2013年10月21日月曜日

名古屋戦

えーと、何とか勝ったくれましたな。多くの方が思ったように、ベガルタンの位置から見れば、ウイルソンのポジションは「どう考えてもオフサイド」だったので、ゴールが決まった瞬間に周りが立ちあがって「うおぉぉーーーー!!!!」と吉田栄作並みに喜んでも、自分は一人、座り込んで「あ~あ、引き分けかよ・・・」と嘆いていました。ところがです、「うおぉぉぉぉーーー!!!」の歓声が、中々鳴りやまないのよ。「なんだよ皆、早く気付けよ、オフサイドに・・・」と思って、改めて線審と主審を観てみると、あれ?んっ?決まったの?あれでオンサイド?マジ?ひょっとして、勝っちゃったの?ゴール?ゴールなの?と、ミーアキャットのようにキョロキョロ辺りを見回し、ゴールが確定したところを確認して、ようやくベガルタンも吉田栄作「うぉーーー!!」をしたしだいです。

あのゴールはマジでオフサイドだと思ったので、最初は全く喜びませんでした。だけど、周りの雰囲気が収まらないことを怪訝に思い、ミーアキャットのように周りをキョロキョロ。なんとなく、最高の瞬間にライブで喜ばなかった事を後悔しています。

別に上から目線をする訳ではありませんが、試合中の率直の感想は「ん~~、大丈夫なのか、名古屋は?ゴール前に放り込まれなければ、全くと言っていいほど怖くないんだけど・・・」でありました。名古屋の選手のスキルを数値化して、仙台の選手とゲームで戦えば、どう考えても名古屋に分があります。いや、それ以前に、名古屋との試合の前半で「あくびを連発」すること自体、有りえない事であります。しかし、現実として、名古屋のサッカーにスペクタクルなイリュージョンの欠片さえも感じる事はありませんでした。寂しいけど、ピクシーサッカーの集大成がこれでは、名古屋サポじゃなくても哀しくなりますな。

名古屋が放った前半のシュート数は「0本」。仙台の守備が鉄壁とは言えない状況が分かっているだけに、名古屋というチームが抱えている「病の大きさ」を感じる事が出来ます。この日のサッカーは、決して3年前に頂点を極めた「それ」ではありませんでした。

手倉森が今季で退団する以上、このサッカーが見れるのは最大で元旦まで。誰が後釜になるのか?は、シーズン後の身内の打ち上げにおける最大の「酒の肴」になる事は確実です。誰がどう考えても、今のチームは監督を中心に動いていました。戦略・戦術・人選・・・・、これら全てのチームマネージメントを一人で統括していた人物がチームを去る以上、大なり小なりの人的移動や、戦術・戦略の変化を避けて通ることはできないのでしょうな。どうやら仙台と言うチームも、強くなるためには脱皮をしなければならないようです。苦しくても、辛くても、成長するためには脱皮は避けて通れないようであります。愛する選手と、たとえ別れることになっても、ここが踏ん張りどころなんでしょうな。



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