2012年7月31日火曜日

鳥栖戦

ん~~、勝てませんでしたな。最近の仙台は先制点を許すのがトレンドなんだけど、この日も「絶対に最重点マーク」をしていたであろう豊田に、あっさりとゴールを決められてしまいました。まっ、あっさり・・・という表現は個人的な主観だから、実際は「あっさり・・」じゃなかったかもしれないんだけど、豊田のゴールが「あっさり」と決められたと錯覚するくらい、この日の仙台は選手全員が重たそうでしたな。やっぱり、中2日で夏場のナイター2連戦は相当キツそうです。そう言えば、ジェフの全盛期「人もボールも動くサッカー、90分間考えて走るサッカー」を標榜していたオシム監督でさえ「この時期、この気温で、この湿度の中でサッカーをすれば、90分間走り続けることは不可能に近い・・・」と語っていたっけ・・・。

夏場の連戦、しかも選手層が決して熱くない状況での怪我人が続出、そしてこれからは横浜戦の後「東京・札幌とのアウエー2連戦」を含む夏場の3連戦、しかも「ナイター・ナイター・デーゲーム」という罰ゲームも真っ青な日程が待っているともなれば、ここが「プチ正念場」と言ってもいいのでしょうな。関口の復帰は嬉しい事例ですが、相変わらず厳しいチーム状況は変わりません。今年のチームは「誰が出ても強さは変わらない」をコンセプトにしていましたが、関口・大海・角田・富田といった「スタメン4人組」が同時期に離脱すれば、苦しくなるのは自明の理です。「松下・田村のボランチコンビで急場を凌ぐしかない・・」という状況を、手倉森監督が事前に準備していたかどうかは疑わしく、困った時の「原典回帰のドン引きサッカー」も、前線と中盤の選手の運動量が「あの状況」では、チーム全体に手詰まり感が出てくるのはしょうがありません。仙台というチームから、躍動する運動量が消え去った場合、どんなチームとの対戦でも苦しくなりますな。

この日の仙台のスタメンは、二日前のカップ戦と同じでした。このことを手倉森監督は「公式戦を戦っている我々の方が体力面ではきついかもしれないけれど、公式戦のゲーム勘では相手を上回っている」という話をしました。今は本来のダブルボランチではないゲームをしているなかで、そこをいじってまで変えるよりも、やり続ける方がこの夏場のベース作りにはいいだろうな、ということも考えました」と語っています。つまり、今の状況でメンバーを代えるリスクとリターンを考慮した場合、代えない方が「よりリターンが大きい」と監督は考えた訳です。ということは、怪我人の復帰がなければ「松下と田村」のダブルボランチは当面継続ということになります。チームとしても正念場ですが、彼ら二人にとっても正念場です。頑張って欲しいですな。

夏場で連戦が続くこの時期に、激しい運動量を求め続けるのが賢明じゃない事は分かっています。しかし、その運動量は仙台躍進のエンジンであり、強烈な武器であるはずです。この武器の使い方が、今後の仙台の動向を決める鍵であることに論を持ちませんが、今現在の「ボランチの鍵」が「松下・田村」の2つしか見えてこないところにチームの苦境が伺えます。関口が復帰したことで、彼がスタートから出れるのであればリャンを下げる布陣も有りでしょうが、関口が完全じゃない以上、そこまで無理はさせられません。もうこう言う状況なので、ベガルタン的には「武藤に頑張ってもらうしかない」と思っています。連戦が続けば、太田やリャンのコンディションも下がるでしょう。そんな時だからこそ、武藤の頑張りが大切になってくると思っています。武藤の頑張りが、仙台躍進の「セカンド・キーだ・・・」とマジで思っているベガルタンです。

2012年7月27日金曜日

明日は鳥栖戦

えーと、明日は鳥栖戦なんだけど、チケットの売れ行きがイマイチらしいね。同率首位、土曜日のナイター、夏休み・・・これだけの条件が揃っているのに満員にならないのでは、優勝決定試合ぐらいにならないと満員にはならないのでしょうな。最近の仙台は、自力でユアスタを満員にするパワーは無く、相手サポの動員や、対戦カードの優劣によってしかスタジアムを埋められない「他人力」のチームとなってしまいました。そのように考えれば、来期昇格してくる3チームを「他人力目線」で考えてチョイスすれば、「山形・ジェフ・栃木・・・辺りが上がってくれると、観客動員的には助かるんだけどなぁ~~」と思う事に整合性はあります。鳥栖は好きなチームですが、観客動員的に魅力があるチームではなく、ベガルタンでさえそう思うと言う事は、ライトサポの方々からすれば、その思いは30%ぐらいアップするはずです。

鳥栖と言えば、仙台に在籍していた選手との再会が楽しみの一つですが、磯崎くらいでしょうか、会えるのは。木谷や高橋は、まだまだ駄目なんでしょうな。高橋が鳥栖へレンタルと知った時、ベガルタンは「仙台では成長できないのか?富田や角田には勝てないと悟ったのか?お前はそんな気持ちで仙台に来たのか?」と少し淋しくなりましたな。鳥栖⇒仙台へ、それなりに期待されているであろう条件で移籍し、2年目には開幕スタメンを勝ちとったと言うのに、3年目には仙台⇒鳥栖へとレンタルバック!!ということは、何気に「仙台に来て失敗だったと思っている」と勘ぐってしまいますな。ただし、失敗だった・・にも様々な理由があり、高橋の場合には「レベル的に通用しないではなく、チームの戦術的が自分のプレースタイルとフィットしないから・・」という可能性はあります。そうであって欲しいですな。

明日の鳥栖戦は、メンバーの多少の入れ替えはありとか・・・。そうだよね、夏場の中2日のナイター、それでコンディションが良好な訳なんか無いよね。特に、震災関連の試合に出た選手たちの疲労度はそれなりにあるだろうし、そう考えればコンディション的にはホームなんだけど鳥栖の方がいいのかもしれませんな。しかし、そんなことで弱音を吐くようであれば「タイトルを・・」という目標設定など永久に出来ません。タイトル獲得し続けるチームとは、他チームが「厳し過ぎるよな・・・」と思うような日程でも勝ちつづけなければならず、それが嫌ならば試合に負ければいいだけです。しかし、仙台の選手は「その苦しさ」を体験したくでウズウズしており、その気持ちが「タイトルとACL」というモチベーションに繋がっています。毎年のようにACLとリーグ戦の日程で苦しんでいるチームを見ますが、来年は我々も「その苦しんでいるチームの一つ」になりたいものです。一度言ってみたいんだよ・・・「水曜日中東で試合をして、そして日曜日はアウエーで大阪かぁ~~~、どんだけタイトなんだよ・・」って。

明日も仙台は30度オーバーとか、間違いなくビールは美味しいはずです。しかし、より以上美味しく飲む為には、ベガルタの勝利は欠かせません。

明日は鳥栖戦、ビート鳥栖!!

2012年7月26日木曜日

東京戦

何とか追いつきましたな。勝てなかったことは残念ですし、アウエーゴールをホームユアスタでポン・ポンと決められた事に関しては「忸怩(じくじ)たる思い」を禁じ得ませんが、最終的に追いついたことで最悪の結果ではなくなった・・・その部分をポジティブに考えたいものです。ベガルタンがユアスタに着いたのは前半の38分。着いた瞬間は「いやぁ~~、前半中に到着出来てラッキーだよ・・」と思ったものの、スコアーボードを見れば1-2で苦戦中。「なんだよ・・・田村が先発するから守備的に戦うものだと思って「前半は0-0かな・・・」みたいな感じで安心していたら、いきなり1-2かよ・・俺が見れない時に限って3ゴールもあったなんて・・・そのことだけでも不快指数が30%もアップするわ・・」と愚痴るベガルタンでした。


サッカー観戦におけるゴールシーンは、ウルトラマンにおけるスペシューム光線であり、仮面ライダーにおけるライダーキックであり、水戸黄門における由美かおるの入浴シーンと同じくらいに最も興奮するポイントである。そんなシーンを3度も見逃してしまう・・・いくら仕事とはいえ、切な過ぎます。

帰宅して録画を見ると、松下・田村のWボランチが上手く機能せず、結果的にリャンが最後尾まで下がってボールを捌く場面が頻発。素人なので、前半厳しくなった要因は分からないが、リャンが自主的に下がってボールを繋ぐ場面を多々見れば、その要因の一つが「ボランチが上手く機能しなかった・・・」と考えることには整合性があります。まっ、だからといって「全て要因がボランチだ」ではなく、おそらくは全体的なバランスの問題なのでしょうな。事実として、中盤の構成を代えた後半からは確実にストレスが軽減されました。

カミさん曰く「今日はドン引きじゃなかったわよ・・」ということでしたが、0-2と負けている状況で「ドン引き」をするチームなんて存在しません。神戸戦、名古屋戦と守備的な試合が続いた試合と、ある程度攻撃的な試合となった東京戦、その内容を吟味せずとも「間違いなく過去2戦よりは面白かった」と断言できます。必ずしも内容や結果が伴う訳じゃない所は辛いところですが、観戦している分には絶対に攻撃的な試合の方が楽しい・・・。この日の観客数は「U9000(アンダー9千)」でした。平日のカップ戦とはいえ、あまりにも淋しい数字です。現在、仙台の成績は同率の首位、この成績だけを考えれば「どうして、これしか入らないんだ・・・」と思ってしまいますが、これは「結果と内容が伴わないとユアスタを満員には出来ない」という暗示なのでしょうな。首位をキープしつつ、内容もイケイケの攻撃的でガンガン攻める!!そんな試合が続かないと、過去にベガルタンが体験した「信じられないようなユアスタの熱気」は戻らないかもしれません。

録画で確認した2失点目に関して言えば、「今年の仙台のウィークポイントではあるが、そのポイントを恐れるあまりにラインが下がっては、これから目指す仙台のサッカーが出来なくなる。なので修正はしつつも問題なし!!」というのがベガルタンの考えです。今年の仙台は、リーグも屈指の得点力を身につけつつあります。しかし、その攻撃力はラインを高く設定し、より相手ゴールに近いエリアでボールを奪う守備からもたらされたものであり、その場合の「裏を取られるリスク」とはコインの裏表のようなものでしょう。石川に裏を取られて決められれば、誰だって悔しいはずでしょうが、そのリスクを考慮しながらラインを高く設定して攻め込む事で、仙台は昨年の倍近い得点力というリターンを得ることが出来ています。

リスクとリターンは表裏一体で、どちらか一方だけを甘受する事は出来ません。昨年までの仙台は、極力リスクを避ける戦い方で過去最高順位を勝ちとりましたが、その代わりに得点シーンが著しく欠落していたシーズンを過ごさざるを得ませんでした。極力攻撃的な試合を放棄することにより、昨年の仙台は魅力的な試合か少なかったものの、その代わりに強固な守備によって4位という果実を手にすることに成功したのです。ただし、監督も選手も、そして我々サポーターも、昨年の順位には満足できても「内容」には満足できていません。その満足する為の処方箋が「ラインを高く設定しての攻撃的な守備」である以上、試合で裏を取られて失点する機会が増える事はしょうがありません。現在、我々は多くのリターンを甘受しています。その要因がライン設定であるのなら、その為に失点するリスクには、ある程度の我慢が必要でしょうな。

首位という結果を出しても、飛躍的に観客数を伸ばす事は出来ませんでした。こうなれば、魅力的で楽しい試合をライトサポに提案するしかありません。毎試合のように攻撃的で楽しい試合をし、そして結果を出す・・・。この難しいミッションをクリアーしないと、ベガルタの将来は無いと思っています。困難で厳しいミッションである事は承知の上で、チームにそれを求め続けるしかありません。そうじゃないと、あのユアスタイリュージョンは戻ってこないのですから・・・。

2012年7月25日水曜日

しんどい経験、今年はしそうですな

今季の目標は「タイトル」なので、カップ戦もリーグ戦も常に「ガチ」で戦わねばならない宿命をチームは背負っています。このような状況で夏場を戦うのはチーム史上初めてですな。これまでも、チームは苦しい夏場を体験していましたが、それらの苦しい体験は「残留とか、トップ10」のように、比較的ネガティブな状況下の物が「全て」であり、優勝をする為に・・・といったポジティブな状況下で苦しい夏場を体験するのは今年が初めてです。ここで素朴な疑問が浮かんだベガルタンなんだけど、その疑問とは・・・

残留争いとい状況下で戦う場合の心理的・体力的な消耗度と、優勝争い、もしくはタイトル戦線に絡もうとする状況下で戦う場合での心理的・体力的な消耗度は、どんだけ違うのだろうか?
ということである。

我々は、残留争いというネガティブな意味でのタイトな経験は数多くしてきました。ホント、一杯・一杯してきました。なので、そのような状況下での経験値というか偏差値は比較的「高ポイント」です。選手たちも、そして我々サポーターも、残留争いという状況下での偏差値ならば、ゆうに国立大学も余裕で合格できるくらいのレベルにあります。残留争いやトップ10争いの場合、大切なのは「負けない事」であり、勝てなくても負けない事によりライバルチームの疲弊と衰退を待ち、結果的に目標をクリアーできる確率が高くなります。昨年までのサッカーは、これでしたな。例え相手チームから「ドン引き」と揶揄されようとも、昨年までのチームは目標をクリアーする為に、チームとしてブレずに戦うことで、4位という果実を手にしたのです。

しかしながら、今年ミッションは「残留」でなく「タイトル」なので、その場合における経験値はチームとしてもサポとしても高くはありません。偏差値に置き換えれば、二流私立大相当でしょうか。ここでのポイントは「タイトルを狙うのなら負けない戦いも重要だけど、それ以上に勝ちきる戦いが重要だ」ということですな。負けない戦いならば「最悪0-0でもOK!!」となりますが、勝たねばならなくなった時はリスクを課してでも攻めねばなりません。そうなると当然のようにカウンターを喰らうので、結果的に負けてしまう場合も出てきます。昨年までの仙台は、このリスクを極めて排除しながら戦ってきました。自陣にブロックを形成して守り、少ないチャンスを効率よくものにする・・・結果的に勝ちきる試合は少なくなるかもしれないが、負けなければOK・・・。残留争いや、トップ10狙いの戦略の場合は、昨年まで仙台が執ってきた戦略は極めて有効なものでした。

最近の仙台は故障者が多発しているので、スタイルを若干変化させ、昨年までの「負けないサッカー」へシフトチェンジしつつあります。ベースが出来ているので、その時その時の状況で戦術が変化しても、選手たちはそれに対応する事が出来る・・・これは仙台の強みです。しかし、昨年までの戦術はボールを持たれて動かされるので、やっている選手たちからも「後半はしんどい・・」という声が出ていました。事実、神戸戦や名古屋戦の後半は見ていてもタイト出したな。残留とかが目標ならば、これでも良いでしょう。苦しいけど我慢する。ボールを持たれるけど我慢する。圧倒的に攻められても自陣にブロックを形成して我慢する。しかし、タイトルが目標となった場合は、どこかでバランスを崩してでも勝ちきる為に攻めねばなりません。これは意外としんどい事かもしれませんな。

タイトルの為には勝ちきらねばなりません。負けることは持ってのほかという状況で、毎試合、毎試合、トーナメントのように勝たねばなりません。そうなった状況下で戦う場合の心理的・体力的な消耗度は、昨年までには経験できなかったくらいに「しんどい物になるのではないか?」というのがベガルタンの考察です。

神戸戦はワンチャンスを物にでき、名古屋戦は予定通りに引き分けを勝ちとりました。しかし、常に展開が予想通りになる事は無いので、どこかで苦しい局面が必ず出てきます。そんな状況で選手に掛かる肉体的・精神的な負荷を考えれば、それはそれは尋常じゃないでしょうな。そんな負荷から逃げる為には、タイトル争いから離脱すればいいだけです。今年は残留間違いなしでしょうから、終盤に過度なプレッシャーを受ける事は無いでしょう。だけど、それでは哀し過ぎます。仙台がこの時期にこの順位に居る・・・なんて事は毎年のように出来るはずはありません。だからこそ、今年は「その尋常じゃないプレッシャー」を、選手やサポも最後まで経験すべきです。頑張った結果、ボロボロになるかもしれません。勝ちに行こうとした結果、ラインを高く保とうとした結果、相手にカウンターを喰らって負けるかもしれません。だけど、キャンプから取り組んでいる仙台のサッカーを、2012年バージョンの仙台の戦いを最後まで貫くべきです。その結果負けても、それらで得られた経験はチームの財産になると信じています。

昨年までのサッカーが悪いとは言いません。使うなとも言いません。状況によっては、ドン引きも有りでしょう。状況によって使い分けれるなんてオシャレかもしれませんが、その使い訳は「2012年バージョンの戦術が完成してから」じゃないと意味がありません。昨年までのサッカーは、J2からの積み重ねで完成形に近づきました。しかし、今年の戦術は未完成です。未完成での「昨年までのサッカーに戻る」行為は、故障者が出た事やチーム状況からすれば「しょうがない・・」のかもしれませんが、そのことによって「チーム全体が進化したり、経験値が高まる」ことなどありません。

ベースがあるから、いつでも昨年までのサッカーに戻れる・・・。良い事かもしれませんが、その事によって今年取り組んできた戦術が深まる事などありません。これは退化ともいえます。今年はタイトルを狙うと言う状況下で、心理的・体力的な消耗度って、どんだけのものか?を経験する良い機会です。苦しくても、キャンプから取り組んできた戦術を深めて欲しいものですな

今日は東京戦、ビート東京!!

2012年7月24日火曜日

ベガルタン、デッドラインを考える

明日はナビスコの東京戦なのですが、仕事の時間が非常にタイトなのでチケットは今現在未購入です。当然のように「何としても行かなければ・・」とは思っているのですが、白石での仕事が16時に入っているので、そこから逆算すると・・・っていうか、打ち合わせが5分で終われば余裕で行けるんだけど、そんな訳は無いから、ユアスタ行きが厳しい事には変わりありません。そこでベガルタンは考えました。

俺は、試合が始まって何分経過までならユアスタへ行くだろうか?

私が試合に参戦した最も遅い時間は、今年のアウエー浦和戦、前半27分でした。もちろん、これは最初から遅れると思っていた訳ではなく、予想していた以上の渋滞と駐車場の混雑があったからであり、もしも最初から「う~~~ん、高速をぶっ飛ばしても、埼スタへ着くのは前半の30分過ぎくらいだな・・」という状況であれば、ベガルタンが浦和へ行く事は無かったでしょうな。そしてホームの最大遅刻は、3~4年前、中原のヘッドで4-3と逆転勝ちしたセレッソ戦の、前半32分です。この場合は、最初から所用で遅れる事は分かっていたので問題は無かったんだけど、仮に後半も25分を過ぎていたら、ベガルタンはユアスタへ向かわずに自宅へ帰ったでしょう。

ベガルタを応援するのは、ベガータ教の信者の務めとはいえ、流石に「あと10分くらいしか見れないのか・・・」という状況で会社からユアスタへ向かうのは精神的にタイトすぎます。間違いなく後半の頭から見れる・・ということであれば、迷うことなくユアスタへは行きますが、今日の疑問点としては「後半の何分過ぎまでなら、ユアスタへ行くんだろう・・・俺?」ということであります。

今現在分かっている事は・・・
後半の頭から見れるのであれば絶対に行く、ということです。

じゃあ、後半の何分までならベガルタンは何の躊躇なくユアスタへ行くのでしょうか?そして皆さんは、何分くらいまでならユアスタへ行くでしょうか?この場合の大切なポイントとしては、明日はナビスコなので「年チケ」は無く、ユアスタへ参戦する為には「新たにチケットを購入しなければならない」ということです。これがリーグ戦で、年チケがあり、対戦相手が東京ともなれば「とりあえず、チョットでもいいから応援しなきゃな・・・」とは思うでしょう。しかし、何度も言うけど、明日はチケットを新たに買わねばならないカップ戦というところが、問題を複雑化しています。

自分が行く為のギリギリのデッドラインは後半何分ぐらいまでか?仕事で時間が読めないので安価な前売り券は買えません。仕事を何とか終わらせて、ユアスタまで速攻で行き、チケット売り場で購入してスタンドまでダッシュ!!そして着席。その時間、ベガルタンならば何分までが分水嶺なんだろうか???

考えて、考えて、考え抜いた末に出した結論は・・・・
「後半の頭から見れない場合は、おそらく帰宅してテレビ観戦だろうな」といったものでした。まあ、ベガルタンが皆さんのように根性があるんなら、おそらくは「後半に入ってからでも応援する!!」となるのでしょうが、ベガルタンの立つ位置は「ベガサポのヘタレNo1」であり、AKBで言えば左遷された指原と同じです。そんなヘタレからすれば、後半も半分を過ぎたあたりからチケットを購入して試合を応援する事はタイトすぎますな。根性があれば「白石から新幹線で来いや!!」と思うでしょうが、白石から会社へ帰社するのに新幹線を使って、その経費が認められるはずなどありません。明日は、何とか前半のうちにユアスタへ行きたいものです。

皆さんなら、何分過ぎまでユアスタへ行きますか?いや、行けますか?わざわざ新たにチケットを購入して?ベガルタンは後半の頭までがデッドラインです。

2012年7月23日月曜日

選手のプライベートについて考える

ベガルタンは仙台市内に住んでいるので、そんなに頻度は多くないものの、プライベートなエリアでベガルタの選手と遭遇する時があります。チョット思い出せば・・・

7月O日 
市内のサウナでマッタリしていたら、急に筋骨隆々のナイスガイが入って来て、よく見たら太田だった。私は決してゲイではないが、あのお尻を見たら、違う意味で「男が男に惚れる心境」が何気に分かりました。

7月O日
夕方、市内のスーパー。割引になっている食材を吟味し、狙っていた食材があったので手を伸ばすと、見知らぬ若者にインターセプトされる。「この野郎、年長者に譲れよ・・」とムカつきながらよく見れば、家族連れの田村だった。田村家の奥さんは倹約家らしいことが分かる

7月O日
市内のモールで甥っ子へのプレゼントを物色していたら、広大が家族連れで遊びに来ていた。広大の事を全く知らん顔をして「すみません、甥っ子へのプレゼントなんですが、何がいいでしょうか?」と訊ねようとしたが、カミさんに止められる

7月OO日
市内の某パチ屋で、スロット北斗の拳で15枚ほど負けてムカついていたら、2つ隣に座った若者が「お座り一発」で連チャン、「この野郎ぉ~~」と思ってガン見すると、帽子を被っていて最初は分からなかったが、あごの長さで鎌田という事が分かった。分かってからは「頑張れ鎌田、俺が負けた分の金は全部お前に暮れてやる。俺の分まで連チャンしてくれ。次郎!!次郎!!」と、心の中で応援コールをした。

ベガルタンは、プライベートで選手に遭遇しても基本「スル―」です。もちろん、ランチを食していて選手たちが偶然入ってくれば「嗚呼―、サインが欲しい・・・」と思わなくもないですが、個人的に「サインを貰う時は練習場かオフシャルの行事に参加している時」と決めているので、ぐっと我慢します。選手たちにとってプライベートは気持ちをリフレッシュさせる為の大切な時間、そんな時間に「サインを下さい・・」と願うのは、サポーターとして如何なものか・・・と思っているのです。でもね、これはベガルタンが仙台市内に住んでいて、貰おうと思えば何時でも貰えるから思うことであって、遠方に住んでいて中々選手たちに会う機会がない方々が、選手のプライベート時に「サイン下さい!!」とお願いする事はしょうがないと思うのであります。選手たちも、そのような状況では快くサインしてくれると思うけど、だからこそ、ベガルタンのような「いつでも貰える」サポーターは、慎まねばならぬと思っているのです。

こんな事を書いていますが、このような心境になるまでには3~4年はかかりましたな。シルビとマルコスが、私の入っていた「今は無きヘルスプラザ泉」に入って来た時は大興奮し、ありとあらゆる知人に「おいおい、いっ、今、シルビとマルコスがスッポンポンで、スッポンポンで俺の前を通った!!通ったんだ!!あぁぁーーー2人してサウナに入って行く!!俺も一緒に入るから、お前たちも早く来い!!一緒に入って、シルビダンスをするから!!とにかく早く、早く来い!!」と連絡しまくった事を鮮明に覚えています。今では考えられないことですが、この時は私もサポーターとしては幼稚でしたな。

大好きな選手が、目の前に現れれば興奮するのは当然です。しかし、選手とサポーターにおける「プライベート時における境界線」はキッチリと区分されなければなりません。選手の事を思うのなら、プライベート時には出来るだけ「そっとしておく・・・」そんな優しさが自然と出来るようになりたいものです。こんな事を書き込んでいても、もしも不意にウイルソンと遭遇したら、彼がゴール直後にするポーズをして「ヘイ、ウイルソン!!」と掛け声をかけちゃうかもしれませんが、あくまでも「そうありたい・・」と思う事に価値があると思っています。

2012年7月20日金曜日

未体験の領域を突き進むために

この時期に至っても、補強に関してのコミットメントがない以上、どうやらチームはマジで「補強無しでも頑張れる」と考えているようですな。もっとも、違った視線で考えれば「補強したくても金がない、だからできない・・・」という考察も十二分にできます。まっ、どっちにしても、補強しないには変わりないので、今いる選手たちだけでタイトル目指して頑張るしかありません。正直言って怪我人が多発している状況では心細い気もしますが、無い袖は振れないので、現有選手とチーム連携をスキルアップする事で乗り切るしかないのでしょうな。

今年のチームを表すワードとして「誰が出でもチーム力は変わらない」といったものがありますが、これだけ怪我人が出ると、そうも言ってはいられなくなります。最初の頃は「大海が居なくても広大で・・」とか「菅井が駄目な時は田村で・・」とか「角田が厳しい時はリャンか松下で十分対応可能なはずだ・・」みたいな安心理論が跋扈(ばっこ)しておりましたが、大海のみならず鎌田が厳しい状況の時に、今度は富田と角田もリタイヤ・・・そんでもって関口も再発!!みたいに「故障者の確変状態」がパチンコのように連チャンするようになれば、決して選手層が厚くない仙台にとっては、ボクシングのボディーブローのように「ジワジワ」とチームを苦しめる事は確実です。毎年のように怪我人は出ますが、チームとしての目標が高い位置に設定されているので、その怪我人が多発した結果に生じる影響が例年よりも大きいんだよね。

例えば一昨年と昨年、そして今年のチーム目標を記すと・・・
2010 残留
2011 勝ち点50、そして一桁順位
2012 タイトル ACLの出場権 (現時点では勝ち点70以上で優勝)

こんな感じになるんだけど、残留や一桁順位を目指していた時の故障者多発も厳しかったよ。でもね、残留や一桁順位を目標にしていた時は、ライバルチームの動向によっては「ふぅ~~あっちも負けてくれたよ・・ラッキーだ」みたいな甘えというか、心のゆとりみたいな物がありました。残留を争っている時なんかは、勝つこと以上に「負けない事」が重要でしたな。降格していくチームが勝ちまくる事なんてないから、ベガルタンの印象としては、残留争いは負けないように戦う「我慢比べ」みたいなものでした。しかし、優勝が目標ともなれば「負けないように戦う」事以上に、「勝ちきる試合」が大切になってきます。負けない戦いでは「失点をしない事」が最重要ですが、勝たねばならない戦いでは「ゴールする事」が大切になってきます。我々ベガサポは、「失点しない事」を最優先する戦いをサポートする経験値は高い物があります。しかし、「リスクがあっても攻撃的に戦う事」を優先する戦いをサポートする経験値は低く、そんな時に怪我人が多発すれば多少ネガティブになる事はしょうがありませんな。

そういえば、シーズン後半のスポーツ番組で「残留争い時の引き分けは勝ち点1をゲットとなっても、優勝争いをしようともなれば勝ち点2を失った」みたいなフレーズが出てくるけど、イメージは理解できても経験したことが無いから実感は出来ませんでした。今年、ひょっとしたら経験できるかもしれませんが、そん時にならないと「嗚呼ー、角田が居ないのはマジで痛い・・」とか「こんな時に菅井が・・・」とか「関口さえいれば・・・」みたいな感じで大切な時期の故障者多発を悔やむ事は無いのかもしれません。リャンの怪我はシーズン開幕前なので、「全治10週間」でもチームが受けた衝撃は比較的軽く済みました。しかし、この時期に同じくらいの重傷の選手が出れば、その影響は測り知れません。

だからこそベガルタンは「角田も関口も、そして富田も、この時期で良かったよ・・・これが10月とか11月ではシーズンが終わってしまう。とにかく、現状は「負けない戦い」をして、苦しくても勝ち点を積み重ねて何とかタイトル争い圏内をキープしつつ、チームコンディションが上がって来てからが勝負だ。それまでは、我慢・我慢の「おしんサッカー」でいい。大海や角田が戻り、関口や鎌田や富田や菅井などのコンディションを整える。そこからが本当の勝負だ。だからこそ、それまでは3位との勝ち点差を生かして負けないサッカーしかない」と思っています。

名古屋戦終了後、正直ベガルタンは「よく負けなかったよ・・勝ち点1で十分だ」と思いました。しかし、このままタイトル争いをしていれば、シーズン終盤は「勝つこと以外に意味がない」といった試合が続くはずです。その時になってプレッシャーに押しつぶされない為にも、ここからのホーム試合は「苦しくても勝ちきる試合」が絶対に必要となってきます。そんな選手たちを応援する為にも、ユアスタが満員となってくれればいいですな。

2012年7月19日木曜日

ん~~、今年も来そうですな「試練の夏場」が。まあね、これまでが毎年のように「試練の夏場」を過ごしてきたから、今年もそうだからと言って特段に焦燥感などはないし、残留争いみたいな地獄絵図を経験する事は今年に限っては無いだろうから、ある意味、心のどこかに「余裕」がありますな。もちろん「優勝争い」のような未体験ゾーンへの突入に対しては「余裕」などはありませんが、降格の心配がない・・・という事だけで、関口や角田が離脱しても「まっ、しょうがない、今いるメンバーで戦うしかないわな・・・」くらいにしか感じない余裕があります。我々ベガサポは、ここ数シーズンを耐え凌いできたことで、確実にタフになって来たという実感があります。都並の時に最終戦で負けて入れ替え戦の切符を逃した無念感、サンタナ時に大補強して結果が出なかった残念感、入れ替え戦で負けた時の屈辱感、それらを経験して、ベガルタンの「サポーター力」は確実にアップしたようです。

現在の順位が同率の首位である以上、チームとしてここから目指す目標が「タイトル」以外にはあり得ません。もちろん、常にACLの出場権は頭の片隅に置きつつも、あくまで目指すのは「タイトル」であり、その目標が厳しくなった時に「セカンド目標としてのACL」が浮上してくるのであって、あくまでも目標は「優勝」です。正直、資金力的にも選手層的にも、我々仙台が劣勢を強いられていることは誰だって知っています。しかし、どんなに壮大な目標でも、願わなければ叶えることが出来ない・・・という事も知っています。これからの道のりが、たとえどんなに厳しくなっても、まずは我々サポーターが信じる事・・・全ての鍵は「信じる力」にかかってきそうですな。

仙台が優勝するなんて、誰が思うでしょうか?しかし、ベガルタンは信じます。そう思えば思うほど、風車に突進していったドンキホーテの心情が分かってきますな。大切なのは「優勝なんて・・・」と自分勝手に築いている「不可能の壁」を取り崩す事です。冷戦時、誰がベルリンの壁を民衆の力で取り壊されるなんて思ったでしょうか?しかし、ベルリン市民は毎日のように思っていたそうです「いつか、この壁が崩れさる・・・」ということを。この時期に、この順位にいるというだけで、優勝する資格は十分あるし、チャンスもあるはずです。優勝するために、目の前の試合を勝つ・・・そして我々はチームを信じ応援する・・・。毎試合、このような気持ちで戦うチームにしか、そして応援するサポーターにしか、優勝は出来ないと思っています。

まだまだ先は長いですが、せっかく同率の首位にいるんです。ここまで来たら、たとえ無茶と言われても「優勝」を目指すしかありません。例えシーズン後にボロボロとなろうとも、優勝を狙わねばなりません。そう思っているベガルタンです

2012年7月17日火曜日

名古屋戦に想う

んーーーと、名古屋戦は「勝てなかった事」を嘆く試合ではなく、「負けなかった事」を喜ぶ試合でしたな。試合前日、手倉森監督は「名古屋というビッグクラブ相手に中途半端な戦術は意味がない、前から行くのか、それともブロックを組むのかの見極めが大切になってくる・・」とコメントしていましたが、この日の仙台の戦術は2012シーズンの「高い位置からプレッシングしてボールを奪う」ではなく、2011シーズンの「低い位置でブロックを形成して跳ね返す」といったものでした。本来であれば、今まで同様の「攻撃的な守備」で名古屋と戦いたかったはずでしょうが、この日のWボランチは「田村・松下」という初めてのブッキングであり、そんな状況で「その戦術」を選択するのは厳しかったはずです。

チームの要であるボランチコンビが初スタメンという事象を考慮し、アウエー、そして怪我人が多数いるとは言え好調になって来た名古屋という付帯条件まで加味して、チームが採用した戦術は2011シーズンにブレークした「引いて守ってカウンター」でしたな。その戦術に対して、名古屋の選手は試合後、下記のようにコメントしています。
「つまんない試合だった、サッカーをした気がしない」
「あれだけガチガチに引いて守られると厳しい」
「首位のチームが、あんなに引いてくるとは・・・」
「首位のサッカーじゃない。腰が引けている・・」

等々、ソフトなMを自覚しているベガルタンからすれば、それはそれは美味しいコメントのオンパレードでしたな。久しぶりに「罵倒コメントのオンパレード、来たぁぁーーー!!!!(^O^)/(^O^)/(^O^)/(^O^)/」って感じです。

何を持って「首位のサッカーか?」に対する答えは「もはや哲学」の領域なので、ベガルタンも「その答え」なんて分かりません。しかし、この試合を見終わっての正直な感想を言わせてもらえれば・・・
「このメンツで、しかも相手が名古屋で、勝ちたい気持ちをセーブしながらも引き分けを狙いに行って、そしてキッチリと引き分けを勝ちとる・・・・。確かに、サッカー自体は「引いて守ってカウンター」という2011バージョンだったけど、この試合のミッションが「負けない事」と考えた場合、仙台の選手たちはミッション・インコンプリート!!グッジョブ!!であり、よく頑張った。狙って名古屋と引き分けられるなんて、仙台も強くなったよ・・・」であります。

仮に、名古屋と対戦する相手が「絶対に負けない戦術」があるとして、その戦術が「ドン引きサッカー」であるのなら、チーム状況が厳しく「勝ち点が1でも欲しい・・・」という状況であれば、名古屋という強敵を相手にする場合の最良の戦術は「ドン引き」であり、多くのチームが採用するはずです。しかし、そうはなってない・・・。この事実からも「名古屋相手に「ドン引き」だけでは90分もたない・・・」ということを多くのチームが経験則として認識しているからです。しかし、この日の仙台は「良い意味で割り切ったサッカー」をチーム全体でオーガナイズしていましたな。この試合では、攻撃参加がチーム状態のバロメーターとも言える菅井の攻撃参加頻度は少なく、太田やリャンは、いつも以上にライン深くまで守備で頑張り、赤嶺やウイルソンも守備を頑張っていました。もうね、完璧にこの日の仙台は「2011年のドン引きサッカー、イン・名古屋」でしたな。

試合後の選手のコメントでも・・・
「最後でやられなければいい」・菅井
「相手に勝点3を与えないということが大事」・田村
「前から攻撃的な守備をする事は厳しいと分かっていたので・・・ブロックを作れば滅多なことではやられませんから」・広大
「相手の3トップの攻め残りがいたら上がるなと言われていた」・パク
「名古屋相手にアウエーで勝ち点1は悪くない・・」・リャン
「どんな試合でも理想と現実がある、我々は現実的に戦った」・監督
このようなコメントが続けば、チームとしての方針が「守備的」であり、勝つことよりも「負けない事」を優先して戦った事は明白ですな。そして、選手たちは、負けなかった・・。このミッションをコンプリートしただけでも、ベガルタンが『仙台も強くなったなぁ~~』と想う事に違和感を持つ人は少数派のはずです。名古屋相手に引き分けを狙って引き分けを勝ちとる・・・この事が如何に困難であるかは、多くの人が実感しているはずでしょう。仙台の選手たちは、そんな難関なミッションを達成したのですから、我々サポーターも喜んでいいはずだとベガルタンは思っています。

最後に、角田の怪我は痛いですな。そんな大きな代償をしてまでも勝ちとった「勝ち点1」を、ポジティブに考えないでどうする?まっ、名古屋戦の感想は、そんなところですかな。

2012年7月13日金曜日

明日は名古屋戦ですな

明日は名古屋戦ですか、一週間なんてアッ!!という間ですな。普通ならば『明日は難敵名古屋、ここでの勝ちはデカイはず・・・』と気合いが入るんだろうけど、そんな気合いなど微塵もありません。これは自分でも不思議に思っているんだけど、首位が続けば続くほど、そしてメディアで「首位攻防戦!!」とか「上位対決!!」みたいな、見出しのつく事が当たり前になればなるほど、ベガルタンは燃えない体質になってしまっていたのです。ベガルタを応援するようになって10年、その殆どが劣勢を強いられる試合内容が続き、そんな試合を自分なりに消化し続けて来た結果、ベガルタンの体質は『軽度なS⇒軽度なM』へと変異してしまい。多少苦しい試合内容でしか、快感を得られにくくなってしまったのです。

最近の仙台は「ボールを持って・持って・持って・持って、真ん中をワン・ツーで割って、ゴール!!」とか、「攻めて・攻めて・時折守って・また攻めて・攻めて・セットプレーでゴール!!」という展開が多く見られるようになりました。これはこれでチームが強くなった証しなんだから問題は無いんだろうけど、そういった「強い内容の試合」では、軽いM体質となってしまった自分には不満なのです。どちらかと言えば、前節の神戸戦のように「守って・守って・苦しんで・苦しんで・相手チームにボコボコされながらも耐え忍んで・カウンターからゴール・そして勝利!!」といった展開の方が、強い快感を得られてエクスタシーに達する事が出来ます。ベガルタンは、仙台を応援するようになってから、確実に変態への道のりを歩んでいるようですな。

残念ながら明日は仕事なので、悲願であった「豊田スタジアム参戦」は水泡とかしてしまいました。なんでも、芝も全面張替えでグッドコンディションとか・・・見た目も綺麗なんだろうし・・嗚呼―行きたかったですな。なんでも、名古屋さんも仙台同様に主力選手が試合に出れないとか、何処のチームも夏場は大変のようです。鎌田の代わりに角田が出ることに違和感が無くなりつつありますが、問題はボランチに誰を起用するか?となってきます。河北によれば「松下が12日の紅白戦で2回とも主力組のボランチに入り、富田と組んだ。攻撃の戦術練習では精度の高いミドルシュートを披露。ゴールネットを揺らした」という記事があり、何気に松下が先発しそうですが、これは情報かく乱作戦という可能性もありますな。アウエーの名古屋戦で攻撃的にガンガン攻める!!という選択肢を、手倉森監督が採用する可能性は低いような気もするから、明日のスタメンはサプライズがあっても不思議ではありませんな。まっ、何度も言うけど軽いM体質だから、苦しんで・苦しんで・・・はウエルカムです。

練習を見れないので詳しくは分かりませんが、関口の状態はどうなんでしょうか?前節は出場機会がありませんでしたが、仮に関口の状態が「キレキレ」だったとしたら、監督が試合後半からでも関口を使わないと言う選択肢があるとは思えません。しかしベンチには入っているので、時間限定ならば「それなり」のパフォーマンスは出せるのでしょう。問題は、使った後のリバウンドや、この前試合に出た際にも「痛みはある」とコメントしたように、完調ではないと言うことなんでしょうな。夏場の最も苦しい時に、関口や大海のような実力者が、フレッシュな状態で試合に参加してくるのは良い傾向のはず。彼らには焦らず、体調をベストにもって行って欲しいものです。

毎年のように夏場苦しみ、そして毎年のように、シーズン途中で補強をしてきた仙台ですが、今年は今のところ、そのような噂すらありません。ということは、現有戦力で今シーズンは戦わねばならないと言うことです。監督からすれば、新たな助っ人の存在は欲しいのでしょうが、監督が「不必要だ」と思ってないと仮定するのであれば、助っ人の未加入の要因は「チームの財政事情」しか考えられません。

白幡市長は「我々のようなチーム規模の場合、毎年優勝を狙うのは厳しい。その意味で、今年は千載一遇のチャンスだ」とコメントしていますが、千載一遇であればあるほど、今年は絶対に補強するものだとベガルタンは思っていました。別に、バリバリの大型選手などの補強ではなくても、ウイークポイントのポジションがあれば、その部分で選手層に厚みを加えるくらい補強はありなんじゃあ・・・もしもマジで優勝を狙うのであれば・・・だって千載一遇だよ?ここで勝負しないでいつ勝負するの?とベガルタンは考えていましたが、チームの財政事情はベガルタンが考えている以上に厳しかったようです。夢のあるチームになる為には、優勝がマストアイテムでしょう。何とか今年、そのアイテムを手に入れたいものですな。

明日は名古屋戦、ビート名古屋!!

2012年7月12日木曜日

ベガルタン、驚く!!

えーと、2泊3日で韓国へ出張しており、その間は一切、ベガルタ関連の動向には触れませんでした。滅多にない機会なので「日本では食えなくなったレバ刺喰うぞ!!焼肉喰うぞ!!本場のマッコリ飲むぞ!!ついでに韓国の美女も喰うぞ!!」みたいな感じでアグレッシブに過ごして仙台に帰ってきたら・・・

<レディース> 鮫島彩選手完全移籍加入のお知らせ

富田晋伍選手 入籍のお知らせ
みたいなニュースで、ベガサポのブログや掲示板などが盛り上がっておりました。そんなフィーバーを尻目に、ベガルタンはレバ刺や韓国女性の美しさにうつつを抜かし、クラブなどに呑みに行っては綺麗な各国女性が接待してくれる度に「アンニョンハセヨ!!なんたらかんたらシムニダ!!」と、女性の肩に手を回しながら連呼・連呼・また連呼!!完全に日本人の恥さらしを演じていました。それにしても、富田が入籍とは・・・・。以前、ベガルタンは「富田にブレークしてもらわないと困る派」の幹事長を務めておりましたが、そのような立場を乗り越えて現在成長した富田を見れば、思わず涙腺も緩くなりますな。

今現在、ベガルタンが「プチ鮫島フィーバー」に乗り遅れていることは確実です。しかしながら、ベガルタレディースをライブで応援した事もありませんし、鮫島がいかなる選手かも分からないと言う状況では、感情移入して鮫島個人を応援する気にはなれません。チームで一番有名になるであろう選手ですらそうなのですから、ベガルタレディースに至っては言うに及ばずです。しかしながら、カミさんは鮫島と同じ高校のOGということもあり「よおーし、いっちょレディースも応援するか・・・」と気合十分。

そして、現時点でのレディース参戦に積極的でない自分に対しては「あんたもレディースを応援しなきゃ駄目よ」と強引に誘う始末。「え~~~、俺はいいよ、松島まで遠いし・・・」と、やんわり拒否すれば、「帰りに塩釜の美味しいお寿司屋さんに行くから・・・それだったらいいでしょ??」と、今度は条件闘争にまで打って出てきました。「ん~~~、魅力的な提案だし、何が何でも応援しないって言っている訳じゃないけど、俺はまだいいかな・・・」と、極めて紳士的に断れば、「しょうがないわね・・・寿司を食べた帰りに新港のアウトレットモールへ行って、欲しかったゴルフ用品を買ってあげるわ!!」という、それはそれは魅力的なルアー(疑似餌)をベガルタンの心の中へ投入!!「えぇぇーーー!!!!!マジか?マジですか???行く、絶対行く、行って鮫島コールする!!」と、見事にフィッシュオン!!!!今後ベガツボでは、強烈にレディースを応援する事になったので、よろしくお願いします。


何度も言うが、鮫島選手が「綺麗か否か?」についての議論には興味がない。大切なのは、鮫島が「我々が心から応援出来る選手か否か?」です。カミさんの場合は、「自分の後輩が頑張ろうとしているのに・・・」という前向きになれる要素があるんだけど、今現在、ベガルタンにそれはありません。しかしながら、「食わず嫌い」じゃ駄目な事は感覚的に分かっているつもりなので、鮫島がチームに加わったら一度、試合を見に行ってみますか・・・・。

ベガルタンは今でも「現状のチームにレディースというカテゴリーを加えるのは早計ではないのか?」と考える懐疑派です。チームは事ある毎に「レディースにはトップチームの予算を使わないし、人件費も新たに計上はしていない。同じ被災地のチームとして、彼女たちに協力意義はある」と、自らの頑張りとレディースを抱える正当性を主張しています。個人的に、金銭的なフォローを心配した事は無く、「レディースが必要であるのなら、その意義を共有できるスポンサーを探せばいい」ぐらいにしか思ってはおりませんが、ベガルタンが最も心配なのは「人件費抑制の為に、新たな人材のリクルートはしていないと言うことは、今現在トップチームの仕事を頑張ってくれているメンバーが、否応なしに「その負担を強いられている」ということになっているのではないか?と思ってしまうのです。

これはどこの会社でも一緒で、人材を減らした分は、残ったメンバーでその分を補うのは当然でしょう。ベガルタの場合だって、きっと同じはずです。1年とか2年という、比較的短いサイクルならば「とりあえず残った俺たちでフォローし合おう・・・」という頑張りも効きますが、この期間が長くなればなるほど、モチベーションの維持は困難となります。チームとして、ベガルタレディースというカテゴリーを発展させようと思うのなら、新たなスポンサーを探し、新たな人材をリクルートし、その予算に見合うくらいの成績を選手たちに頑張ってもらい、頑張った結果は選手たちのサラリーに反映されるシステムを構築すべきです。今現在、レディースはアマチュアの選手たちですが、このシステムで突っ走るのには限界があるでしょうな。まっ、始まったばかりのチームに愚痴ばかり言ってもしょうがないので、個人的に出来るサポートをしながら、チームの発展を見守ろうとするベガルタンでした。

2012年7月9日月曜日

神戸戦に想う

ん~~、何とか勝ったものの、その事実以外に価値を見出す事が難しい試合でしたな。試合中は「うわぁ~~危ねーよ」とか「くぅーーー防戦一方じゃないか」とか「中々ラインを押し上げられない・・・これじぁあ去年と一緒だよ」みたいな感じで、ネガティブな愚痴が次から次へと出てくるのを止めせれませんでした。まあね、全ての試合が完勝出来る訳じゃないし、長いシーズンでは内容的に「ダメダメな試合がどうしても出てしまう・・・」という事ぐらいは経験則として分かっているから、そんなにショックではないんだけど、神戸戦の内容が「神戸が絶好調だったから」か?それとも「仙台がダメダメだったから」か?を判別できないのが素人の辛いところです。

この日は7/7の七夕。その日に試合があると言うことで、
NHKの朝のニュース
というコアな時間帯でもベガルタの試合を取り扱ってくれました。きっと、ニュースの原稿を作る責任者の人が「Jリーグのニュースなら、7/7は七夕だから、その七夕にチーム名の由来があるベガルタを取り上げよう、いちよう首位だし・・・・」と話したことは確実でしょうな。首位だと、何もしなくても話題にのぼるから、自然とメディア関連での露出が増えます。そうなると、これまた自然に「その露出度を利用しよう」と考える企業が出てくるし、「俺たちも一回、生で試合を見てみよう」と考えるライトサポも増えてきます。今のところ「仙台が首位で頑張っているんだから、スポンサーになろう・・・」という企業は出てきていませんが、「試合を生で見てみるか・・・」というライト層は確実に増えています。この積み重ねを継続するしか、満員のユアスタを復活させる術などありませんな。

それにしても、神戸というチームは不思議なチームです。何気にメンバーは毎年揃っている様な気もするのですが、これまた毎年のように、そんな考えを否定するような順位に落ち着く・・・。昨年は過去最高の順位だったと言うことですが、他サポが冷静に考えると「やりようによっても、もっと上の順位になれるポテンシャルはあるんじゃねーのか???」と思ってしまう状況がエンドレス。しかし昨年からは本気を出し、伊野波は引っ張ってくるわ、相馬も確保しちゃうわ、鹿島から田代と野沢をゲットしちゃうわ、ガンバから橋本も引っこ抜くわ!!の大盤振る舞い。これじゃあ神戸サポのみならず、他サポだって「今年の神戸は強そう・・」と思うことは極めて自然です。でも・・・監督の解任。「嗚呼ー、今年も神戸は・・」と思ったところで西野が就任して「V字回復!!」を達成。いつも仙台とは「神戸って強いよな・・」みたいな試合をするので、その意味でも神戸は不思議なチームです。


極端な事を言えば、仙台のチャンスはゴールを含めて前半2回の、後半は・・・1回あったか無かったか・・・ぐらいでしょうか。事実として、このダイジェストにおける後半の仙台の攻撃シーンは一度だけ。しかも、ウイルソンが放った可能性が激低のロングシュートのみ・・・。公式のスタッツを確認すると、神戸に倍以上のシュートを打たれ、そして圧倒されるくらいにポゼッションされた試合でしたので、マジで勝てたのが不思議です。西野が試合のコメントで「仙台は思っていた以上にリトリートしてきた・・・」と語っていましたが、あれは仙台が意図的な戦術としてリトリートしていたのでしょうか?ベガルタン的には「押されて押されて、結果としてリトリートせざるを得なかった・・」と考えています。

今季最悪とも思えるような試合でした。「あれ?これって昨年までの仙台じゃ・・・」とも思える試合でした。「来たか、夏場の仙台が・・・」とも思える試合でした。しかし、好調になって来た神戸相手に、アウエーで苦しみながらも勝つことが出来ました。この試合は、その結果のみだけを求めた試合と考えることで、全てのネガティブ要素を払しょくしてポジティブになる事が出来ます。長いシーズン、どうしても苦しい試合がでてくるけど、そんな試合でも少ないチャンスを物にして何とか勝ち点を拾う・・・。仙台というチームは、我々サポが思う以上に「地力」がついてきたのかもしれません。じゃないと、あの試合を勝ち切る事など出来ないはずです。選手たちは頑張りましたな。

苦しくても勝つ。厳しくても勝つ。ドン引きと言われようが、あれが首位のチームか?と揶揄されようとも、何が何でも勝つ。我々は今、未体験な領域をゴール目指して旅しています。羅針盤は無く、お金もありません。選手たちだって優勝争いの経験など未開の領域のはずです。そんな選手たちへ、我々が出来る事は限られています。リーグ前半を首位でターンするチームの目標が、何とか4位以内・・・では消極的過ぎるでしょう。後半戦、ベガルタンは堂々と優勝することを前提として書き込みのアップをする・・ことをここに誓います。

2012年7月6日金曜日

今日は神戸戦ですな

ユアスタ日記の続編は暇な時にアップします。気がつけば明日は神戸戦、あんなくだらないコラムを書き込んでいる場合ではありません。神戸というチームに対して、個人的な想いなど微塵もありませんが、互いに震災を経験したチーム同士ということで、ノスタルジックに捉える両チームのサポも多いようですな。確かに、東日本の大震災は強烈過ぎますが、阪神大震災も大都市を直撃した地震としてインパクトがあり過ぎました。普通に朝起きたら、どのテレビも阪神大震災関連のニュースばかり、最初に「死亡者は現在のところ7名です」という報道から、どんどん増えていく被害者・・・マジで青くなりました。そして、それ以上の被害をもたらす大震災が今度は仙台を直撃!!そこからの奮起を促す合言葉である「がんばろう宮城!!」は「がんばろう神戸」からの模倣である事は言うまでもありません。


ユーチューブでエロ動画を検索していたら、何気に出て来た動画。震災の映像⇒復興への道程⇒神戸讃歌⇒カントリーロード、スタジアムに居たら、私の涙腺が緩んでいた事は確実です、神戸もなかなかやりますな。それにしても、スケベ動画を探しているうちに、この動画に辿り着くんですから、スケベは偉大です。


その動画を模倣した作りになっているのが、昨年の最終戦、対神戸戦での動画です。この場合、どちらの動画がクオリティーが高いのか?は重要ではなく、どちらも不幸にして亡くなった犠牲者の方々への想いが一杯詰まっている事が大切です。震災時、神戸をはじめとした多くのチームが仙台への物的支援や練習場などの貸与を申し出てくれました。そんな報道を見かけるたびに、歳がいもなく「目がしら」が熱くなっていましたな。この震災以降です、普通に試合を観戦できる喜びを意識したのは・・・。

さて、明日のスタメンはどうなるんでしょうか?広島戦のスタメンが何気に機能していただけに、大きな変更点はないと思うけど、あるとしても関口の取捨選択ぐらいでしょうな。それにしても、関口やリャンまでも、コンディションが良くなければ「無理をして出す必要はない」というコンセンサスが確立されているなんて・・・3~4年前までなら考えられなかったことです。この辺にも、チームの進化が見て取れます。ここまで進化する為に、仙台が要した時間は、降格初年度から換算すれば「9年」も掛かりました。しかし、退化するには1年も掛かりません。せっかく進化しているのですから、このまま、少しずつでもいいので確実に進化の歩みを続けたいものですな

明日は神戸戦、ビート神戸!!

2012年7月5日木曜日

そんなこんなでユアスタへ向かう車中で・・・

叔父さん「隆之、お前今回はチケットを自分で購入したようだが、何処を買ったんだ?SS辺りか?」
僕「ううん、コアが集まるサポ自だよ」
叔父さん「おいおい、あそこは座って観戦できない場所なんだぞ。もっとも、最上段付近やL字の上段辺りでは余裕で座って観戦できるそうだけど、それにしたって、一番ホットな場所へ行くことは無いだろうに・・」
僕「僕が何も考えないでサポ自に行くと思う?過去、ユアスタで行われたアーチストのベントでは、ほぼ間違いなく、サポ自の前で行なわれていたことは事前に乃木坂のファン仲間とチェック済みだよ」
叔父さん「そんなの調べてんのかよ・・・別に乃木坂が好きでもいいんだけど、あんなセックスアピールの欠片もないアイドルのどこがいいんだ?」
僕「アイドルにセックスシンボルを求めていたのは叔父さんくらいだよ。何気に街中で会える、普通に隣クラスに居る、毎日同じ電車に乗る、そんな普通の感覚の良さが叔父さんには分からないんだろうね」
叔父さん「どうせ俺はオッパイ星人だよ。ところで、まだ時間は早いから、叔父さん一推しの牛タン屋に行こう」
僕「えっ、牛タンを食べさせてくれるの?ありがとう叔父さん」

そして国道から脇道にそれた路地の片隅に、ひっそりと看板を構えていた小さな牛タン屋の暖簾を2人でくぐりました。

大将「へい、まいど!!ごぶさたですねー」
叔父さん「ここ高いから、そんなにしょっちゅう来れないんだよ・・」
大将「おや、そちらの方は・・」
叔父さん「甥っ子です」
僕「叔父さんに、ここの牛タンを食べたら、よそでは食べれなくなると聞いて来ました」
大将「おやおや、それでは、とびきりの牛タンを甥っ子さんには出しますからね」
叔父さん「おいおい、俺には?」
大将「たまには、領収書無しで来て下さいよ・・・しかも、金額はいつも大きく書かせ・・・」
叔父さん「わかった、わかったから、時間がないから早く作ってよ」
僕「・・・」
叔父さん「ところで、ここの支払いはお婆ちゃんから貰った金で喰うからな。貰っているだろ?お婆ちゃんから?」

ここで1時間前にタイムスリップ

お婆ちゃん「隆之、これ小遣いだ・・・無駄遣いしねーで、本を買ったり美味しい物でも食べるんだぞ・・・」
僕「ありがとうお婆ちゃん、えっ、2万円も????」
お婆ちゃん「ベガルタの試合見に行くんだろ?なんか欲しい物でもあれば、それで買っていいから。あと、お母さんには言うなよ・・」
僕「お婆ちゃん・・・・」

そして、またまた時間軸は現在へ

僕「えっ、ここの支払い、お婆ちゃんからのお小遣いから払うの?」
叔父さん「当たり前じゃないか!!お婆ちゃんは言っていたはずだ「上手いもんでも喰え」って。その上手い物が、牛タンだ」
僕「だって、、、、だったら牛タンじゃなくても良かったのに・・」
叔父さん「ぐずぐず言うな!!本当に美味しい牛タンを喰う。これも大切な人生経験なんだからな」
僕「ところで、いくらするの?」
叔父さん「2人で1,5の大盛りを頼んだから、5,400円だ」
僕「牛丼何個食えんだよ・・・・」

福島のお母さん、僕は今、遠く仙台の地で社会勉強という名のイジメを受けています。こともあろうに、甥っ子の小遣いを「むしりとる極悪人」が仙台に居ました。その極悪人は、僕のお小遣いで牛タンを食べ、さらには700円の南蛮漬けまでテイクアウトします。まさに悪、悪人です。

そんなこんなでユアスタへ到着。

僕「あれ、あれって、チョッパーのベガルタバージョンじゃないの?」
叔父さん「ああ、限定で売り出されたんだけど、何個かは残っているらしいな」
僕「うわー、僕、チョッパーが大好きなんだよ、買おうかなぁ~~」
叔父さん「だったら、俺のを売るよ、カミさんとダブって買っちゃったんだ」
僕「えっ、普通、暮れるんじゃないの?」
叔父さん「まあまあ、値段はサービスするから」
僕「で、いくらで売ってくれるの?」
叔父さん「まっ、特別価格で4000円でいいよ」
僕「それ、正規の価格の倍近い値段なんじゃ・・・・」

福島のお母さん、仙台には甥っ子からボッタクる極悪人がいました。この容赦ない取り立ては、闇金業者も真っ青!!確実に入っている僕の財布から掠め取ろうとするやり方は「おれおれ詐欺」どころの手口じゃありません。お母さん、仙台は都会で、福島よりも怖いところです・・・。

続く

2012年7月4日水曜日

福島県OO高校2年 大泉隆之のユアスタ日記

お婆ちゃんの優しさ、そして厳しい現実

ベガサポの皆さんこんにちは、セニョール叔父さんの甥っ子、大泉隆之です。僕の想いを叔父さんのブログにアップするようになってから早7年、小学五年生だった僕も、今では高校二年生、青春のど真ん中を疾走するまでになりました。今回、僕が早めにユアスタへ訪れた経緯は6/29の序章を読んでもらうとして、今日はその続編です。基本的に、僕はベガルタサポじゃないので、書き込む内容はサポ目線ではなく、あくまでも「1人のアミアミ推し」目線で書き込んでいます。その事をご理解の上、本日のコラムを読んで頂けると助かります。

いつもなら、叔父さん主導でユアスタへの観戦行程が決められるんですが、今回ばかりは僕主導です。叔父さんに任せていたら、アミアミと会えなくなっちゃうからね。そんな訳で、試合前日に仙台の実家へ到着。そこには、お寿司の出前で僕を迎えてくれる優しいお婆ちゃんの姿がありました。

お婆ちゃん「隆之、久しく見ねーば、大きくなったな」
僕「そんなことないよ・・お婆ちゃんこそ元気そうだね。あっ、お母さんからお土産、お爺ちゃんの仏壇にお供えしてだって・・」
お婆ちゃん「ありがとう、お爺ちゃんの大好きなサクランボな。さっそくお供えするから、隆之もお線香をあげろ・・」
僕「うん」

仏壇に手を合わせ、お風呂に入って、お婆ちゃんが用意してくれたお寿司を食べながら、お母さんや兄弟の近況をお婆ちゃんと話すと、お婆ちゃんの顔がいつも以上に優しくなります。僕は仙台のお婆ちゃんが大好きです。そんな楽しい時間を過ごしたのち、僕は明日の予定を確認すべく、セニョール叔父さんへ電話です。前日に確認しておかないと、あの人は何をするか分からないからね。

僕「えーと、090・・・トゥルルルル・トゥルルルル、中々出ないなぁ~~、ガチャ、(やっと出たよ)、叔父さん?僕だよ、隆之だよ?」
叔父さん「カンパーイ!!えっ、誰?今忙しいんだけど・・・」
僕「僕だよ、隆之だよ!!!」
叔父さん「おおー、隆之、どうしたんだ、こんな夜に?叔父さん今、ハイテンションで飲んでるから忙しいの!!電話切るぞ」
僕「ちょっと、チョット待ってよ!!明日のユアスタ観戦について、時間確認だけさせてよ」
叔父さん「おおー、そうか、そうだったな・・えーと、試合開始が18:30分からだから、18時にお前を迎えに行くから用意しとけよ、それじゃあ、電話切るぞ」
僕「待って、待ってよ、明日は乃木坂46のパフォーマンスが17:30分からあるんだよ。だから、遅くても17時くらいにはユアスタへ行きたいんだ」
叔父さん「えっ???野茂秀雄46歳がユアスタへ来るのか?」
僕「乃木坂46!!」


正直、宮澤ミッシェルの御子息が乃木坂46に居るとは思わなかった。しかも、何気に野村スコープを使うと、インコース・やや高めのドストライク!!ベガルタンの好みじゃないか!!この日から、ベガルタンは宮澤推しです。それと、村林さん、太ったか?

どうやら、叔父さんは飲んでいるようです。まっ、サラリーマンが週末に呑むのは問題ないんだけど、記憶が飛ぶ前に明日の時間確認だけは「念押し」しとかないとね。

叔父さん「冗談、冗談だ。(チョット、誰から電話?違う店の女の子でしょ?早く切ってよ)違う、違うって、甥っ子だよ(ホント?電話かしてみて)」
店の女の子「もしもし??甥っ子さん?」
僕「はい。甥の隆之といいます」
店の女の子「あら、丁寧な甥っ子さんね。私は叔父さんの愛人で「めぐみ」、愛と書いて「めぐみ」と読みます。よろしくね。(おい、何をバカな事を言っているんだ!!電話貸せ)」
叔父さん「今のは冗談だから本気にしないように、いいな」
僕「絶対におばさんには言わないから、明日は17時までにユアスタへ連れて行ってよ」
叔父さん「・・・・ん~~~、しょうがない、分かった。明日は16時頃まで実家へ行くから用意しとけ、いいか、くれぐれも、この事はカミさんやお婆ちゃんには他言無用だぞ」
僕「うん、分かってるって」

アミアミに会えると思うと気持ちは高ぶるんだけど、僕をエスコートしてくれる叔父ちゃんは、夜の街で気持ちも体も高ぶらせているようです。人間として最低の叔父さんだけど、駄目な叔父さんだからこそ、僕のお母さんはこう言います。
母「いい、貴方がどんな人間になるのかは分からないけど、絶対にセニョール叔父さんのようになっては駄目よ。あれは悪い見本、反面教師だからね」

続く・・・

2012年7月2日月曜日

広島戦で感じたこと

いやぁ~~、広島って言うチームはメリハリが効いたチームですな。守る時は徹底的に守る。5バックだろうが、時に6バック気味になろうとも守る。しかし、攻める時は攻める。徹頭徹尾に攻める。自陣からショートパスを駆使して相手を揺さぶり、その揺さぶりに相手が焦れて喰いついてきた瞬間にギアを一気にトップスピード!!信じられないくらいの短い時間とショートパスで相手ゴール前へと襲いかかる!!特に2点目は広島のサッカー良さが凝縮されたゴールでした。敵ながら思ったよ「自陣ゴール前から仙台のプレッシャーをかいくぐり、ゴールを決めるまで長短のパスを繋ぐのか・・・ん~~~、すごいね」と。


えーと、これ、何語ですか?それと、どうしてベガルタの試合をラテン系の言語で実況しているのでしょうか?ん~~~、分からん・・・。

素人的な感じ方を言えば、太田・角田・リャンなどに絶好調時のキレは見られませんでした。後半になると、何気にチーム全体が「ガス欠」状態に突入。彼らの年齢や、絶対に勝たねばならなかった磐田戦などを消化しての中2日というコンディションを考慮すると、後半の後半にヘバるのはしょうがありませんな。そんな状況でも同点ゴールを奪い、終盤の攻勢が見られたことで「チームの成長」を確実に感じていたベガルタンです。

広島のカウンターから、林と1対1になって放ったシュートがクロスバーを叩いた瞬間、ベガルタンは腕を組みながら冷静を装いつつも、心の中では「セーフ!!セーフです!!ナイスだ林!!」を連呼。そんでもって仙台のカウンターから中原とウイルソンがドフリーになった瞬間、中原が焦ってオフサイドに引っかかると、ここでも冷静を装いつつも「アウト!!アウトだ!!中原よ、何故に焦る!!バカバガハカバカ、いやぁ~~んバカ!!」を連呼していました。


この日の観客数は18,700人とか、満連としても十分満足な数字です。このくらい集まると、ユアスタイリュージョンの舞台は整います。この数字が、首位決戦というピュアなコンテンツによって集まったのか、それとも「乃木坂46を愛するオタクのおかげ」なのかは知る由もないが、過程を論ずるのはシーズン後いい。今は、毎試合ユアスタを満員とするための方策を、フロントのみならず、サポーターらの叡智を集めて結果を出す為に頑張る時です。チームの勝利だけで満員とならないのであれば、それ以外のオペレーションを実施する・・・駄目ならば、また考えて行動する・・・。そのエンドレスとも言える試行錯誤の先にしか、「チケット難民」という部族の復活は無いのでしょうな。

ナビスコの予選をガチで戦った仙台と、消化試合だった広島との間には、僅かであってもコンディション等のハンデはあるはずと考えていました。しかし、試合が始まれば、その差は無きに等しく、その差を埋めてくれたのはユアスタというホームコートアドバンテージでした。あの声援は、ガス欠状態になりかけていた選手の背中を絶対に押していたはずです。スタジアムがああいう雰囲気になったのは、いつ以来でしょうか?残念ですが、思いだす事が出来ません。可能であれば、毎試合、あんな雰囲気になって欲しいものです。

「首位のチームを叩いて上に行きたい」、「相手は首位なので、そこに勝てばチームの調子も上がってくるはずだ」、「首位のチームと戦えるのは、モチベーションも上がるし・・」、「首位のチームに勝って、チーム浮上にきっかけに・・」等々、ここ数カ月に渡って、仙台と対戦する相手選手のコメントには必ずと言っていいほど「首位」というワードがついてきます。最初の頃は、このワードに違和感があり「確かに今は首位だけど、絶対的な力があっての首位じゃない事は分かっているから、何となく変な感じ・・・」と思っていましたが、それが1カ月、2カ月と経ってくると、相手選手や相手サポが抱く「首位相手へのモチベーション」をガチで受け止める感覚が好きになり始めてきました。

仙台が圧倒的に強いチームじゃない事は自覚しつつも、それでも首位をキープしているのだから、それはそのまま「仙台は弱いチームじゃない」という証左のはずです。その証左が本当に正しいかどうかは、シーズン終了後にしか分かりませんが、少なくても「その仮説が正しいか否かを証明する段階にチームが入った」ということは事実のようです。これまでのチームは、その仮説のドアさえも触れる事は出来ませんでしたが、今はこうしてドアを開けて新たなステージへ入りかけることが出来ています。4年前の入れ替え戦での敗北時には考えられなかったことです。だからこそ、ベガサポは今を楽しむべきです。夏場に急降下するかもしれません、終盤戦で連敗するかもしれません、しかし、どんな結果でも受け入れるか覚悟さえあれば、今を楽しめるはずです。そして、この仮説の証明する為にユアスタで頑張れるはずです。この仮説、正しければいいですな。