2013年2月7日木曜日

今年も年チケ(ソシオクラブ ゴールド)を考える

昨年からベガサポとなった高校時代の先輩から、年末に「シーズンチケットを購入したいんだが、これってお得なのか?それと、好きな座席が買えるものなのか?」と、問いかけられた。昔からの私のコラムを読んでくれている人ならば、何気に私の見解は知っていると思うが、もう一度更に深く、自らの意見を深化させるべく考えてみたい。

まず、現状でどれくらい売れているのか?という正確な情報は公表されていないので、個人的に推測しなければならない。私の記憶が正しければ、2年前の年チケでは「2次募集のみならず、3次募集」まで公募しなければならない程セールスに苦戦したし、昨年だって2次募集や、シーズンハーフの年チケまで売り出してセールスに苦慮していたような気がします。しかし、今年に限っては今現在に至るまで「ベガルタ仙台年間チケット2次募集のお知らせ」といったリリースはありません。年チケ継続の締切りが1/6、それから1カ月を経過、さらには新規募集の締め切りから若干の期間が経った現実を踏まえれば、フロントは「今期の年チケ販売」の実数は把握しているはずです。しかし、ACL初戦を3週間後に控えたというのに、今年は「年間チケット2次募集のお知らせ」のリリースは発表されていません。ここから推測すれば、年チケ販売の目標は達成できてないかもしれないが、達成できてなくても「ある程度の数字は達成できたのではないか?」という推論に達します。いやね、全然売れなかったら、もしくは売れ行きが予想以上に悪い事が分かったら、絶対に2次募集をするでしょ?しかし、してない・・・。やっぱ、どう考えても「ソコソコ売れたんだよ」ということになりますな。

経済的な好転がさしてあるとは思えない現状で、「ソコソコ売れている」理由とは何だろうか?優勝争いしたから・・・確かにあるかもしれません。ACLがあるから・・・うんうん、それもあるかもしれませんな。ベガルタンはフロントスタッフに知り合いは居ないんだけど、大学の先輩が営業担当と知り合いで、その先輩を通じて「SS席かSSS席で、これこれこのエリアの、この列辺りのこの番号付近に空きがあれば年チケを買いたいんだけど・・・」と言う問い合わせをしたところ、返ってきた答えは「今シーズンはソコソコ売れており、ハッキリ言って厳しいです。もちろん、要望があっても、それを受けるのは毎年苦しいんだけど、今年は例年以上に厳しいんです」という、マー君も真っ青になるくらいの剛速球が返ってきました。昨シーズンの終盤は完売が続き、そしてチームは終盤まで優勝争いをし、そんでもってACLの切符まで手にすれば、我々サポーターが感じるよりも「年チケの価値(お得感という名のプレミアム)」は、日経平均の株価と同じくらい上昇しているのは間違いないですな。

ハッキリ言って、完売になる試合が年間2~3試合ぐらいならば、わざわざ年チケを購入するメリットは、さして大きくない。つまり、年チケ組からすれば「年チケの価値(お得感という名のプレミアム)」は、日経平均の株価と同じくらい上昇しているという印象など皆無なのです。どうしてそのように感じるかは、人それぞれに見解があろうが、その見解を精査する為には他チームとの比較が必要になってくる。どのチームと比較するかによって、年チケホルダーへのプレミアム感は違ってくるのだが、ここは今すぐにでも後を追いかけたいチームである広島と主だったプレミア感を比較してみよう。席種はユアスタで言えば私の住処であるSバックにしたが、広島は3万人以上入るスタジアムと言う事は考慮しなければならない。ただ、昨年の平均観客数を見れば、広島17700人、仙台16600人と、比較的近い数値のようですな

広島のプレミアム感と価格

1.前売券価格の最大50%OFFで、サンフレッチェ広島が主催するホームゲームに全試合ご入場いただけます。(20試合+α)
Jリーグヤマザキナビスコカップ、ACL(アジアチャンピオンリーグ)の決勝トーナメント進出した場合においても、サンフレッチェ広島主催ホームゲームに限り、ご入場いただけます。(仙台でも、是非、年チケ組には付与して欲しい)
2.再入場専用ゲートより場内外への出入りが可能です。
3.ご継続・新規お申込いただいた方に、もれなく「オリジナルフォト(非売品)」をプレゼントいたします。 「情報カード」送付時に併せて同封いたします。
4.SA指定で70000円が驚きの35000円!!

仙台のプレミアム感と価格
1.先行入場
2.チケットホルダーの付与
3.ミニマジソンバックのプレゼント
4.ゴールダイジェストDVDの付与
5.価格 68000円

まず、広島の売りは50%ものディスカウントをしているところでしょうな。凄いよ、50%OFFだよ?仮に宮スタでも、仙台には出来ないよね。さらに言えば、ACLやナビスコで決勝トーナメントへ行っても「チケット代は頂きません。お気持ちだけで結構です・・・。」という、感謝からの“おもてなしの心”を示しているところです。これは広島が使っているスタジアムの“キャパシティーの大きさ”があって初めて出来ることなのでしょうが、それにしても“ACLやナビスコで決勝トーナメント”へ進出した場合のチケ代もサービスとは・・・・あくまでも仮定の話とはいえ、これは立派なプレミアムでしょうな。

次回は、これらの比較を踏まえて、ベガルタン的な見解を述べてみます。

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