2012年12月13日木曜日

ベガルタン、脱宮スタを提唱す!!

欠点ばかりが目立つ宮スタですが、唯一の長所はユアスタよりもキャパが大きいことです。入場料収入がチーム収入の土台であるベガルタにとって、観客数を増やす事は「チーム力向上」のマストアイテムであり、あのキャパの大きさは非常に魅力的に見える事でしょう。もし、宮城に宮スタが無かったら・・・全くと言っていいほど悩む事は無いのですが、現実として“ある”だけに、そして過去に4万オーバーというチーム記録を達成しているだけに、使いたくなるんでしょうな、様々なデメリットがあるにもかかわらず。

「脱宮スタ」を宣言したうえは、ユアスタで宮スタを使った場合以上の収益力を確保しなければなりません。これまでの経験上、宮スタ開催は年間2~3試合ぐらいで、対戦相手やカードなどは自ずと「観客数が見込めるレッズなど」のチームに限られます。ということは、「ユアスタ満員で18500人―宮スタここ数年の平均観客数24500人」=差し引き6000人分として、平均宮スタ開催を3試合とすれば、6000人×3試合分の収益以上の売り上げを確保できるのであれば、あえて宮スタを使用する必然性はなくなるということです

基本的にベガルタの社員じゃないので、実際のビジネス規模や正確な売り上げ数字、そして個別利益を把握している訳じゃないけど、統計学を学んでいれば「フェルミ定数」という方法を使って「ある程度」の数値は概算で掴む事は出来ます。「フェルミ定数」では、特定の項目に公開されている数値を入れることによって、ベガルタのビジネス規模を推測する事が出来、チーム力を求めたい数値にする場合は、どの数値に力を入れればいいのか?という大まかな指針が分かります。それでは、個別の「項目」をベガルタン的に表示しますが、この「項目」には個人的な主観が入り込むので、人によって「フェルミ定数」の数値が多きく変わる事があるんだよね。だから、この「フェルミ定数」によってチーム規模を調べる時は、グループでやったほうが、より正確な数値がでます。

ベガルタにとって何が大切か?どうして観客数を増やしたいのか?と問われれば、その答えは「チケット収入を増加させたいから」しか考えられません。それでは、個人的な主観ですが、ベガルタのチケット収入総額を「フェルミ定数」で考えながら、どの部分に営業資本を集中投下すればいいかを考えてみましょう。まず、ベガルタンの主観で大事な項目を列記します

項目1.総座席数
項目2.稼働率
項目3.年間試合数
項目4.チケットの平均価格
ということは「フェルミ定数」を使うと、下記のような方程式が導き出されます。

チケット総額=「スタジアムの座席数」×「座席稼働率」×「試合数」×「チケット平均価格」
そして、これらの答えが7億2千万ということですな。

こうやって個別の項目でフェルミ推定を出す時には、求めたい数値を分割して考えます。そしてここからが大事なんだけど、推定するのに使うだけではもったいないから、売上やコストをこのように分解して、現在どの数値(項目)が問題になっているのか、また数値を上げる(下げる)ことが必要なのはどの項目か?ということがよく理解できる場合があるんですな。つまり、売上や収益を考える際に、どの項目に資本を集中投下すれば、チケットの総額をアップ出来るか?の目安を「フェルミ定数」では分かるのです。

ユアスタの総座席数は確か19500人くらいでしたかな。しかし、この数値を増やす事は現実的には不可能です。次に稼働率ですが、ユアスタの場合の稼働率はリーグトップクラスの数字なので、この数値を飛躍的に上げるのも不可能です。例えば、テストで平均90点獲っている科目を、点数を20%アップさせることは現実的には不可能だからね。そして試合数ですが、カップ戦の成績にもよるけど(来年で言えばACLの成績)、ここ数年の試合数は「だいたい20試合くらい」であり、この数字も飛躍的に増加させることは不可能でしょう。もっとも、ナビスコも決勝戦まで行き、ACLも決勝戦(今年のACLは中立地での一発勝負ではなく、H&Aの2試合制です)まで行くのなら、6~7試合増える可能性はあるけど、その可能性はあくまでもイレギュラーな物でしかありません。とんなと、最後に唯一、資本を集中投下して増加出来そうな項目は「平均のチケット代」しかなくなりますな。

嗚呼ーこのままいくと民主党のように「単なる増税だけして下野しちゃう、おバカさん」のようになりそうな雰囲気がしてきましたが、といあえず、この続きは明日ね。

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