2013年10月3日木曜日

ベガルタン総統閣下シリーズ5

ベガルタン総統閣下、磐田戦を前にして「ユアスタの盛り上がり」を画策す!!


仙台市青葉区、森深き一本道をくぐり抜けると、第五帝国を復活させて世界制覇をもくろむカルト集団の本部がある。本部の扉を開けると、教会のような礼拝堂があり、そこにはヒットラーの銅像が鎮座されていた。優秀な頭脳集団を形成した第五帝国は、日本が誇る最先端医療技術iPS細胞を駆使し、ヒットラーのクローンを再生させることに成功。まずは、若者の信者を増やすべく、ベガルタ仙台のサポーターのふりをして、誰にも気どられる事無く、ベガサポを入隊させようと画策していたのだった。

ベガルタン総統閣下にとって、磐田戦はスペシャルな試合だ。眼を閉じれば、今でも入れ替え戦で負けた直後の出来事が走馬灯のように甦ってくる。そう、あの日のヤマハスタジアムは熱く、そして地獄だった・・・。
試合が終わり、真っ白な灰状態となった総統閣下ではあるが、彼を現実リ世界に引き戻してくれたのは、幼い女の子の泣き叫ぶ声であった。
女の子「お母さん、ベガルタは大丈夫だよね?」
母「大丈夫、きっと、ここから頑張ってくれるから」
女の子「ホント?ユイも泣かないから、ベガルタも頑張れるよね」
母「頑張れるよ、だってユイちゃんが頑張ってるんだもん」
女の子「うん、ユイは泣かない。絶対に泣かない・・・」
母「ユイちゃんよりも、ベガルタの選手たちは強いから、絶対にここから頑張ってくれるよ」
女の子「・・・・・」
母「でもねユイ、今日だけ、今日だけは泣いていいんだよ」
女の子「えーん、えーん、悔しいよ・・・負けちゃやだよ・・・」
母「・・・・号泣・・・・」

この時、ベガルタン総統閣下も涙腺を止める事は出来無かった。



へんな感情や怨念を抱いて磐田戦に挑むつもりなどありませんが、この試合で磐田が負け、そんでもって甲府が横浜に勝ってしまったら、スタジアムに「蛍の光」のメロディーが流れるのはしょうがありません。しかし、せっかくなので、この因縁をドラマチックに使えないものか?とは考えていました。観客数の減少が顕著になった今、使えるものは何でも使って、顧客の心を動かす努力は必要でしょう。その意味で、仙台が磐田に勝ち、地獄へと突き落とす事が出来れば、将来、何らかの布石にはなるはずです。だからこそ、磐田戦は絶対に勝たねばなりませんな。

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