2015年12月28日月曜日

天皇杯、柏戦

いやぁ~~、この敗戦は身体に堪えますな。せっかくウイルソンが2点も獲ったと言うのに、せっかく数的有利になったと言うのに、せっかくホームでオーラが聞けそうだと思ったのに・・・それなのにPK戦まで行って、あの展開ですか?もうね、敗戦が決まった瞬間はベンチに深々と腰かけ、明日のジョーなみに「真っ白な灰」となっておりました。

J1相手に限れば、天皇杯で山雅との対戦で先月に勝っていますが、リーグ戦に拘れば最後にホームで勝ったのは8月の、これまた山雅戦が最後。天皇杯とはいえ、ベスト8ともなれば多少の緊張感はあり「ここで勝ったら、やっぱり新幹線のチケットは買わざるを得ないよなぁ~~でも金は無いし、しょうがない、姪っ子のお年玉のレートを30%オフにするしかねーな・・・」と勝手に思ってました。延長の前半戦までは・・・。

柏の3点目、あの時間帯で、あの場所からフリーキックを決められた事に対しては、そうだよなぁ~~・・・ぐらいしか思いませんでしたが、フリーキックで3失点したうち、どれか1点ぐらいは「やりようによっては防げたのでは・・」と今でも考えております。

結果的に安易にファールするDFも悪いだろうし、壁の位置などを含めたGKのコーチングも良くは無かっただろうし、何だかんだ言ってもチームとして弱かった結果なんだろうし・・・とは思いますが、それにしてもフリーキックでの3失点には萎えました。そうですなぁ~~欽ちゃんのスター誕生風に言えば「ばんざーい!!は無しよ・・」ぐらいのショックは受けました。(アンダー40以下の人は分からないでしょうな、ばんざーい!!は無しよのショックが)

また、PKを外したのがリャンというのも、これまたショック倍増の要因です。ベガルタンはPK時、ライブ観戦でもテレビ観戦でも、決してその場面を見る事は無く、目をつぶって手を合わせ「神様、どうか、このPKを成功させてください。もしも失敗したら、私の寿命を3年削ってもいいですから・・・」と祈るのがルーチンです。

この祈りなんだけど、ヒサトがPKを蹴っている時は、かなり寿命が縮まって、カミさんとの会話では「このままヒサトが蹴りつづけたら、あんた、50代に確実に死ぬわね・・・」とまで言われたのも今は昔。ファビオ・ヌネスや、リャンが蹴るようになってからは、寿命が削られる事は無くなって何より。今でもベガルタンは思っています、「ヒサトは、俺の為に広島へ移籍してくれたんだ・・」と。

結局、負けてしまって今年も終了。リーグ戦では8月以降に勝ちは無く、全くもって不満足なシーズンでした。なかには「残留出来たんだから・・」と考えている方もいらっしゃるでしょうが、チームとしての目標が「勝ち点50でトップ10」だった以上、フロントや監督に対しての失望感は半端ありません。チームとして目標を掲げたのであれば、その目標に対して結果にコミットしなければならないのは、どんな組織だって同じなはず。これで誰も責任を取らないのであれば、来年からは目標など語る必要は無いと考えています。

本来であれば落第のフロントは、これまた本来であれば落第の監督に対して「ワン・モア・チャンス」を与えました。今年の結果を見た限りでは「おいおい、マジかよ・・・」という気持ちにはなりましたが、継続が決まった以上は、応援する選択肢の一択です。継続に関して納得はしていませんが、そうせざるを得ない事情もあると理解はしています。頑張って欲しいとしか言いようがありませんな。


結局、残留以外はダメダメなシーズンでしたが、長い人生、こういう年もある・・・と思って諦める潔よさくらいは持っています。贅沢は言いません、来年は、ホームでオーラをもっと聞かせてくれるだけで十分です。

2015年12月18日金曜日

ベガルタン、ベガリターノ司教に悩みを聞いてもらう

ここは仙台市泉区の郊外にたたずむ聖ベガルータ教会。この教会に居るベガリターノ司教は人格者で、その教えを請う人や、悩み事を打ち明ける人などが大勢集い、教会とは思えないくらいの活気に満ち溢れている。もちろん、ベガルタンもその一人だ。今日は毎年恒例、司教に「今年のベガサポとして」の懺悔をしに来たのだった。

師走の初旬、ベガルタンは車を走らせ尊敬している司教の元へ向かった。山間の木立を抜けて教会の駐車場に着くと、司教たちはせっせと清掃作業を行なっている。銀杏の葉もすでに落ち果て、彩りを与えてくれた木々の紅葉も今は昔。司教と仲間たちは、せっせと落ち葉をかき集め、ごみ袋の中へ押し込む作業をしていた。

ベガルタン「ベガリターノ司教、ご無沙汰しています」
司教「おぉーこれはベガルタンさん、めずらしい・・」
ベガルタン「落ち葉が多くて大変ですね」
司教「昔なら、これで焼き芋を・・だったのですが、今、そんなことをしようものなら、ご近所さんからクレームが来ます。もったいないですが、ゴミとして処分するしかありません」
ベガルタン「今日は、会社のお歳暮関係で余ったインスタントコーヒーを大量に差し入れです」
司教「それはありがたい。この時期、教会を訪れる皆さんには、コーヒーが一番ですから」
ベガルタン「そう言って頂けると嬉しいです」
司教「さあ、それではそのコーヒーで、信者さん手作りのマロンケーキでも食べましょうか」

ベガルタンが初めてベガリターノ司教に会ったのは、忘れもしない、磐田との入れ替え戦で敗れ去った4日後であった。何をするのも自暴自棄となり、自分自身に嫌気が差し始めたベガルタンは、その日も仕事の途中でサボり、この教会の駐車場で寝ていた。しばらくして、不意にガラス窓を「とんとん」と叩く音に気づき起き上がると、そこには笑顔の司教が立っていた。

無断で車を止めた事を注意されると思い、窓開けると急いで「今直ぐ出ます。すいませんでした」と謝るベガルタン。すると司教は「ご近所さんから、美味しいアップルパイを頂いたので、ご一緒にどうですか?」とサプライズ。物は試しと、初めて教会の中へ入るのだった。

教会でアップルパイを食べながら、司教に「自分はベガサポであること、入れ替え戦で負けた事、何もする気力が無くなった事・・」などを切々と話すベガルタン。すると、悩んでいるベガルタンに対し、司教は旧約聖書の一節を話し始めたのです・・・・。

司教
貴方が悩まれているのは良く分かりました。しかし、貴方の話を聞いていると、結局はベガルタが好きなんですね。だとしたら、旧約聖書にこんな一節があります。
「信仰の道をわたしは選びました。(旧約聖書『詩編』11930)

私たちの前には常に色々な選択肢があり、どれかを選ばなくてはなりません。何事も選ばなければ、前に進めません。そして、一度選んだならば必ずその影響を受けます。このような一瞬一瞬の選択によって、私たちの人生が展開していくのです。しかし、あらゆる選択に先立つ根本的な選択があります。神に従う道と、神を無視する道です。

これをベガルタンさん風に置き換えると「ベガサポを続けるか、それとも苦しいから辞めてしまうか」とでもなるでしょうか。これを間違えばすべてを間違うでしょう。入れ替え戦に負けて苦しい、嫌になった・・・。それでベガサポを辞めると選択した者には、更なる幸福はなく、また違った新たな出来事で悩むはずです。貴方はベガルタが好きだからこそ悩み、苦しんでいる・・・。だとしたら、あらゆる選択に先立つ根本的な選択は一つしかないと気づくべきです。

それさえ間違わなければ、あなたの選択は、主の恵みによってすべてが善きに変えられると、私は信じています。

そう教えられたのが、私と司教の出会いです。その司教に、今年も悩みを色々と聞いて欲しくて、ベガルタンは教会へ来ました。


続く。

2015年12月16日水曜日

今日は、呟き程度で・・・

これといった話題もない昨今、年齢を重ねてしまったベガルタンにとって、ネットなどで流される「情報源があやふやな噂」に一喜一憂するのは疲れるだけ。単一のスポーツ新聞などからの情報でさえ信じる事は出来ず、全てのスポーツ紙が揃って掲載して「えっ、マジで?」ぐらいです。やっぱ、大本営の地元紙がリリースして初めて「嗚呼ーそうなんだ・・」となりますな。

大海が長崎へ行きそうなのは残念ですが、自身の出場機会を考えれば当然の選択。個人的には、大海が出た時の「えーー!!ライン、そんなに高く取っちゃうの?」は大変好きでした。なんかこう、「ラインは上げてナンボ」的な感覚に浸るのがいいんだよね。

しかしながら、彼が長崎へ行ってしまうと、もう泉区のパチ屋において、お隣さんでゴージャグを打つことが出来なくなるのは残念です。普段、ゴージャグは打たないんだけど、彼を発見すると「自分はベガサポじゃありませんよ」と知らん振りして隣に座り、何食わぬ顔でモクモクとスロットを打つのが楽しくてね。

想像してみてよ、隣に紙パイプみたいなのを口にしながら大海が座ってるんだよ?楽しくない訳ないじゃない?嗚呼ー、こんなことなら「自分はベガサポで大海のファンです!!」と言いながら、抱きついとけばよかったよ。変態だと思われてもね。

抱きつくと言えば、当たり前だけど、今年は泉区のサウナで中原や太田と会う事はありませんでしたな。何気にサウナのドアを開けたら、中原や太田が居る時があって、そん時はベガルタンの方が年上なのにメッチャ緊張した記憶があります。想像してみてよ、何気にフリチンでドアを開けたら、筋骨隆々の中原や太田が、デェーーンと座ってるんだよ、それこそ、アンアンの表紙にでもなりそうな身体で・・・。そりゃあ、緊張もするよ。

村上といい、大海といい、そして太田や中原といい、去ってゆく選手に対してノスタルジックになる事はしょうがありませんが、別れが無いと出逢いもない訳で、まっ、宿命です。ただし、来年から加入する若手の選手とサウナでバッタリ会っても、おそらくは気づかないでしょうな。

今日の書き込みは、何とも無しの想い出話になってしまいました。もうね、実質、ベガルタンのリーグ戦は10月で終わっているから、今年はシーズンオフが長くて永くて・・・。そんな事を言うと「まだ天皇杯が」と言われるんだろうけど、今現在、ベガルタンのモチベーションメーターは18%ぐらいで推移。ここまで間隔が開くと、選手もサポも、モチべの持って行き方は難しくなりますな。

最近、ベガルタンがリーグ関係で「へぇ~~」と感じるのは、「鳥栖って、案外、アグレッシブだな・・・」と言う事であります。監督のこと、J3への参戦のこと、累積赤字をフッ飛ばすくらいのスポンサー獲得うんぬん・・・、いずれの情報を聞いても「へぇーー、頑張ってるよなぁ~~」と感じている次第です。全ての情報が正確ではないにしても、億単位でマガトを招聘か?とか、ビックスポンサーを獲得か?とか、そんなに選手層が厚いとは思えないのにJ3参戦か?とか・・。とにかくね、出来る出来ないは別にしても「ここまでアグレッシブにやってくれれば本望だ」と言う気にはなりますな。


そして仙台は・・・えーと、何も無いけど、ドンマイです。

2015年12月7日月曜日

ベガルタン、ミスチョイスをする!!

えーあいも変わらず、昇格ゲームはドラマチックですな。最初は何気に見ていたんだけど、セレッソが先制した辺りからはベガルタンも「前のめり」で観戦。そしてワンプレーごとに、磐田との入れ替え戦がフレッシュバック。あの時は辛かったけど、今となっては良い想い出・・・・と言えるのも、何とかJ1で戦えてるからでしょうかな。

早速、試合後に里谷君から電話。
里谷「何とか頑張れました、アドバイスありがとうございました」
自分「いやいや、何も言ってないから。でも、良かったね」
里谷「でも、マジで試合前日、吐き気がしましたから」
自分「そうだろう?あれ、ビックリするんだよ」
里谷「アドバイスが無かったら「何か、悪い物でも喰ったか?」と思ったはずです」
自分「これから宴会か?」
里谷「明日、仕事なんで、とりあえず博多へ帰ってから仲間と飲みます」
自分「有休取っちぁえばいいのに・・」
里谷「いやぁ、それは・・。とりあえず、来年はよろしくお願いします」

さてと・・・、問題はここから。ここで次期、常務取締役営業本部長への昇進が激高の島貫大阪支店長へ、「社内JクラブLINEの会」を使って連絡を取るかどうかだ・・。

降格を経験している身からすれば、滅茶苦茶落ち込んでいる時に「頑張れ、良い試合だった、また来年があるよ!!」みたいな励ましは完全にNG。例え相手が「親切心」からと分かっていても、そうですなぁ~~、メンタルがボロボロの時に掛けられる「温かい言葉」って、かえってキツイ物がある事自体は知っているつもりです。

となると、無視して、何食わぬ顔をしつつ、今週末に東京で行なわれる会議で合うか・・・。しかし、将来の社長候補がメンタルボロボロの時に、何食わぬ顔してスル―も考えもの。「下心とオベッカ」で生き抜いているサラリーマンとしては「こんな時、何とかポイントを稼ぎたい・・・」と思うでしょ?だから、スルーは無いよなぁ~~・・・と思って悩んでいたら、なんと、向こうからLINEが・・・・。

島貫「(寂しいウサギちゃんのスタンプで)残念だよ・・・」

嗚呼ー、なんということだ!!この返答は、ベガルタンの人生を掛けた「ラインメールのプレイオフ」じゃないか!!ひょっとしたら、こん返答メールで、ベガルタンの将来が決まってしまうかもしれない。落ちつけ、落ちつくんだ、俺・・・。

さっきから悩んでいたけど、ここで闇雲に「温かい言葉」を掛けるのはヤブヘビ。しかしながら、相手が将来の社長ともなれば「お前たちが、ただ単に弱いだけなんだよ、J2でもう一年修行しとけ!!」と罵声を浴びせる事は出来ない。何とか、厳しい言葉をオブラートに包み込んだナイススタンプで返答をしなければ・・。

そんでもって選んだのがこれ・・・


そして速攻で返ってきた返事とスタンプが・・・
島貫「お前、俺に喧嘩売ってるのか???」


嗚呼ー、大失敗!!逆効果絶大!!このまま行けば、俺は「昇格プレイオフで頑張ったものの、島流しと言う名の降格人事になるのは確実!!」焦ったベガルタンは、支店長が何気に気に入っている「なでしこの鮫島スタンプ」で勝負に打って出ました!!
                        ドンマイだよ❤❤❤

すると速攻で返信が・・・
島貫「お前、俺がメンタルで弱っている時に、よくもまー、ソコまで馬鹿にしてくれるとは・・・・・。忘れなねーぞ、この屈辱

これまた痛恨のミスチョイス!!
人生って、うまく行かないもんですな。

2015年11月27日金曜日

ベガルタン、後輩へレクチャーする!!

一昨日は本社で会議。本来ならば日帰りなんだけど、浅沼取締役からの要請で急きょ宿泊。内容的には「第3四半期の数字について」ということだが、どうせ清水が降格した愚痴を、ベガルタンに取締役室で延々と言うんだろうなぁ~~と思っていたけど違った・・・と言うお話です。

憂鬱な気分で取締役室へ入るベガルタン。するとそこには、全く面識のない青年がたたずんでいた。
ベガルタン「おはようございます」
浅沼「おおー、あいかわらず、むさくるしいな」
ベガルタン「大きなお世話です」
浅沼「紹介しよう、大学の後輩で福岡支店の里谷君だ」
里谷「初めまして、ベガルタンさんは社内の飲み会で、よく名前が出てくるので知っておりました。今後、宜しくお願いします」

この里谷君、身長は187センチのビッグマン。大学時代までバスケをしており、その意味ではベガルタンの後輩でもある。ルックスもジャニーズ系で、学生時代はモテまくっていたはずだ。しかし、どうして取締役室に彼が居るのだろうか?

浅沼「ほら、仙台のお客さんから北九州の顧客へ資材を納入するだろう?その際の担当が彼だから、宜しく頼む」
ベガルタン「わかりました。でも、その件に関しては福岡支店長へ連絡済みですが?」
浅沼「里谷君は福岡の福津市出身でな、俺のカミさんと同郷、しかも中学まで同じ学校なんだよ」
ベガルタン「はぁ・・・」
浅沼「同じ大学出身で、カミさんとは同郷なので何かと世話を焼いているんだが、そこでな、ほら、君からお願いしたまえ」
里谷「経験豊富なベガルタンさんに、福岡がプレーオフに臨むにあたって、サポーターとしての心構えをお聞きしたいと思いまして・・・」

なんと、東京ステイの目的が、仕事を隠れ蓑にしたレクチャーとは驚愕である。だいたいにして、そんなの聞かれても困るし、ぶっちゃけ、福岡へ行った中原にはシンパシーがあるものの、そんなに興味も無いし・・・って言うか、都並時代に入れ替え戦を福岡にさらわれてから嫌いだし、ましてや初対面の人に「あれやこれや」とレクチャーするなんて、真っ平ごめんである。

ベガルタン「実は、入れ替え戦の経験はありますが、プレーオフの経験は無いのでレクチャーと言われましても・・」
浅沼「同じようなもんじゃないか?いつも会議で適当な事を言いながら、何とか誤魔化してるようなことを言えばいいんだから・・・」
ベガルタン「適当・・誤魔化し・・と言われましても、それを里谷君に・・・」
里谷「今日は北九州へ資材を搬入する代理店まで、ベガルタンさんと同行ですので、その道すがらにでも、教えていただければ・・・」
ベガルタン「しかし・・・」
浅沼「お前、非組合員のボーナスの査定は別枠で、仙台支店長と俺が査定するのを忘れたのか?」
ベガルタン「喜んで、させていただきます」

とまあ、こんな感じでレクチャーする事になったんだけど、とりたてて、教えることなんかないよね。だって、あの雰囲気は、教えられて「どーのこーの」じゃなく、体験した後から初めて財産になるものだから。

なので、話したのは簡単に下記の体験談だけです。
天国と地獄の境界線である「入れ替え戦」で、実際にベガルタンが体験したこと
1.試合前日から吐き気がし始まった。
(セックスレスのカミさんが「ツワリ?」と勘違いするくらい)
2.仕事が一切、手につかなくなった。
(いつも手についてないが、それ以上にというか、全くやる気がしなくなった)
3.食欲がマジでなくなった
(牛丼並盛を半分残すくらい)
4.性欲も無くなった
(指名した風俗嬢から「どうしたの、体調でも悪いの?」とマジで心配された)
5.先制したら、自分でも信じられないくらい、ヤク中と間違われるくらい興奮する
(ナジソンのゴールが決まった瞬間、ベガルタンは興奮しすぎてオシッコ・ジャーでした)
6.負けた時は、この世の地獄に突き落とされたくらいに落ち込む
(ベガルタンは、磐田からの帰りの記憶が一切ありません)
7.その後、いまいましい記憶を払拭する為、アル中の一歩手前になるくらい酒を飲むようになった。
(この頃、ベガルタンは陰で「狂犬」という、あだ名で呼ばれました)


とにかく、ベガルタンとしては中原と関口が居るチームが頑張って欲しい・・・そう考えています。でも、来期の残留争いを考えた場合は「長崎や愛媛の方が・・」とも思うし、ホント、難しいですな。

2015年11月26日木曜日

ベガルタン、アンケート実施を考える

えー、川崎戦は残念でしたな。アウエーの地まで参戦された方々、地元でテレビ観戦していた方々、本当にご苦労様でした。実を言うとベガルタンは、今日現在においても試合内容を見ておりません。この日、ベガルタンは年末恒例の社外コンペ。残留争いがもつれた場合にのみ、川崎参戦をする予定だったので、当初はコンペ不参加を決め込んでいましたが、その心配も無くなったので、めでたくと言うか、めでたくないと言うか、コンペに参加してきました。

そんでもって疲れて帰宅。いつもならここで、カミさんに「おい、絶対に結果は言うなよ!!これから観るんだから!!」と言うや否や、再生ボタンをスイッチオンするのですが、この日は玄関に入るや否や「おい、どうだった?えっ!負け?あっそう・・・」という展開。それ以降、同じく録画してあった「Jリーグタイム」や「マッチデーJ」を見ることなく、現在に至っております。

自慢じゃないけど、例え負けた試合であっても、今までのベガルタンならば最低2回(ライブ観戦・翌日)は試合内容をチェックする為に見ていました。しかし、最近のベガルタの試合内容は、こんなハードウォッチャーのベガルタンでさえ、観ることに苦痛を感じさせます。とりあえずはカミさんに聞いたんだよ「どうだった?」って。そしたらカミさんの答えが「いつもと同じ、で、負けました・・・」だったから、今現在においても見ておりません。「試合内容を確認しなくても何気に想像出来る、そして負ける・・・」相当だよ、ここ最近のベガルタの試合内容は。

以前なら、例え0-3で負けたって「どんな感じだったんだろう・・・」って気になり、飲み会で深夜に帰宅してからでも、必ず試合内容は確認してました。もうね、気になって寝れないから。しかし今では、試合を見たばっかりに「なんで、あんな試合になるんだろうか・・・」って感じで、気になって寝られなくなっています。悲しいけど、現実ですな。

何が悲しいかを突き詰めていくと、ホームで勝ち試合が見れない事に行きつきます。行くたびに負ける・・・これってオーバー40以上にはメンタル的にキツイものがあります。さらに、社長や監督が「今年は土台が出来た」とか「確実に成長している」というコメントを発信しても、それを素直に受け取れないから厄介です。


終盤の戦いを見て「うむうむ、これでいい・・・。土台は出来つつあるな・・・」と思える方って、本当にいるのでしょうか?「マジでチームは成長してきたな、来年が楽しみだよ・・」と考えている人って、本当にいるのでしょうか?

ベガルタン的には「そんなこと、微塵も考えられん!!」なんだけど、これは偏向した見方なんでしょうな。こんな時は、どうにかしてアンケートがとれないかなぁ~~って思ってしまいます。ベガサポ100人に聞きました?みたいなやつ。ネット関係に詳しい方がいらっしゃれば、是非とも、お知恵を拝借してアンケートを実施したいです。

2015年11月19日木曜日

ベガルタン、苦しみを比較する

えー、平和ですな。世界では「テロリストとの戦争!!」みたいな感じで大変な事になっていますが、ベガルタンにとっての最大関心事は「川崎戦はどんなメンバーで、そしてどんな感じになるんだろう・・・」であります。

例え川崎の調子が良くないからと言って「楽勝、今の川崎なら勝てるよ・・」と考えるベガサポはマイノリティー、冷静に考えれば「16戦で10敗しているチームからすれば、どんな相手でも苦戦は必至、ましてや相手が川崎では・・・」と考えるサポは絶対にマジョリティーでしょうな。

川崎サポの後輩によれば「目標はタイトルだったはず、しかも監督は4年目の風間。それでいて湘南よりも順位が下って、どう考えても、おかしくないですか?」と、新橋の飲み屋で愚痴られた。しかし、よくよく考えてみよう「タイトルを狙ったチームが2ndで9位、そしてトップ10を狙ったチームが2ndで15位では、どっちが応援対象として顧客満足度はあるのだろうか?」

応援(投資)する上で、対象相手の業績や予算規模の比較はマスト。川崎の場合で言えば、予算規模は約32億。対する仙台は24億円。それでいて9位と15位だから、若干ではあるが費用対効果は仙台の方が優れている。しかし、ここだけの数字を見ては判断を誤るので、リーグ全体の数字を確認する事が統計学的には必要。なので、全体の数字、なかでも人件費に関するデータにフォーカスし、更に費用対効果を考えてみることにしましょう。

14年度チーム人件費(11年度比)

J1
205900万円 (+14000万円)
浦和 205400万円 (+16800万円)
名古屋 205300万円 (11400万円)
G
大阪 181500万円 (19500万円)
横浜FM 176500万円 (+32400万円)
大宮 172000万円 (+4600万円)
FC
東京 17900万円 (+28200万円)
C
大阪 168000万円 (+49500万円)
鹿島 156200万円 (5400万円)
川崎F 154600万円 (4100万円)
清水 135400万円 (2200万円)
広島 134900万円 (+2500万円)
神戸 134800万円 (+33800万円)
鳥栖 117600万円 (+82300万円)
仙台 114100万円 (+13400万円)
新潟 108500万円 (+27600万円)
徳島 92700万円 (+43700万円)
甲府 75900万円 (+8800万円)

このデータを見れば「頑張ってるんだなぁ~~、広島は・・・」と思うと共に、「ダメダメの極みだな、名古屋と柏は・・そしてセレッソと清水は・・」となります。人件費トップ3なのに、年間で10位ぐらいでは、スポンサーもサポーターも納得などできないでしょうな。

そんでもって川崎をみると、人件費総額では真ん中くらい。そして2ndは9位で年間では6位。えーと、まあまあじゃん。まあまあ頑張ってるよ、チームとして。仙台はと言うと、人件費は15位で年間では14位。あれ?ということは、川崎も仙台も、人件費的には頑張っていることになり、そこに年間予算と言うファクターを加えても「24億円の仙台は、その数値と年間順位は同じで、32憶円の川崎は年間で6位だから、新橋で愚痴る程、悪くないじゃん」と言う事は出来ますな。

別の視点からデータを見ると、対11年度比で鳥栖の人件費上昇カーブは、この規模のチームとしては破格です。13年度のチーム予算は17億円。そして14年度は約19憶円。人件費自体、仙台と鳥栖は同じだけど、予算規模を考えたら「おいおい、大丈夫なのか?」と言いたくなります。実際、2年連続で赤字決算とか。そりゃあ、そうでしょう?年間の売り上げが19億円の会社で、人件費が11憶円では、いくらビジネスモデルが特異だとしても、そこそこリスキーな事業運営です。チョット、背伸びし過ぎですな。

話がそれました。川崎サポと仙台サポでは、どっちが良いシーズンを送ったか?どちらが費用対効果で優れているか?ということでは、予算規模を上回る成績を収めている川崎の方じゃないですかね。だって、2nd、10敗だよ?優勝を目指しての脱落ショックの大きさは分かるけど、トップ10を目指しての10敗は身体に堪えます。


8月、松本に勝たなければ、ベガサポはリーグ戦で「おいおい、2ndでは俺たち、ホームで1勝も見なかったよな?」となるでしょ?その苦しみに比べたら、「タイトルが取れないなんて・・・」と、新橋で愚痴る後輩は、まだまだ幸せ・・・この結論でいいですかな。

2015年11月18日水曜日

必要ですな

村上の退団を知ったのは会社に戻ってから。後輩と仕事の打ち合わせをしている時、不意に「そう言えば、村上の退団が決まりましたね」と言われ、多少狼狽。いやね、ベガルタの話をしている流れで「そう言えば・・・」ってなれば、こっちだって「そうかぁ~~、何気に出番も無かったから覚悟はしていたけど、決まれば決まったでショックだよな・・」となるんだろうけど、「今月の売り上げは厳しくて・・・」と言う流れでの話だったので、会社の業績悪化+村上との別れが加わって、ショックが2倍となった訳です。

個人的に村上とは、よく遭遇しました。ドラッグストアー、ショッピングモール等々、おそらくは生活圏が同じだったのでしょうな。大宮ナンバーの車を見かければ「あれ、村上も来てるんだ・・」みたいな感じで、彼との遭遇は極めて自然なことです。ただし、プライベート時において、ベガルタンは一度も村上に声を掛けた事はありません。すれ違っても、心の中で「頑張れ、村上!!」と呟くだけです。ジェントルマンですから。

そんなベガルタンではありますが、今期一度だけ、危うく選手に声を掛けそうになった事が有ります。ファミレスで食事をしていたら、ウイルソンが入って来たのです。当然、テンションはMAX。ベガルタンの座席の脇を通り過ぎようとした瞬間、このまま抱きついて「ウイルソン、怪我で苦しんでいるようだが、大丈夫、大丈夫マイフレンド!!俺がついてる!!」と、シャウトしそうになる衝動に襲われました、しなかったけどね。してたら、変態と思われたんだろうけど、こんな衝動に駆られたのは、今は無き「ヘルスプラザ泉」のサウナで、シルビとマルコスに遭遇した時以来です。

さて、これから少しずつ、退団のリリースが出るんだろうけど、シルビとの壮絶な別れを経験してからというもの、過度にノスタルジックになる事は無くなりました。限られた選手層に新たな選手が加わる以上、退団する選手が居るのはしょうが有りません。我々は今年、15年シーズンのベガルタを応援しました。来年は16年シーズンのベガルタを応援します。まるっきり違うチームでは無いものの、全く同じチームでもありません。チームは生き物ですから、変わらないと生き残れない以上、哀しくても、しょうがありません。

どのような選手が来ようとも、そして残念ながら去ろうとも、その趣旨やビジョンが明確であればベガルタンはチームを支持します。だからこそチームは「これからの目標はOO、その為に我々は5カ年計画をたて、1年目はOOを強化し、2年目はトップ10、3年目以降にACLを見据えて戦い、5年以内にタイトルを獲ります」みたいな、簡単単純でもいいのでロードマップを我々サポーターに公言して欲しいと思っています。その御旗が明確であればある程、苦しい時の「支え」になるはずです。

今期、社長の目標も監督の目標も明確でした。
社長「単年度の黒字」
監督「勝ち点50で、トップ10」
そして結果は、1勝1敗。これをどう考えるかですな。ご存知のように、入場料収入が減少していくなかで、単年度とはいえ「黒字」は立派です。怪我人が多かったとはいえ「何とか残留」は残念です。だとすれば、来年もチームは「勝ち点50で、トップ10」みたいな、薄っぺらな目標を我々に提示するのでしょうか?クリアーしなくても、何とも無しの目標を我々に公言するのでしょうか?


そんなものを有り難がるサポーターなど居ません。フロントも現場も、そして選手もプロフェッショナルである以上、大事なのは「目標、もしくはミッションをクリアー出来るか否か?」です。「目標自体は残留ですが、その代り、チームを若手主体に切り替え、3年後にはタイトル争いを・・なので、来年は我慢して下さい」と言われれば、我慢だって苦になりません。未来への明確なビジョン、今チームに一番必要なのは、これじゃないでしょうか?

2015年11月17日火曜日

ルイスの転換点に想う

鍋監督は常々「本当なら、もっと前、前でプレッシングを仕掛け、そのまま攻め切りたい・・・」と語っています。そして「しかし、現状でそうするとバランスが崩れ失点する機会が多い・・」とも語っており、現状の「重心が後ろの戦い方」は、止むにやまれぬ選択のようです。

考えてみれば、テグ政権のJ2時代から、ある程度中心選手は固定し戦術も熟成。昇格を見据えながらも、目標はそこではなく「J2で優勝して昇格し、残留、リーグ上位の力を付け、あわよくばタイトル、そして5年以内にACL」とチームビジョンも明確でした。最初は「そんな簡単に行く訳が・・」と思いつつも、結果としてACLにも参戦。サイクルとしては、ここが一つのピークでしたな。

ピークっていう言葉で今思い出したワードが有って、それは大学のゼミで習った「ルイスの転換点」であります。簡単に「ルイスの転換点」を説明すると・・

開発経済学上の概念で、農業から工業への労働力の移行が進み、農業の余剰労働力がなくなった段階で、工業化が進むと、工業部門における労働力不足が発生し、賃金が高くなっていく。それによって、農業の余剰労働者は、高い賃金を求めて工業へ移っていく。ある地点まで行くと農業部門の労働者の余剰がなくなる。この地点がルイスの転換点と呼ばている。

ルイスの転換点を超えると、工業部門では、農業の余剰労働者が底をついているため農業部門の労働力を減らす形で労働力を確保するしかなく、さらに賃金水準を上げる必要が生じる・・・ってとこらしいです。つまり、ある程度市場(チーム)が成熟してくれば賃金の上昇はしょうがなく、それが出来ないと厳しくなっちゃうよ・・ということであります。

ベガルタで言えば、J1からJ2へ移行し、労働者(主力選手)の高齢化と共に、チームのサラリーキャップの余剰は縮小。この時期、チーム予算が飛躍的に増加出来れば良かったのですが、あえなく撃沈。結果として、主力選手を引き留めるため賃金は上昇、その余波は残りの選手のサラリーに影響してきます。

フロントからすれば、チームの主力をキープする為には「ある程度の増額」はマスト。しかし、全体の総額に大きな変化がない以上、そのしわ寄せは当然、他の選手に降りかかります。つまり、12年に優勝争いしたシーズンが「ワンサイクルのピーク」とするなら、次のサイクルを軌道に乗せるためには、12~13年のシーズンにチーム予算編成を見直し、「ネクスト主力級の選手(他チームからの移籍選手も含む)」に対しても、賃金を増額する必要が有ったと思っています。

しかし、それが出来なかった・・。12シーズン⇒13シーズンに至っては、大きな補強も無く、加入したのは「石川・蜂・勇人・ヘベルチ」ぐらい。チームが次の上昇カーブへ行く為には、この年にチーム予算を増やし、主力選手や準主力選手に対して賃金をアップさせる必要があったはず。だが、この年、チームとして新たなステージに行く為に執った戦略は「賃金の増加(新たな選手の獲得)」ではなく、ベガルタ仙台レディースという新たなフォーマットの追加だったのです。

予算が潤沢ではないチームにとって、新たな主力級の選手の獲得や、現有戦力への賃金増加、更にはレディースという決して短期的には利益を生まない枠組みの追加などを円滑に回す事など不可能です。前社長は「レディースの予算はトップチームとは別なので、何の問題も無い」と語っていましたが、別枠として組み込んだ予算、その全てをトップチームに注ぐ事が出来たなら、現状の様な凋落にはならなかったのでは・・・とベガルタンは考えています。

もっとも、だからといって「レディース反対!!要らねー!!」というスタンスではありません。レディースも、大切な我々の家族です。ただ、ベガルタンと前社長のチーム構想の時間軸は若干違っています。前年に優勝争いし、ACLを戦う事になった13年シーズンこそ、あらゆる資源をトップチームに注げば・・・まっ、今となっては、どうしようもありませんな。

しかしながら、チーム予算の総額が抑えられてしまった以上、他の選手や若手にとって、出番と賃金を今以上に求めるのなら、チームを去るしか無くなります。13年シーズンでテグは去り、新たな監督も就任。チームには見た目にも変革を断行しましたが、あえなく撃沈!!結局は鍋監督が就任し、先祖がえりしたかのような「堅守賢攻」によって、チームを新たな成長曲線へと誘導しようと頑張りました・・が、あえなくこれも撃沈!!それが現在の「重心が後ろ」のゲーム運びなのです。


今シーズンの終わりに、チームは来期に向かって、どのような戦略を獲るのでしょうか?大きく変更はせず、現有戦力の積み上げかもしれませんし、ドラスティックにベテラン選手の退団があるのかもしれません。だからこそ、今のメンバーで戦う一試合、一試合が大切になってきます。だからこそ、頑張って欲しいですな。

2015年11月16日月曜日

松本戦

いやぁ~~、良かったです。リーグ戦には何の希望も見出せなくなってきた昨今、年末までサポーターライフを楽しめるか否かは、ベガルタンとしての最重要案件。内容などに関しては「そうなのかなぁ~~」みたいな感慨はありますが、ノックアウト方式のトーナメント戦では「内容<結果」。勝った事実を前にしては、内容うんぬんなどノープロブレム。今はただ、勝った、勝ってくれたよ、これで年末までサポーターモチベーションが持つ・・・、これですな。

この日のメンバーはと言えば・・・金園が入って鎌田がCBへ・・・まっ、スタンダードです。前節の鳥栖戦での「鎌田ボランチの出来」に関しては、個々の主観で「良い・悪い」が出てくるのは当然でしょう。しかし、結果が出なかったという現実を前にしては、「悪かった・・と言うつもりは無いけど、良くなかった・・」とは言えます。もっとも、負けてしまった原因が「鎌田ではなく、点が取れないから・・・」という可能性が高いことも何気に感じている今日この頃です。

鎌田のボランチ起用に関しては「今後を見据えて・・」という見解もあったようです。しかし、先日のスポーツ紙で「今季で仙台との契約が切れる鎌田と、この日柏は、条件面で大筋合意に達したという。複数年契約と見られる」との報道により「鎌田のボランチは今後を見据えて・・」という推論は完璧に否定されました。

スポーツ紙がリークする様な事を、現場の監督が全く知らなかったとは想像しがたいので、鳥栖戦での鎌田起用は「純粋に試合で勝つため」と言う事が分かりました。そして、この日の松本戦でも「退団が決定的となった鎌田」はスタメン。鍋監督にとって、鎌田は「勝利」の為に重要なファクターであることが、この事からも分かりますな。

鎌田に関しては、長年頑張ってくれて感謝しかありません。退団する事に関して、過度にノスタルジックになることはありませんが、彼の頑張りが無ければ、現在のベガルタも無かったのではないか・・・という気さえします。本当にご苦労さんでした。彼に関しての一番の思い出は、パチ屋でベガルタンが捨てた「スロット北斗の拳」で、ハイエナ・お座り一撃で2000枚程出されたことですかな。

この日のベガルタンは自宅でテレビ観戦。別に用事が有る訳でもなく、体調が悪い訳でもないのに自宅観戦。これは02年からベガルタンとなって、ユアスタで試合が有るにもかかわらず、用事も無いのに不参戦を決め込んだのは初めてのことです。昔は仕事で行けなくなりそうになっても、「叔父が無くなったので・・・」という言い訳を使って仙スタへは参戦していました。そこで試合が有る限り、選手や仲間たち(ベガサポ)が闘っている時に、不参戦を決め込むのはベガルタンのプライドが許しませんでした。

しかしです、この日に関しては「参戦しなければ・・・」というモチベーションを維持するのは困難で、かなり前の段階から「予報では雨のようだし、まっ、自宅でいいか・・・」という感じでした。何故かは分かりませんが、正直な感想です。そして、こんな気持ちになったのは、ベガルタンとなってから初めてのことです。

こう思った時、ベガルタンは狼狽しました。ぶっちゃけ「ひょっとして、俺、ベガルタに関しての愛情が薄れてしまったのか???」とさえも思いました。だって試合が有るのに、用事も無いのにユアスタへ行かないんだよ?おかしいでしょ?これでも俺、ベガルタ仙台応援同好会、仙台支店の会長だよ?

負けるのに慣らされたせいか、最近は負けても「悔しさ」は無くなりました。「あ~~あ、今日もですか・・・」ぐらいにしか感じる事も無くなり、帰りの車の中では「これでマッチデーJも、Jリーグタイムも、やべっちも、見る事は無いから暇になるよなぁ~~」と愚痴のオンパレード。自分自身で嫌になりますが、自分に正直に生きているのでしょうがありません。


昨今の試合内容と結果は、ベガルタンの様なハード系なサポーターを目指している凡人には辛すぎます。ビジョンが明確ではなく、目標を達成しなくても「残留したからいいや・・」では、共に闘う仲間としての意義は不鮮明です。チームとしてサポとして、共鳴できる目標やビジョンが無いと、共に闘う意識がどうしても気薄となり、モチベーションが保てなくなるのはしょうが有りません。現状のチームに、それがありますか?もしくは、それを感じられる方は居るのでしょうか?

2015年11月9日月曜日

鳥栖戦に想う

いやぁ~~、残念でしたな。といってもね、試合結果が残念じゃなく、内容と言うか、チームが来期に向かって行くべきビジョンが見えなかった事が残念・・・と言う、お話です。

すでに残留が確定している仙台として、タイトルや賞金が掛かっていない残りのリーグ戦を「どのように戦うのか?」は、サポーターとしての最重要案件です。当然ベガルタンも「鳥栖戦は、どんなメンバーで、どんな戦術で戦い、サポーターである我々に、来期への期待を持たせてくれるんだろうか・・・」みたいな事を考えながらテレビの前に着席しておりました。

そんでもってオンエアー。スタメンをチェックすると・・・
六反
菅井・渡部・石川・二見
リャン・富田・鎌田・金久保
奥埜・ハモン

ん~~と、あれ?鎌田がボランチって・・・ここには強烈な「戦術的と言うか戦略的な意思」が見れるけど、その他は・・・変わりません。と言う事は、監督の考えとして「このままブレずに戦う事が、すなわちチームの強化に繋がり、サポーターに対しての来期以降の希望になる・・・」と考えていることになります。

もっとも、別の考え方もあり「監督は来期うんぬん・・は横に置いといて、とりあえず目先の勝利にこだわった・・」という状況は十二分に考えられます。2ndだけを見れば「15試合で9敗!!」と言う現実。監督じゃなくても「勝ちたい・・・」とは思うでしょう。なので、この試合は未来への礎の為・・・ではなく、とにかく勝ちたいんや・・・という気持ちが表れた「チーム戦術」である可能性も激高。

で、結局どっちなんだ?ということなんだけど、ベガルタン的には「来年の事を言うと鬼が笑うから、とりあえずは目先の一勝を・・」と言う感じだと思っております。

この辺りの感覚が何気に伝わってくるので、「今年はもういいから、来年に向けてのトライをして欲しい・・・」と考えているサポーターなどは不満が募るのでしょうな。ぶっちゃけ、鳥栖に負けた事は残念でしたが、全然悔しくはありませんでした。もうね、今年は負けるのに「慣らされた」ので、残留が決まってからの1敗に対しては特段の感慨など、あるはずがありません。ここまで負けると、2ndでの「9敗」と「10敗」との違いに「違う価値観」を持ち込むのは困難です。

何やら、ネットでの話では「渡邊続投」が確実視されている様子。ベガルタン的には「途中で指揮を執った昨年⇒今年の前半⇒今年の後半」の成績や試合内容が、僅かでもいいから上向き傾向で「若手も育ってきた・・・」と言う状況であれば、続投支持派に異論などありません。しかし、どう考えても、監督が言うところの「チームは確実に強くなっている」という手応えなど感じられず、どちらかと言えば「選手個人のスキルや連係・連動・戦術などに手ごたえは感じられないんだけど、これって、ベガルタンが素人だからなのか???」という疑心暗鬼の状態であります。

本当に、ベガルタは確実に強くなってきているのでしょうか?チームが強くなっている過程においては、必ずしも「結果が伴わないこともある・・」と言う事ぐらいは理解しているつもりです。しかし、昨年から今年にかけての上積みって、どのくらいあるんでしょうか?そして、今年の成績は「チームとしては強くなっているけど、たまたま結果が伴わなかった・・・」だけなのでしょうか?

正直、強くなっているチームが、16戦で10敗するとは、どうしても思えません。だって、おかしいでしょ?強くなっているのに試合内容がグダグタとなって、そんでもって負け続けるって。

何度も言うけど「負けたけど、今日の若手は良かったよな・・・」とか「今日の前半からのプレッシングは見応えがあった・・・」とか「金園と奥埜のコンビは秀悦だったよな・・・」みたいに、わずかでも希望を感じられれば、決して敗戦が続いてもネガる事など無いんだけど、鳥栖戦でソレを感じる事はありませんでした。って言うか、最近の試合で、その希望を感じられる方がいらっしゃれば、是非とも居酒屋なんかでベガルタンにご教授してください。飲み代はベガルタンが持つから。

こんなに負けても、チーム状況がバラバラだよ・・・みたいな情報がネットやメディアで流れる事はありません。ということは、監督やフロント、そしてスタッフや選手などとのコミニュケ―ションは良好なのでしょう。まっ、悪いよりは確かに良いです。しかし、こんだけ負けているんだから、中堅やベテラン選手などから批判めいたワードが出てきてもおかしくは無いはずです。しかし出ない・・。きっと仲は良いんでしょうな本当に。

いいですか、もしも、あなたが企業のトップでベガルタから「新規のスポンサーになって欲しい。チームは確実に強くなってきており、来年以降はチーム成績も上昇し、メディアなどでの露出も増える。今が買い時ですよ」と懇願されたとします。その時、貴方はどう考えますか?冷静な判断が出来れば「2ndで16戦、10敗」もしておいて、『チームは強くなってきている・・』と言うけど、これって新たな詐欺なんじゃあ・・・」って思うでしょ?思わないようでは、アルアル詐欺に引っ掛からないように気をつけた方がいいですな。


続投でも交代でも、ベガルタを応援する気持ちには変わりありません。しかし、強くなってきているという実感が皆無のうちは、どうしても続投には懐疑的になります。本当に、チームは強くなってきているのでしょうか?そこさえ教えて頂き、納得できれば、ベガルタンは続投でOKです。

2015年10月28日水曜日

成長したいですな

えー、残留、おめでとうございます。ぶっちゃけ「そこが目標では無かったはずだ!!」とは思っているのですが、2ndの成績「3勝3分9敗で15位」と言う結果を見せられちゃうと、まっ、しょうがねーなぁ・・・という気にもなりますな。

試合後のセレモニーで、監督の「チームが成長していると確信している」とコメントしていましたが、このコメントに納得しているベガサポは絶対にマイノリティーでしょう。普通、成長していれば1stよりも2ndの方が成績も内容も良くなりますから。

しかしながら、素人で部外者の我々では「分かり得ない成長」を監督やフロントは感じている可能性を否定する事は出来ません。フロント的には新規スポンサーの目途が立ちそうとか、ユースの育成が少しずつ実のってきたとか、そういったことを含めて「トータルでチームは成長している」ということなんでしょうね。だって、試合内容だけを吟味してれば「うむうむ、この充実してきた試合内容と手応え・・・これは来年が楽しみだ・・・」と思う事など皆無ですからな。

監督のコメント「成長してきた」ですが、このコメントはサポーターにも当て嵌まります。サポーターの成長というと分かりにくいので、この場合は「成長」というフレーズを「目が肥えて来た」に置き換えると、現状のサポの感情やユアスタの状況が、おぼろげながら見えてきます。

監督は常々「自分がやりたいサッカー、チームとして目指しているサッカーと、現状のサッカーは残念だが違う」と語っています。本人は、もっと前からガンガン行くサッカーがしたいようだが、トライすると結果が出ない。あまりにも勝てないと降格がチラつくので、しょうがなく「重心を後ろにしたサッカー」で結果に拘る。しかし、この現実的なサッカーは観戦者に「ワクワク・ドキドキ」といった感動を与える事が出来ず、ユアスタの観客数が増えないどころか、減る一方・・・。まっ、悪循環ですな。

ある程度、目が肥えてくると「ドン引きサッカー」には閉口し始め、例え現有戦力では無理と分かっていても、バルサのように華麗なパス回しで相手を崩して欲しい・・・という願望を抱きます。重心が後方にある守備的な戦術だと、どうしてもボールを回されちゃうし、どうしても苦しい状況が長く続くので、見ていて辛いんだよね。

そうかといってカウンターが炸裂する訳じゃないし、そんでもって結果も出なくなると「どうせ負けるんなら、浦和戦のように打ちあえって!!」という気持ちにもなります。「楽しいサッカー」と「勝ち点が取れるサッカー」が仙台の場合では「=」ではなく、「≦」だから困っちゃいますな。

サポーターとして多少経験を積んで来て、昇格、残留、4位、2位、そんでもってACL・・・みたいなステージを経験しちゃうと、ここ数年の「残留」に特化せざるを得ない試合内容を看過する事は困難を極めます。仙台は予算規模も少ないし、選手層も苦しいから、数年は我慢するしかない・・・みたいな「大人サポーター」ばかりだと問題は無いんだけど、それだけじゃあ新規のサポーターを確保する事は難しくなる・・・。この難問を解決出来たら、ノーベル賞級の発見でしょう。

ここで大事なのは、フロントや監督だけが感じられる「確かな成長」を、我々サポーターにも感じられるように出来るかどうかだと思っています。チームビジョンを明確にし、その戦略・戦術でブレずに戦うことをサポーターと共有したうえで、大胆な構造改革を断行し、例え降格しそうになっても絶対に「掲げたビジョン」は下ろさない。そのビジョンを共有出来れば、ベガルタン的には負ける事に恐怖や嫌悪感は無くなります。

「2年後、3年後、我々は、こんなチームになります。だからサポーターの皆さんも、耐えるところは耐えて、チームを応援し続けてください」と言って、我々にチームが出したビジョンさえ明確ならば、降格なんて怖くはありません。ただし、フロントは大変でしょうな、スポンサーの確保や観客動員数は明らかに苦しくなるから。この辺はサポーターに我慢を強いるんだから、それくらいは頑張ってもらわないと困りますな。

チームは間違いなく変革期に差し掛かっています。本当は、昨年辺りから構造改革をしなければなりませんでしたが、アーノルドを解任してからロードマップに狂いが生じ始め、結果的に今年も大きな構造改革は出来ませんでした。この改革には「聖域」などありません。もしもしたら、J1での延命は可能でしょうが、その後に待っているのは間違いなく暗黒のJ2です。

リャンや菅井や富田でさえも、その構造改革から外す事は出来ません。仙台にとって、上記の選手は間違いなく至宝です。しかし、チームが脱皮する為に重荷となるのなら、我々はその重荷を涙を堪えて取り除かなければなりませんし、我々サポーターが望んでいるのは、そんな選手たちを実力で追い越して行くニューリーダーなのです。

リャンや菅井がチームを去る事などあってはなりません。しかし反面、それらの選手を実力で追い落とす選手を待ち望んでいます。柳沢や平瀬や野沢たちはチームが嫌になって退団した訳ではなく、その理由は「より多く試合に出たいがため」というピュアなものです。そして、退団した彼ら後からは新たなヒーローが生まれました。この循環こそ、今のベガルタに必要な物だと信じています。

じゃあ、その循環の為にはどうすればいいのか?ということになりますな。この疑問には模範解答が有り、その答えとは・・・

「こうすれば成功する・・・という方程式が無いのがサッカーの世界。だとしたら、ベガルタ仙台のスタイルを模索し、実践し、その都度軌道修正し、トライ&エラーを繰り返しながら成長するしかない」というものです。


ベガルタの前には道はありませんが、このビジョンが共有できてチームもサポも頑張れば、ベガルタの後ろには大きな道が出来るはず・・・。そう思って、暫くは我慢する事を決めたベガルタンです。

2015年10月23日金曜日

難しい問題ですな

最近の仙台は気候が良く、木漏れ日から降り注ぐ陽の光を身体全体で受け止めれば、食後に襲いかかってくる睡魔には勝てません。昨日、ベガルタンは珍しく社内でコンビニ弁当を食し、つい、社内でうとうと・・・。ようやく天国への扉に手が掛かり始めた頃、不意に後輩の事務員から叩き起こされたのです。

なんでも、社内のベガサポ同士でホーム最終のガンバ戦を、どのように応援したらいいのか?を話し合っていたら、突如口論!!そして激論!!そんでもって仲間割れ!!心配した同僚たちがベガルタンに助けを求めてきました。

リーダーとして、とりあえず現場に出向くと、そこにあったのは口論などといった生易しい会話ではなく、互いに相手を罵しりあう、朝まで生テレビもビックリな激論現場であった。内心「勘弁してくれよ、眠らせてくれよ、俺のブリリアントな昼休みを妨害しないでくれよ・・・」とは思ったが、仙台支店ベガルタ仙台応援同好会のリーダーとして看過する事は出来ず、やむなく事情を聞く。
まずは、登場人物の説明を・・・

事務員裕子 35歳独身 入社時の売りは「大学準ミス」だったが、今は昔。時の流れは残酷です。ベガルタンとは同好会設立時からのメンバー。情に厚く、後輩の事務員からは「ネーさん」と呼ばれている。昔はマジで可愛かった。

営業富沢 33歳独身 サポ歴6年の中堅社員。学生時代はラグビー部で、最近の口癖は「やっとラグビーの素晴らしさが認められてきた、時代が俺に追いつきましたね」だ。基本的にクールガイ。仕事もサポの応援も冷静、そして客観的なデータを駆使して周りを説得するタイプ。ベガルタンが一番嫌いなタイプでもある。ちなみにイケメンではなく、ブサイクでダチョウ倶楽部の上島に似ている。好きなAV女優は小島みなみと言う事だ。

ベガルタン「まず裕子さん、なんでそんなに怒ってるの?」

裕子 「我々仙台支店応援同好会にとって、ベガルタの選手と言えば「家族」も同然です。それなのに、そこに居る富沢は、事もあろうに「もう、ウイルソンは要らない、試合に出す必要もないし、ベンチに入れる必然性も無い。本人に「来期の構想から外れた、再契約はしない」という事情を説明し、ブラジルへ帰ってもらおう・・もう、デブには用は無い」との暴言を吐いたのです。

この瞬間、私はめまいがし、気分が悪くなりました。それは今でも続いています。大切な家族を、このように罵倒されて看過できましょうや?

ベガルタン 「富沢、今の話は事実か?」

富沢 「事実ですが、裕子さんは話し合っていた文脈の一部を抜粋しているにすぎません。特定の部分だけをフォーカスするのはアンフェアです」

ベガルタン「では、全体の流れとは?」

富沢 「まず、昨年と今期、これまでのウイルソンの成績を確認しました。そして、今後残されたリーグの戦い方を自分なりにあげ、その上で、推定年俸と費用対効果を比較、そしてウイルソンの年齢を加味すれば、自ずと「ウイルソン不要論」が導き出されると言ったまでです」

ベガルタン 「確かに、費用対効果のみを考えれば、う~~んって感じはしますな」

裕子 「リーダー!!、選手も、そしてサポも感情が有る生き物です。ウイルソンがチームに対して行って来た貢献を一切無視し、「もう用なし、要らねー!!」とは何事ですか!!」

ベガルタン「じゃあ、「要らない」ではなく、「今までありがとう、御苦労さま。バイバイ」ならいいのか?」

裕子「違うんです、一緒に苦しい時、戦ってきた仲間に対しては最大限の敬意が必要と言っているのです。だいたい、ウイルソンがこれから復活する可能性が無いとでも言うんですか?その議論をすることなく、要らない!!この感覚が理解できないのです」

富沢 「裕子さんが、そこまでウイルソン推しとは知りませんでした。確かに、敬意を欠いた発言をした事は認め、反省します。しかし、大切なのは過去ではなく現在、未来です。時間も金も有限である以上、どこかにデッドラインを引き、冷徹と言われようとも選手の取捨選択はしなければなりません。その意味で、ウイルソンは来期、必要ないと言う正論をかざしたまでです」

裕子「正論とは、誰が決めたんですか?」
富沢「客観的なデータから導き出せば、彼が受け取っているであろう推定年俸で4点?5点でしたっけ、今期のゴール数は?正論とは、データによってのみ、導き出されるものです」

裕子「人間は感情ある生き物です」
富沢「その感情が、成功の妨げになると、何故気づかないのですか?」
裕子「ウイルソン復活の可能性は皆無だと?」
富沢「そうは言っていません。ただ、それよりも新たな選手を獲得した方が「期待値は高いのでは?」と冷静に考えているだけです」
裕子「サッカーは興業です。今一番、応援で盛り上がるのはウイルソンが途中から出て来た時です!!」
富沢「盛り上がりと、結果は別物です。大事なのは、勝つためには?その一点であるはずです」
裕子「勝つにはウイルソンが不要だとでも?」
富沢「新しい血を入れるべきだと」
裕子「ウイルソンは古い血ですか?」
富沢「チーム自体に新陳代謝が必要な時期になっていると、どうして気づかないんですか?」

ベガルタン「ここだけの話、もう、昼休みは終わっている。続きはまた今度だ」

毎年、チームを去る選手が居るのは当然です。しかし、その選手にシンパシーがあればある程、「別れ方」は重要になってきます。個人的には「ウイルソンは、まだイケる」と思っているのですが、実際に結果を出していない以上、不要論を看破する事など不可能でもあります。なんとか、怪我をクリアーして頑張ってくれませんかな。


そんなことよのも、明後日はガンバ戦、ビート・ガンバ!!

2015年10月19日月曜日

清水戦

えー、勝てて何よりです。内容的には パッ とした感じではありませんでしたが、いいんです、勝つことで全てが報われます。今年も辛いシーズンでしたな・・・。こんな事を書き込むと「まだ、残留確定じゃないから!!」と言われそうですが、もう大丈夫。川崎サポの上司とは「最終戦は引き分け」という裏約束を交わしています。

最初は仙台が先制し、追加点。しかし後半の終盤に大久保がゴールを決めて愛妻にマーク、そして、もう駄目だ・・・と思ったロスタイムに中村が奇跡のフリーキックをズドン!!同点で終了、こんなシナリオになっていますから、どうかベガサポの皆さん、安心して下さい。

でもね、これだけだと「万、万、万が一」と言う事もあるので、鳥栖サポの後輩とも「互いに傷を負わぬよう、引き分けで・・・」という条約を結んでいます。ねっ、安心したでしょ?しかしながら、こんなダーティーな裏取引をしちゃうと「そんなことをしてまで残留したいのか?」とお叱りを受けるかもしれませんな。でもね、悪いのはベガルタンただ一人です。だったらいいでしょ?

結果的に、清水降格の「送り人」になりましたが、他人の痛みを感じられるサポになる為には、これはどうしても「いつかは通らなければならない道」です。降格が決まった大分戦、入れ替え戦で無残にも砕け散った磐田戦、私たちは自らが地獄へ突き落されてしまった体験は何度となく経験してきましたが、他人が地獄へ落ちる様をライブで経験する事はありませんでした。

きっと、多くのベガサポが「清水サポの哀しみ」を肌で感じた事でしょう。この経験は必ず、サポーターとしての年輪となり、我々のベガサポ人生に確かな彩りを与えるはずです。実際、ベガルタンは大分戦の時、スタジアムで泣きました。磐田戦の時は、トイレで吐きました。悔しくて、哀しくて・・・。あの体験は絶対に忘れられません。そのような土台が有り、今が有ります。とりあえず最近は、アウエースタジアムのトイレで吐く事はなくなったから、まっ、OKです。

降格した時、周りから掛けられる「温かい励まし」は両刃の剣です。掛ける方としては、善意から「良かれ・・・」と思って掛けているのでしょうが、これがね、精神的な余裕が無い状況で掛けられると、「おめーら、俺をバカにしてんのかぁーーー!!!」って思っちゃう時が有るんだよね。だから、今、清水サポの浅沼取締役に声を掛けるとすれば・・・

「ベガルタンの隠れ家で、『美味しい・美味しい』と言いながら、経費で4皿も食べた3800円の特上スペシャル牛タンが食べたいのなら、1年で上がってくることですね」ぐらいですかな。

2ndの中盤以降、ベガルタの目標は「勝ち点50で、トップ10」から「何とか残留」へと変異しました。まっ、認めたくは無いけど、現実です。その残留がほぼ決まった以上は、ホーム最終戦であるガンバに、例えフルボッコにされようとも、赤嶺に今季初ゴールを決められようとも、チームとしてキャンプからやってきた「堅守賢攻、可能な時にチームで連動して前から積極的にチャージするサッカー」をトライして欲しいものです。

もちろん、まだ確定じゃないから、引き分けで勝ち点1を狙いに行っても・・という考え方が有るのは知っています。しかし、ホーム最終戦で、自陣にへばり付くサッカーに来期への希望が有るとは思えません。実力的にはガンバが上、しかも、向こうはタイトな日程・・・、ひょっとしたら・・・そう考えた時、今、勝ちにいかないでどうすんのよ?というのがベガルタンの考えです。これがね、仙台の順位が神戸だったら違うんだけど、今の順位なら、引いて守らないで闘っても、いいと思うのですが。

とにかく、そう思えるのも、清水に勝ったおかげです。この余裕は、それこそ天国と地獄くらいの差が有りますな。仙台が負けて、松本が勝っても、まだ勝ち点差は「5点」もあります。だとしたら、ここはホーム最終戦で「中々出来なかったけど、本当は、こんな戦い方がしたいんだよ!!」というサンプルを、我々消費者(年チケの購買者)に対して、是非とも見せてほしいと願っています。例えそこで負けても、ベッタリ引いて・引いて、セットプレーから、やられて敗戦!!よりも全然良いと思うのですがね。

もちろん、そう思う前提条件があって・・・
来期以降の中心選手がスタメン
可能な限り若手で
戦う姿勢を前面にプレッシング
試合後は多くの選手が足を攣り、立てない
ガチメンは天皇杯で


これくらい条件が整えば、ガンバ相手に負けてもいいです。

2015年10月16日金曜日

明日は清水戦ですな

大宮戦が終わったと思ったら、もう明日は清水戦ですか。せっかく大宮戦で『一息』ついたのですから、このままの勢いを継続して清水戦で『二息』、そして残り試合は他チームの残留争いを「高みの見物」しつつ、マッタリと行きたいところです。

清水に勝てば何気に(ほぼ残留当確)ランプが点灯しそうですが、簡単じゃない事ぐらいは分かっております。うちにとって名古屋の相性が良いと同じくらい、清水にとって仙台は絶品チーズバーガー並みに美味しい対戦相手です。その時々のチーム状況に関係なしに、ことごとく日本平では苦渋を飲まされてきました。ホント、どんなにチーム状況が良くても、そして清水がダメダメな時でも、終わってみると負けでした。しかも、時にはフルボッコに近いくらいの内容で。このように「全く理解できない、摩訶不思議な現象の検証」は個人で推測するものではなく、そうですなぁ~~NHKスペシャルで取り上げるべき題材だと思っております。

そんなこんなで清水戦、ベガルタン的には「よしよし、いいところで対戦できた・・・」と考えております。まずね、対戦する上において、最も大事なのが「対戦相手とサポのモチベーション」です。マイケル・ジョーダンが初めてNBAタイトルを獲った時、アナウンサーから「勝因は?」と聞かれると、彼は、さも当然のようにこう答えました・・・・

「技術や戦略じゃない、気持ちだ、我々の方が勝ちたいという気持ちで、相手チームよりも勝っていたのだ・・・」

やっぱり、生身の人間が戦う以上、最も大切なのが「気持ち」ですな。それを元に清水を見ると、降格が決まりかけてるけど、確定ではない・・・という状況です。これがね、前節あたりで確定してたら「仙台戦は開き直ってガンガン行ってやれ!!」と言う感じになるんだろうけど、あいにく「まだ可能性はある」ので、完全には開き直れないと思うんですよ。これが仙台にとっては好都合というのが、ベガルタンの見解です。

こんな事を書くと「どっちみち、勝たなきゃしょうがないんだから、同じじゃねーの?」と思われる方も居るとは思いますが、降格が確定して「もう失うものなど無い!!」というマインドで攻めてくるのと、「可能性はあるんだから負けられない」というマインドで攻めてくるのとでは、おのずと勢いが違ってくるはずです。だからこそ、仙台にとって今節に清水と対戦できる事は「神様からのプレゼント」と思っております。

問題は、このプレゼントを素直に仙台が受け取れるかどうかですな。何度も言うけど、清水からすれば「勝ち以外は無用」なので、ある程度はリスクを追ってでもゴールを狙ってくる時間帯が有るはずです。そこで確実にカウンターを決められるかどうかで、この試合の展開は変わってきそうです。最近は、メッキリとセットプレーからの得点が減ってきただけに、勝負のカギは「カウンターを生かせるかどうか」でしょう。

熱烈な清水サポである浅沼取締役でさえも「ジタバタしてもしょうがない」という諦めの心境に到達しております。だとしたら、ここは「送り人」のような心持で、最後を見取ってやるのがベガサポの務めかもしれません。しかし、本当にもしも、この「見送り」が失敗した時、私たちには強烈なしっぺ返しが待っている事を忘れてはなりません。

12シーズン、我々は最後まで優勝を争っていました。ホーム最終の新潟に勝ち、広島が負ければ・・・と言う展開。対する新潟は、この試合に負ければほぼ降格が確定。チームの勢い、サポの熱気、優勝争いと残留争い、ホームユアスタ、どれをとっても仙台が有利なはずでした。しかし、結果は新潟に敗れ、新潟は奇跡の残留。それ以降、仙台は新潟に勝てなくなります。結果論ですが、今でもベガルタンは時々思う事が有ります「あの時新潟に勝って、降格させていれば・・・・と。

勝負事の鉄則は「倒せる時に倒さないと、逆に倒されてしまう」であります。ここで、清水の息の根を止める事が出来るかどうかで、これからの仙台の歩む道が見えてくるかもしれません。お人好しで新潟戦同様に負ける事があれば、それはチームとしての成長が無いことを意味します。だからこそ、勝たねばなりません。我々は清水に止めを刺してこそ、次のステップへ上がれると信じています。

「送り人」は嫌な役回りです。しかし、嫌な役回りという仕事を貫徹してこそ、チームとしてもサポとしても成長する筈だと思います。ベガルタンは成長したいのです。その為には、相手チームサポの怒りや哀しみを、自らの心の中で消化して行く力がどうしても必要となります。

ベガルタが勝てば、終了後の日本平がどうなるか・・・は、神のみぞ知るです。しかし、ベガルタも自らの成長の為、残留の為には絶対に負けられません、チームの成長と、サポーターとしての成長が「=」だとするのなら、サポ的には絶対に勝ってもらわないと困ります。試合に勝ち、その上で、清水サポの怒りや哀しみを心の中で消化する。そうなればベストですな。

でもね、仙台が負けて、仙台サポの怒りや哀しみが爆発する可能性も無いとは言えません。そうしたら、神戸サポの知人や甲府サポの上司から、速攻でメールが来るんでしょうな・・・・

「本当に、お前も仙台も使えねーな」


明日は清水戦、ビート清水!!

2015年10月15日木曜日

天皇杯 大宮戦

昨日、ユアスタへ駆けつけたサポーターの皆様、本当にご苦労様でした。気温同様、お寒い試合でしたが、トーナメント戦で大事なのは結果。その結果がPK戦とはいえ出たのですから、なにより、なによりです。

それにしても、いやぁ~~、パスが繋がらないって、あんなにもストレスが溜まる物なのですか?互いにメンバーをシャッフルしての戦いだったので「多少のグダグダ感は・・・」と思っていましたが、試合は、よもやの「グダグダ感、50%増量中!!の展開。何が悪いのか?というよりも、全体的にそれぞれが悪い感じ。そんでもって、ご親切に大宮も「グダグダ感」を付き合ってくれるもんだから、『グダグダ感は倍!!さらに倍!!』みたいな感じになってしまいましたな。

個人的には、ウイルソンのキレというか、腰回りの「ラブハンドル」が気になりました。普通に考えれば、ウイルソンを軸にした攻撃になるんだろうけど、そのウイルソン事態のキレも、そこに至るまでの連動性もないので、どうしても「パスも単発・シュートも単発」状態でした。監督が90分以上、この試合でウイルソンを使った訳を、誰よりも感じていたのはウイルソン自身のはず。頑張れ。

杉浦や武井に関しては、「うおぉぉーー凄げぇぇーー!!!」というプレーは皆無でしたが、かといって不可もなく、ボチボチの内容でした。でもね、それでは困るんですよ。なにかワンプレーでも、見ている監督やサポに対して「胸キュン・胸熱」なプレーが無いと、今後の試合で彼らを使う事が困難になるからね。

関については合格点。あれくらいはやれる子です。何気にラインを高く保とうとする大海とのコンビも良く、ゴールマウスからの積極的な飛び出しには好感が持てました。個人的には、引いて守る時間が多くなると考えればファーストチョイスは「六反」でいいのでしょうが、積極的に高いラインを保って、前から・前から、守る時は「関」の方が機能すると思っています。でもね、最近は引いて守る場合が多いので、その意味では六反チョイスに合理性はありますな。

後半も半ばを過ぎたあたりからは、何気にポゼッションも内容も仙台ペース。試合を見ながら「延長戦は勘弁だぞ・・・」と願っていましたが、さりとて仙台にもゴールの匂いは感じられず、感じられるのは自らの加齢臭のみ。試合を見ていて一番キツいのは「チャンスも無いけどピンチもない、超マッタリな試合内容」なんだけど、この日の試合って、当て嵌まりませんかね。

PK戦は緊張しますが、ムルジャが最初に外してくれて、何気に「行けるかも・・」の雰囲気。結局、そのままリードを保って勝つことが出来ました。鎌田の失敗は御愛きょう。個人的にPKで、あれだけふかすのを見たのは、磐田時代の中山がPKを気合い100%でシュートしたら、そのボールがゴール裏二階席にある「いわしん」の看板に直撃した時以来です。


ともあれ、勝った事で全てが癒されます。ホームでの勝利は何時以来か忘れましたが、夏場に1回有ったか無かったか・・状態だったので、この晩秋での勝利は格別です。あれ?このペースで行くと、次の勝利は師走になっちゃいますかな?

2015年10月14日水曜日

大宮戦

忘れていましたが、今日は大宮戦なんですな。そう言えば「どうせ出張で仙台に居ないし・・」ってなった段階で、早々とライブ観戦を諦めておりましたが、何でもスカパーで放送が有るとか、となると当然のようにタブレットで見れそうで何より。世の中便利になったものです。

地元紙によれば「中2日で控える17日のリーグ清水戦を考慮し、リーグ戦から選手を大幅に入れ替えて臨む方針」との事。仙台は中11日なので、絶対に勝たねばならない言う状況であれば、それこそガチメンバーで迎え撃つことは可能。対する大宮はと言えば、アウエー熊本で敗戦し、中3日でアウエー仙台、そんでもって中3日で又リーグ戦。ここだけを取り出しても、織田裕二ならば絶対に「アドバンテージというフォローウインドーが、来たぁぁーーーー!!!!(^O^)(^O^)/」とシャウトする事は明白です。

日程的には仙台がメッチャ有利。となると、問題は「天皇杯と中2日で行なわれるアウエーの清水戦、どっちが大事なんですか?」であり、出した答えは「メッチャ清水戦の方!!」だったようであります。本来ならば「ホームでの試合なんだから勝ちに行けって!!」となるんだけど、降格ラインが限りなく近づいて来ている現状で「天皇杯も残留も、どっちも勝ち獲れよ!!」と願う事は無理筋のようですな。

メンバーを冷静に見ても・・・


とりたてて若い訳じゃないけど、これはこれで有りか?の陣容。もうユアスタで見る事は無いだろう・・と思っていた杉浦が期待半分・不安半分、というとこだけど、それ以外は「まっ、不安はあるけど特別不満は無い」と言う感じですかな。普通にウイルと山本は大丈夫そうだし、上本と鎌田だってそれなりにやってくれそうだし、野沢や蜂や多々良だって頑張るだろうから、ホームコートアドバンテージが明確に存在する以上、そんなに酷い試合とはならないような気がします。

まあね、仮にもJ1チームがJ2チームに対して「酷い試合にはならないような・・・」と思っちゃう事自体がダメなんだけど。今年はホームで勝ち試合が中々見れないから、ついついネガティブになってしまいます。でもね、本当に今年はホームで勝てないんで、最近はtotoを購入する時に「ベガルタ勝ち」にマークシートする事はなくなりました。だって、マークしても外れから。しかし、「負け」にはマークしません。せめて「引き分け」に止めるのがベガサポのプライドです。

去年も終盤辛かったけど、結局、今年も辛いシーズンになりました。でもね、そんな中にでも、「チョットした希望」を探し出して、ポジティブに試合を応援したいものです。もっと、こう、肩の力を抜いて、笑顔でユアスタに行けば、悪い結果にはならないような気がします。そうですなぁ~~出来れば、こんな感じの笑顔で。


      マルコスがライザップで結果を出したら、ベガルタンもライザップしてもいいと思っています

今日は天皇杯、栗鼠戦、ビート・大宮!!

2015年10月6日火曜日

浅沼取締役 再登場!!

昨日は本社で会議。会社全体で決して良くなかった中間期決算、そして最悪だった個人的な数字、もうね、朝一の新幹線から気持ちが暗いこと、重いこと。そんでもって会社に着いて、社員用ゲートへ向かうと、受付嬢が走り寄って来ると言う展開。あれあれ、何やら、チョット前にも似たような事があったような・・・。

受付嬢 「おはようございます、早速ですが、朝一で浅沼取締役のデスクまでお願いします」
ベガルタン 「えっ、会議前に?」
受付嬢 「はい、何でも、重要案件があるとのことです」
ベガルタン 「重要案件ですか・・・」
受付嬢 「お願いします」

最近、本社の後輩からの話によると「浅沼取締役が、メッチャ元気が無い」とのこと。その原因が会社の業績であるのなら、ベガルタンにも対処方法が有るのだが・・・

ベガルタン 「失礼します」
浅沼取締役 「おはようさん」
ベガルタン 「おはようございます」
浅沼取締役 「・・・・」
ベガルタン 「えー、受付から取締役の所へ行けと」
浅沼取締役 「まさかな、現実になろうとは・・」
ベガルタン 「はっ?」
浅沼取締役 「何だかんだ言われても、俺はな、松本には勝つだろうと思っていたんだ・・」
ベガルタン 「お気持ち、察します」

仕事の話じゃないとは思っていたが、考えてもみてよ、重い会議の直前に、暗い愚痴だよ?これが取締役じゃ無かったら「お前の愚痴なんて聞いてる暇などないわ!!」ってキレるとこだけど、流石にそれは無理筋。じっと我慢で愚痴を聞くベガルタンです。

浅沼取締役 「事、ここに至っても「可能性がある限り・・」みたいな事を言うサポも居るようだが、俺はな、もう心が折れた」
ベガルタン 「と、言いますと?」
浅沼取締役 「俺も松本まで行ったんだよ。そしたらな、周りに居る松本サポたち、ほぼ、その全ての奴らが「清水って、こんなに弱いっけ?」とか「危ない場面が無いと緊張感が無くなるよな」とか「こりゃあ、清水は降格しても苦しむよな」みたいな感じで、その全てのコメントが「格下・見下し」モード全開だったんだよ・・」

ベガルタン 「そんなに出来が悪かったのでしょうか?」
浅沼取締役 「確かに悪いと言うか、今の実力なんだろうけど、よりによって昇格チームの松本に、いいように言われて、それで実際に負けた瞬間、ハッキリ聞こえたんだ、心が「ポキッ!!」って折れた音を」
ベガルタン 「折れましたか・・・」
浅沼取締役 「ああ、見事に折れたよ・・。何が辛かったかって、試合後、バスを待っている間、ずぅーと「清水弱かったな・・」って松本サポが話あっていた事が、負けだ事実よりも辛かったよ」

確かに「俺の血は、清水オレンジだ」と断言する程のサポである取締役にとって、苦渋の末に降格を受け入れる以上に、松本サポから「弱えーな」と言われることには抵抗があったのだろう。しかし、それが現実。降格経験者として言える事は「止まぬ雨など無い・・」ぐらいですかな。

ベガルタン 「・・・・」
浅沼取締役 「でな、せっかく、次節は仙台と戦うんだから、武士の情けだ、お前に息の根を、止めをさして、降格を確定させてくれ」
ベガルタン 「えっ、この間は「最後まで信じて戦う」と・・・」
浅沼取締役 「いいんだ・・もういいんだ。中には「うちが4連勝して、新潟などが4連敗すれば・・」と言うサポも居るが、それに期待するのは松本に勝った時だけだ・・松本に完敗した以上、潔く、J2へ行くとするよ。希望としてはJ1への「往復切符」なんだが、ひょっとしたら「片道切符」になるかもな。そんな自虐的になる程、松本戦は完敗だったよ」

強度に信じて居たサポーターほど、心が折れた時のショックは尋常ではない・・・。ベガルタンだって、そんな事は分かっていたのが、常に自信満々な浅沼取締役から、自虐的なコメントが出るわ・出るわ。ヤバイよね、プライドが高いと。

浅沼取締役 「お前に切られるならしょうがない。武士の情けだ」
ベガルタン 「そうしたいのは山々ですが、うちも結構、厳しい状況でして」
浅沼取締役 「俺の頼みが聞けないと言うのか?」
ベガルタン 「いやいや、頑張りますけど、日本平は相性が・・」
浅沼取締役 「お前も、俺を、晒し者にしたいんだな・・」
ベガルタン 「やります、やらせていだきます」
浅沼取締役 「そうか、ありがとう・・、で、今日は何しに東京まで来たんだ?」
ベガルタン 「・・・・」


そんなこんなで、清水戦は必勝になりました。選手の皆さん、サポーターの皆さん、頑張りましょう。

2015年10月5日月曜日

横浜戦

えー、残念でしたな。しかしながら、負けた直後におけるベガルタン周辺の空気感はと言えば・・・
初老サポA「いやぁ~~凄かったなやぁ、中村のゴールは?」
初老サポB「最近は、負けても悔しくなくなって来たんだけど、ボケてきたのかや?」
50代サポC「ねぇ、天皇杯、来るの?」
50代サポD「芋煮かな・・」
30代サポE「これで松本・清水戦が激熱になったな・・」
30代サポF「これで松本と山形が勝って、新潟が負けたら、もっと激熱」

みたいな感じで、目の前の敗戦に落胆する姿勢はあまり見られず、今後、ますます佳境となって行くリーグ戦に想いを寄せているようでした。もっとも、その佳境に仙台が加わりそうかも・・・という感じは今のとこ皆無の雰囲気。その雰囲気が壊れるのは、仙台が連敗した時でしょうか?今はただ、そうならないように願うのみです。

まあね、中村のゴールは見事でした。多くのベガサポだって、ベガルタン同様「あの位置でFKを与えては・・・」と思ったはずですが、それでも、それを決めきるところが「シュンスケ・中村」といったところですな。2点目に繋がったシュートだって、きっと取れないくらいブレていたのでしょう。じゃないと、身体の正面のボールを必死になってハジきに行く訳ないですから。

しかしながら、今年はホームで中々勝てませんな。リーグ戦にこだわれば、2ndでのホーム勝利は松本戦のみ。これでホーム最終戦のガンバ戦に勝てなければ、7月からの半年で、ホーム勝利は1回だけ・・・という事になります。まあね、2nd通算で2勝しかしてないんだから、当然と言えば当然なんだけど、個人的には「勝てないと言う現実よりも、負けても、そんなに悔しくない・・」という事実というか、空気感の方がヤバイと感じています。

毎試合、毎試合、「磐田との入れ替え戦のように・・・」と思って戦え!!と言う、つもりなどありません。あんな試合が毎試合続いたら、寿命は確実に短くなるから。だけど、負けたら普通は顔を下向いて「畜生ぉ~~、なんで勝てねーんだよ・・・」くらいにならないとおかしいでしょう?だけど、横浜戦の帰り道なんて・・・
「凄かったよなぁ~~シュンスケ」とか
「おいおい、松本、勝ってるよ」「えっ、マジ?」みたいな感じの会話が、あっちでもこっちでも・・・。その表情からは、負けた悔しさよりも、負けに慣れてしまったサバサバ感が満タン。悔しくない訳じゃないんだろうけど、これだけホームで勝てないと「そんなことで、いちいち落ち込んでいても・・」という心境になるんでしょうな。

とにかく、弱い事を前提にしても、ホームでこれだけ勝てないのは尋常ではありません。監督の責任、選手の責任、フロントの責任、あるいは全てが複合しての責任、素人では分かりませんが、きっと何がしらの要因とか原因はあるんでしょうな。もっとも勝負の世界で、こうなっちゃうと一番最初に責任論が出てくるのは監督。彼一人に責任を押し付けるつもりはありませんが、監督である以上、その役割から逃れる事は出来ません。

しかしながら、来年のメンバーや監督の事を考える前に、我々は残留を確定させる必要があります。ここまで来ると「勝ち点40」などは必要なく、そうですなぁ~~、35、36で「なんとかなりそう・・」で、37、38で「ふぅ~~ようやくだよ、母ちゃん、ビール持ってきてくれ・・」といった感じてすか。仙台はと言えば、1勝して、1分けで36。1分けくらいなら何とかなりそうなので、問題は「どこで1勝するか?」ということになります。

今の状況で川崎やガンバに勝つのは至難の業。とすると、鳥栖か清水で勝つしかありません。しかしながら、今の仙台で鳥栖か清水に勝てる保証など何処にもなく、嗚呼~~、問題です。こんな時、シェークスピアなら、こう言うでしょうな。
To be, or not to be that is the question.(鳥栖か清水か、それが問題だ)

チョット脱線して・・・
生か死か それが問題だ・・・は有名な和訳ですが、大学時代の大阪人講師は、この一説を下記の用に訳していました。
やったろか~↗、あかんか~↘、ほな~、どないしょ~↗。
そして、これを聞いた仙台出身のゼミ友は、すかさず仙台弁で、こう言いました。
だったら、仙台弁ならこんな感じてすよ先生。
「行くベぇー、行かねえかぁ、んなら、なじょすっぺぇ~~」

この仙台弁訳を聞いていた東京出身のゼミ友は「なんか、仙台弁だと、ハムレットも全然、感じが違ってきますね」

えー、話が脱線しすぎました。とにかく、清水戦は勝たねばなりませんな。

2015年9月25日金曜日

ベガルタン総統閣下シリーズ18

ベガルタン総統閣下、山サポにキレる

仙台市青葉区、森深き一本道をくぐり抜けると、第五帝国を復活させて世界制覇をもくろむカルト集団の本部がある。本部の扉を開けると、教会のような礼拝堂があり、そこにはヒットラーの銅像が鎮座されていた。優秀な頭脳集団を形成した第五帝国は、日本が誇る最先端医療技術iPS細胞を駆使し、ヒットラーのクローンを再生させることに成功。まずは、若者の信者を増やすべく、ベガルタ仙台のサポーターのふりをして、誰にも気どられる事無く、ベガサポを入隊させようと画策していたのだった。

この日、ベガルタンは山形市内を営業。昼飯は後輩とイオン山形北店で。そこで、我々は衝撃的な出来事に遭遇したのだった・・。
どこのイオンにでもある和食系のファミレスに入ったベガルタン。平日だったが、意外と混雑。そこで案内されたテーブルに着席すると、後ろから、何やら香ばしい会話が聞こえて来たのだった・・・。

男A「土曜日は何時頃行く?」
男B「天気もイマイチだから、出足は遅いよな」
男C「10時くらいで良くない?」
男A「帰りの渋滞を考えれば、いつもの場所はキープしたいよな」
男C「あの出口付近なら、4時間前で十分」
男B「とにかく、仙台には勝って欲しいよ」
男C「っていうか、生で勝ちが見たい」
男A「見たさ、天皇杯、山形大医学部7-1」
男C「リーグ戦だよ」
男B「そう言えば、全然見てないよな」

ここまでくれば、後ろが山サポである事は確信できる。しかも、序盤は「せめて仙台には・・・」とか「なんとかリーグ戦で・・」とか「奇跡を起こす為には仙台に・・」みたいな感じで、控えめなトークを連発。これには後ろで黙って聞いていたベガルタンも内心で「うんうん、君たちは頑張ったよ、また昇格して来てね」と心からエール。しかし、その内容は過激になる一方だった・・。

男B「ぶっちゃけ、負ける気しないんだけど」
男A「えっ、お前も?」
男C「勝つのは厳しいかもしれないけど、点、取られる気しない」
男B「仙台も状況は厳しいって言うからな」
男C「だって、2nd、2勝しかしてねーんだぞ」
男A「いやいや、うちは0勝だから」
男B「でも、調子は悪いらしいよ」
男C「だからこそ、勝てそうなんだよ」
男A「ウイルソンはデブになってて、ハモンも結果を出せないダメ助っ人だから、やりようによっては勝てるな」
男C「いやいや、カップ戦のように普通にやれば勝つから」
男B「少なくとも、2ndでは、いい勝負」
男A「ある意味、仙台・甲府・清水・神戸戦を残してるって、ラッキーじゃね?」
男C「まずは、仙台をボコボコにして・・・」
男B「そう、「今はチームの状態が良くない」って勘違いしてるからベガサポは。その勘違いを正してやりましょう」
男A「そうなんだよな、勘違いし過ぎだよ、隣は」
男C「基本、バカだから」
男B「そうそう、俺たちはJ1のチームって勘違いしてるんだよ」
男C「基本、弱いくせにね」


正直、頭に来ました。しかし、ここはアウエー(山形)、忍の一字です。この山サポ達は、心の底から「奇跡の残留」を信じているようでした。その意味では素晴らしいサポなんでしょうが、ベガルタンは心の中で、こうシャウトしていたとさ。

「それ、間違いですから!!奇跡は連チャンしませんから!!厳しい事を言うようだけど、他チームからは「残り試合で山形が有るってラッキーだよ」って言われてますから!!さらに言うと「山形は2ndは0勝で終わりそう・・」って言われてますから!!気づいてください、早く気付いてください!!」


明日はモンテ戦、ビート山形!!