2014年1月14日火曜日

新年に想う

えー、とりあえずではありますが、今年もマイペースで行きますので宜しくお願いします。


昨年に何人かの退団がリリースされ、新加入の選手もリリース、そして先日には林⇒広島へのリリースと武井と八反田の獲得。それ以降、公的なリリースは一切ありませんが。ここに来て「オーストラリア代表MFトム・ロジッチ(21)が期限付き移籍」との報道をキャッチ。例年では今週から来週にかけて自主トレが仙台で行われるので、「ここから大幅な選手の退団情報がリリースされる可能性は低い」と考えることに若干の整合性はあります。もちろん、これからだって加入のリリースはあるんでしょうけど、チームの骨格は昨年と同じメンバー・・・と考えてよさそうです。どうやら今年も、ナイスミドルなベガルタですな。

正直、「監督が代わるんだから、選手の入れ替え凄いんだろうな・・・」と思っていました。しかし、ふたを開けてみたら・・・メンバーは殆ど同じです。いや、正確に言えば「守備的な人員に代わりは無いけど、中盤から上の攻撃的な人員に厚みが加わった感じ」と言った印象ですな。監督が代われば戦略や戦術が変わり (まるっきり同じような戦い方をフロントが欲した場合、コーチを監督に昇格させるのが一番手っ取り早くて低コストだ)、そして使われる選手も当然変わってきます。この刺激はチームを活性化させる「濃密なエキス」となることでしょう。しかし、この「濃密なエキス」はチョットでも刺激が強すぎたり方向性にズレがあれば、「チーム瓦解へのスパイス」となる可能性を秘めているという、それはそれは恐ろしい刺激(アクション)でもあります。監督交代・・・このアクションが仙台にとってどうなるかは、それこそ神のみぞ知る・・・であります。

ベガルタンも何気に中盤の選手が多いよう感じますが、これは監督の意向というよりも、チーム編成の、もっと言えばチームの台所事情なんでしょう。この事については、ネット上で様々な意見があることは知っております。ただし、それらのどの意見も、圧倒的に見落としているポイントがあるので、せっかく「おっ、これは良いディベートだ・・・」と思っていても、ある一定以上に議論が深まる事はありません。それが残念ですな。その圧倒的に見落としているポイントとは「チーム編成における時間と言う縦軸」であります。

チームが継続的に存在し、そして成長しようと思えば、短期的なチーム目標と長期的なビジョンを持った成長戦略を同時進行的に考えねばなりません。しかし、ネット上で見られる意見の交換は「今年どうするのか?どうやるのか?この補強では見えてこない・・」と言ったものがマジョリティーです。確かに単年度と言う視野で論ずれば、「こんなに中盤の選手ばかり獲りやがって!!」と思うかもしれませんが、「来年度以降、選手の入れ替わりが多くなるかもしれない・・・・」というワードを組み込むだけで、今年の補強の道筋がおぼろげながら見えてきます。

リャンや太田や柳沢は言うに及ばす、中原や菅井に角田だって30代へ突入しようとしている現状で、将来における成長戦略を考えねばならない立場にベガルタンが立ったとします。そうすると・・・・
「リャンの代わりにセットプレーのキッカーが出来て、無尽蔵に走り回る選手は必須だよなぁ~~。そうそう、太田に代わってドリブルでグリグリ行く選手も欲しいよなぁ~~。柳や赤嶺、それと中原や場合によってはウイルソンの代わりも考えなきゃダメだろうし、それと並行して守備的な人員の確保も考え、育成年代の充実を考慮しつつ将来への投資をし、サポーターやスポンサーの為にも目の前の試合を勝ちきる・・・」となり、その責任の重さに耐えかね、辞表を提出する事は100%確実であります。

資金力があれば、FWもMFもDFも、まとめて一気に補強する事は可能です。しかし、仙台にはそれがありません。だとしたら、まとめてではなく「今年はMF、来年はFW、そして比較的年代が若いディフェンシブな選手は再来年と言った感じで、段階を踏みつつチームのメンバー編成を行なうしかない・・・」と考えることに整合性はあります。今年のMF偏重のバランスを欠く補強は、「来年度以降、必ず行なわれねばならないメンバー構成の大胆な変更への一里塚・・・」と考えることで、ベガルタンは納得はしてないものの理解するつもりです。今年は大変そうですが、歯を食いしばって頑張らねばなりませんな。チームもサポも。

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