2014年1月27日月曜日

ベガルタン ジェット・ストリームに酔いしれる

ベガルタン 城達也の気持ちになる!!

ベガルタンは週末から福岡へ出張。そこで、念願だった“キャンプ見学”を思い立ちました。時間的に、福岡から鹿児島へ行くには深夜の高速バスがベスト。朝早くから行動することで、ついでに鹿児島観光をしちゃおうと言う、オペレーションネーム“二兎を追う”の発動である。博多で軽く飲み、深夜のバスターミナルで時間を潰していたら、ベガルタンは不意に、城 達也の、ジェット・ストリームの心情になってしまったのです・・・



どうか、この動画を視聴してから
もしくは 視聴しながらお読みください

博多湾の遥か彼方 水平線に陽が沈み
満天の星空に 埠頭が静かに包まれる時
遠方から聞こえる船の汽笛に 耳を澄ませば
まだ春浅い 夜の闇に身体を包まれる感覚に陥ります

博多バスターミナルを 静かに去り
宇宙空間にも似た 暗闇の中を突き進めば
時折すれ違う対向車のヘッドライトは 流れ星
遥かなる暗闇の中を 音もなく流れゆく光の帯と共に
私を幸せの国へと 導いてくれているようです

地平線すれすれに 流れる星々へ
願い事を しようと試みるも
彼らは直ぐに 暗闇へと吸い込まれてしまいます
そんな移ろい行く 流れ星に想いを寄せれば
今期のチーム成績に 想いを寄せずにはいられません

有明海へ そそぐ満天の星々を眺めれば
誰もが ロマンチックでナルシスト
そんなノスタルジックな空間を 感じながら
バスは 海岸線を進んでいきます

暖房に のぼせて窓を開ければ
ほのかに 漂う有明海の薫り
そして 遠くに映るタンカーの灯りは
まるで蛍の光のような幻影を かもしだします

そのような風に 心が包まれれば
初めての キャンプ見学で行く鹿児島の地に
心が踊ることを 止める事など出来ましょうや

しばらくすると バスは潮風に別れを告げて
細く長い 山々の峰に消えていきます
八代海の光と影 そして消ゆく水平線の代わりに
私たちの前に 現れたワインディング・ロードは
心地よい眠気へと 誘(いざな)っているよです

 

ベガルタンが あなたにお送りする
深夜のポエム定期便 ジェットストリーム
皆様の お仕事で疲れた筆休めに お供するパイロットは
わたし  城(joh) ベガルタン です
みなさん、仕事中に寝ちゃ駄目ですよ

2014年1月24日金曜日

ベガルタン、C大阪の補強を羨む!!

昨日、今は名古屋に居るC大阪サポの後輩からメールが届いた。

「先輩、来ます、奴が来ます。奴って言っても、シャー・アズナブルじゃありませんよ。フォルラン、フォルランが来るんです!!柿谷だけでも、かなりの集客力があるっていうのに、そこにフォルランですからねー、チョットでもサッカーに詳しい奴なら「えっ!フォルランが来んの?だったら、一回見に行ってみようかな・・・」ってなるのは確実です。ホント、楽しみです。今年、先輩が大阪へ来るのでしたら、自分も予定を合わせて戻るので、一緒に観戦しましょう」

このメールを見ての率直な感想を言わせてもらえば「へっ!!何が「一緒に観戦しましょう」だ?のぼせやがって!!そんなことで、いちいち社内メールを寄こすんじゃねーよ!!柿谷?蛍?南野?扇原?若くて、上手くて、カッコよくての3拍子が揃っているからって、いい気になりやがって!!そこに長谷川アーリア?そんでもってフォルラン?年俸は6億?1人に、そんなにやんのか?ふざけんなって!!仙台なんか、総額でも10億チョイだぞ!!文句あんのか!!」って感じです。報道によれば・・・

「C大阪のフォルラン獲得には観客が頭打ちの閉塞(へいそく)感を打ち破る期待もあった。岡野社長は「とにかくJリーグに人を呼び、スタジアムを満杯にしたい」と熱く語った。8月にはC大阪のパートナーカンパニーであるヤンマーの了解も得て大物獲得に向けた「ビッグプロジェクト」を発足。インテルナシオナルで約5億円の年俸をもらっていた世界屈指のアタッカーの獲得費用を捻出することは容易ではなかったが、スポンサー収入などで勝算ありと判断した。移籍金がかからない上に本人が日本に好意的だったことが交渉成功の要因となった」とのことです。

記憶が正しければ、昨年の後半は柿谷フィーバーでチケットが売れまくったC大阪。そこにWカップの得点王を、6億円も出費して獲得すると言うチャレンジをするのですから、C大阪のフロントが「今年は勝負の年だ!!」と確信していることに間違いはないようですな。殆どの主力を残留させ、さらに監督はオフェンシブなポポビッチを起用し、長谷川などの日本人選手も満遍なく獲得。来年以降、ワールドカップ後のシーズンに柿谷などが海外へ移籍する可能性を鑑みれば「いつ勝つの?今でしょ?今年でしょ?」とフロントが考えることに整合性はあります。

それにしても・・・いいですなぁ~~、大物を獲得できる資金力があって。そう言えば、今年は湘南や大分といった貧乏さんチームが降格し、上がって来たチームはガンバ・神戸といった金持ちさんチーム。徳島だって、いざとなったら大塚製薬が全面的にバックアップするだろうから、今年だけを見て「純粋に貧乏チームの御三家は何処?」と尋ねられれば、迷うことなく「仙台・甲府・鳥栖」と答えるでしょうな。例年、貧乏チームは確実に降格候補と目されますが、今年の仙台の評価はどうなんでしょうか?自分的には「降格はなく、どのくらい上位に食い込めるかだ」と勝手に思っていますが、現実は意外と厳しいのかもしれませんな。

そう言えば甲府の監督が「我々と資金的、クラブの規模で同程度だと思われている湘南と大分が降格し、はるかに規模でも資金的にも上回ると思われるG大阪と神戸が上がってくるということでは相当な危機感を持ってシーズンに臨まないといけない。まずは残留という結果を残すことも非常に難しい。クラブの目標は先ほどGMから話がありましたが、我々は残留することが決して謙虚すぎる目標ではないということは明らかです」と語っていました。これが現実なのでしょう。可能であれば、今年の仙台は、この現実から遠く離れた結果になって欲しいものです。

2014年1月22日水曜日

開幕戦の相手が決まったようですな

開幕戦の相手が新潟と決まってから、新潟の星課長からは「絶対に負けませんから、って言うか、勝つイメージしかありませんから」みたいなメールが届くようになりました。ホント、ウザイです。こんな戯言を聞くたびに「2年前、優勝を争っていた最終盤のホーム戦で、新潟を叩いておけば、今頃はJ2地獄で苦しんでいただろうに・・・・」って思わずにはいられません。昨年の負けは、何気にモチベーションが低かったので、そんなに悔しくは無かったのですが、2年前は「新潟にはJ2へ落ちてもらって、こっちは優勝争いに留まって、これが本当の“this is 天国と地獄”」を仙台の地で体験させてやる・・・ってマジで思っていたので、そりゃあ、ショックでしたな。

 



昨年の後半からの新潟の快進撃は、結果的に「この試合」から始まっていたのかもしれません。ちなみに、この時の星課長のメールは「例え可能性が1%でもある限り、我々は残留を諦めませんよ。だからこそ、仙台まで行くのです」といった、それはそれは控え目の内容でした。しかし、今年のメールと言えば「仙台に負けるはずはない」「こっちは戦術も監督も継続、そっちは戦術も監督も新規でしょ?どっちがネガティブ要素が満タンかと言えば、頭のいい先輩なら分かるよね・・・」といった、“喧嘩売ってんのか?この野郎ぉーー!!!!”みたいなメールのオンパレード。どうやら星は、「驕れる平家は久しからずや・・」という言葉を知らないようですな。

ネット上では、今期の選手契約情報などがリリースされないことについて、様々な意見が出ているようであります。「どうして、リリースしないんだ?職務怠慢じゃないか?」とか、「複数年契約の選手が多かったんだろうし、別にどうでもいいよ」など、この件に関する見解は千差万別です。そんな時、地元紙のコラムに「ベガルタ仙台が今シーズンの戦力として契約をして臨む選手の契約情報を会社が発表しなかったことを、お役所仕事だ」と批判するという内容の記事が掲載されました。普段はチームに優しい記事しか書かない河北にしては、結構な批判的内容です。これについて、ベガルタンの意見を言わせてもらうと・・・

「もしも、チームに公的な資金(市民・県民の税金)が一切入ってないのなら、何の説明責任も無いし、契約情報をリリースするか否かは、それこそチームのメディア活用状況に準ずればいいだけであり、リリースというサービスを、する事によって起こる費用対効果を考え、不要と思ったからこそ、やらなかっただけなんだろうな。まっ、特に他意は無いはずです。しかし、厳然として、ベガルタというチームには公的なお金が投入されており、しかも、約10億円モノお金が、減資によって消え去ってしまったと言う現実があるのですから、「このお役所仕事が!!出来るだけ情報は公開しろよ、それくらいサービスしてもいいじゃねーか!!」という今回の河北の記事には、間違いなく整合性がある」と思っています。

週末からは福岡へ出張。そこでベガルタンは、有休を使って初のキャンプ見学へ行きます。何気に楽しみですな。

2014年1月20日月曜日

いよいよ始まりましたな

チームも、新選手の報告会や結団式が行なわれる時期ともなれば、ベガルタンの書き込み頻度もノーマルな状況へ戻さざるを得ませんな。個人的に今年の補強に関しては「昨年よりも中盤が厚くなったぐらいで、FWとDFに関しては、そんなに変わんないような・・・」って感じです。FWでは新人の山本が直ぐにでも使えるのか?が見どころでしょうし、使えなかった場合は昨年と同じメンバーで回す事になります。DFの場合は田村が退団して蜂須賀が居ないので、菅井と大徳に二見や鈴木らが絡めるのか?がポイントになる事は確実でしょう。そしてMFはマグリンチィや八反田や武井らが、実力で「リャン・太田・富田・角田などからスタメンを奪えれば、もっと面白くなる・・・」と考えています。


監督曰く「まだこの時点では、どの選手もスタメンは確保されていません」とのことなので、当然スタメンじゃ無かった選手たちのモチベーションは高いはずです。そして、その高いモチベーションは当然、昨年までスタメンだった選手たちのモチベーションを上げる要因となるでしょう。このような要因は、昨年までなら考えらなかったことなので、これはこれでチームに与える刺激としては間違いなくプラス要因でしょう。しかしながら、このプラス要因が「真の意味でプラスか否か?」はシーズンが始まってからじゃないと分かりません。ここが痛いところなんだけど、だからこそ「面白い・・・」のでしょうな。

監督自ら獲得を渇望したと思われるマグリンチィ。メディアからの情報によれば「05年から09年には、スコットランド1部のセルティックに在籍し、スコットランドのU―21代表経験もある攻撃的MF。10年の南アW杯ではニュージーランド代表にも選ばれ、12年ロンドン五輪はオーバーエージで経験し、代表通算21試合で3ゴールを決めている」ということであり、27歳と言う事を考えれば「育成ではなく即戦力」として獲得した事は明らかであります。彼がチームにフィットすれば、確実にチーム力が向上するはずです。そして更に、八反田や武井らがフィットして実力でスタメンを勝ち取るかの活躍をすれば・・・きっとエキサイティングなシーズンになる事でしょう。まあ、開幕前ぐらいは、夢を見たいよね。

2014年1月14日火曜日

新年に想う

えー、とりあえずではありますが、今年もマイペースで行きますので宜しくお願いします。


昨年に何人かの退団がリリースされ、新加入の選手もリリース、そして先日には林⇒広島へのリリースと武井と八反田の獲得。それ以降、公的なリリースは一切ありませんが。ここに来て「オーストラリア代表MFトム・ロジッチ(21)が期限付き移籍」との報道をキャッチ。例年では今週から来週にかけて自主トレが仙台で行われるので、「ここから大幅な選手の退団情報がリリースされる可能性は低い」と考えることに若干の整合性はあります。もちろん、これからだって加入のリリースはあるんでしょうけど、チームの骨格は昨年と同じメンバー・・・と考えてよさそうです。どうやら今年も、ナイスミドルなベガルタですな。

正直、「監督が代わるんだから、選手の入れ替え凄いんだろうな・・・」と思っていました。しかし、ふたを開けてみたら・・・メンバーは殆ど同じです。いや、正確に言えば「守備的な人員に代わりは無いけど、中盤から上の攻撃的な人員に厚みが加わった感じ」と言った印象ですな。監督が代われば戦略や戦術が変わり (まるっきり同じような戦い方をフロントが欲した場合、コーチを監督に昇格させるのが一番手っ取り早くて低コストだ)、そして使われる選手も当然変わってきます。この刺激はチームを活性化させる「濃密なエキス」となることでしょう。しかし、この「濃密なエキス」はチョットでも刺激が強すぎたり方向性にズレがあれば、「チーム瓦解へのスパイス」となる可能性を秘めているという、それはそれは恐ろしい刺激(アクション)でもあります。監督交代・・・このアクションが仙台にとってどうなるかは、それこそ神のみぞ知る・・・であります。

ベガルタンも何気に中盤の選手が多いよう感じますが、これは監督の意向というよりも、チーム編成の、もっと言えばチームの台所事情なんでしょう。この事については、ネット上で様々な意見があることは知っております。ただし、それらのどの意見も、圧倒的に見落としているポイントがあるので、せっかく「おっ、これは良いディベートだ・・・」と思っていても、ある一定以上に議論が深まる事はありません。それが残念ですな。その圧倒的に見落としているポイントとは「チーム編成における時間と言う縦軸」であります。

チームが継続的に存在し、そして成長しようと思えば、短期的なチーム目標と長期的なビジョンを持った成長戦略を同時進行的に考えねばなりません。しかし、ネット上で見られる意見の交換は「今年どうするのか?どうやるのか?この補強では見えてこない・・」と言ったものがマジョリティーです。確かに単年度と言う視野で論ずれば、「こんなに中盤の選手ばかり獲りやがって!!」と思うかもしれませんが、「来年度以降、選手の入れ替わりが多くなるかもしれない・・・・」というワードを組み込むだけで、今年の補強の道筋がおぼろげながら見えてきます。

リャンや太田や柳沢は言うに及ばす、中原や菅井に角田だって30代へ突入しようとしている現状で、将来における成長戦略を考えねばならない立場にベガルタンが立ったとします。そうすると・・・・
「リャンの代わりにセットプレーのキッカーが出来て、無尽蔵に走り回る選手は必須だよなぁ~~。そうそう、太田に代わってドリブルでグリグリ行く選手も欲しいよなぁ~~。柳や赤嶺、それと中原や場合によってはウイルソンの代わりも考えなきゃダメだろうし、それと並行して守備的な人員の確保も考え、育成年代の充実を考慮しつつ将来への投資をし、サポーターやスポンサーの為にも目の前の試合を勝ちきる・・・」となり、その責任の重さに耐えかね、辞表を提出する事は100%確実であります。

資金力があれば、FWもMFもDFも、まとめて一気に補強する事は可能です。しかし、仙台にはそれがありません。だとしたら、まとめてではなく「今年はMF、来年はFW、そして比較的年代が若いディフェンシブな選手は再来年と言った感じで、段階を踏みつつチームのメンバー編成を行なうしかない・・・」と考えることに整合性はあります。今年のMF偏重のバランスを欠く補強は、「来年度以降、必ず行なわれねばならないメンバー構成の大胆な変更への一里塚・・・」と考えることで、ベガルタンは納得はしてないものの理解するつもりです。今年は大変そうですが、歯を食いしばって頑張らねばなりませんな。チームもサポも。