2015年4月9日木曜日

神戸戦

えーと、負けなくて良かったですな。そんな大きな盛り上がりは無かったものの、初めて見る選手も居たし、杉浦なんて、殆ど初めてのようなもんだし、大海も久々に90分見れたし、観客数は寂しかったものの、勝敗とは別の部分では楽しめたベガルタンです。しかしながら、この日の観客数である6千チョイは、15年間のベガルタン生活で最小であります。カップ戦、平日ナイター、極寒、楽天と被る・・・これらのワードが重なると、ベガルタン観客動員は超劣勢になるようですな。

この日、両チーム共にメンバーはメッチャシャッフル。ザ・カップ戦仕様です。こういうのって、勝敗とは別な意味で楽しみなんだよね。ネット上では早くも「誰それ要らねー」論議が活発なようですが、ベガルタン的な感想を言えば・・

右サイドの多々良は、まずまず。それに多々良と相性がいいのか相手のディフェンスが緩いのかは分からないが、茂木も積極性も良し。「茂木と多々良」の右サイドに関しては、「茂木と蜂須賀」のコンビよりも2割増しくらいに、攻撃的な圧力が増すような気がします。

次に左サイドの杉浦と二見。こっちは厳しいですな。まず、コンビネーション的なトライは殆どなく、単発での攻め上がりが多かったような気がします。別にね、杉浦や二見がダメダメ君と言うつもりはなく、あくまでも2人セットで試合に出た場合、「野沢・石川」のコンビよりも50%ほど攻撃力は減退する感じですかな。

って言うか、二見は試合中、ポジショニングで何度となくリャンに「お前、もっと上がれよ!!」とか「もっとボールを引き出せって!!」みたいな感じで、教育的指導を受けておりました。二見は、まだまだ研鑽が必要なようです。その二見とコンビですから、何気に杉浦はしんどかったようですな。

大海に関しては、トップコンディションになれば、あれくらいは当然でしょう。昨日の神戸はマルキが居たものの、それほどの圧は感じられず、「とりあえず、マルキに前だけ向かせなければ・・・」って感じでプレーしてましたな。もともと、高くラインを設定する為に必要不可欠なピースとして、手倉森が呼び寄せたのが大海。彼がトップコンディションに戻れば、鎌田・渡部との併用が可能となり、CB要因であった多々良などをSBへ回せます。八や菅井が故障がちな今、「多々良が何とか使えそう・・」と分かった事が、この試合最大の収穫だったかもしれませんな。

金園と奥埜に関しても、辛辣な意見が出ているようですが、ベガルタン的には「まずまず」であります。特に、金園に関してはシュート精度などについて「おいおい感」を持たれているようですが、あの運動量は超魅力的です。もちろん、だからと言ってシュート精度がイマイチなのは厳しいところとはいえ、楔の役割としては合格点。奥埜や他の選手とのコンビネーションが上がって行けば、ゴールなんて直ぐだと思っています。

しかしながら、途中からウイルソン・リャン・野沢を出してきたという事は、完全に「勝ちますよ、モード全開!!」ということです。それなのに勝ちきれなかったのは残念であります。まあね、あのゲームを後半のワンプレーで勝ちきれるのは真の意味で強いチーム。それこそ「1-0の美学」が出来ちゃうくらいに強くなれば、ベガルタンも安心してゲームを見れるんだけど、今年、それを望むのが酷である事ぐらいは分かっております。


トータル的には、関も茂木も頑張ったから、まあ、よしとしますかな。

2 件のコメント:

  1. 多々良は概ね評価が良いみたいですね。
    ただカップ戦なので多々良への本当の評価はマリノス戦後かな、と思います。
    と言うより練習で良かった選手はカップ戦で使って、カップ戦で良かった選手はリーグ戦で使うっていうごく自然な競争を促してる監督がが一番評価に値するなと思います。
    テグの時とは明らかにやり方変えてますよね。
    自分はこういう方が好きです。

    返信削除
    返信
    1. ベガルタン2015年4月20日 12:42

      匿名殿へ

      連絡が遅れて申し訳なかったですな
      なにせ、ネットを繋いだのが1週間ぶりでしたから、ご容赦を

      テグの時とは違う・・・確かにそう思います。
      ただ、大切なのが「違うやり方が正しいか否か?」であります

      渡邊監督は、テグと違ってスポンサー各位からの厚い支持がなく
      今でさえ、連敗が続いた場合には、常に「解任」の恐れはあり
      そのことを考慮したうえで監督はメンバーを決めているはずです。

      だとしたら、試合に出ているメンバーこそ「ベスト」であるはずです。
      「あえて育成を重視している」「若手にチャンスを」等々
      監督を擁護するフレーズもあるでしょうが
      それらを正当化する為には「結果」が何よりも重要です

      やり方の「好き・嫌い」は別にしても
      結果を出して欲しい気持ちには変わりありません
      監督には結果を出し、我々もリターンを甘受したいものですな

      削除