを参考にしながら観戦する事が可能でした。ハーフタイム、走行距離のデータでは、軒並みベガルタの選手が上位に。これを見てベガルタンは「真夏でも、走るようになったなぁ~~」と感心しておりました。しかしです、後半は、真逆とも言っていい程、走れなくなり、「前半のあれはなんだったの?」状態。そんでもって、馬鹿なりに考えた結論が「前半飛ばし過ぎて、ガス欠になったんじゃあ・・・」でありました。じゃないと、説明できません。

こうなってしまった要因の一部には、間違いなく「監督の戦略ミス」でしょうな。だからとって別に、「監督解任だ!!」的な考えを持っているのではなく、監督の思慮が、もう少し的確だったのであれば、あそこまでボコられる事は絶対に無いはずです。チームの変革期というのは、指導体制や経営体制、それら全てを含めての物なのでしょうから、ここは過度にネガティブとならず、我慢するしかありません。ウイルソンが居れば、渡部が居れば・・、と思う事は自由ですが、居ない時にしか「チーム力の底上げはできない・・」と考える事によって、ベガルタンは我慢する事が出来ます。

ただね、選手の成長のみならず、監督自体の成長も、チームの躍進にはマストでしょうな。若い監督に、モウリーニョなみの洞察力と戦略的判断力を期待するのは間違っていますが、個人的には二見の成長と同じくらい、監督の成長を望んでおります。こんな事を言うと「このメンバーで良くやってるじゃないか!!」と、お叱りを受けそうですが、このまま結果を出せなければ、例え残留出来ても自然に「監督問題が再燃」するのは必定です。継続が大事なキーワードだと思っているので、だからこそ、監督には「これが未来のベガルタだ!!」というサッカーを、残留争いしている時でも、ほんのチョットでいいから見せてもらいたいのです。

松本戦で監督は「新たなチャレンジが上手くいかなかったから、元に戻した・・・」とコメントしています。現有戦力では、中々、新たなチャレンジもしんどいようです。じゃあ、新たなチャレンジは不要かと言えば、ベガルタン的にはそうではありません。チャレンジをしないで残留できたとしても、来年待っているのは「同じような残留争いだけだ・・」と思っているので。こう書くと「まず最初に、残留を決めてからでも遅くないじゃないか?」と思われる人も居るでしょう。

確かに、「ドン引き」に徹する事で、ひょっとしたら残留の確率が上がるかもしれません。しかしです、「ドン引き」と「堅守」は全く異なるもので、監督の言う堅守とは「ラインの上げ下げを機能的に行い、時には上げてプレッシャーをかけ、時には下げて全体で守る」といった極めてフレキシブルなものです。今年は「堅守を再び構築し、新たな選手を融合させて、未来への土台を築く年にする」事がチーム全体の、いや、サポーターを含めての統一した目標のはず。そこを捨て去って、監督やチームの理念を放棄するのであれば、監督自体の存在価値、さらには、今年のチームの存在価値などあるのでしょうか?

残留する事が大切なのはベガルタンだって知っています。しかし、そこだけにフォーカスしてしまうと、来年もデジャブーを見る確率は高くなるでしょう。そこから脱する為に、今年の目標は「勝ち点50の、トップ10」だったはず。敢えて優勝などと暴言は吐かず、チームの土台を築くシーズンし、来年以降、チャンスがあれば・・・という考え方は極めてシンプル、かつ、論理的でした。だからこそ、多くの人は監督やチームの考えを支持したはずです。そこが崩れてしまうと、監督の存在価値に疑問が持たれるのはしょうがありません。


残留出来ようが、出来まいが、このような内容の試合ばかりになってしまうと、間違いなく監督は交代になるでしょう。別に監督擁護派ではありませんが、可能であれば、ある程度のスパンで監督を務めて欲しいと思っているので、2年くらいで代えられると困惑します。ここからの10試合は、チームの、そして監督自身の運命をも左右する大切な試合になりそうですな。