2013年9月11日水曜日

ポストシーズン制の復活とユアスタの現状を考える



えーと、様々な批判があったものの、15年から前後期にリーグ戦を分ける「ポストシーズン制」の復活が決まったそうですな。サンスポによると・・・

Jリーグが2015年シーズンからJ1の前後期制と、各期優勝クラブや年間最多勝ち点のクラブなどが年間優勝を争うポストシーズン方式を導入することが確実になった。

 ポストシーズンはまず前期優勝-後期2位と後期優勝-前期2位の組み合わせで行われ、勝ったクラブ同士が対戦する。その勝者が、前後期の合計で最も勝ち点が多かったクラブとチャンピオンシップ(仮称)を戦う。対象クラブが重複した場合の繰り上がりはない。04年までの2ステージ制では同一クラブが両ステージを制した場合、チャンピオンシップは開催されなかったが、今回は必ず年間王者を決める試合がある仕組みとなる。

ん~~~~、そうですか・・・・決まりましたか・・・・。レッズサポのように大規模な反対行動を示すサポーターも多く居るなか、このような決断をしたと言う事は「余程、現状に不安を感じている」という証左なのでしょう。Jの理事も「今のシーズン制で、勝ち点が最も多いチームが優勝、これが最も分かりやすく公平なやり方と言う事は誰もが分かっています」と語っていたので、おそらくは苦渋の決断だったのでしょう。しかし、その公平なやり方すら、捨て去らざるを得ないほど、Jチームの関係者は現状に危機感を持っていたようです。どう考えても、今よりもタイトな日程になる事は明白のなかでポストシーズンを復活させる・・・・。きっと、その危機感は我々サポーターが考えている何倍も大きいのでしょうな。

仙台の場合で考えても、観客数の減少は頭の痛い問題です。チームは継続的に「お得チケット」という戦略をリリースしていますが、その効果は「極めて限定的・・・」と言わざるを得ない状況となっています。この問題に関しての処方箋は多くなく、最も有用で有効なのが「首位争いをする事・・・」と分かっているだけに、チーム関係者も頭を痛めていることでしょう。グルメを充実させる・・・イベントを大々的にやる・・・。スタジアムで試合前に行わなければならない・・・という極めて限られた状況で出てくるアイデアには新鮮味が無く、現状において「ユアスタを満員にする力」とはなり得ていません。チーム関係者も頭が痛いでしょうな、だって、昨年と比べたら毎試合600万ほど減収なんだよ?うちの社長だったら「営業は何をやっているんだ!!苦しい時こそ、営業の出番じゃないか!!」とキレる事は確実です。

では、どうすればいいんでしょうか?対案も出さずに批判や批評ばかりするやり方は好きじゃないので、一つの私案をだすと・・・・

ユアスタと隣接する七北田公園を「何かの聖地化する」ということです。ベガルタの試合のみで、ユアスタを常に満員にする事など現状では不可能に近い事は分かっています。だとしたら、何かとパッケージにしてチケットを売り出すしかありません。現状行なっているイベントとは、質やスケールを一新するくらいのサプライズ・パッケージでなければ、ベガルタチケットのプラチナ化は無理だと思われます。ただし、ここで大切なワードが浮上してきます。それは「チームには金が無い・・・」という、致命的なワードです。

先週行われた「ジャズフェス」は大勢の人たちで賑わいましたが、アマチュアのバンドでも発表の場所があれば・・・と考えている人たちは多く、どうせなら「仙台を、ユアスタ周辺を隔週土曜日、ジャズの聖地にする」とでも謳って盛り上げて、ジャズ観戦のスタンプラリーなどを加味しながらユアスタへ誘導する・・・・。

B級グルメの主催者と連動して、隔週、ユアスタで県代表の候補店に何軒か出店を出してもらい、ベガサポや、B級グルメオタクに「どの店が一番おいしか?」のコンテストを実施し、最終戦に県代表を決定するシステムを構築する・・・。

ジャズフェスでは参加者から5千円~1万円くらいの参加費がとれるだろうし、グルメでは出店料や売り上げの数%のロイヤリティーを設定すれば、経費のいくらかは回収できるはずです。もうね「ユアスタ=ベガルタの聖地」だけでは満員にならないのですから、強烈なムーブメントを意図的に仕組んで、チケットに「何らかのプレミアム」を付与しなければなりませんな。チームスタッフの皆さん、苦しいでしょうが頑張ってください。

0 件のコメント:

コメントを投稿