2014年9月29日月曜日

ベガルタン、残留を宣言す!!

いやぁ~~、良かった、良かったです。この川崎戦で、ベガルタンの自信は確信に変わりました。ここで唐突ではありますが、ベガルタンは宣言させていただきます。

えぇーこの川崎戦で「泥臭く、FWも含めた全員が中盤から球際に身体を張ってチャージする“ベガルタ仙台の原点”とも言える姿勢」が見られた以上、降格の心配など微塵もありません。よって、せんえつではありますが、勝手に宣言させていただきます。

ベガルタ仙台は、残留確定です!!間違いありません!!
いやぁ~~、良かった良かった、おーい、かあちゃん、ビール持ってきてくれや!!って感じですな。

思い起こせば、ほんの数年前までベガルタを揶揄するワードは「ドン引き」「縦ポン」「セットプレー頼みのつまらないサッカー」でありました。このようなワードを言われる度、ベガルタは一面では納得しつつも、常に下記のように考えていたのです。

「確かに、ドン引きかもしれないし、カウンター頼みの縦ポンサッカーかもしれない。しかし、局面局面で激しくボールにチャージする姿勢を全員で表現しているから“つまらない”と思った事などは一度も無い。個々の選手のスキルやチームトータルとしての経験値などが高くない以上、それらを補うために“何が必要か?”と問われた時の答えこそ、今のベガルタのサッカーではないのか?いずれチームとして、ステップアップする時期が来て苦しむかもしれないが、それまでは“この泥臭い戦い方”でいい」と思っていました。

川崎戦では、“この泥臭い戦い方”、ベガルタ仙台躍進の原点とも言える闘い方が見られました。だからこそ、ベガルタンは“祝 残留確定宣言!!”を発表したのです。アーノルド体制から渡邊体制に代わり、監督も言葉の上では「原点に戻る」と公言していました。しかしながらどうでしょう?その戦い方が選手たちに浸透しているしているとは思えず、パスを回すのか、縦に早く攻めるのか、ドン引きするのか、前線からチェースするのか、早く攻めるのか、焦らず攻めるのか、そのように“選手同士で共有させてなければいけない戦術”が、決して一枚岩ではありませんでした。まっ、苦しい戦いになるのも当然ですな。

しかしながら、苦しんで苦しんで5連敗で苦しみ抜いて、降格の臭いがプンプンして来た時、ベガルタの選手たちは「これが俺たち原点、俺たちの闘い方なんだ」という基本に立ち戻る事が出来ました。だいぶ時間が掛かり過ぎるきらいはあるんだけど、気づかないよりは余程マシです。本来ならば、手倉森時代に築いた土台に、アーノルドが新たなスキル部屋を増築するつもりだったんだろうけど、それが上手くいかず、だったら簡単に“原点に戻ればいいや”と思ってしまった。しかし、頭では分かっていても、身体は上手く対応出来ず、おかしい・・・おかしい・・の思考連鎖&試行連鎖。気づいたら降格ラインが迫って来る・・・。苦しかったと思うよ、選手たちも。



振り返って川崎戦、スペースを消しつつ、局面局面では人に、ボールに激しくチャージする・・・。最後の最後に追いつかれはしましたが、ベガルタの選手たちには“闘う気持ち”が見れました。別に引き分けたから言うのではありませんが、これは、ここ数試合、とくに試合の入りと言うか、前半などには全くと言っていいほど見られなかった姿勢です。冷静に考えれば、どう考えてもチーム力や個々の選手のスキルでは川崎にはかないません。だとしたら、足りないスキルを補うのは“気持ち”しかないはずなのに、仙台の選手たちは“そこ”に軸足を移さなかった、いや、移そうとはしていたんだけど、中途半端だった。それも滅茶苦茶、中途半端。これでは負けてしまうよね。

川崎戦でベガルタンが感じたものは、そう、これ、これだよ。FW(赤嶺)が90分間ボールにプレッシャーを掛け続け、両サイドも体力を惜しむことなく守備に回り、ボールを奪ったら全員で縦に早く攻める・・・それが駄目でも再び全員で決められたラインから守備をする・・・。この一体感が見られた以上、もう降格の心配など必要無いとベガルタンは考えています。

巷では「残り試合が一番厳しいのは仙台だ・・」みたいなネガティブ論もあるようですが、どんな対戦相手だろうと、“この泥臭い戦い方”が出来れば、何も恐れる必要はありません。もう大丈夫、仙台は、もう大丈夫です。そう感じたベガルタンでした。

2014年9月24日水曜日

ベガルタン総統閣下シリーズ13

ベガルタン総統閣下シリーズ13 


総統閣下、5連敗にキレる!!

仙台市青葉区、森深き一本道をくぐり抜けると、第五帝国を復活させて世界制覇をもくろむカルト集団の本部がある。本部の扉を開けると、教会のような礼拝堂があり、そこにはヒットラーの銅像が鎮座されていた。優秀な頭脳集団を形成した第五帝国は、日本が誇る最先端医療技術iPS細胞を駆使し、ヒットラーのクローンを再生させることに成功。まずは、若者の信者を増やすべく、ベガルタ仙台のサポーターのふりをして、誰にも気どられる事無く、ベガサポを入隊させようと画策していたのだった。

鹿島戦当日、総統閣下は仙台支店主催のゴルフコンペに出席の為、涙を飲んで不参戦。総勢50人近いゴルフコンペで、尚且つ幹事の大任ともなれば、不参戦もやむを得ない。そんな総統閣下は、懇親会もソコソコに切り上げ、速攻で部下が待つ秘密基地に帰宅。試合結果の内容をレクチャーされるのだった・・。

正直、この時期に5連敗しやがって・・・と変にグチグチとネガるよりも、それでもまだ、この順位でいられるんだ・・・とポジティブに考える方が正しいと・・・と言うか、身体に優しいんじゃないか・・と思っています。森羅万象を司る神でさえ、どのチームが降格するのかなんて分からないはずだし、たとしたら、こんな状況でもギリギリセーフなんだから・・・と逆に神に対して感謝すべきではないでしょうか?今となっても「アーノルドの時、1つでも2つでも勝っていれば・・・」と嘆くのは建設的とは思えませんからね。

考えてみれば、降格の心配が無かった「ここ2~3年がイレギュラーだった・・・」ともいえ、残留を争う時こそ、ベガサポの力が最も発揮される時なのかもしれません。こんな時は、ミヤテレであった『降格争いを・・』というコメントに対して、変にチャチャをいれるのではなく、ただひたすらに応援する姿勢が肝要なんでしょうな。そう言えば、カミさんの話では「試合後に目立ったブーイングは無く、どちらかと言うと頑張れ―、次は勝つぞー、的な温かいコールが多かった」とのこと。こういうのって、いいですな。

ここから、残り試合は全て「ノックダウン方式のトーナメント戦だ」的に闘うもよし、あくまでも心に余裕を持ちながら「うちが負けても、下も負けるだろうからいいや・・」的に闘うもまたよし。ただ間違いなく言える事は、「ここからの数試合は、スキルよりもメンタルだ」ということです。あの入れ替え戦の時を思い出せば、こんな状況は屁でもありませんな。

最後に、ゴルフコンペの事なんですが、ハンデに恵まれて優勝しました。

2014年9月1日月曜日

横浜戦で大人の ずる賢さを体験する福島県OO小学校 4年 栗原 雄吾

みなさん、初めまして。僕は栗原雄吾、ベガルタン叔父さんの甥っ子です。福島の桑折に僕は住んでいて、お母さんはベガルタン叔父さんの妹になります。今日は、夏休みの宿題でもある作文を皆さんに読んでいただき、感想を教えてくれれば嬉しいです。

僕の父親はホテルで働いているので、家族揃ってのお盆休みは毎年8月下旬になります。8月29日夕方、家族揃って福島を出発。そして予約をしていた遠刈田温泉に宿泊し、翌日、仙台のお婆ちゃんの家へ向かいます。お婆ちゃんの家は仙台の太白区にあり、遠刈田温泉からは車で1時間ほど。桑折から見れば大都会です。だから、お婆ちゃんの家へ行くのは、僕の中で夏休み最大のイベントなんだよ。

お婆ちゃんの家の近くには、ドンキホーテも万代書店もあるので、桑折には無い怪しげな誘惑が一杯あります。このお盆休みの最大のミッションは、貯めていたお年玉と、お盆に、お婆ちゃんから貰うお小遣いで、妖怪ウオッチのキラキラレアメダルをゲットすることなんだ。今、僕の学校でヒーローになろうと思ったら、キラキラレアメダルは外せません。えーと、ブシニャン (レジェンド妖怪メダル)を学校へ持って行ったら、1週間はヒーローだね。気になるメダルを、お父さんにネットで調べてもらったら、ブシニャン (レジェンド妖怪メダル)の価格は4万円以上もするらしく、「そんな金はうちには無い」と諦めるように言われたんだ。親も辛いけど、貧乏だと子供も辛いよ。

そんなこんなで仙台のお婆ちゃんの家に到着。直ぐにお婆ちゃんが出迎えてくれて「おー雄吾、大きくなったなぁ~~。これで好きな物でも買いなさい。だけど、無駄遣いはしちゃ駄目だよ」と、5千円のお小遣いをくれました。僕は仙台のお婆ちゃんが大好きです。お婆ちゃんの家にはベガルタン叔父さんも居ました。さっそく「おー雄吾、よく来たな」と挨拶。だけど、お小遣いは無し。相変わらず、渋チンだよ、ベガルタン叔父さんは。

お父さんとお母さんは、僕をお婆ちゃんの家に置いて外出。帰りは夜とか。それを知ったベガルタン叔父さんは、僕をベガルタの試合に誘ってくれました。だけど、そんなにベガルタには興味が無いので「行かない・・」と言うと、ベガルタン叔父さんは「残念だなぁ~~、試合の帰りにヨドバシか万代へ行って、妖怪のメダルでも買ってやろうと思ったのに・・・」と、サプライズ発言。正直、ベガルタには興味無いけど、ここはベガルタン叔父さんに着いて行くとしますか。

6時に出発。途中で夕食を食べると聞いていたので楽しみにしてたら、ベガルタン叔父さんの車が入って行ったのはマックのドライブスルーでした。でも、僕知ってるよ。お婆ちゃんの家を出る時、お婆ちゃんが「これで雄吾に旨い物でも喰わせてやれ」って1万円をベガルタン叔父さんに手渡した事を。それなのに、ベガルタン叔父さんはマックで「好きなのを喰え」とご満悦。普通なら牛タン、最低でもファミレスか、びっくりドンキーへ行ってハンバーグを食べさせるのが大人だと思っていたら、ベガルタン叔父さんは何の迷いも無くドライブスルーへ、フェードイン。福島のお爺ちゃん、僕は今、世間の厳しさを体験しています。

この日のユアスタは、ほぼ満員。福島では、2万人近く人が集まるイベントなんて無いから、この熱狂は感動ものです。特に、ベガルタが追いついた時は、物凄かったです。しかし、試合はベガルタの負け。ベガルタン叔父さん曰く「スコアーは僅差だったけど、内容がダメダメだった・・・これが辛い・・」とのことでした。まっ、僕にとっては、レアメダルの方が大切なので、ベガルタの勝ち負けなんか、どうでもいいこと・・・そんなことを考えていたら・・・

ベガルタン叔父さん「う~~ん、あたたぁぁぁ・・」

僕「叔父ちゃん、どうしたの?」

ベガルタン叔父さん「頭が割れるように痛い・・」

僕「えっ?痛いの?」

ベガルタン叔父さん「うっ、あたたた、腹も急に・・・」

僕「うっかり八兵衛でも、こんなタイミングで腹を痛めないよ?」

ベガルタン叔父さん「ダメだ、緊急事態だ、悪いけど、ヨドバシには行けない。今度連れて行くからな」

福島のお爺ちゃん、仙台のベガルタン叔父さんは、子供にも直ぐに分かる仮病で約束を破るとんでもない人です。だけど、帰りの車で3千円貰ったから、まあいいや。人間としては最低な叔父さんですが、ぼくはこんなベガルタン叔父さんが大好きです。