2013年2月18日月曜日

選手層について考える

来週には楽しみにしていたACLが始まると言うのに、ベガルタン的に“気持ちの高揚感”は微塵もありません。もう2/18だと言うのに、ACL初戦が2/26だと言うのに「うわぁーーヤバイよ、あとチョットで試合だよ・・」みたいな“心のワクワク感”などは皆無であります。何故でしょうか?自分なりに考えると、思い浮かぶアンサーは一つしかありませんでした。それは「チームとして“ある程度の土台”は出来つつあり、今年も成績的には“ある程度上位争い”はするんじゃないか?しなくても、降格は無いような気がする・・・と言った安心感が心の奥底にあるから・・・・」であります。ベガサポとしては、優勝争いを期待しつつも、心のどこかで「まっ、最低限、残留してくれれば・・・」と思っている事は確実でしょう。その意味で、何となく今年も最終節まで優勝争いに加わる期待感は大きくないけど、降格するんじゃあ・・・といった不安感も大きくなく、このような心境は「もう直ぐACLなんだけど高揚感が無い」といった事に起因しているんでしょうな。

それじゃあ今年、実際のベガルタと言うチームの期待値はどうなんでしょうか?まず、選手層から考えてみる事にしましょう。とりあえず、今シーズンの動向をチェックします。

DF 蜂須賀孝治 仙台大(入団)
MF ジオゴ スポルチ・レシフェ(レンタルで獲得) 
MF ヘベルチ ザスパクサツ群馬(C大阪へのレンタル終了後獲得)
MF 佐々木勇人 ガンバ大阪(獲得)
DF 石川直樹 アルビレックス新潟(獲得)
DF 和田拓也 東京ヴェルディ(獲得)
DF 島川俊郎(ブラウブリッツ秋田へのレンタル終了に伴い復帰)
GK 関憲太郎(横浜Fへのレンタル終了に伴い復帰)

FW 中島裕希(山形へのレンタル終了後山形へ完全移籍)
MF 関口訓充 元日本代表(浦和へ移籍)
MF 高橋義希(鳥栖へのレンタル終了後鳥栖へ完全移籍)
DF 内山俊彦(契約終了 → 引退して山形ユースのコーチ就任)
DF 原田圭輔(栃木へレンタル移籍)
GK 阿部陽輔(ツエーゲン金沢へ移籍)

最近のニュースによれば、ベガルタは怪我人が多発とか。「少数先鋭で戦う」というクラブの方針を否定するつもりはありませんが、やれ「菅井は肉離れだってよ」とか、「鎌田は開幕厳しいかも」とか、「和田や柳沢も厳しいかも」みたいな情報が毎日のように入ってくれば、如何に楽観主義サポーター代表のベガルタンであっても「おいおい、シーズン前から、こんだけ怪我人が頻発しておいて、ACLとリーグ戦を同時並行で戦おうとして、マジで大丈夫なのか?」と思ってしまいますな。そんな不安を抱きつつ、個別の選手動向を見ていくとします。

多くのベガサポから愛されたパクが退団し、その欠けたピースを埋めるべく加入していた選手としては、和田と石川でしょうか?まっ、石川はCBとしての起用が多くなりそうと言う報道なので、そうなると現在怪我をしている和田が最有力候補となります。個人的にパクの後継には「原田の成長しかない・・」と思っていたのですが、その原田は栃木にレンタル。そんでもって同じレフティーである和田を獲得したとなれば、原田本人じゃなくても「俺、厳しいかも」って考えるよね。基本的に、退団した(チームが契約しなかった)選手よりも、新たに加入した選手の方がスキルは高い事の方が多く、そう考えれば「朴・原田<和田」という図式が成立します。この図式が成立しない中で、朴や原田を移籍させると言う選択は考えづらく、ベガルタン的な考えでは「今年の左SBは昨年よりもスキルアップした」と思っています。

内山が引退したとしても、仙台のCBのスキルが極端にダウンする事は考えられませんが、そうした中でも石川や蜂須賀を獲得した事は、フロントが「ここも補強ポイントの一つ」と考えていた証左でしょう。現実的な結果として「大海の離脱以降、チームの失点は増え、勝てなくなった・・・」という事象は否定できません。つまり、大海はチームの命運を左右していた大切な存在だったのです。しかし、居る時は中々気づかず「ラインコントロールは頑張っているよな・・・」ぐらいにしか思っていませんでしたが、大切な存在は“居なくなってから初めて気づく」と言う事を改めて思い知らされました。石川や蜂須賀のスキルが大海と比べてどうなのかは分かりませんが、はSBも出来るっていうのはナイスだし、彼らが頑張っている間に大海が復帰してくれば、それだけ選手層に厚みが加わる事となります。大海の存在感は抜群ですが、不在時に残りのメンバーが“どれだけ成長できるか?”によって今年のチーム力は違ってきそうですな。

続く

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