2015年1月27日火曜日

ベガルタン、ひがむ

えー、チームはキャンプに突入のようですな。オフに「何ぃぃぃーー!!!!マジかぁ???」と、驚く補強は無かったようですが、限りある流動資金と時間において“まあまあ・・・と言えなくもない様な、あるような・・・”みたいな補強は出来た様な気もします。まあね、一言で言えば「微妙」なんだけど、間違いなく言える事は「手倉森時代からの脱皮」でしょうな。

タイトルを争った当時のメンバーから、関口・林・太田・赤嶺・角田・柳・武藤らが現実的に去って行った以上、渡邊監督がどんなに「堅守速攻の手倉盛サッカー」を継続・進化させようとしても、中心選手の半分が不在では、そこに執着し過ぎても厳しくなるのは確実です。野沢に関口や太田と同じプレーを求めるのは酷だし、金園に赤嶺と同じプレーは無理だろうし、山本や奥埜に柳や武藤と同じプレーを要求しても空回りするだけでしょう。野沢には野沢の、金園や山本には彼らの得意とするプレーで頑張ってもらう。そうなった場合、コンセプトは同じ「堅守速攻」でも、味付け(内容)は微妙に違ってきます。どのような味になるかは、コック(渡邊監督)の腕次第と言ったところでしょうか。

昨日は久々に山形へ。昼飯は得意先のモンテサポと。「去年の終盤は凄かったじゃないか?」「幸せでした・・・」みたいな会話を楽しみながら、美味しい蕎麦を完食。今日は、そんなサポとの会話で、多少驚いた事をアップします。

自分「お前、磐田へ行ったのか?」
山サポ「行きました」
自分「じゃあ、あのゴール、サッカー史で語り継がれるであろう“伝説のゴール”をライブで見たのか?」
山サポ「観ました」
自分「どうだった、その瞬間?」
山サポ「39年の人生で、一番興奮しました。瞬間は、何がなんだか分かんなかったんですけど、2テンポくらいおいて、ゴールが決まったと理解出来て、訳が分からず“うぉぉーーーーー!!!!!”って感じです」
自分「そうかぁ~~、おまえも39歳で初めて、吉田栄作の気持ちが分かったかぁ~~」
山サポ「いや、多分それとは違うと思います」

実はベガルタンも、普段はJ2の試合を滅多に見ないのに、この試合は自宅でテレビ観戦していました。ソファーに横たわりながら「順当に、磐田ですか・・・」みたいな事を呟きながら、気楽に見てたんだけど、山岸のシュートが決まった瞬間にソファーから転げ落ちて、テレビ画面をガン見。そして言葉にならず、ようやく出た言葉が「マジ?こんなフィナーレってあるのか?」でありました。確か、解説者も絶句して無言だったし、もうね、他チームの試合で、ここまで衝撃的だったのは初めてですな。

次に、彼は鞄の中から雑誌を取りだしてベガルタンに感想を求めて来た。何の雑誌かと言うと・・・。


「モンテディオ準優勝」第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会
モンテディオ山形の熱闘を追った写真集
2
回戦から登場するモンテディオ山形が3回目のベスト8、初のベスト4、そして決勝へと続けた快進撃を写真で振り返る。
詳細な記録、過去の歴史、選手コメントを含めた永久保存版の一冊。

自分「・・・・・」
山サポ「どうしました?」
自分「いや、ケチをつけるつもりはないが“準優勝”というワードに強烈な違和感が・・・」
山サポ「山形にとったら、決勝に出ただけでも一大事ですから」
自分「いや、だから、ケチをつれてんじゃないんだよ。ただ、結果的に負けたのに「準優勝を記念して・・」という感覚が、仙台サポとしては“ん~~”って感じなのよ。仙台が決勝で勝ったら記念写真集は出ると思うし、俺も買うけど、最後に負けて悔しい思いしかない「記念写真集」なんて、俺は買わないような気がする。だって、メッチャ悔しいじゃないか?」
山サポ「あれ、ひがんでます?」
自分「いやいや、そうじゃないんだけど・・・あれ?俺、ひがんでる?羨ましい?


最後の最後まで行って、結果的に叩きのめされる・・・。決勝戦で負けてしまう「結果」よりも、そこまで行く「過程」をフォーカスする。それもありなんだろうけど、ベガルタンは「過程<結果」だから、どうしても悔しさや無念さを思い出してしまうのが嫌で、こういった写真集が出ても買わないような気がします。まあね、そのような感情を「ひがみ?」と言われれば、完全に否定はできないんだけど、この写真集を見ながら「仙台は、優勝してから出して欲しい・・」と心から思ったベガルタンです。

3 件のコメント:

  1. 管理人様、覚えておいででしょうか。N6@jubiです。

    私も“伝説のゴール”をライブで見ておりました。はい。
    周りの仲間は決まってしまったことより”あれ?もしかして山岸?また、ネタ投下だよ。。。”と、自虐というかどう笑われるかを考えておりました。

    そんなこんなで今シーズンも仙台へお邪魔することも磐田へお迎えすることも無理となりました。申し訳ありません。

    戦力がぁ監督がぁ戦術がぁ等々ありますが、結果J!にあがることができましたら来シーズンこそお目にかかりたいと思います。その際はよろしくお願いいたします。

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  2. ベガルタン2015年1月29日 16:54

    おおーN6@jubi殿、ご無沙汰ですな。

    貴殿と会った際、エールを交換する為に買っておいた
    青葉城のペナントは、押入れの奥底に封印しております

    いやね、試合後にメールしようと思ったのよ
    だけど、内容が内容だけに・・・とどまりました。

    来期以降、お会いできれば幸いですが
    互いにJ2だったね・・・・は勘弁であります。

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  3. ご心配ありがとうございます。
    あの試合は山形のプラン通りの試合じゃなかったかと思います。うちは何かずーっと落ち着かなかったというかバタバタしていたというか。
    最後はあのような失点でしたがそれは1試合だけでなく1シーズンを神様が総括してあのような結果をお裁きとして出されたのではないでしょうか。

    お会いするのはJ1で、と思っています。そのためにも太田選手にはぜひとも結果を出していただきたいなぁっと。我々も応援に力を注ぐつもりであります、はい。

    それと金園選手は煽れば煽るほど前線で走り回ります。ユアスタの大声援があれば結果はついてくるのではないかと思われます。期待していますよ。

    では長いようで短いシーズン、お互いに楽しみましょう。長文失礼しました。

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