2015年3月10日火曜日

山形戦

開幕戦、勝てて良かったですな。数的不利になってからも、何気に負ける気はしなかったのですが、それでも「普通に考えれば、守って・守って・カウンターぐらいしか無いんだろうな・・・」とは考えていました。プロの試合で、数的なハンデが致命的である事ぐらいは知っているつもりで、尚且つ、対戦相手と「格段のレベル差」が無い以上、堪える時間が長くなることも学習済みです。だからこそ、ウイルソンの一発には「オシッコ・ジャー!!」状態になりましたな。

もしもこの日、競馬予想の神様である大川さん(故人)がユアスタで解説しており、ウイルソンに対するコメントを求められたら、間違いなく
「う~~ん、明らかに、絶好調時と比べると「太め残り」ですね。何でも彼は、年末に怪我をしてから、地元に戻って静養していたようで、静養中は大好きなコーラをガブ飲みしていたらしいんですよ。あと2~3キロ絞れれば、十分活躍できると思うんですけど、今回に関しては、ジョッキー(監督)の、乗り方しだいでしょうね」
とコメントしていたはずです。

レンタルで帰って来た奥埜、そして18歳の茂木、これらの選手には当然期待していました。しかし、ベガルタン的には「これらの選手に後塵を踏まされた、ウイルソン・杉浦・金園らの「こんちくしょー!!」の度合いはどうなのか?」の方に関心があったんだよね。昨年までなら、ウイルソンや金園(赤嶺)クラスのFWが居て、これらの選手のコンディションが70~80%だったなら、間違いなく彼らがスタメンだったはずです。しかし、監督のチョイスは奥埜と茂木。これらのことは「ウイルソンらのコンディションが7~8割ならば、若手を起用した方が期待値が高い」と監督が判断した証左でしょうな。

結果だけを見れば、茂木の出来に不満はあるのでしょうが、とりあえずここは我慢が肝要でしょう。ベガルタンは、初めて試合に出たリャンのコメントを今でも覚えています。それは「何もできなかった・・・」です。あの大卒ルーキーのリャンですら、初めてのプロの試合(しかもJ2)で、苦しんだのですから、茂木に対しても「ある程度の我慢」はマストであります。

もっとも、勝っている状況では「我慢は我慢じゃない・・・」んだけど、これが負け出すと、途端にサポの眼も厳しくなって「なんで、こんなガキを出すんだ!!」と、なりかねません。私たちサポーターは、常に「期待と不安のシーソー」に乗っている不安定な精神状況に陥っているので、どうしても「期待」の方に重心を置きたくなります。なので、チョットでも「不安感」で揺らめくと、途端に選手に対しての姿勢が厳しくなります。だからこそ、勝っているうちに茂木や奥埜には結果を出して欲しいと願っています。(同じように、ここで藤村が奮起しないようでは、彼の未来は暗いでしょうな)

2点目のシーン。もしもこの日、料理研究家の岸朝子が居て、コメントを求められたら
「たいへん、美味しゅうございました。最初のゴールがシャトーブリアンのステーキなら、2点目のゴールは、ピリッとエスニックなソースが掛かったドーバーソール。その絶妙なコンビネーションには脱帽を禁じ得ません。よくぞここまで、仕上げてくださったな・・・と言う感じてす」
となるでしょうな。

山岸が上がって行った時「おいおい、いくらなんでも、二匹目のドジョウは無いだろう・・・」って思いましたが、このシーンを見れただけでも、エンタ―テーメントとしての価値は上がりました。おそらくね、スタジアムの皆が「いくらなんでも無理でしょ・・」と思ったはずなんだよ。でも、山サポは期待するよね「ひょっとしたら、又奇跡が・・」って。その期待感だけでも、無いよりはあった方が全然良い訳で、結果的に失点したのは、山岸のせいではなく、菅井にボールを奪われたDFのせいですからな。


とにかく、開幕戦から内容を求めるのはナンセンス。結果が良かったので、全てよし、のベガルタンです。




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