2013年6月26日水曜日

昨日の続き

サポーターとすれば“最後までチームを信じ、決して優勝は諦めない”という姿勢は大切です。ましてや今は6月、例え勝ち点差が15あろうとも、“もう、諦めるしかないよな・・・”というスタンスに入る必然性は全くありません。ただし、同じようなメンバー構成で戦って勝ち得た昨年の順位や勝ち点に及ばない以上、“昨年よりも厳しいリーグ戦が我々を待ちうけている”と言う覚悟というか認識は必要でしょうな。現実的に、「今年は大丈夫だといいよなぁ~~」という希望的観測が、ことごとく打ち破られている“苦手な夏場”に連戦が組まれている以上、温かいサポーター目線での期待感は厳に慎む姿勢は肝要です。

普段は“ポジティブサポーターの会・会長”の肩書きを持つベガルタンではありますが、今回は良い意味でリスクヘッジ(意地悪な人からすればネガティブとも受け取れる)したサポーター的視点を、入場者数の増減とリンクさせながら書き込むとします。

チームは後半戦の年チケの販売をしています。オフシャルのHPを覗くと・・・
「SOCIO CLUB GOLD 2013 年間チケットハーフ」受付期間延長!
現在販売中の「SOCIO CLUB GOLD 2013 年間チケットハーフ」ですが、
好評につき販売期間を6月30日(日)まで延長させていただくこととなりました。

まあね、本当に好評で「売れて売れてしょうがない、嬉しい悲鳴だよ・・」という状況なのか、それとも「これしか売れないとは・・・予定数を捌く為にも延長しかないな・・・」のどちらかは推測の域を出ないけど、「昨年対比-15%の観客数減」という現実を踏まえれば、おそらくは後者なんでしょうな。これで首位を走っていて、優勝も確実に狙えそう・・という状況ならば「どれ、年チケでも買っておくか」という心境にもなるんだけど、今の状況では積極的に年チケを購入する理由を探すのは大変です。

ベガルタにとって入場料収入は、チームの根幹を支える重要な資金です。その数字が「昨年対比-15%の観客数減」であるのなら、チームの運営資金も「昨年対比-15%減」となります。もちろん、これではヤバいので、チームは小口のスポンサーを集めたり、新たなスポンサーの獲得、さらには積極的に選手をレンタルし、レンタル収入を増加すべく頑張って、不足分を補おうとしています。しかし、アベノミクス効果がまだ薄い仙台では、中々思うように資金が集まりません。なのでチームは、その資金を集めるべく、“2013 年間チケットハーフ”の販売の継続をリリースしました。しかし、その大事な運営資金を集める際の公式な説明が・・・

「SOCIO CLUB GOLD 2013 年間チケットハーフ」受付期間延長!

現在販売中の「SOCIO CLUB GOLD 2013 年間チケットハーフ」ですが、好評につき販売期間を6月30日(日)まで延長させていただくこととなりました。
だけです。これで、本当に一般顧客の販売意欲を、くすぐる事が出来ると思っているのでしょうか?

本来ならば、このように大切な資金を集める際には、社長が全面的に表へ出て
1.ハーフチケットを売り出した理由
2.ハーフチケットの魅力やメリットの説明
3.チームの現状と、今後の展望の説明(例えば補強)

などのプレゼンがあり、顧客に対して盛大に利点(プレミアム感)をアピールするはずです。しかし、現状では、そんな説明は微塵もありません。まあね、今期も黒字予想だから、会社としても、そんなに切迫感は無いのかもしれませんな。

新規顧客を獲得するためには、絶対的に「購買意欲をくすぐるようなプレミア感」を提示しなければなりません。そして、そのことと「チームの目標設定」は絶対にリンクする事が必要です。例えば「優勝を狙っているから、多少無理をしてでも大型の助っ人を獲得する」みたな目標があり、そこへ向かっていくための資金を集める必要がある。そこで超お買い得なチケットを販売するに至った・・・・。つまり、政府が「増え続ける社会保障費以外には使いません!!」といって多くの人が納得せざるを得ない状況を作って、消費税のアップを敢行するような戦略がベガルタには必要だと思うのです。

続く



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