2014年10月6日月曜日

東京戦

えー昨日の試合、皆さんにとっては「ふー、ようやく勝ったよ、だけど、清水も大宮も勝ったから、全然、気が抜けねーよ・・・」と言う感じなのでしょうが、ベガルタン的には前節の川崎戦の戦いを見て「勝手に残留決定!!」を出していますので、昨日のような試合展開となって勝つのは想定内です。これまたベガルタン的な勝手な主観ですが、今のチームと言うか戦い方は、昨年までの「それ」ではなく、タイトル争いした時の「それ」でもなく、どちらかといえば「全員守備のカウンターサッカーを磨きに磨いて4位となった」時の「それ」のような気がします。

もうね、守る時は徹底的に守る。全員がドン引きしてでも守る。ボールを奪ったら、リスク管理をケアしながら素早く、そして手数を あまりか掛けずに攻める。結果的に余程の状況じゃなければ全員で攻めかかる事は少ないが、その代わりに最少失点に相手を抑え込む事を前提に試合を進め、決して多くは無いチャンスを生かす・・・そしたら全員で守る。露骨にゲームコントロールをし、「時間稼ぎかよ・・・」と揶揄されようとも守る。何と言われようが守る・・・。

昨年の終盤、手倉森体制の最終盤となって「ポゼッションサッカー」へのトライに対する評価は、五段階評価で「3」でした。そうですなぁ~~、「3」の意味はと言えば・・・

挑戦自体は悪いことではない。レベルアップする為にも、カウンターサッカーに特化するのではなく、ボールを持って連動して崩し切る事を目指すのは、蟹が脱皮して成長してゆくのと同じで「いつかは通らねばならぬ道」なのでしょう。しかし、トライしたけど上手くいかなかった・・・。そして監督も代わり、新たなチーム戦略と戦術で、ワンランクアップしたベガルタ仙台にしようとしたんだけど、これも上手くいかなかった・・・。監督が渡邊になって、手倉森監督時代の上手くいったサッカーに、自分なりのソースを加えようと試行錯誤を繰り返すも、これまた上手くいかなかった・・・。つまり、トライ自体はナイスなんだけど、結果がナイスじゃ無かった」ということですな。

川崎戦を見てベガルタンは「この守備的戦術にチーム全体で特化するのなら、東京戦でも失点に対する不安は滅茶苦茶軽減される」と言う事は分かっていました。もちろん、ピンチはあるのでしょうが、大切なのは「その数」を徹底的に減らす事によって「0-0」の時間を長くしつつ、カウンターとセットプレーによって勝機を見い出すことですから。しかし、何気に良い戦術ではあるんだけど、この戦術に特化しちゃうと「攻撃へと移った時に、相手守備陣に対する圧力が最小化してしまう・・・」というジレンマに陥ってしまうのです。

昨日の試合でも、攻撃時の殆どの局面は「ウイル・赤嶺・太田・野沢」の4名で、ここに時折、リャンが加わる・・・と言う感じでした。守備陣の日本代表が揃っている東京に対して、この枚数では如何にも少な目・・・。結果的にゴールシーンは、前線の4名に石川とリャンと菅井が絡む形でウイルソン⇒赤嶺といった感じでしたな。

仙台だって、攻撃に枚数を掛けられるのであれば、ある程度のゴール数は期待できます。しかし、それをやり続ければ失点のリスクも高い・・・。要はバランスが大切なので、そうなった時に、仙台が立ち戻るべき「土台(ベース)」こそ、川崎や東京戦で見られた戦い方なのかもしれません。なので、ここで関係各位にご連絡があります。

「今年はもう、仙台が爆勝ちしている展開にしかやらない「あのグダグダ感満載な応援チャント」は見られ無い事をご了承ください。全てに優先すべきは残留であり、今の仙台は2点目を獲った時点で、バリヤーを張りつつ、穴熊ディフェンスモードに突入します。なので、あのグダグタを楽しみにしている方々には大変申し訳ありませんが、今年、あれは封印させていただきます。関係各位の皆様へ」

それにしても、いつの間にかに、東京は若くて才能がある選手が揃いましたな。フル代表だけではなく、各年代の代表へバランスよく選手を供給。まったくもって、羨ましい限りです。これを単なる「人口比率の差」と捉えるのか?それともチーム戦略とユースに対するアプローチの差では?と捉えるのかによって、仙台の未来が変わってくることだけは確実です。可能であれば、明るく楽しい未来になって欲しいものです。ともあれ、何気に残留争いが激アツになってまいりました。全然心配してなどおりませんが、浦和に勝ったら、流石に確定ランプ点灯!!だと思っているベガルタンです。

2 件のコメント:

  1. いつも楽しく読んでます。
    タカです。
    FC東京戦ハイライト、何度見てもいいですね。
    浦和戦もこうなることを期待します。
    きっと、こうなります。

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    1. おおータカ殿、ご無沙汰ですな

      それにしても「きっと、こうなります」のくだりは
      限りなく宗教チックで頼もしいやら、ちょっと怖いやら・・って感じですな

      仙台が穴熊ディフェンスに特化した場合
      相手を完封する確率は激高です
      ということは、1点、1点取れば負けはありません。
      大丈夫、大丈夫、そろそろ野沢が来ますから。

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