2013年3月4日月曜日

開幕戦に想う

えーと、勝てませんでした・・・って言うよりも“負けなくて良かったです”と言った方が正しいかもしれない・・・って感じですな。正直言って、甲府のスタメンを見た時「全く威圧感を感じられないメンバーだよ」と思いました。別に上から目線で見てた訳じゃないけど、ウ―ゴや金子って誰?どんな選手?って感じだし、羽生は知ってるけど佐々木ってどんな選手なの?土屋は分かるけど青山って誰?って感じでした。そんな甲府に苦しめられちゃうんですら、ベガルタの「地力」なんて“推して知るべし”であります。甲府のメンバーを見てたら、昇格当時の仙台の匂いがしましたな。
あの当時の仙台は、全員で100%以上の力で戦わないと、それこそ勝負にならないくらいの戦力しかありませんでした。ちなみに、その年の開幕戦のスタメンは・・・

林 
菅井 エリゼウ 広大 朴
リャン 富田 直樹 関口
中原 中島

であり、このメンバーを見て、開幕戦の相手だった大宮サポの後輩から速攻で「ぶっちゃけ、ノンプレッシャーなスタメンであります」みたいなメールが来たものです。J2優勝と殆ど変りないメンバーでJ1に挑戦するということは、多分に他チームサポから揶揄される事も多かったですな。昇格当時、仙台も降格候補のトップ3に入っており、専門誌や評論家の予想でも「降格候補の横綱」でした。予算的に大型の補強は出来ず、チームが取れる唯一の戦略が“現有戦力の底上げ”と言う状況では、誰だって苦しいシーズンになるって事は分かっており、実際、十何試合勝ちなし・・・みたいな苦しいシーズンとなりました。その苦しいシーズンを何とか乗り超えて、今の仙台がある事を考えれば、甲府の将来にとって今年は大切なシーズンとなる事は確実です。



チームとして戦うのは仙台と同じですが、甲府も仙台同様に怪我人が多いようです。チーム力・・・この言葉を痛感するのは怪我人が多く出た時ですな。菅井・鎌田・柳沢・大海・ヘベルチだけでもお腹いっぱいなのに、前日には角田まで離脱。ACLと同時並行してリーグ戦を闘うんですから、怪我人の多発は緊急事態です。そんでもって、来週は鹿島・中国・柏という、死のローテンションなので、如何にポジティブサポ代表のベガルタンでさえ「正直、しんどいよなぁ~~」との思いは禁じ得ません。あの手倉森監督でさえ「スタートは何とか五分五分で行ければ・・・」って言ってるんだから、相当キツイんだよ、現状のチームは。

開幕戦の楽しみは、新戦力を実際に見れることです。個人的には和田に注目していましたが、ネット上では、和田に対して厳し目の評価のようですな。確かに、この試合の和田は決してチームにフィットしているとは言えませんでした。そうですなぁ~~、例えるなら、自信を無くしていた富田のようなプレーでした。ボールを持っても落ち着かず、時にはボールを持つこと自体を怖がっている・・・それが素人目でも分かるのですから、当然相手チームの選手も何気に分かるんでしょうな。しかし、だからと言って「和田要らねぇーー!!」という立場はとりません。和田に関しては「補強半分・育成半分」というスタンスで獲得したと思っています。育成するには、多少我慢してでも使って育てる時間は必要です。まだまだチームにフィットしてないだけで、馴れてきたら爆発してくれるんじゃないのか・・・・ベガルタンはそう思っています。とにかく、育てようと思ったら我慢して使うしかありません。

個人的には和田の心配をするよりも「松下が消えてる時間が多いんだけど・・・」という方が不満です。チームに合流して2~3年も経てば、もう立派な主軸となって活躍せねばならないのに、苦しい時に消える場面が多いとは納得できません。角田の離脱によってせっかくスタメンのチャンスが巡って来たというのに、その試合で消えちゃ駄目だよね?絶対にダメだよね?松下の長所は攻撃的な部分であって、決して守備的な頑張りに多くの期待をしている訳ではありません。ボランチに入ると、どうも守備的になってしまう傾向が松下にはあるようですが、今一度、松下は自分自身の武器を冷静に見つめ直し、どうしたら自分の色が出せるか?を考えたうえで試合に出るべきです。松下の長所は攻撃的な部分にあるはずなので、その部分が出せないようなら、試合に出てもしょうがありません。期待している選手なだけに、歯がゆくてしょうがないベガルタンです。

そんな事を思っていたら、前半は0-0で終了。後半のコラムは明日ね

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