2013年12月26日木曜日

今年の回想を

今年の成績には“ガッカリだよ・・”と思われている方もいらっしゃるでしょうが、ベガルタン的には“まあまあかな、良くはなかったけど、最悪(残留争い)を回避できただけでもOK牧場”と言うのが偽らざる心境です。仙台の現状では「2年連続で優勝争いするのは難しい」というのが一般的な見方でしたし、白幡社長でさえ「仙台が優勝争いするのは千載一遇(千年に一度)のチャンス」と公言していたので、フロントレベルでも「仙台が毎年のように優勝争いするのは厳しい」という認識は何気にあった事は確実です。

 

初めてのACL、そして4-3-3へシステムを変更してでもポゼッションを握り、より攻撃的なチームへと脱皮を目指し、願わくば初タイトルを獲得する・・・。その野心をチームと我々サポが共有した時、ベガルタンは「うわぁ~~そんなことになったら、どんだけ楽しいシーズンになるんだろう・・・」と思っていた事は事実です。しかし、現実は厳しく、序盤からタイトな日程に苦しみ得意のスタートダッシュは出来ず、試合内容も「ボールは持ててるんだが・・・最後が・・・」みたいな試合が連チャン。これには一昨日読んだスポーツ紙に手倉森監督も「3トップにし、ポゼッションする事により得点力はアップすると思ったが、逆にマイナスとなってしまった・・・」と反省のコメントをしております。どうやら「守備的なチーム⇒攻撃的なチーム」へと変異するのは、そんなに簡単じゃない・・・どころではなく、『相当難しい』と言う事のようですな。

リーグ戦終盤、仙台は怪我人多発に苦しみました。練習では試合形式の練習が出来ず、ユースや大学生から借りて何とか凌ぐ状態。監督自身も「終盤に、これだけ怪我人が出たのは初めてだ・・・」と、心身から嘆いていました。そう言えば、フィジカルのコーチが仙台には居なく、監督が兼任していましたな。これによって「だから怪我人が多く出てしまったのではないか?」という仮説が立証されるとは思いませんが、新監督とフロントが最初に合意した人事で「フィジカルコーチを置く」ということがリリースされれば、「今年の怪我人の多さと、フィジカルコーチ不在の関連性」おいて、かなり疑わしいことだけは素人にも分かりますな。

天皇杯、東京戦で負けた時リャンは「こんなにシュートを打って1点、これが今年を象徴している・・・」と語りました。ベガルタン的には「リーグ終盤で新潟・清水などに負けた試合よりも、よっぽど“気持ち”を感じられて面白かった・・・」と思っていましたが、「面白い試合=結果」じゃないことを改めて感じた次第です。昨年よりも“より攻撃的に” “よりボールを握り” “より中盤でアグレッシブに” “そして悲願のタイトルを”・・・。チームの方向性としては間違ってはおりません。何一つも間違いはありません。しかし、結果は何一つ得られなかった。得点力は減少し、勝てない試合が続き、リーグ終盤は連敗で終了。これだけを見れば『方向性は間違ってないけど結果が出ない・・・と言う事は、その方向へ向かうだけの実力が無かったではないか?』と思うことに違和感はありませんな。

仙台に実力が無いのは今年で分かりました。昨年の2位は奇跡!!と言うつもりはありませんが、多少イレギュラーだったかも・・・とは思っています。昇格して、残留して、一昨年が4位、昨年が2位、そして今年が13位。どれも実力だと仮定すれば、仙台のチーム熟成のピークは昨年だった・・・という仮説も成り立ちます。だとしたら、来年から「新たなチーム作りをする」という選択は賢明かもしれませんが、その選択が「正しかったか否か」は来年にならないと分かりません。できるなら、正しかったと言いたいものですな。

2 件のコメント:

  1. お疲れさまでした。
    天皇杯FC東京戦は選手の気持ちが入った試合でした。
    延長戦後半、失点した後のキックオフの時、選手がセンターラインに横一直線に並び、
    林がボールを蹴ったあと一斉にゴールへ走りこみました。
    ここでヘディングでも決まってたら、マンガのようで最高だったのですが・・・。
    来年もワクワクする試合が観られる事を願っております。

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    1. おおー影サポ殿、ご無沙汰ですな

      その瞬間は、間違いなく「気持ち」が見れました。
      来年は、ワクワクよりもハラハラしそうですが
      でも、そうなったらなったで「それも又よし」と思えるくらい
      私も実年齢が枯れてきました。
      私の望みはただ一つ、「生きているうちに優勝を」であります

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