2013年6月25日火曜日

ベガルタン、新たな目標を設定す!!


株主総会やら第1四半期の総括などの激務がようやく終わり、こうやってブログを書き込む時間が取れるようになりました・・・暇っていいね。さて、ベガルタの方はと言えば、ナビスコでは川崎に敗れ、結果的に林も退場。大切な中断明けのスタートでしたが、良い流れでシーズンのリスタートをきる事は困難なようです。そこで大切なのは、チームやサポーターの現状認識と、それらを踏まえた「新たな目標設定」の確立であります。これはどこの会社でも同じだと思うんだけど、年度の目標設定が著しく苦しくなった時や、実績予想が大幅に下方修正しなければならない時、上場している会社ならば絶対に記者会見を開き、現状の報告と新たな実績予想を公表しなければなりません。適切な情報の公開は、上場している会社にとって株主との信頼関係を築く上で絶対的なマストアイテムだからね。

ベガルタの場合で言えば、株式会社なんだけど、株式を上場している訳ではないので、現時点でベガルタの株を保有している株主以外に、とりたてて現状を説明する義務を有しているとは言えません。しかしなから、仙台市や宮城県などから公的な資金は流れているので、仙台市民に対しては、常に詳細な情報公開は必要だと思うんだけど、出てくる話題と言えば「今期の決算も黒字の予想・・・」みたいな財務の話題や、「チーム所有の専用練習場が出来ます・・」みたいな庶務関連の話題が殆どで、チームの現状に関する話題などは微塵もありません。ベガルタンはこれが不満です。チームとして、監督や社長はシーズンが始まる前に、我々サポーターの前で「J1のリーグ戦で戦う目標は優勝だ」と語っていました。そして、他の目標としてカップ戦などを含むタイトルの奪取!!も語っており、その言葉を聞いた我々サポーターは「今年も、胸躍るシーズンが始まるよ・・・」との思いを強く持ったものです。

しかしながら現状はと言えば、リーグ戦では1位大宮とは勝ち点差「15」話されての10位。ACL圏内の3位マリノスでさえ、勝ち点差で「10」も話されております。もちろん、ここから連勝を重ねれば優勝だって・・・という気持ちはベガサポとして捨ててはなりませんが、現実として「勝ち点差15」は非常に厳しい現実です。だとしたら、チームとしてもサポーターとしても、現状を踏まえた「新たな目標設定」を積極的に公表するべきではないのか?というのが今日の書き込みの趣旨であります。

シーズン始まる前の目標は、誰が考えても「優勝」しかありません。4位⇒2位と来て、今年の目標は「トップ10です」という訳にはいきませんから。しかし、現状から「新たな目標設定」を立てるとしたら、「それでも目標は優勝!!」となるのでしょうか?ベガルタン的には「そこはそれ、信ずる者は救われる・・・の世界だから、選手たちを信じるしかないんじゃあ・・・」とは思うんだけど、冷静に考えれば厳しいんだろうな・・・との思いが頭の片隅にはあります。シーズン途中の大型補強がなく、現状の戦力のみで残りのシーズンを戦った場合、仙台が7連勝とか、8連勝とかする確率はベガルタンが合コンに出席してナンパに成功する確率ぐらいに低い事は何気に分かっているからね。

仮にベガルタの株式が公開されており、不特定多数の投資家から融資を受けている状況で、株主から「現状の認識と目標設定した予想実績の出来・不出来」の質問を受けた場合、チームのフロントやアナリスト(この場合で言えばサッカー解説者)たちは、どのように答えるのでしょうか?1位との勝ち点差、3位との勝ち点差、降格圏内との勝ち点差、シーズン途中での補強の有無、現有戦力の故障者リスト・・・等々、全てを考慮して、ベガルタに投資する価値があるのかないのか・・・。こんなレポートがあるのなら、是非とも熟読したいものだけど、チームとして後半戦のハーフシーズンチケットを売り出すのなら、現状を踏まえた「新たな目標設定」を公表すべきでしょうな。例えばこんな感じで・・・

白幡社長
8月末になっても、現在の順位や獲得した勝ち点に著しい伸びが無い場合、残りの10試合は残留争いにならない限り、若手や出番が少ない選手たちを積極的に起用することを手倉森監督と話し合い、合意に至りました。

記者「それは、今シーズンを捨てるということですか?サポーターに対する背信行為では?」

手倉森監督「捨てるのではありませんし、負けていいとも思っていません。ただ、現実的に優勝が厳しいのであれば、来期の為に「新たな目標設定」がチームの為には大切と感じたしだいです。サブや若手の出番が多くなっても、チーム力が大幅に下がる事は無いですし、試合のここ!!という場面では積極的に主力やベテランを起用して行こうと思っておりますので、意外と今よりも勝ちが拾えるのではないのか・・・とも思っております」

記者「シーズン前に立てた目標はどうなるのでしょうか?責任の回避じゃないですか?」

白幡社長「チーム不振の責任がフロントや社長に有るのは明白です。いずれ、責任に関しての(例えば減俸など)オフシャルなコメントは出します。そのうえで、チームが成長する為にはどうしたらいいのか?どうすればいいのか?を熟慮した結果、チームの目標設定を優勝ではなく、トップ10へ下方修正することにしました」

記者「それをサポーターや株主が納得すると思っているのですか?」

白幡社長「それは我々の丁寧な説明と、今後のチーム状況が良くなって行くことでご納得していただきたいと・・・」

明日へ続く

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