2015年5月25日月曜日

甲府戦に想う

いやぁ~~、負けちゃいましたな。この事によってネガティブ派は大ハッスル!!ネットと言うバーチャルな世界では「監督を代えろ!!」「あの選手は要らない!!」「あいつは使うな!!」「交代が遅いんだよ!!」等々、このことだけを見ていれば、敗戦はネガティブ派にとって大切なビタミンのようです。

この試合は確かにダメダメな試合でしたが、サポーターポジティブ派の幹事長であるベガルタンからすれば「この試合は、年に1~2回は必ずある、何をやってもダメダメな試合だったんだ・・・と諦め、そして忘れ、気持ちを切り替えて次の試合に臨んだ方がいい。だいたいにして、こんなに勝てないのに、まだ、この順位・・・これは神様のおぼしめし・・・と言わずして何ぞや」と言う感じです。

この日、周辺の年チケゾーンでは、ある初老サポが久々の参戦。すると、一斉に周辺から「どうしたんですか、しばらく来ないで?」「お体は大丈夫ですか?」「何してたんですか、あんたが来ないから中々勝てなくて・・」と、久々の来場を喜ぶトークがテンコ盛り。するとその老人は「いやね、俺が行かないから勝てないって言うんで、今日は、お医者さんの許可を貰って来たんださー」と返礼のトーク。

この瞬間、周辺は何とも言えないホンワカした空気になりましたが、ハーフタイム時に試合内容が、いつになくグダグタだったことを周辺から突っ込まれると「あれ、ひょっとして、俺が来たからシュート0本なんだべが?」と自虐トーク。さらには、「なんか、気分が悪くなって来た・・・」と言いながら、処方されているテンコ盛りの薬をゴクリ。この時ベガルタンは「命削って参戦して来て、この内容じゃあ~~・・って言うか、シュート0本は健康な自分でも堪えるよなぁ~~・・・」と納得。選手の皆さん、一本もシュートを打たないでハーフタイムに入ると、身体が弱い人は大変苦しみます!!贅沢は言いません、枠内に飛ばせとも言いません、1本、せめて1本でもいいからシュートは打ってください。

監督の采配については、素人が、どーの、こーの、言ってもしょうがありません。巷で言われているように「交代が遅い」とか「選手起用が・・」といった疑問は確かにあるけど、監督からすれば「そうする理由」は絶対にあるはずで、その理由を詮索しても素人には絶対に分からないのでしょうな。特定の選手を「使え」「使うな」は、結果論の世界だけで生存しているサポの常とう句。サポ以上に、自らの存在理由が問われる監督にとって、勝負の世界に絶対があれば、「100%、この選手を使った方がいい!!」となれば、どんな監督だって必ず起用しているはずです。

選手交代だって、「絶対に、この時間から、あの選手を出した方がいい・・・」と分かっていれば、これまた絶対に、その時間から出すはずです。具体的に言うと「もうチョット早くからハモンを出せや!!って言うか、スタートから使えや!!」という意見があります。これは、試合帰りに歩行者天国となった道をトボトボと歩いているサポ、10人中、7人が愚痴っているセリフです。ベガルタンだって、そう思っているんだけど、じゃあどうして、監督はそうしないのか?となります。きっとその答は、我々の理解の範疇から大きくそれているんでしょうな。

なんでも、今年の勝ち点は同じ時期の昨年よりも苦しい状況とか。だからといって、過度にネガティブとなる必要はありません。確かに、シュート0本は不満です。選手起用や交代枠などの戦術に関しては遺憾の人も多いでしょう。しかしながら、サポーターという人生を選んだ以上、「喜怒哀楽」の感情はパッケージとなって我々に送られてきます。これには「喜だけが欲しくて、怒や哀は要らん!!」というクレームは通用しないのです。

甲府戦で我々は、チームから「怒と哀」が送られてきました。お金を払って、楽しみにして行ったのに、チームから提供されたエンタ―テーメントは「怒と哀」だけ・・・。確かに、これでは怒りたくもなりますが、このエンタ―テーメントは1年かけて我々に「喜怒哀楽」を提供するもので、この1試合だけを切り取って判断してはならないとベガルタンは考えます。キャンプから始まって「今年はどんなシーズンになるんだろう・・・」と想いを寄せてから、12月の最終戦まで、そのトータルでチームから「喜怒哀楽」の提供を受けるんだから・・・といったロングスパンで考えれば、5月の時点で、そんなにネガティブになる事など無いのではないでしょうか?

誰だって降格はしたくない。心配になる気持ちはベガルタンだって分かります。ましてや、中々ユアスタでは勝てない。ついぞ、怒りの矛先が監督や選手に行くのは自然の流れかもしれません。しかし、それはセット購入でパッケージされた「喜怒哀楽」という名の福袋、その中身の一部と思って割り切るしかありません。ひょっとしたら、このまま「喜怒哀楽」の「怒と哀」しか見せられなかったシーズンになるかもしれませんが、そんなことは「神のみぞ知る」で、誰にも分からないこと。不安になってもしょうがありません。


だとしたら、ここは気持ちをリフレッシュして「エンジョイ・フットボール!!」を決め込んで応援した方が、身体的にも精神的にも楽ではないでしょうか?

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