2015年3月3日火曜日

ベガルタン、脳内麻薬を満喫す!!

開幕戦が近づいて来ましたが、今現在、ベガルタンには特段の「高揚感」とか「緊張感」さらには、「絶対に勝つ!!」といった気概感など微塵もありません。だって、そんなに気合いを入れなくても、「普通にやれば、普通に勝つでしょ?だって相手は山形だもん・・」と、これまた普通に思っているからです。こんな事を山サポが目にすれば「この野郎、ようやく残留出来たヘナチョコチームのくせに・・・」と思うのでしょうが、この時期ぐらい、期待感満タンな心理状況じゃないと、1年間、もちませんから。

開幕を週末に控え、様々なメディアやサポーター各氏が「順位予想」と言う名の恒例行事に精を出しています。仙台の場合で言えば、概ね「チョット厳し目」の予想が連呼されておりまして、それらを見てのベガルタンの心境はと言えば「まっ、しょうがないかな・・・・」と言ったところです。

当然、低い順位を予想されれば「なんだよ、お前に仙台の何が分かるんだよ!!」とか「予算が少ないからってバカにすんなよ!!」とか「主力が退団したけど、何か?」と憤るんだけど、大学のゼミで習った知識を活用すれば「複雑な予測ほど、考え方はシンプルにすべきだ」という結論に達します。いわゆる「オッカムの剃刀」と言う奴ですな。

「オッカムの剃刀」は14世紀の哲学者・神学者オッカムが用いた哲学の論法で、「より複雑な説明と、より簡潔な説明があった場合、後者を採用すべきだ」というものです。「単純な説明が常に真実である」ということではなく、経験的に、「単純な論理の方が正しいことが多い」といっているのです。

つまり、順位予想で「この選手層が・・」「この戦術が・・」「指揮官の戦略が・・」とか「連係が・・」みたいなことで予想を組みたてて公表するよりも、あのチームは「お金がある」「お金が無い」といったシンプルな物の方が、より相手に伝わりやすいということですな。

ベガサポからすれば、現状は「ハモンは、どんだけブレークするんだろう・・」とか「奥埜は太田よりも、やるよ、絶対」とか「茂木のスキルは間違いない」とか「大海をサブに出来る事自体、DFの選手層が厚くなったんだよな」みたいな感じで、頭の中は「脳内麻薬」が満タン状態。当然のように、これっぽっちの不安もなく、頭にあるのは「山形をボコボコにして、柏を圧倒し、そんでもって湘南も倒す」といった、「脳内、お花畑満開バージョン」であります。

そんな時に「仙台は降格」という順位予想がされれば、誰だって面白くはありません。しかし、予算規模や、「選手層の実績総和」といった「数字」で予測されると、その数字がシンプルで正しければ正しい程、納得してしまいます。仙台の場合で言えば「ハモン・奥埜・茂木」などの期待感満タンな選手たちが、ある意味J1では無実績なので、上記で述べた「選手層の実績総和」には加えられないのが痛いところですな。

チームの目標は「勝ち点50」です。つまり、1stステージ17試合で、あくまでも平均では25点をゲットすれば合格となります。となると、昨年のように開幕から全然勝てない・・・とか、5連敗などのような事態が頻繁に起こらなければ「何とかなるような気がする・・」と思うのは無茶な事でしょうか?ベガルタンは全く無茶とは思っておらず、だからこそ脳内麻薬状態を楽しめている訳であります。


この「脳内麻薬」の威力は強烈で、一度でも体験すると、国分町の場末のテナント買える違法ハーブや、高級住宅地の路地裏で買える「ドラッグ」そして「白い粉」なんて、「鼻くそ」みたいなものです (やったことないけど) 。可能ならば、それらの後遺症で苦しんでいる人達に、この素晴らしい魅力でもって更生して欲しいとすら思っています。その素晴らしい魅力を維持する為にも、私たちに出来る事は「常にユアスタへ参戦する」ことですな。

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