2013年5月31日金曜日

浦和戦のまじめな書き込み

いやぁ~~昨日の書き込みを、今日マジマジと読んだんだけど、率直な感想を言わせてもらえば「酒の力って恐ろしいね・・・」であります。こんな恥ずかしい事を赤面もなく書き込むには、相当量のビールが必要です。そんな反省をしながら、今日は少し駄目まじめに書き込みますかな。


試合結果は引き分けでしたが、実際に観ていて感じてたことは「浦和のコンディションは分からないけど、仙台ペースで結構いい感じに試合を進めていると思うんだけどなぁ~~」でありました。もちろん、浦和相手に全ての時間で圧倒する事なんて出来ないけど、前半なんて「うわっ!!やべぇーー!!」みたいな場面は殆ど無かったような気がします(まっ、仙台も殆ど無かったけどね)。後半になると、互いに厳しい場面も出てくるようになり、多少はオープンな局面で攻め合います。だけど、浦和が一方的に攻め続けると言う事は無く、全体的に見れば「仙台のゲームだったような・・・」という感じで見守っていました。

しかしです、試合ごと浦和監督のコメントを観て、ベガルタンは驚愕!!その内容とは・・・

「正直なところ、本来なら鳥栖、柏よりもやりやすい相手だと思う。今日はその2チームよりも多くスペースがあった。もし、今週の土曜日に仙台との対戦があったのなら、何も問題なく勝利できたのではないかと思う」であります。

何と言う自信なのでしょうか?この文面を、素直に解釈すれば「中1週間ならば、鳥栖や柏よりもボコボコに出来たのに・・・」って感じだよね。だって「何の問題もなく」だよ?普通は「少しくらい問題があるじゃない。これが何の問題もなくだよ?これって“楽勝”って意味と同じだと思うから、そうなるとベガルタンが試合中に感じていた「何気に仙台の方が、いい感じのような気がする・・・」という実感が間違っていたことになりますな。

確かに、仙台は中3日で浦和は2日。日程的に見れば浦和の方がキツイとは思うんだけど、それらを考慮しても「浦和のホームなんだから、そんなに大きなアドバンテージにはならないんじゃあ・・・」というのがベガルタンの見解でした。しかし、相手の監督は「もし、今週の土曜日に仙台との対戦があったのなら、何も問題なく勝利できたのではないかと思う」と断言しています。つまり、この試合で勝てなかったのは、暗に「日程のせいだ・・・」と言っていることになりますな。しかし、日程がキツイのは仙台も同じ。浦和が中2でホームなのに対し、仙台だって中3日でアウエーだから、そんなに無茶苦茶コンディションが良かった訳ではなく、この試合の内容は贔屓目に見ても中3日の“それ”だと思いながら見ていました。仙台サイドから見れば「中7日ならば、前線や中盤からのプレッシングは、こんなもんじゃ済まないから・・・」なんだけど、そのポイントを見誤っているとしても、これらのコメントを見れば「浦和の監督が、昨年とは比べられないくらいチーム力に自信を持っている」という証左なのでしょう。


この試合内容で“引き分け”の場合、どっちのサポーターも納得するかどうかは微妙なところです。浦和だって、あそこまでいけば“勝ちきり”たかっただろうし、仙台からすれば「PK前にあったチャンスで決めてさえすれば・・・だけど、アウエーで浦和とドローなら、最低限のミッションはクリアー、まあまあかな・・・」ぐらいにしか思えません。どっちも勝ちたかったんだろうけど、現在置かれているチーム状況からすれば、より勝ち点が少ない仙台の方にダメージが大きいかもしれませんな。

PKのシーンに関しては、出だしは相手陣からのスローインから始まっていたし、守備の枚数は余裕で足りていたので、そうなると個々の選手の状況判断やメンタル(まっ、そんなピンチにはなるまい・・といったような油断というか、心の隙)に問題があったことになります。富田は試合後「スローインからの流れで、やってはいけない守備だった。中の人数は足りていた。選手個々が責任感を持ちつつ、しっかりとした判断が必要だった」とコメントしていますが、セットプレーなどからのカウンターではなく、枚数が足りていた状況から後手後手の守備となって速攻を受けてPKを献上したことについては、田村だけじゃなく、チーム全体として反省が必要でしょうな。

太田のゴールは見事でした。あらかじめ「キーパーは弾いてくる」という事を想定していたようですが、試合終了寸前のタイトな時間帯で、“あそこまで諦めずに詰めている”という気持ちというか、気迫は感動モノでしたな。あの状況で、ボールに反応しているフィールドプレーヤーは太田一人。浦和の選手に至っては“ほぼ棒立ち”状態。太田は決してテクニカルな選手ではありませんが、どんな状況でも“気持ちで前へ前へ”行く選手です。そしてその気持ちは、あの時間帯で我々ベガサポとシンクロしており、そのシンクロした神からのご褒美こそ、あの同点股抜きゴールだったと思っています。今度、泉区のサウナで太田に会ったら、「ヨッシー、ナイスゴールだったぞ・・・」と言いながら、彼を抱きしめる衝動を抑えることが出来るだろうか?そんなことをしたら「変態」と思われる事は確実なのだが、マジで心配なベガルタンです。

2013年5月30日木曜日

ベガルタン、埼スタへ行きまーーす!!


宇宙世紀2013、各地方都市は独自に力を備え、地球連邦軍に対して公然と反旗をひるがえすに至った。その中でも、首都圏に近い浦和は豊富な資金力を使って覇権を握ろうと画策する。その力は圧倒的で、他チームからことごとく主力の戦力を略奪!!他の地方都市のサポーターは、その圧倒的な資金力と戦力に恐怖した。

       死闘!!埼玉スタジアムを血に染めて

絶対に勝つ!と信じていた日本平での一戦に敗れ去ったアムロ・ベガルタンは、全てにやる気を失っていた。俺はどうして戦うのか?どうして埼スタへ行かねばならないのか?何故サポーターとして参戦しなければならないのか?それら全ての疑問に対する答えを、中3日という短い期間で導き出すのは無理であり、今はただ、日本平での敗戦から生じた“心の傷という名の葛藤”と一人で戦っていたのだった。しかし、戦いは待ってくれない。スタジアムに着いてもアップしようとしないアムロ・ベガルタンに、監督であるブライト・手倉森はキレた!!しかも、メチャクチャ・・・。
これは指導じゃなく、いじめよね(byおぎママ)

ブライトによって闘魂を注入されたアムロ・ベガルタンは、気持ちを切り替え、戦場に赴く・・・
ベガルタン、仕事をサボって埼スタへ行きまーす!

ジオン軍のエースパイロットはシャア・原口。彼は、そのスピードと圧倒的な気迫と気持ちで連邦軍に襲いかかる。
見せてもらおうか、昨年2位の実力とやらを・・・

戦いは圧倒的戦力を有するレッズが攻勢を仕掛けてきたが、ベガルタも徐々にハイプレスからペースを掴んできて後半戦に突入。すると、後半戦にレッズは圧倒的な戦力をバックに総攻撃!!ベガルタ陣営に突入を仕掛けて来た!

この自信、俺がやらんで誰がやる!的な姿勢がシャア・原口の魅力だ

戦いは微妙なバランスを保っていたのだが、ジオン軍が新たに戦場へ投入してきたグフ・マルシオによって、その均衡はいとも簡単に崩れ去ってしまった。

(ベンチにすら入れない)ジオゴとは違うのだよ、ジオゴとは・・・

今日は会議なので、この続きはまた明日。それにしても、今自分が書き込んだ内容を見てつくづく思ったよ、俺ってバカですな。



2013年5月28日火曜日

ベガルタン総統閣下シリーズ、Vol.1(追記をアップ)


総統閣下、清水戦で怒り狂い、浦和戦でネガティブとなる!

仙台市青葉区、森深き一本道をくぐり抜けると、第五帝国を復活させて世界制覇をもくろむカルト集団の本部がある。本部の扉を開けると、教会のような礼拝堂があり、そこにはヒットラーの銅像が鎮座されていた。優秀な頭脳集団を形成した第五帝国は、日本が誇る最先端医療技術iPS細胞を駆使し、ヒットラーのクローンを再生させることに成功。まずは、若者の信者を増やすべく、ベガルタ仙台のサポーターのふりをして、誰にも気どられる事無く、ベガサポを入隊させようと画策していたのだった。

ベガルタン総統は清水戦当日、どうしても仕事が抜けられず南部福島方面を視察。ネットやメディアの情報を一切オフにし、本部に帰ってから、まったりと「勝つと信じていた清水戦」の録画を、ビールを飲みながら観戦するのを楽しみにしていた。相手の清水と言えば、唯一のエースであるバレーは出場停止で、もう一人の助っ人もコンディション不良で試合には出れず、さらにはチームも連敗中であり、ひょっとしたら「中断期間で監督の解任があるかも・・」という不穏な雰囲気さえ蔓延している状況ならば、ベガルタン総統ならずも「じゃあ、いつ勝つの?今でしょ!!」というフレーズが出てくるのは極めて自然だ。長年苦しめられてきた清水に、ようやく鉄槌を下す時が来る・・・そう思っただけで、会社の後輩から「今日は飲みに行って、その後はキャバでもどうですか?」という甘いトラップも完全スルーを決め込む事が出来たのであった。

本部に戻ったベガルタン総統が扉を開けると、全員が2列となって整列し、一斉に「ハイール・ベガルタン!!」の連呼。その声の質感によって勝利を確信したベガルタン総統は、初代ヒットラーの名言「パリは燃えているか?」をモチーフにしたワードを、声高らかに掲げるのであった。

ベガルタン総統「みんな、清水は燃えているか?掲示板は閉鎖しているか?」
一同「・・・・」
ベガルタン総統「おいおい、黙っちゃ駄目だよ、ここは一番盛り上がるとこだよ?もう一回ね。「みんな、清水は燃えているか?」
一同「・・・・」
ベガルタン総統「何なの、この静けさ・・・」

凍りついた礼拝堂の本部で、一番部下のアルベルトが、録画したDVDを使って状況を説明し出した・・・・




もしも、本当にもしも、浦和にボロクソに負けたら、ベガルタン総統シリーズの続編を作らざるを得ないでしょうな。そんな事は無い、そんな事はあってはならない・・・と思いつつも、何故か不安なベガルタンです。だって、状態が悪く、バレーが居なかった清水に一蹴されたんだよ?不安になるのもしょうがないよね。可能であれば、勝って気持ち良く中断期間に入りたいものです。

追記
急きょ、明日東京の会議に参加する事になったベガルタン。「あぁーー日程が一日ずれれば、レッズ戦へ行けたのに・・・」と落胆。しかし、レッズ戦には“どうしても俺の応援がいるはずだ・・”と勝手に盛り上がってしまい、すかさず策略をめぐらします。まずは、後輩である新藤プロジェクトリーダーへ連絡。


ベガルタン「おい新藤、頼みがあるんだ」
新藤「えっ、嫌ですよ、この間のような「ガールズバーの女の子を無理やり店外へ連れ出せ」みたいな指令は、もう懲り懲りです・・・」
ベガルタン「いや、あん時は悪かった。今日はマジでガチな頼みなんだけど、実はな、明日、本社近く会社へ打ち合わせに行くんだけど、その事前の打ち合わせを、前日に俺としたい・・・って支店長に言ってくれないか?」
新藤「えっ?その件でしたら電話とメールで十分ですよ・・・」
ベガルタン「分かってる、分かっているからこそ、こうやって頼んでいるんだ」
新藤「もうクライアントとの話し合いは十分してますし、明日先輩が行くのも、仙台支店担当との顔合わせがメーンなんですから、前日から来なくても・・・何か別件の用事があるんですか?」
ベガルタン「ある。何が何でも前日入りしたい」

こちらが無理な依頼をした時、後輩の新藤は必ずと言っていいほど“バーターな取引”を提案してくる。今回は、七夕期間中に仙台出張ができるように手助けして欲しい・・・と、その時、仙台支店の綺麗どころと合コンがしたい・・の2点であった。本来ならば「何で、そこまで面倒みなきゃなんねーンだ!!!」と事務所のデスクをひっくり返すところだが、どうしても埼スタへ行きたいベガルタンは、渋々承諾。ちなみに、新藤の提案は3つあって、最後の一つは「その合コンのお金は経費で落として欲しい・・・」であったが、流石にそれは拒否したベガルタンです。

新藤「分かりました。仙台支店長へは、こちらの本部長のハンコを貰って、早速連絡をさせていただきます。えーと、宿泊はいつものところに手配しときますね、チェックインは何時頃ですか?」
ベガルタン「23時頃だ」
新藤「えっ、ずいぶん遅いですね。ただ、形だけでも先輩と打ち合わせを、しなきゃいけないので、東京へは何時頃来るんですか?」
ベガルタン「16時頃には行く」
新藤「その後、誰かと会うんですか?」
ベガルタン「逢うんだ」
新藤「訳ありの女(ひと)なんでしょうね」
ベガルタン「大ありだよ・・・」

そんなこんなで、急きょ、埼スタへ参戦する事が可能となりました。ベガルタンが無理をしてでも逢いたいのは只一人、関口です。ひょっとしたらスタメンかも・・・という報道を知った時、どうしても行きたい衝動が止まりませんでした。赤いユニフォームを着て、ベガルタと戦う関口に、ベガルタンは何を想い、何を感じるのでしょうか?まあ、関口が出ない・・って可能性もあるから、何とも言えませんが、とにかく楽しみなベガルタンです。

  今日は浦和戦、ビートレッズ!!

2013年5月23日木曜日

ベガルタン、刺激が多いシーズンを願う


最近はアベノミクス効果の影響でしょうか、仕事が忙しくてブログを書き込む時間を作るのが大変であります。嗚呼ー、暇な時は毎日のように書き込む時間があり、感じた事をストレートに書き込んでは物議を醸していたものですが、最近は控えめで、「刺激が全く無くなって来たコラム」へと変異しつつある事に恐怖すら覚えてきました。ベガつぼから「毒」や「ハードな刺激」、さらには「笑い」が無くなると言う事は、存在意義自体が失われることが分かっているから、自分自身としても結構辛いんだよね。書き込みたい事は山のようにあるのに、上手く時間が取れずに「まっ、書き込まなくてもいいか・・・」と挫折する毎日であります。一昔前なら、どんなに忙しくても書き込む情熱はあったし、今でもベガルタを想う気持ちは同じはず、それでもブログを書き込む情熱に違いが出ている・・・何故でしょうか?

自分なりに考えると、今年は「刺激が少ないシーズンだから・・・」という要因があると思っています。振り返ると・・・・

初めての昇格⇒昇格チームとしては異例の連勝スタート⇒残留⇒半年間勝ちなし⇒地獄の降格、涙のシルビ⇒昇格を期待する開幕戦でまさかの大敗スタート⇒都並体制で最下位の危機⇒最終戦で入れ替え戦を逃す⇒大型ブラジル人トリオを補強をするも内容は最悪⇒望月サッカーは開花せずに昇格出来ず⇒入れ替え戦で涙の敗退⇒優勝して昇格⇒辛くも残留⇒リーグ4位と躍進⇒まさかの優勝争い!!等々・・・

良くも悪くも、毎年ベガサポはスリリングなシーズンを送ってきました。もうね、ジェットコースターです。ジリジリと上まであがったと思ったら、ぴゅーと奈落の底までまっしぐら!!毎週そんな感じだったから、心が平穏になる暇なんか無かったんですな。しかし、今年はどうでしょうか?現在の順位は8位。優勝を狙うには「まだまだ試合があるとはいえ、大きな連勝が無いと厳しいよなぁ~~」という立場だし、降格に関しては「11試合で勝ち点16だから、このペースが若干落ちても、40点ぐらいは取れるだろうから大きく心配する必要性は今のところは無いよなぁ~~」というスタンスであります。つまり、このままシーズンが終われば「大きな高揚感は無いが、降格などの不安感なども殆ど無い、ベガサポになってから初めて「将来の不安が比較的少ない公務員」のような「平凡シーズン」を送る可能性が高まっているのでは・・・という事をマジで考えています。

ベガサポとなったからというもの、いつリストラされてもしょうがない・・・というサラリーマンの心境でチームを応援してきました。自分が応援しなきゃチームが駄目になってしまう・・・降格してしまう・・・昇格出来ない・・優勝出来ない・・・。それらのミッションをクリアーする為には、例え批判があるであろう事象にも、正直にブログで心境を綴ってきました。その為、ボロクソに叩かれた事もあります。毎年毎年、「これから、チームはどうなってしまうのか・・やってくれるんだろうか・・・(良くも悪くも)」というシーズンを送って来たサポーターからすれば、今年、これまでのチーム戦績でリーグ戦が終了した場合「スパイスが効いてないカレー」のような、もしくは「老後の安心が保障される比率が高い公務員」のような心境で、試合を応援する機会が多くなるシーズンを初めて経験するかもしれないのです

FC東京サポの知人と昨年末に呑んだ時、彼は私にこう言いました
「最終順位は10位。ぶっちゃけ、降格の心配も優勝への期待感もない、つまらないシーズンだった・・・。もちろん、降格の心配が殆ど無い事はいいことだけど、うちらのチームは「そこ」を目指しているチームじゃないからね。タイトルを目指しているチームが10位だと、チームもサポーターもグダグダ感が出るのはしょうがないよね」

ベガサポとして、これらの刺激 (良い刺激も悪い刺激も) は生活をする上での「欠かせないスパイス」です。昇格して涙し、降格して落ち込み、フロントが発する「昇格するする詐欺」に毎年のように引っ掛かっては憤り、情けない試合が続けばバスを囲み、入れ替え戦では号泣し、昇格が決まれば歓喜し、ひょっとしたら優勝するかもしれないという現実に興奮する・・。もうね、このまま老後を迎えても「俺、惚けないだろうな・・・」と自信を持って言える程、ベガルタは私に「究極の刺激」を与えてくれました。そして今年、チームやサポーターの目標は「タイトル」。そして現在の順位は8位。このまま、何事もなくシーズンが終わるか否かは「神のみぞ知る・・」ですが、可能であれば「良い刺激」を受けながらシーズンを過ごしたいものですな。

2013年5月17日金曜日

明日は横浜戦ですな


どんな試合になるのかなんて分かりませんが、不思議と負ける気はしない今日この頃、非常に横浜戦が楽しみであります。巷では「日程面を考えたら仙台有利・・・」との意見も跋扈(ばっこ)しているようでして、「横浜は今、どんな感じなんだろう~~」みたいな軽い気持ちで、何気にカップ戦の横浜―磐田をチェックすると・・・「おもいっきり、ほぼガチメンバーじゃないか!!」と驚嘆。なんでも「この試合に決勝トーナメント進出が掛かっている」とのことで、リーグ戦とのタイトな日程を考慮しつつも、ガチなメンバーで勝ちにきていたようですな。横浜自体、首位を陥落するも2位は手堅くカープ。個人的に、ここ数年の横浜のイメージは「序盤は苦労して、中盤は我慢を重ね、後半に調子を上げつつも、「よしっ、ここからだ!!」って感じになった時にリーグ戦が終了・・・」ですかな。

そんなチームが、序盤から連勝を積み重ねれば、例えシーズン前には「ACLの出場権を・・・」とは言っていても、リーグ戦で開幕から6連勝もすれば「是が非でもタイトルを・・・」という欲が出る事は極めて自然な流れです。その延長線での戦略が・・・「松井獲得を画策」なのでしょうな。移籍金が掛からないとはいえ、32歳となった松井をシーズン途中からでも獲得しようとする意欲を邪推すれば、「決して若手主体のチームじゃない現状に、ベテランとなった松井というスパイスを加えようとする理由は只一つ、横浜のフロントは「今年こそタイトルを・・」と強烈に考えだしたんだろう」という事以外には考えられません。中村が居て、中澤が居て、栗原が居て、富澤が居て、斎藤が居て、そんでもってマルキも居て、チームは現状2位。だとしたら、フロントがタイトルを獲る為に最大限のフォローするのは当然と言えば当然であります。

しかしながら、ベガルタンは、今でも忘れられない出来事があるんだ。Jリーグが公表している横浜のバランスシートを公認会計士の知人が見た時、ジーパン刑事の松田優作なみに「なかじゃこりゃあぁぁぁぁーーーー!!!潰れそうな会社なみの酷さというよりも、実質的には経営破綻してんじゃねーのか、この会社!!」と絶叫したのよ。バランスシートの件についてはよく分からないから、簡単に説明してもらうとこんな感じ・・・

「いいか、この数字を見ると純資産はマイナスだけど、これってな、全財産を売り払っても借金を返せない、ということ(債務超過)なんだよ。これを上場している一般企業に当て嵌めると、実質的に経営破綻しているとみなされる状態な訳。こんな時は直ぐにでも増資を仰ぐなどして財務体質の改善しないと、マズイ・・・というよりもヤバいんだよ」といった感じでした。マリノスが今年、大幅な増資を受けたと言うニュースは聞かないから、財務体質的には現状でも「ヤバイ」はずです。それなのに、松井を獲得か?というニュースを見て、ベガルタンはつくづく「やっぱ、ヤバくないんだな、マリノスは・・・」と実感したベガルタンです。

どちらのチームも怪我人は多そうですが、こんな時こそ「土台」がしっかりしているチームの勝機とも言えます。チームを一貫したベクトルの元に作り上げてきたチーム、もしくは作り上げようとしているチームならば、怪我人が多くなってきた時こそ、その真価が発揮されるはずです。現状の仙台が「そう」とは断言できませんが、「それ」を目指そうと研鑽していることだけは事実でしょう。明日の横浜戦は、仙台が目指しているベクトルが正しいか否かを判別するには良い機会かもしれません。可能ならば、正しいと言う結論を得て、試合後、オーラを歌うサポーターを遠巻きに見届けたいものです。
明日はマリノス戦、ビート横浜!!

2013年5月13日月曜日

大宮戦に想う

GW期間中、7名の方から「老眼で読みにくいから、文字を大きくしてくれ」との要望がありました。よって本日より、文字のサイズを7名の為に大きくしました。ベガつぼは、ご年配層に優しいブログを目指します。

何とか勝ってくれましたな。後半は、だいぶ押し込まれましたが、その事自体で「仙台は駄目だった・・・」とは思えず、冷静に見れば「これが7連勝で首位である大宮の底力なんだろうな・・・」と思いながらハラハラしておりました。最近の仙台と言えば「前半はダメダメ君で、後半を頑張って、何とかチャラ(引き分け)・・・」と言う展開が多かったのですが、何気に名古屋戦辺りから潮目が変わって来ましたな。あまりにも「前半は駄目駄目だった・・・」と言う試合が続いたのを反面教師としたのか、少なくてもこの試合の仙台は前半からスパートしてたのは、大宮選手のコメントからも分かります。

今井智基選手(大宮)「前半は相手も元気で前からプレスをかけてきた中で、つなぐとこと蹴るところをはっきりすれば良かった。逆に相手は徹底してロングボールを蹴ってきて、相手のペースになってしまった」

上田康太選手(大宮)「前半は相手が球際に激しくきていたし、シンプルに裏をねらってそのセカンドボールを拾ってって感じだったから、やりにくそうだった」

これらのコメントからも、この大宮戦は前半から飛ばしていた事が分かります。首位である大宮に対し、徹底的なスカウティングと売りであったはずの「前線からの激しいマーク」を加味させることにより、大宮戦の前半は完璧とも言える内容でしたな。


仙台を揶揄する表現には「ドン引きしてのカウンターサッカー」、とりあえず大きく蹴り出してセカンドボールを狙う「縦ポンサッカー」、荒々しく汚いファールを連発する『カンフーサッカー』などがありますが、大宮戦の前半を見ていたら「悪い意味ではなく、良い意味で最初っからガツガツ行くサッカーこそ、仙台の生きる道なんじゃあ・・」との思いを強く持ちました。ポゼッションで圧倒し、綺麗にパスを繋いでゴールを奪う・・・は理想です。多少失点するリスクはあっても、攻撃的なサッカーで相手を圧倒する・・・も非常に魅力的です。今年のベガルタは、明らかに「より攻撃的なチーム」へと変化させようとしていた節はありますが、残念ながら昨年並みの果実(結果)を得るには至りませんでした。そこで、チームは原点に返った。この連勝は、『いつでも戻れる原点という土台がある仙台の強みが出た結果ではないか・・・』と考えています。もちろん、原点(土台)とは『堅守速攻』であります。



このタイミングでの大宮戦。どう考えても「そろそろ大宮も負けそう・・」という匂いがプンプンでの大宮戦。メディアも「最後に土をつけたのが仙台」というナイスなフレーズを連呼しつつ、相性の悪さを強調していた大宮戦。勝利の女神だって、最初から仙台の方に軸足を置いていたのでしょう。さらに言えば、この日のスタートはゴール陣地を交換して始まりました。普段なら、後半にベガサポへ向かって攻める仙台が、この日は大宮サイドの戦略により、前半をベガサポへ向かって攻める展開に。しかし、最近の傾向として「仙台は前半ダメダメの場合が多い・・・」というデータがベルデニックに入っていれば、こんなゴール陣地の交換戦略はしなかったはずだ。案の定、この日の仙台は前半をキレキレでの2得点で守備も完璧。策士、策に溺れる・・・とはこのことですな。

2-0というスコアーが如何に危険か・・・ということは、この10年のサポ生活で嫌という事体験してきたので、今後の試合展開は「次のゴールはどっちが取るか?」が非常に重要となってきます。しかし、後半も中盤を過ぎると明らかに「前線と守備ラインの間延び」が素人にもわかるようになり、ピンチの数が激増!!そして失点!!もうね、この辺りになると「昨年と違って、攻撃に厚みと迫力があるよなぁ~~」と感心しておりました。伊達じゃないね、7連勝は・・・。もちろん、相手が攻めてくれれば、それに比例するようにカウンターのチャンスも増えるはずなんだけど、イメージとしては赤嶺がポストを叩いたシュート以外、これといったチャンスは少なかったような気がします。このことをもって「後半は仙台が自滅しかかった・・・」と論ずるのは簡単ですが、ベガルタンとしては「大宮の強さが垣間見えたのではないか・・・」と考えています。強くなきゃ、首位になれないはずですからな。

中盤でパスを回してポゼッションしつつ、流動的に仕掛けてゴールのチャンスを狙う・・・のが理想と知りつつも、この日の仙台は相手をスカウティングした結果、大宮が有しているストロングポイントの前線と中盤のプレッシングを回避すべく、徹底的にスペースの裏へボールを蹴り込みました。ホームで首位相手に勝つために取り得る、最大公約数の戦術はポゼッションしての攻撃的なサッカーではなく、堅守速攻のカウンターサッカーである以上、リアリストの手倉森監督が、どちらの戦術を採用するかは決まっていたかもしれませんな。目指す理想、そして現実の試合結果がリンクする日が仙台には来るのでしょうか?可能であれば、10年以内でお願いしたいところですな。

2013年5月10日金曜日

チョットだけ過去を振り返ります

長期の出張から、ようやく帰ってまいりました。10日間も仙台を離れる事なんて滅多にないから、いい意味で「仙台はやっぱ、いいよなぁ~~」と感じているベガルタンです。久々の書き込みなので、チョットだけ過去を振り返るコラムとなるけど勘弁して下さい。

さて、ACLは残念でしたがアウエーの名古屋戦は勝ち。何気に故障者は多いものの、そんな中でもリーグ戦は五分の成績で頑張っているところに「仙台も多少は地力がついてきたかな・・・」という想いを持つことに若干の整合性は見えてきます。シーズン開幕前、監督は「6月のリーグ中断まで、何とか五分の戦績で行ければ・・・」と語っており、結果として、ACLを除けば見事に五分の戦績で来ております。これを偶然と見るか、それとも必然と見るかは見解の相違があるでしょうが、決して厚くない選手層の中で故障者が続出した現実を踏まえれば、「まっ、頑張ってる方だよ・・・」という想いは禁じ得ませんな。

話をACLに戻せば、ブリーラムとの試合で手倉森監督はリャンや富田などの主力をタイ遠征に帯同させませんでした。この試合は「勝てばひょっとしたら決まっちゃうかも・・」という大事な試合であり、その意味で、主力選手を温存するターンオーバー制を導入した監督に対しては「この試合は、結果がどうしても欲しい試合なのに、そんな試合にリャンなどの主力を休ませるとは・・・そんなに仙台のチーム力は上がったのか?そうだったら嬉しいし、そうなって欲しいよ」と思っておりました。大事な試合なのに主力を休ませる・・・これが「入れ替え戦」とか「優勝がかかった試合」であるならば、いくらリャンなどの主力がトップコンディションじゃなくても、監督は絶対にリャンなどを休ませないでしょうし (最低でもタイへ帯同はさせたはず) 、彼らは絶対に試合へ出る事を直訴したはずです。しかし、今回は“それ”をしなかった・・・。何故でしょうか?

これはね、個人的な考えなんだけど、チームと言うか監督は「リスクをヘッジしていたんだな・・・」と思っています。チームは当初「ACLとリーグ戦の2正面作戦」を敢行していました。ACLではアジアに仙台という名を知らしめ、リーグ戦では当然のように優勝を狙う・・・。しかし、予想できないくらい故障者が出てしまい、2正面作戦ではスタートダッシュするどころか、逆に厳しい戦いを強いられてしまいました。ブリーラム戦の前には、川崎に2-4と完敗。その時、チームとしては超過密日程&故障者続出の中で「このまま2正面作戦 (つまり、どっちの試合も勝ちに行く。その後のチームコンディションが悪くなろうとも、とりあえず全力で後の事は考えずに目の前の試合を勝ちに行く) を続けるか否か」の選択を迫られたんだと思っています。

結果として、監督が選択したのは「ACLでの試合が苦しくなろうとも (どう考えても、リャン・富田・菅井らの主力を帯同させなければ厳しくなるのは明白) コンディションが厳しい選手を休ませる。その事によって勝つ可能性が小さくなろうとも、それはそれでしょうがない・・・」という、2正面作戦の放棄とまでは行かないまでも、ある種の“駄目なら駄目でしょうがない”という「割り切り」だったんでしょうな。チームにとって、最高なのは「ACLとリーグ戦での大健闘」で、次は「ACLとリーグ戦、どちらか一方の大健闘」、そして最悪なのは「ACLとリーグ戦、共に大凋落」であります。リーグ戦もACLも5~6試合を経過した時点で、チームとして最高の成果を得るのは厳しい・・・と感じたチームは、どこかの時点で「両方勝ちに行くのはリスクが大きすぎる、だから、どちらかの試合を捨てるのではなく、どちらかの試合に軸足を移すべきじゃないのか・・・」と考え、その結果が「タイ遠征にはリャンなどの主力を帯同させない」だったのでしょうな。

結果として、タイ遠征からの4連戦は「1勝2分1敗」で、ACLは予選リーグで敗退し、リーグ戦は1勝1分けでした。仮に、チームが「リーグ戦の方に軸足を移した・・・」のであれば、この「1勝1分け」は、故障者が多くウイルソンや菅井などが出られない状況では十分に合格点です。結果が全てのプロの世界では、ACLでの予選敗退は「たんに地力が足らなかった・・・」だけであり、今の仙台にはACLを勝ちきるだけのチーム力は無かったのでしょう。実際、チームは最後までACL予選突破に向けて最後まで頑張ってくれました。その経験値はプライスレス、金では決して買えないものです。そして、せっかく得た経験値を無駄にしないために、今度はリーグ戦で頑張らねばなりません。

明日の大宮戦は決して苦手意識がある訳でもなく、どちらかと言えば「良いイメージしかない・・・」という状況のベガルタンですが、きっと去年までの大宮とは全然違うチームなのでしょうな。ただ、勝負事はイメージも大切です。俗に言えば「相性がいい・・・」と申しますか、そういう言葉やデータでは表せない部分があるのも、スポーツの良いところです。皆さんは大宮に負けるイメージがありますか?ボコボコにされるイメージがありますか?ベガルタンは全くありません。なんかこう、“まっ、終わってみれば勝っちゃうんだろうな・・・”ぐらいのイメージしかわかないのです。ホント、楽しみですな。

明日はアルディージャ戦、ビート大宮!!