2012年12月28日金曜日

補強について考える


ここに来て、とりあえずは補強の体裁というか、来期のスタッフ体制が、おぼろげながら見えてきました。

アウト 関口・内山・阿部・原田・サッコ・

イン  関・石川・和田・島川・ヘベルチ・

レンタル経由で退団 中島・高橋

正直、ヘベルチの実力は分からないし、石川や和田のスキルも分かりません。さらに言えば、島川が秋田で試合に出ていたかどうかだって知りません。まあ、しいて言えば関がシュナにスタメンを奪われた事ぐらいですかな、知っているのは・・・。ただ、関に関して言えば「確実に経験値は上がって帰って来た」と言えるでしょうな。

さて、今期のベガルタは過去最高の順位でフィニッシュしましたが、チーム別のコストパフォーマンスもリーグでは上位だったと聞いています。それでは、選手の人件費と来期への補強を考慮して、「今期のベガルタの頑張りと、来期への補強がどうなって行くのか?」を考えてみましょう。

まず、チームの人件費をチェックします。本来であれば、今期のデータが欲しいのですが、現時点では公表されてないので昨年度の(2011シーズン)数字を使います。




このデータを見ての率直な感想は「何だよ・・・結局は人件費貧乏三兄弟のチームが揃って降格かぁ~~。世の中金なんだな」であります。もちろん、今年の鳥栖のようなチームが出てくることもあるでしょうし、人件費金持ちであるガンバやF東京が降格する事もありますが、統計学的にこれらのチームは「例外扱い」とされるのが一般的です。仙台だって山形だって、初昇格時に2~3年は気持ちで頑張れました。しかし、J1というカテゴリーは精神力だけで生き残れるような甘い所じゃない事も学んでいます。鳥栖にとっては来年が勝負でしょうな。


データによれば、仙台の人件費と名古屋・浦和・ガンバ・柏・鹿島などのチーム人件費では「倍」も違う事が分かります。仙台の今期の収入は確か23億円くらいだったと思うけど、名古屋などのチームに至っては「選手の人件費総額が仙台の総収入」と同じなんですな・・・羨ましい限りです。そして、世の中の常識として「リーグで最も資金力があるチーム、もしくは資金を集中投資する意欲があるターム」のメンバー編成が終わらないと、リーグ全体の編成が終わる事はありません。つまり、川上である浦和や名古屋の編成が終わらないと、川中である川崎やマリノスの編成は終わらず、それらのチーム編成が終わらないと、川下チームの筆頭である仙台の編成が終わる事は無いはずです。リーグで最も早く、そして最も有利に選手を獲得できるのは浦和・名古屋・ガンバ・鹿島であり、それらのチーム編成が終わると柏や川崎などの川中チームの編成が進み、それらのチーム編成が終わると、ようやく仙台のチーム編成に動きが出てきます。仙台の場合、毎年のようにチーム編成の完了は遅くなるけど、それは川下チームの「宿命」と言う奴です。しかし、幸いにして「運命」ではないので、何とか良い方向へ変えていきたいものです。

上記のデータを見るまでもなく、昨年度、最も「人件費と成績」の相関関係が最悪だったのは浦和です。人件費はトップグループだったのに、成績は降格争いグループって、ある意味凄いよね。まっ、今年の成績が良かったことで、コストパフォーマンスの改善は見られるけど、浦和の成績の悪さが、今期の鳥栖の頑張りと同じくらいに「サッカーは金が全てじゃねーんだよ!!」という救いになっているのは皮肉ですな。ただし、昨年度的には「人件費金持ち3チームが優勝争いをし、人件費貧乏3チームが降格した」という現実から目を背ける訳にはいきません。ある意味、仙台の4位という成績は「奇跡的」とは言わないまでも、「衝撃的」であることが分かります。ベガルタンはこのことを、「金持ち父さん、貧乏父さん」の著書でベストセラー作家となっているロバート・キヨサキに是非とも知ってもらい、本を出版して欲しいと思っているのよ。もちろん題名は「金持ちチーム・貧乏チーム」ですな。


今期も仙台は黒字決算のようで、ある意味贅肉が無い「筋肉質」の財務内容と思われる方も居るかもしれませんが、ここまで来るためにはスポンサーに対し「減資」という掟破りの方策のおかげです。減資を簡単に言うと、「お願いだから、出資してくれた資金(借金)をチャラにしてよ?お願いだよ?お願いだって言ってんだろーがこのクソ野郎!!えっ、いいの、マジで?ラッキー!!」という無茶をスポンサーの方々に受け入れてもらうことです。だからこそ、我々サポーターは可能な限り、スポンサーを実生活において活用すべきでしょう。家は東日本ハウスで建て、室内用品はアイリスオオヤマで購入する・・・・。サポーターが出来る範囲でスポンサーに協力する行為こそ、減資に対するせめてもの償いかもしれませんな。

このコラムは続きますが、可能なら明日書き込みます。いやね、これから飲むんで、体調が良ければね。



2012年12月20日木曜日

関口の浦和移籍を想う



ここ数日、ベガルタンは「関口、浦和移籍確定的!!」という報道を受け、田舎でグレてしまった中3よろしく、とにかく暴れ回っていました。仕事が終われば麻雀、仕事が終わればキャバクラ、仕事が終わればファッションマッサージ・・・・とにかく、家に帰って1人になり、関口の事を考えてしまう事が嫌で嫌でしょうがなかったのです。ベガサポとなり、ブログを書き込むようになって10年、これまで多くの選手との別れを経験してきましたが、過度にノスタルジックとなって個々の選手に対する書き込む事は極力避けてきました。しかし、関口との別れに関しては、例え駄文と言われようが書かずにはいられません。特定の選手に対して書き込むのは、シルビ以来、2人目ですな。

関口は降格した翌年に仙台へ入団しました。その当時、ベガルタに「名の知れた高卒ルーキー」が入団する事は珍しく、そんな関口に対してベガルタンは「どうして仙台を選んだんだろう?」と興味を覚えた事を今でも覚えています。後のスポーツ紙で、帝京高校のサッカー部監督との会話が掲載されており・・・

監督「いいのか仙台で?J2だぞ?」

関口「仙台は必ず昇格しますし、僕はその力になりたいんです」

みたいな感じの記事を読んだ時、ベガルタンの心には強烈なシンパシーが芽生えました。関口くらいならば、首都圏のJ1チームへ入団する事は可能だったと聞きます。今以上に、J1とJ2には格差が存在しており、監督もその事を心配して「いいのか仙台で?」という問いかけをしたと思いますが、関口の考えが変わる事はありませんでした。これはあくまでも個人的な推測ですが「この当時から、関口とチームスタッフの間には「ある種の強い絆」があったのでしょう。そうじゃなければ、関口の仙台での9年間の頑張りを説明するのは困難です。

ベガルタンが最後に、選手のネーム入りレプユニを購入したのは「05年のシルビモデル」です。つまり、それ以来、新規のレプユニは買っていません。個人的に、レプユニを購入するのなら選手のネームを入れたいのですが、シルビ以降、そこまで感情が移入出来る選手とは出逢えていないので、結果的に今の今まで買う事はありませんでした。しかし来年、ACLモデルのレプユニが発売されそうと言う情報を得てからは「今度いつ、ACLへ行けるかなんて分からないから、出たら買おう・・・そして、入れる選手の名前は「関口」以外はあり得ないな」と思っており、自分にとって関口とは、そのように大切な選手だったのです。しかし・・・このタイミングで退団!!そして浦和へ移籍!!ですよ?ベガルタンがグレて書き込みもせず、ひたすらキャバクラへ通う心情は何気に分かってくれますな。

何度も言うように、関口の退団は非常に残念です。しかし、入団してから、そして震災以降も、関口はチームの為に頑張ってくれました。そんな選手が、新たなサッカー人生を選択したのであれば、ベガルタンはその選択を否定する事は出来ません。彼の人生は彼自身の物であり、決して無理やりサポーターとシンクロさせてはならず、自分たちの思いを無理強いしてはならないと思っています。そのような感情は決して「サポート」ではなく、それは単なる「エゴ」であるはずです。関口とリャンは、仙台の両翼でした。その片翼が居なくなるということは、仙台と言うチームが確実に変化していると言う証左です。この別れと言う変化が、チームにとって「進化」である事を願わずにはいられません。

それにしても、3位である浦和の補強は的確ですな。1位と2位のそれぞれチームから主力を引き抜き、自分とこのチーム力を向上させる・・・。敵対するチームを弱体化させ、そして自分のチームを強くする。補強の王道です。こんなことは圧倒的な「財力」が無いと中々出来ませんが、浦和には「それ」がある・・・・本当に羨ましいことです。こんな時に、意固地になって「格差」を妬む人も居るかも知れませんが、妬む感情からは決してポジティブな思考は生まれません。今現在、仙台に浦和のようなチーム力(財力)はありませんが、仙台が浦和のようなチームを目指す必然性は無く、仙台には仙台独自の「道」があるはずです。

仙台の予算が20億、そして浦和は60億・・・・この格差を短いスパンで考えるのには無理があります。っていうか、仙台の予算が60億になる事を考える事自体が無理です。もちろん、仙台がタイトルを取って、ACLも勝って、大型のスポンサーがバンバン加わるという夢を見るのは個人の自由ですが、40代ともなれば不可能な夢よりも、現実に即した希望の方に心が傾きます。夢を持ちつつも、現実に即した仙台スタイルを構築し、いつの日か予算規模が30億、40億となればいいですな。

関口の移籍に関しては「関口ほどの選手を移籍金0円で持って行かれるなんて・・・」と思って憤慨している方も居るとは思いますが、そのような契約を関口サイドが求めていた段階で、このような状況になるかもしれない・・・と言う事をスタッフは感じていたはずです。大事なのは、関口の穴を埋められる選手をどうするか?でしょう。関口は自らの意思で新たな「道」を進もうとしています。我々ベガサポも、新たな『選手』に期待するしかありません。関口も頑張って欲しいけど、それは仙台戦以外の方向で・・・、今言える事はこれくらいですかな。

2012年12月14日金曜日

今日も考えてます

昨年度で言えば、平均観客数は15,652人で、そして総チケット収入が7億2千万でした。リーグのホーム試合は17試合だから、7億2千万÷「15,652人×17試合」=約2,700円という方程式が成立し、ベガルタ仙台の平均チケット代は“芝かぶり席”やSSS席“といったスペシャルな座席からサポーター自由席を含めたトータルで考えれば“約2,700円”です。となると、“脱宮スタ”を唱える以上は、ユアスタ開催⇒宮スタ開催にした場合の平均的観客数差を考慮した「約2,700円×18000席「6000席×3試合」=4千8百6十万円」をユアスタ開催にしつつ補わなければならなくなります。まっ、平均観客数にカップ戦3試合を加えちゃうと、さらに数値は下がるんだけど、悪い数字だけに「このカップ戦を来年度“どのような集客戦略で戦うか?”」とポジティブに考えることで、何気に答えが出るような気がしてます。


今年度、ベガルタの平均観客数は約16,600人ということです。それではまず、ユアスタ開催で補う金額設定を考える前に、来年の平均入場者数を推測しなければなりません。大震災以降、ユアスタの入場者数は厳しいものになっていますが。だからこそ“今年悪かったカップ戦”の入場者数が大切になってきます。昨年のカップ戦予選リーグ、3試合の観客数は7200人、8600人、9800人、であり、平均値は8600人でした。チームとして、ユアスタ開催に特化してチケット収入を増加させようとするなら、この部分に「ある程度の資本を集中投下」して入場者数の増加を図らねばなりません。具体的には、テレビCMをバンバン流したり、ACL予選3試合の「お得なセットチケット」を販売したり、シナリオライターに依頼して「無理やり壮絶な因縁」や「韓流の恋愛ドラマ(対戦相手の選手の妹を愛してしまった・・・とか、対戦相手の監督は父の仇だった・・・)」みたいな壮大なドラマ仕立てにして、何が何でもACL予選を盛り上げることで、入場者数を増加させるようにします。

まっ、平均値が8600人だから、理想を言えばリーグ戦のように16000人オーバーが理想です。これならば、18000人分を楽勝で補えるからね。しかし、ACLというステージの試合でも、試合が行われるのは「2月末の平日のナイター」とか、4月の水曜日のナイターという日程を考慮すれば、満員を願うのはチョットむしが良すぎますな。だからこそ、資本を集中投下して盛り上げる必要があります。目標は控えめに「11000人オーバー」くらいに設定すれば、困難なミッションではないでしょうし、ACLのリーグ予選通過が期待できそうなシチュエーションともなれば、予選リーグ最終戦はゴールデンウィークなので、15000人オーバーも決して夢ではなく、ミーハーなライト層たちも大挙して押し寄せる可能性すらあります。その可能性を高める為にも、ACL予選の初戦である2/26(2月末のナイターって、罰ゲームですか?)は絶対に負けられませんな。

カップ戦にはポジティブな要因がありそうなので、今度はリーグ戦の観客数を推測して行きます。大震災が起こる前年の平均観客数は17200人オーバーでしたので、問題はこの数字をクリアー出来るかどうかです。今年の場合は、リーグ戦で優勝争いするという頑張りがあったので、リーグ終盤は満員の試合も多くなりました。ここからも、リーグ戦の成績と観客数は密接に関係していることが分かります。問題は、来年も優勝争いできるか否か?であり、スタートダッシュできなくても「それなりの成績」でリーグ戦とACL予選を並行して戦えるのであれば、相乗効果で観客数の増加は見込めます。しかしながら、以前も書き込んだけど、ACLの日程が半端ないのよ・・・

<グループマッチ>
第1戦 ベガルタ仙台 vs プレーオフ勝者*
〔2013年2月26日(火) キックオフ未定 仙台スタジアム〕
第2戦 江蘇舜天 vs ベガルタ仙台
〔2013年3月12日(火) キックオフ未定 南京奥林匹克体育中心〕
第3戦 FCソウル vs ベガルタ仙台
〔2013年4月2日(火) キックオフ未定 ソウルワールドカップスタジアム〕
第4戦 ベガルタ仙台 vs FCソウル
〔2013年4月10日(水) キックオフ未定 仙台スタジアム〕
第5戦 プレーオフ勝者* vs ベガルタ仙台
〔2013年4月24日(水) キックオフ未定 会場未定〕
第6戦 ベガルタ仙台 vs 江蘇舜天
〔2013年5月1日(水)  キックオフ未定 仙台スタジアム〕

このような日程で戦いつつ、リーグ戦も同時並行で戦うともなれば、それなりの苦戦は覚悟しなければなりません。まっ、4月の日程は「地獄」であることだけは素人でも分かります。今年で言えば、仙台よりも戦力が充実していると言われていたACL出場チームの、リーグ戦前半の結果と言えば、ガンバ・柏・名古屋・東京・・・いずれも前半は厳し過ぎる結果が待っており、ガンバに至っては、前半戦での借金苦で降格と言う考えられない結果となってしまいました。名古屋も柏も、後半戦では盛り返したけど、前半戦は駄目駄目でしたな。しかしながら、リーグ戦でも昨年以上の観客数を達成する為には、どうしてもリーグ戦での頑張りが必要となってきます。

と、ここまで書きこんでいる時に後輩からメールが届きまして・・・

「スポニチによれば関口、浦和移籍決定です」との連絡が来ました。この情報を知った瞬間、ベガルタンはブログを書き込む意欲が100%無くなったので、今日はここまでにします。

2012年12月13日木曜日

ベガルタン、脱宮スタを提唱す!!

欠点ばかりが目立つ宮スタですが、唯一の長所はユアスタよりもキャパが大きいことです。入場料収入がチーム収入の土台であるベガルタにとって、観客数を増やす事は「チーム力向上」のマストアイテムであり、あのキャパの大きさは非常に魅力的に見える事でしょう。もし、宮城に宮スタが無かったら・・・全くと言っていいほど悩む事は無いのですが、現実として“ある”だけに、そして過去に4万オーバーというチーム記録を達成しているだけに、使いたくなるんでしょうな、様々なデメリットがあるにもかかわらず。

「脱宮スタ」を宣言したうえは、ユアスタで宮スタを使った場合以上の収益力を確保しなければなりません。これまでの経験上、宮スタ開催は年間2~3試合ぐらいで、対戦相手やカードなどは自ずと「観客数が見込めるレッズなど」のチームに限られます。ということは、「ユアスタ満員で18500人―宮スタここ数年の平均観客数24500人」=差し引き6000人分として、平均宮スタ開催を3試合とすれば、6000人×3試合分の収益以上の売り上げを確保できるのであれば、あえて宮スタを使用する必然性はなくなるということです

基本的にベガルタの社員じゃないので、実際のビジネス規模や正確な売り上げ数字、そして個別利益を把握している訳じゃないけど、統計学を学んでいれば「フェルミ定数」という方法を使って「ある程度」の数値は概算で掴む事は出来ます。「フェルミ定数」では、特定の項目に公開されている数値を入れることによって、ベガルタのビジネス規模を推測する事が出来、チーム力を求めたい数値にする場合は、どの数値に力を入れればいいのか?という大まかな指針が分かります。それでは、個別の「項目」をベガルタン的に表示しますが、この「項目」には個人的な主観が入り込むので、人によって「フェルミ定数」の数値が多きく変わる事があるんだよね。だから、この「フェルミ定数」によってチーム規模を調べる時は、グループでやったほうが、より正確な数値がでます。

ベガルタにとって何が大切か?どうして観客数を増やしたいのか?と問われれば、その答えは「チケット収入を増加させたいから」しか考えられません。それでは、個人的な主観ですが、ベガルタのチケット収入総額を「フェルミ定数」で考えながら、どの部分に営業資本を集中投下すればいいかを考えてみましょう。まず、ベガルタンの主観で大事な項目を列記します

項目1.総座席数
項目2.稼働率
項目3.年間試合数
項目4.チケットの平均価格
ということは「フェルミ定数」を使うと、下記のような方程式が導き出されます。

チケット総額=「スタジアムの座席数」×「座席稼働率」×「試合数」×「チケット平均価格」
そして、これらの答えが7億2千万ということですな。

こうやって個別の項目でフェルミ推定を出す時には、求めたい数値を分割して考えます。そしてここからが大事なんだけど、推定するのに使うだけではもったいないから、売上やコストをこのように分解して、現在どの数値(項目)が問題になっているのか、また数値を上げる(下げる)ことが必要なのはどの項目か?ということがよく理解できる場合があるんですな。つまり、売上や収益を考える際に、どの項目に資本を集中投下すれば、チケットの総額をアップ出来るか?の目安を「フェルミ定数」では分かるのです。

ユアスタの総座席数は確か19500人くらいでしたかな。しかし、この数値を増やす事は現実的には不可能です。次に稼働率ですが、ユアスタの場合の稼働率はリーグトップクラスの数字なので、この数値を飛躍的に上げるのも不可能です。例えば、テストで平均90点獲っている科目を、点数を20%アップさせることは現実的には不可能だからね。そして試合数ですが、カップ戦の成績にもよるけど(来年で言えばACLの成績)、ここ数年の試合数は「だいたい20試合くらい」であり、この数字も飛躍的に増加させることは不可能でしょう。もっとも、ナビスコも決勝戦まで行き、ACLも決勝戦(今年のACLは中立地での一発勝負ではなく、H&Aの2試合制です)まで行くのなら、6~7試合増える可能性はあるけど、その可能性はあくまでもイレギュラーな物でしかありません。とんなと、最後に唯一、資本を集中投下して増加出来そうな項目は「平均のチケット代」しかなくなりますな。

嗚呼ーこのままいくと民主党のように「単なる増税だけして下野しちゃう、おバカさん」のようになりそうな雰囲気がしてきましたが、といあえず、この続きは明日ね。

2012年12月12日水曜日

ベガルタン、収益アップの為に「脱宮スタ」を唱える

まず、昨年度のベガルタの決算をチェックし、大まかな数字を確認します。

総営業収入  約20億

その内訳

入場料収入 約7億2千万
J分配金  約2億3千万
広告収入  約6億2千万
グッズ販売 約1億2千万
その他   約4億5千万

ここからも、仙台にとってサポーターから出資される「入場料収入」がチーム運営を支える大切な収入になっていることが分かります。7億円/20億円だよ?結構デカイよね。でも、総収入における入場料収入が「全体の6割くらい・・・」とおもっていたんだけど、現実には4割に近かったんだね。この数字を知っている人たちが「でも、観客数アップの為に宮スタを活用すべきではないのか?」と言っていることもあるけど、あながち確信は付いているようですな。

しかしながら、2~3年前に宮スタで開催した浦和戦や山形戦での観客数が2万5~6千だった事を鑑みれば、例え対戦相手が浦和でも余程の条件(例えば開幕戦とか、優勝が決まる一戦とか・・・)が揃わないと、損益分岐点の目安である「3万人オーバー」は厳しいのが現実です。じゃあ、どうすればいいのでしょうか?ユアスタの座席数の増設が今直ぐにでも始まれば簡単な話ですが、その必要性を仙台市に懇願する程の平均観客数(1万6千人ぐらいか?)しか集まらない現状で、公的(税金)な資金を投入してのユアスタ増設に市民の理解などは得られそうもありません。それでも、その数字(ユアスタでさえ満員になりにくい現実)を認識しながら「でも、観客数のパイを広げて収入を増加させる為には宮スタを積極的に使うべきだ!!」と考える人も決してマイノリティーではなく、そんな彼らはこう言います「広告収入が増加しにくい現状では、入場料収入の増加こそ、チームを安定成長させる近道だ」と。

何度も書くけど、宮スタでの損益分岐点は3万人オーバーです。ただし、チームが公的に言っている訳ではなく、あくまでもスポーツ紙などの記事によるんだけどね。そして、宮スタでの3万人オーバーが厳しい現状でも、あえて宮スタでの開催をするのであれば、そこには明確な戦略が必要となります。あのアクセスの悪さ・・・この致命的な欠点を克服できるのであれば、戦況も違ってくるのでしょうが、それがあれば苦労はしません。であれば、今度は「損益分岐点を何とか下げられないか・・・」という考えが出てきます。例えば、宮スタでの損益分岐点を「3万人オーバーから2万人オーバー」へ下げられれば、観客数の増加分が「そのまま増収」となるからね。

では、どうして宮スタでは3万人オーバーしないとペイ出来ないくらい経費がかかるのでしょうか?チームが公式に「宮スタ開催での詳細な経費」を公表はした事はありませんが、こんなのは普通に考えれば「敷地やスタジアムの規模が大きい分、警備などの人件費が大幅に掛かるから・・」ぐらいしか思い浮かびません。安全で快適なスタジアムを確保する為には、様々な部署に、それなりの人員を投入せねばならず、それらの人件費の総和が「3万人オーバーじゃないとダメダメなのよ」ということなのでしょうな。

じゃあ、どうすれば人件費を抑えることが出来るのでしょうか?長居スタ  では約3万人が損益分岐点と言われているし、埼スタでは約3万5千人が損益分岐点である事を鑑みれば、宮スタの経費だけが異常に高いと言う訳ではなく、そうかと言って「人を減らせば・・・」という単純な問題でないところが厳しいですな。簡単に「ボランティアを活用すれば・・・」で解決できればいいんだけど、これ以上彼らに負担を強いるのは気が引けるし、警備や誘導には、それなりの経験者が必要である事は明白だからね。そんでもって様々な事象を考えた末に、ベガルタンが導き出した結論は「宮スタは使わない」という戦略でした。それでも、やり方によっては入場料収入を上げられると思っているからです。

もうね、「脱原発」とか「卒原発」というネーミングをパクって、ベガルタンが唱える、ベガルタ仙台の入場料収入を増加させる公約は「脱宮スタ」なのであります。

2012年12月11日火曜日

満連プレゼンツ ACLに向けてチーム収入の方策を考える

天皇杯に負けたことで、今年は例年よりも早くシーズンオフのマッタリ感を満喫しているベガルタンです。選手も私も、早めに心と体を休めるんだから、天皇杯で早めに負けるのも悪くはありません。そうですなぁ~~、2,3年に一回くらいならばリーグ戦での頑張りを担保として、早めに負けることを許可してもいいです。もっとも、今年が早めにシーズンオフとなっても、来シーズンの稼働が例年よりも「かなり早め」になる事は確実なんだから、まー「行って来いのチャラ」とも言えますな。

ところで、私は満連(ユアスタを満員にする連合会)の会長を務めていますが、今シーズンの観客動員数はどんな感じだったのでしょうか?年度別のデータを鑑みながら、チーム収入アップの方策を考えるとします。

ベガルタ仙台 年度別平均観客数

99年 7,470人 チーム創設元年

00年 8,885人 ノリヲ、財、藤吉、リカルド、飯尾・・イリュージョンが期待できるメンバーが揃っていましたな

01年 14,011人 マルコス、テル、村上、山田、渡邊、森らのメンバーで歓喜の昇格

02年 21,862人 J1バブルの始まり、チケット難民現る!!

03年 21,708人 清水監督解任、涙のシルビ、哀しみの降格

04年 16,198人 J1バブル崩壊の始まり、ベル退団

05年 15,934人 都並体制、チケット難民の消滅、シルビ退団!!

06年 14,453人 サンタナ体制、史上最もつまらない仙台のサッカー、ロペス・ボルジェス・チアゴの3人で攻撃、後は守るだけのサッカーとなる

07年 14,685人 望月体制、人もボールも動くサッカーの登場

08年 14,080人 手倉森体制スタート、涙の入れ替え戦敗退

09年 12,951人 歓喜の昇格、しかし観客数は激減、危機感から満連スタート

10年 17,332人 J1復帰で観客数が増加、満連ひと安心

11年 15,656人 大震災おこる、観客数は自然減、満連・滅茶苦茶不安

12年 16,600人 チーム最高成績で終わるも、観客数の増加は微増にとどまる

J1バブル時代だったあの頃、02年・宮スタで行なわれた磐田戦では43,092人もの観客でスタジアムが膨張してました。今のイメージなら、宮スタはガラガラの雰囲気が濃い感じだと思うんだけど、4万オーバーものサポが集うと、こんな事が現実に起こります・・・

満員の宮スタでの当たり前の光景

1.宮スタの通路の至るところで、西公園の花見状態となり酒盛りが始まる
2.ハーフタイム前にはビールが売り切れる
3.トランプや花札で熱くなる集団が現れる
4.トイレがゲロ臭くなる
5.階段の上り下りが苦しくて途中で休む年配層が多く、階段が混雑する

まっ、チョット話は脱線しましたが、満連の望みはユアスタ(宮スタ)にあの当時の「ギラギラした活気」を取り戻すことです。この年は、ユアスタの広島戦で19,400人オーバーした試合もあり、もうね、その活気と言うか熱気を体験しちゃうと、白金の住宅地の路地裏で外人から手軽に買えるという「白い粉」で得られるトランスなんて「鼻くそ」みたいなもんです。もう一度、あの雰囲気を味わいたい・・・そう考える人は多いんでしょうな。

さて、震災の影響もあって、ここ2年は宮スタ開催がありませんでした。さらに言うと、ユアスタでも安全面からか「過剰なくらいの緩衝地帯」が設置されるので、02年の広島戦のような19,400人オーバーは現実的には不可能になっています。そうですなぁ~~、イメージとしては18,000人オーバーすると「結構満員だよな・・」と思うようになってきました。そうなってくると、チーム収入の6割を稼ぎ出す入場料収入をアップさせるには「宮スタ開催を増やすしかない・・・」と考えるのが、これまでのやり方でしたな。しかし、宮スタ開催での損益分岐点をチームスタッフに問えば、社長から部長まで「3万人オーバーが必要」と言う答えが返ってきます。現時点で宮スタ3万人オーバーを実現するには、優勝争いをしつつ、対戦相手が浦和とか鹿島などの対戦相手チームじゃないと厳しいのが現実です。

それじゃあどうするか?入場料収入の著しい増加が不可能になった場合に、チームが収入増を目指すとしたら、それほど多くの戦略はありません。考えられるのは・・・

1.チケット代の値上げ
2.稼働率のアップ
3.広告収入のアップ
4.選手人件費の抑制
5.保有選手のレンタル・売買の活性化

まっ、こんな感じですかな。


明日は、これらの戦略の中からベガルタンズチョイスをした「入場料収入増加の新戦略2013版」を書き込みます。

2012年12月9日日曜日

退団選手に想う

ん~~~、毎年の事とはいえ、この時期にチームHPへリリースされる
退団選手の発表”に関する項目をPCでクリックする際の、心に生じる“何とも言えない無念感”には何年経っても免疫など出来ませんな。結局、一度もプレー内容を試合で観ることが無かったサッコーニ。試合へ出た際に、どことなくザワザワするユアスタの雰囲気がたまらなく好きだった内山。ここ数年の苦楽を共にし、どことなく憎めないキャラクターの持ち主でサポーターを魅了し、試合終盤に“体力不足から足を攣って交代する”という避難対象の事例を連発しても「まっ、パックンだからしょうがないか・・・」という温かい目で見守られ、それでも時折、目の覚めるようなクロスを上げてチームの勝利に貢献した朴。本当にご苦労様でした。そして今年、我々に多くの感動を与えてくださって、本当にありがとうございました。

まっ、パックンと言えば「朴⇒中原」へのホットラインは欠かせませんが、彼自身のプレーでベガサポの歴史に残ると言えば、このセレッソ戦でのゴールは外せません。普段は絶対に声を出さない、私の座席のジェントルマンでさえ、吉田栄作のように「うおぉぉぉーーーー!!!!」って声を荒げて、私にハイタッチを強要してきましたから。

来年はACLに出場し、例年以上にタイトな日程となる事は確実なので、その意味で“選手層”の厚みが今年よりも必要な事に論は要りません。それなのに、ここ数年主力として活躍してきたパクを退団させたということは、チームとして「左サイドバック」に“パク同等以上の左サイドバックの確保にめどが立った”、もしくは“パクを超える選手がチーム内に出て来た”のどちらかでしょうな。仮に、そのどちらでもない状況でパクを解雇すると言う決断をチームがしたのならば、来年はチーム戦術が大きく転換する可能性すらあります。仙台が来年も今年と同じ戦術を採用し、4バックを継続するのであれば、タイトな日程となる来年にパクを解雇する理由は明確でなければなりません。朴を解雇した理由は来年の試合でしか確認できませんが、ベガルタンは明確な理由が存在すると信じています。

来年仙台は、ACLとJリーグを並立して戦うタイトな日程が待っています。手倉森監督は「来年は6月にはコンフェデレーション杯が開催されるため、リーグ戦の中断が濃厚だから、リーグ戦もACLも両方ともスタートダッシュできる。(中断期間があるため)ACL出場組も(リーグ戦で)挽回できるはず」と語っていました。では、どのくらいタイトな日程かを確認しましょう。

グループリーグ組み合わせ

【グループE】

ベガルタ仙台(日本)  FCソウル(韓国)  プレーオフラウンドの勝者  江蘇舜天(中国)
≪スケジュール≫
■プレーオフラウンド

2013年2月9日(土) TBCブリスベン・ロアー(オーストラリア) 対 ブリーラム・ユナイテッド(タイ)TBC

■グループリーグ日程
Match1 2013年2月26日(火)・27日(水)
Match2 2013年3月12日(火)・13日(水)
Match3 2013年4月2日(火)・3日(水)
Match4 2013年4月9日(火)・10日(水)
Match5 2013年4月23日(火)・24日(水)
Match6 2013年4月30日(火)・5月1日(水)

対戦相手の力量などは分かりませんが、素人目にみても「リーグ戦と並行して戦うとしたら、4月の日程は地獄じゃないのか???」と言う事は分かります。週末にJの試合をしたら、翌日には海外への移動⇒そして試合をして帰国の為に移動⇒そんでもってJの試合がアウエーだったら翌日には移動⇒仮に翌週はACLがホーム試合でも、中3~4という日程で休みなく試合をこなさねばなりません。しかも、戦う相手は韓国のチャンピオンや中国の強豪チームなんだから、ネガティブな人だったら「罰ゲームですか、これは??」と泣きが入るのは確実です。

例えば水曜に中国で試合をして、週末は日本で試合、そして翌週は水曜と週末に日本で試合をして、また水曜日にはタイで試合、帰国してすぐに日本のアウエーで試合をして、そして韓国で試合・・・・。こんな日程を現実的に、来年、我々のチームが経験すると言う事を鑑みれば、チームの戦力は少しでも厚めじゃないと厳しくなるでしょう。そこでパクの解雇という事例を出されれば、どう考えても「左サイドバックに関しては、補充ではなく“補強”もしくは、チーム内に新たな選手の成長が見られたんだろう・・・」という結論に達するベガルタンの考察にも若干の整合性は出てきます。両サイドバックの攻撃的な姿勢は誰が考えても「仙台のストロングポイント」です。しかし、その攻撃は守備に転じた場合に「ウィークポイント」となり、仙台を攻略する際には、どのチームもウィークポイントを攻めてくるようになりました。来年、我々はどんな「左サイドバック」の選手を見ることが出来るのでしょうか?

新たな選手と出逢う為には、哀しくても別れを経験せねばなりません。2年前、私たちは赤嶺と出逢いました。昨年、角田と出逢いました。そして今年はウイルソンと出逢いました。来年、私たちは、どんな選手たちと出逢うのでしょうか?そう考えることによって、別れの哀しさを紛らわせるベガルタンです。

2012年12月4日火曜日

東京戦2

「消化試合なんて無い!!」とは言いつつも、結果的に両チームともシチュエーションはドップリ“消化試合”です。もちろん、仙台は現在のベストメンバーで勝利を狙い、東京もホーム最終戦でサポーターへ勝利をプレゼントするのは、試合後に行われるセレモニーがフレンドリーで温かい雰囲気にする為のマストアイテム、メンバー的には両チームともガチで勝ちに来ていました。正直、「ひょっとしたら仙台は、来期以降の為に若手を使ってくるかも・・・」と思っていましたが、手倉森が選んだ選手は前節から「朴⇒田村」の変更のみ。ここからも仙台としては「最終戦は勝ちに行く」という姿勢が鮮明となりました。まあね、勝ちに行くことに異存はないんだけど、勝ちに行って結果的にキレて、ボコボコにされちゃうと「モチベーションを維持するのは困難だったんだろうし、だったら若手を使ってくれよ・・・」という心情にもなりますな。




矢継ぎ早にゴールを決められ続けている試合を見せられると、ベガルタンだってネガティブになりますが、だからといって試合中や試合後にブーイングを浴びせる気にはなりませんでした。この試合に関しては、ブーイングをされてもしかたの内容だったことを否定する事は出来ません。だって、2-6だよ?これでしなくて、いつするんだ?って感じです。しかし、今年の場合はリーグ最終戦という状況にフォーカスするべきではなく、リーグ戦で2位を勝ち獲ったという事象にフォーカスすべきであり、もしも、蓮舫議員がベガサポであるのなら、まちがいなくこう言ったでしょう。


2位じゃ駄目なんですか?

手倉森監督も試合後「本来ならば、前節に勝っていればここが大一番の場所になるはずだと思っていた人たちが今節も大挙してきてくれたスタジアムで、今シーズン戦ってきた成果というものを残り90分示そうと、有終の美を飾りたいという思いで挑んだ試合でした。相手も一緒だということで、つまりは激しいゲームを覚悟して、我々のサッカーを示そうといった試合でした」と語っていました。しかし、優勝争いの佳境で迎えた“ラスト5ゲーム”で「2敗3分」という結果・・・。ここからも「仙台は優勝争いをする力を付けつつあるが、優勝する力は有していなかった」と考えることに若干の整合性はあります。誰が見ても今年の仙台は頑張りました。しかし、このような状況で迎える来期の目標が「トップ10」といった消極的なものになる可能性は低く、当然多くのサポーターの願望もチームの目標も「タイトル」となることでしょう。そうなった場合でも、現時点の仙台に「その力が無い」ことは、“ラスト5ゲーム”の結果が証明しています。まだまだ「チーム力」を向上させねばなりませんな。

個人的には、鹿島に追いつかれて3-3のドローになった試合で精神力が尽きたと考えています。もちろん、試合後の選手や監督は「勝ち点差が1縮まった」とか「最後で逆転できればいい」といった「まだまだ諦めていませんから!!」系の強気なコメント連発をしていましたが、メンタル系の怖さは“自覚症状”が無い、もしくは気づきにくい点にあります。前半で3-1ともなれば、サポーターじゃなくても「この試合は貰った!!」と考えるはずです。しかし、ズルズルとラインが下がって結果的に同点に追いつかれてしまった・・・。もしもこれが逆で「1-3からロスタイムで同点に追いついた」という状況ならば、メンタルの持ちようも違っていたのでしょうが、まっ、今更どうしようもありませんな。

2012年12月3日月曜日

東京戦

 


いやぁ~~、東京って怖いところだね。久々に府中へ「絶対に負けられない戦い」と称して参戦したら4万という大敗を喫し、「こうなったらベガルタには絶対に勝ってもらわないと・・もうね、ボコボコにしちゃってください!!」と称して参戦した味スタでは2-6という「逆サンドバック」状態での惨敗!!放心状態で参加した忘年会と言う名の“準優勝祝賀会”では「集中砲火と言う名のチャンポン攻撃」を受けて、最終新幹線での“無差別ゲロ”!!もう40代というのに、帰りの新幹線ではトイレ近くでラリっておりました。仙台のお母さん、東京は怖いところです。

試合内容はと言えば、振り返るのが怖いくらいの惨敗。ここまでボコボコされたのは何時以来でしょうか?1-2で折り返した前半ですら、その内容は明らかに東京ペース。東京の選手が連動してボールを繋ぎながら攻撃を仕掛けてくるのに対し、仙台の選手と言えば「何気に動きが重い」状態で常に対応は後手後手。仙台も頑張ってチャンスを作るが中々決めらないと、東京はしっかりとビューテフルゴールを連チャンで決めてきます。ナビスコでもそうでしたが、東京は仙台の高いラインの裏を上手に狙ってきます。両サイドから逆サイドへクロスしながら走り込み、そのギャップを徹底的に攻撃。ラインを高くすることで仙台の攻撃力は飛躍的に高まりましたが、その反作用として昨年までならあり得ないような失点も増えました。だからといって、昨年のような「ドン引き」の守備へ戻ると言う選択肢は考えられません。今年はゴールシーンがたくさん見れて本当に楽しかったんだけど、この「美味しい蜜の味」を知ってしまった以上、もう「ドン引き」へ戻る事など不可能です。来期は、どんな感じの守備になるのか今から楽しみです。

そうですなぁ~~、3点目を奪われた辺りからは素人目にも「キレ」ましたな。改めて思ったのは、今年も散々言われてきた「堅守仙台」というワードの土台が、個々の選手のスキルやチーム戦術・熟成に大きく起因するのではなく、「個々の選手の気持ち」を持って戦う“選手たちの集合体”が大きな要因である事が分かります。仮に、得失点差で2位を争う展開になっていれば、絶対に6失点もしないはずです。しかし、結果として6失点もしてしまった。これは選手としても、そしてチームとしても、優勝を逃して2位を確定させた時点で、今年張りつめてリーグ戦を闘ってきた“緊張の糸”がキレてしまった証左なのでしょう。もちろん、東京は素晴らしいサッカーをしました。しかし、いくら素晴らしいサッカーをしたとしても、仙台が6失点する確率は限りなく0に近いはずです。でも、6失点もしちゃった・・・。まあ、キレたとしか言いようがありませんな。

長くなりそうなので、また明日書き込みます