2014年2月26日水曜日

選手の年俸に想う

えー、開幕が近ずき、各メディア等では「優勝争い」や「残留争い」の話題で盛り上がって来ているようです。まあ、今期のベガルタに関しては何気にネガティブ系が多い気もするんだけど、こんな時、体育会系は“ドンマイ・ドンマイ”という掛け声で突破する術を知っています。例え開幕前から不安に苛まれようとも、人生もサッカーもケセラセラ・・・なるようにしかなりません。だったら、せめて開幕前くらいは希望に胸を膨らませていたいものです。

我々が出来る事と言えば、チケットを買って試合を応援する事ぐらいでしょうが、そんな仲間を集めることが如何に大変か・・・。それはチームが新たに採用した「小中高生対象!サポーター自由席&自由席南 価格改定500円」というフロントの戦略から見て取れます。日銀や政府がインフレターゲットを仕掛けている時に、その風に逆行するかのごとく、サポ自が500円とは・・・。ユアスタにはアベノミクスの風は吹いてないようですな。

我々のチケット代は間接的に選手の年俸に充てられていますが、メディアにサッカー選手の年俸が掲載されておりました。プロの選手が自らの意志ではなく、自分のサラリーを惜しげもなく晒されるんことに関しては「なんだかなぁ~~・・」と思いますが、そのレベルの選手を目指す子供たちにとっては「そうかー、頑張れば女の子にモテモテになって、年俸も1億円をこえるのかぁ~~」と現実を直視することは有益です。ガキは、物欲に弱いからね。もっとも、目指すべきスターの年俸が360万では夢が無いので、大きく報道されるのは“ほんの一握りのトップスター”だけです。プロスポーツ選手の社会とは、究極の“格差社会”でしょうが、その代償は“無限の可能性”であります。いい響きですな、可能性って。

とりあえず、選手年俸トップ30のランキングを抜粋してみましょう。

・24位  7000万円 ウイルソン / FW(ベガルタ仙台)
・24位  7000万円 曽ヶ端準 / GK(鹿島アントラーズ)5位
・24位  7000万円 興梠慎三 / FW(浦和レッズ)6位

・24位  7000万円 ズラタン / FW(大宮アルディージャ)14位
・24位  7000万円 エドゥー / FW(FC東京)8位
・24位  7000万円 栗原勇蔵 / DF(横浜Fマリノス)2位
・24位  7000万円 ノバコヴィッチ / FW(清水)9位
・17位  8000万円 小笠原満男 / MF(鹿島)5位
・17位  8000万円 鈴木啓太 / MF(浦和)6位
・17位  8000万円 西川周作 / GK(浦和)6位
・17位  8000万円 カルリーニョス / MF(大宮)14位
・17位  8000万円 レアンドロ・ドミンゲス / MF(柏)10位
・17位  8000万円 レアンドロ / FW(柏)10位
・17位  8000万円 稲本潤一 / MF(川崎)3位
・15位  9000万円 大久保嘉人 / FW(川崎)3位
・15位  9000万円 楢崎正剛 / GK(名古屋)11位
・9位 1億0000万円 マルシオ・リシャルデス / MF(浦和)6位
・9位 1億0000万円 阿部勇樹 / MF(浦和)6位
・9位 1億0000万円 中村憲剛 / MF(川崎)3位
・9位 1億0000万円 ドゥトラ / DF(横浜)2位
・9位 1億0000万円 ケネディ / FW(名古屋)11位
・9位 1億0000万円 シンプリシオ / MF(神戸)J2 2位
・8位 1億1000万円 今野泰幸 / DF(ガンバ)J2 1位
・6位 1億2000万円 中沢佑二 / DF(横浜)2位
・6位 1億2000万円 ペドロ・ジュニオール / FW(神戸) J2 2位
・5位 1億3000万円 中村俊輔 / MF(横浜) 2位
・2位 1億5000万円 田中マルクス闘莉王 / DF(名古屋) 11位
・2位 1億5000万円 遠藤保仁 / MF(ガンバ) J2 1位
・2位 1億5000万円 マルキーニョス / FW(神戸) J2 2位
・1位 3億4650万円 フォルラン / FW(セレッソ)4位

このデータを見て最初に驚くのは「えっ、広島の選手が入ってない!!」ということであります。もうね、こうなれば“如何に広島のフロント力やチーム力が優れているのか?”ということですな。この費用対効果の%は尋常じゃないよ。おそらは、3~5000万円クラスにワンサカ居るんでしょうが、それにしても凄いことです。仙台の場合はウイルソンがランクインしており、7000千万という金額に対しては様々な見解があることでしょうが、少なくとも「ケネディやドゥトラと比べれば圧倒的に費用対効果は優れている」と言えます。チーム予算が許されれば、もう一人、ウイルソンクラスの助っ人が欲しいところです。

さて、徳島や甲府や新潟の選手がトップ30に入ってこないのは何気に理解できるけど、普通に考えれば、ここにランクインする選手が多ければ多いほど「チーム人件費が高額」となります。思い起こせば、磐田・鹿島・マリノス・浦和・名古屋・・・と、ある程度チーム人件費を含む予算規模が大きくなければ優勝出来ない!!と考えられていた時代がありました。しかし、柏に続いて広島が2連覇する事によって、ミドルチーム(ちなみに仙台はスモールチームだ)にも優勝するチャンスがあることが証明されている。仙台も、何とか予算規模で30億円くらいは行けば、定期的にタイトル争いをすることも可能となるでしょうから、その為にもユアスタを満員にして選手たちを迎えたいものですな。

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