2015年5月21日木曜日

ベガルタン、作戦変更を願う!!

えー、どこで区切ればいいか分かりませんが、とりあえず直近の5試合を観ていると、明らかに内容が“それ以前”とは変質していると感じる時があります。それは「うちって、土壇場に追い込まれたり、より攻撃的に行こうと思えば、それなりにゴールは量産出来るんじゃねーの?」ということであります。

直近の5試合では、1勝1分3敗。そんでもって10得点で、11失点。まっ、得点も失点も“概ね2平均”ということですな。それ以前の5試合では、得点も失点も“概ね1平均”という事を踏まえれば、「堅守というベースは基本路線としても、相手に対してのアプローチには多少の変化はあるんじゃね?」という推論は成り立ちます。

ともに2失点した広島と鹿島戦は、前半に先制され、前掛かりで攻めてたらショートカウンターで追加失点。3失点した東京戦や4失点した浦和戦は、土壇場まで追い込まれて“イケイケモード”しか選択肢が無くなり、何気に圧力をかけたらゴールラッシュ!!結果的に勝つことはできなかったけど、この辺りで「あれ?ひょっとして、ベガルタって攻撃に行くしかない状況になったら“やれば出来る子”なのか?」という期待感は出てきましたな。

今度は、もうチョット詳しく、ゴールに絡んでいるメンバーを確認してみましょう。とりあえず直近3試合でのゴールは・・・
石川1
ハモン1
キム2
渡部1
奥埜3
リャン1

まあね、ここにウイルソンの名前が無いのは不満ですが、バランスは取れている気もします。そこで、今度はアシストや、そこに至るまでのクサビやスルーパスやポストプレーなどを詳細にチェック。するとね、それら多くのゴールで金園が何気に働いていることが分かりました。確かに、ここ数試合ではゴールと言う結果を出す事は出来ませんけど、そこに至るまでの過程で、金園の頑張りを見過ごす事は出来ない・・・とベガルタンは考えるようになりましたな。

もちろん、これはベガルタンの主観だから「そんなのは偶然、タマタマだよ・・」という意見を否定する材料はありません。しかし、金園が真ん中周辺で頑張ってくれている時に、ウイルソンやハモンなどの“サイドに流れてから中へ切り込む攻撃”が炸裂することは多いよね。どう考えても、多いよ。ということは、ベガルタ仙台における、攻撃への“やる気スイッチは金園じゃね?”と言う仮説は十二分に立てられます。あくまでも主役はウイルソンやリャンかもしれないけど、それらの選手が前を向いてプレーする下地を作っているのは、現段階では“金園”ではないでしょうか?

仙台にはゴールを量産できるスキルがある、攻撃的に行ける素養がある、やろうと思えば打ち合いの試合だって出来る・・・。確かに、これはこれで良い事なんだろうけど、これらのワードと「堅守」は常に反比例の関係だから嫌になります。どう考えても、攻撃的なチームでは比例して失点も多くなるから、ベガルタが「堅守」で行こうとすればする程、将来的に目指す戦術では結果が出ず、しょうがなく攻撃的に行ったら結果が出ちゃう・・・という真逆な現象が起きかねません。じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?

常に、新潟戦のように3-0で勝てれば、それこそ“堅守賢攻”でしょう。しかし、現実は、そう甘くは無い。じゃあどうするか?こんな時は、チームの目標という原点に戻るのが一番です。今年の目標は「勝ち点50で、トップ10」ですが、これはあくまでも「出来たらいいなぁ~~」といった政治家の公約みたいなもの。我々サポが、どうしても譲れない一線は明確で「残留しつつ、新たな選手が出出来て欲しい・・」ですから、そう考えると真の目標は「勝ち点40で早めに残留」ということになるよね。

何度も言うけど、仙台のベースは「堅守」。しかし、その意識を持ってしても、現在の仙台は全然堅守ではありません。そんでもって、得点はリーグ3位で、失点はワースト4位と言う現実。リーグ戦もトータルでは1/3を過ぎて、今から「さらに、強固な堅守を・・・」と連呼しても、それが賢明かどうかは議論のあるところです。だとしたら、「堅守賢攻」を隠れ蓑にして、実際は「打ち合い上等の“賢攻堅守”」にしちゃって“ひっそり変更、ちゃっかり勝ち点”へとシフトチェンジするのはどうでしょうか?


攻撃的になれば失点も増えます。しかし、今でも失点はリーグワーストと、そんなに変わりません。それなのに「我々の売りは堅守です」と言ったところで、「おいおい、マジで言ってるのか?」とバカにされても文句は言えないでしょう。幸か不幸か、ここから1stステージ残り5試合は、ガンバ以外、どこも調子がイマイチなチームとばかり・・・。だったら、ここは“ひっそり変更、ちゃっかり勝ち点”作戦に変更して、ガンガン攻めちゃえ!!と言うのは駄目でしょうか? 

0 件のコメント:

コメントを投稿