2013年1月29日火曜日

今シーズンの評価に想う


いやぁ~~、今年のインフルはキツイんだね。一週間ぐらい寝込んでおりました。さて、ずっと家で安静に暇してたから、やる事と言えばエロ動画のダウンロードとベガルタ情報のネット検索のみ。それらの情報の中には気になった物もあり、今回はそれらの事象について、ベガルタンなりの考えというか想いを書き述べてみる事とします。

今年のベガルタの評価を、何気に専門誌やスポーツ紙、それとネット関連でチェックしておりますと、おしなべて同じような評価になっておりました。その評価を簡潔に言えば「そこそこは、やるかもしんないけど、まあ優勝争いは厳しいんじゃないの?ACLと並行してリーグ戦を戦うのもキツそうだし・・」と言ったものでした。ほぼ全てのメディアが、上記のような評価を列記し、ほぼ全ての記事で「そこそこの補強はしたんだろうけど、まっ、手堅いと言うか何と言うか・・・」という感じでしたな。スポーツ紙の書き方では「今年の仙台の補強は地味な印象を与えるかもしれないが、佐々木には経験があり、石川と和田にはユーティリティ性が、そしてヘベルチには一発がある。仙台が有している補強費用を考えれば、それなりに効果的な補強ができたと言えるだろう」といったものであり、その事はすなわち「大きな上積みは無いから、今年は厳しいんじゃないの?」というイメージを受け手に与えようとしています。

確かに、ここ数年のACL出場チームのリーグ戦順位は厳しいものがあります。鹿島や名古屋は毎年のようにスタートダッシュに失敗し、初出場した川崎や広島は厳しい戦いを強いられ、更には選手層が厚いとまで言われていたガンバですら降格しちゃえば、「ACLは罰ゲームですか?」との思いが出てくるのは当然と言えば当然でしょう。そして「その当然」という思いと言うか、前提によって「今年の仙台はキツイそう」というイメージが定着しつつあります。昨年で言えば、開幕直後から柏は苦しみましたし、2年前で言えばセレッソはベスト8まで進みましたがリーグ戦では下位に沈んでしまいました。こうして見ていけば「選手層が決して厚いと言えない仙台もキツイよね」という意見がマジョリティーになるのはしょうがないんでしょうな。

メディアによる仙台の不安点は明確です。一つはACLによる日程的な厳しさ、そしてもう一つは選手層の厳しさ(大海が序盤に離脱を指摘するメディアが多い)でした。しかしながら、「選手層の厳しさ」については今年に限って言われている訳ではなく、「毎年・毎年、厳しいんです!!」という状況を加味しなければなりません。今年だけじゃなく、去年も厳しかったし、その前も、そしてその前も厳しかったんですな。ベガサポとなって苦節11年、その間「今年は選手層が分厚くて楽しみだよなぁ~~」と思ったことは一度もありません。絶対に今年も厳しいし、そして来年も厳しいと言う事を前提にすれば、メディアなどが指摘する「選手層が・・・」という指摘すら、「そんなの毎年だから!!」と笑い飛ばす事は可能です。仙台にとって「選手層の薄さ」は決してマイナス要素ではなく、多くの選手に出場機会が出てくるかもしれないというプラス要素に転換すべきポジティブな物であると信じています。

そしてACLとリーグ戦の同時進行に対する不安です。実は、この事と「選手層の薄さ」は密接にリンクしております。日程が厳しいから選手層が不安となり⇒選手層が不安だから日程の厳しさが不安となる・・・これはもう「ニワトリが先か卵が先か」の議論と同じで結論を出す事は困難です。しかし、チーム力の強化という観点からすれば、ACLとリーグ戦の同時進行は間違いなくプラスに作用するはずです。選手やチームが今年得られる経験値は、絶対に例年以上の物になるでしょうな。やっばね、何事も経験ですから。ただし、得られる経験値と「リーグ戦の順位」に相関関係はあっても比例関係は無く、シーズン終了後に「今年は物凄く勉強になった一年だった・・・」という選手たちのコメントが、リーグ戦で苦しんだ結果となってから出てくる可能性はおおいにあります。

サポーターである以上、ACLもリーグ戦も頑張って欲しいのは当然です。しかし、踊り場が無い階段を一気に登るのはキツイので、今年あたりは「踊り場のシーズン」になる事も覚悟したうえで応援すべきかもしれませんな。まあね、踊り場が残留争いになっちゃうと困るんだけど、その可能性を否定できないくらい、今年は厳しいシーズンとなりそうです。あの楽観的な手倉森監督でさえ「シーズン序盤は五分五分で行ければ・・・」って言ってるんだから、今年はサポーターの覚悟を問われる年になりそうですな。

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