2013年10月7日月曜日

磐田戦

えーと、勝てませんでしたな・・・と言うよりも、後半の出来具合を鑑みれば「負けなくてよかったよ・・・」と言ったほうが正確かもしれませんな。鳥栖や湘南の時もそうでしたが、残留争いをしているチームとのアウェーでの試合では、何気に前半を「安全運転」する感じが多い今季の仙台なんだけど、こんな感じに戦うと失点は少なくなる傾向があります。しかし、その分「波に乗って攻撃する」までの助走期間が比例して長くなり、結果として「あれ?シュートって打ったっけ?惜しい場面って有ったっけ?」と自問自答する機会が試合終了後まで続くのが難点であります。

仙台は決して強いチームではないので、戦術的にもマインド的にも「受け気味」に試合へ入ると、どうしても押し込まれる局面が多くなり、結果として前半は「あれ?チャンスってあった?」と言う感じになりがちです。鳥栖戦も湘南戦も、なんとなく後手後手の感じは否めませんでした。そして終わってみると「あれ?終わり?負けた気しねーんだけど、負けちゃったよ・・」という嫌な余韻が心を支配します。このような感じ方が、いわゆる「負け惜しみ」と言う事は分かっているんだけど、今でも鳥栖や湘南戦での敗戦には「もうちょっと、早くからスパートをかけていれば結果は違っていただろうに・・・」という想いは禁じ得ません。



富田は試合後「前半は相手の勢いやプレッシャーが予想以上で、自分としてはやりづらさがありました。どちらかというとブロックを組んで全員で守るイメージだったので。そういう中で自分たちでボールを動かすために中盤がみんな引いてしまうなどしてなかなか流動性が出せませんでした」と語っています。ここからも、前半の入りの部分でチームとして「受け気味」になっていた事は言うまでもありません。そんな強くないチームが、結果的に受け気味にアウェーで試合すれば、苦戦することは目に見えます。皆さんは見えませんでしたか?ベガルタンは前半の15分くらいでハッキリみえました。もうね、見えすぎちゃって困りましたな。

得点力欠如が言われている今年のチームで、それでも得点する為には?と問われれば、誰が考えても「ダメもとでもシュート数を、そこまで至る回数を増やすしかない」と考えるはずです。磐田戦で放ったシュート数が10本、そして互いに固い試合だった横浜戦は5本。別にゲームの本質がシュート数にあるとまでは言いませんが、決定力が無い今年の仙台にとってゴールに直結するシュート数の増減は、そのまま試合結果とリンクしがちになるのが厄介です。富田のシュートが決まっていれば・・・とは誰もが言える事ですが、どうやら今年のイメージとしては「2年前のような、しっかり守ってカウンターとセットプレー」というチームのようですな。

大分は降格決定。本来であれば、この試合で仙台が大勝して、磐田に引導を渡す予定でしたが、これも伝統の力なんでしょうな。磐田が降格しそう・・・に関しては、とりたててノスタルジックになる事はありませんが、広島・東京・ガンバといった強豪が降格するのは毎年の恒例行事になりつつあります。そうですなぁ~~磐田サポに言えることがあるとすれば「降格してJ2を経験するのは、長いサポーター人生で決して無駄にはならず、それどころか、サポーターとして、人として、の視野が広くなる事だけは保証できます」ということですかな。



 

0 件のコメント:

コメントを投稿