2012年11月28日水曜日

新潟戦に想う



ふぅーー、負けちゃいましたな。正直ショックで、3日間ほどスポーツニュースを拒絶し続け、PCに触れる事もせずにネット関連の情報もシャットアウト!!とにかく、何のやる気も起きない“リストラ直前の窓際族“のような数日を過ごしておりました。今、ネットを見ておりますが、他のベガサポの方々は、どんなに苦しい結果が出ようとも“きちんとブログ”を書き込んでおり、改めて感嘆しております。みなさん、凄いです。

個人的には「仙台が勝つことによって“降格への送り人”となる」という覚悟を持って新潟戦に挑んだのですが、それがまさか・・・「広島優勝への送り人」の証人になろうとは夢にも思いませんでした。試合後の社長も「負ける事を想定していなかった」とコメントしていましたが、ベガルタンも「いくら必死に向かってくるとは言え、まさかホームで新潟には負けないだろう・・・」という想いは持っていました。なので、先制されても「まっ、前半中に追いつけば何とかなるだろう」と思っていましたし、後半になったらなったで「まっ、そろそろ赤嶺あたりが決めてくれるだろう」と思い、後半を半分過ぎても「追いついちゃえば、後はドドドォーーンって逆転するさ」と思い、残り10分を切っても「大丈夫、理由は無いけど大丈夫」とカミさんに言い、ロスタイムでも「6分あったら、2分取れる」と豪語。その結果はと言えば、試合終了直後から15分ほど“放心状態で記憶が飛んでいました”いやぁ~~まいった・まいった。

試合内容はと言えば、それなりに楽しめましたな、結果以外は。新潟が放ったシュート数は18本、そして仙台が20本。この数字だけを見ても、「どちらも勝ちにきていた」と言う事は想像できます。新潟のプレーには「気持ち」が見れましたな。この試合を見てベガルタンは、昨年のNBAファイナルで、激戦を制して勝利したチームのキャプテンがアナウンサーから勝因を問われた時の事を思いだしました。その時彼は迷わず「ハート(強い気持ち)だ!!」と答えたんだけど、この日、新潟の選手たちのプレーにも「ハート」があったような気がします。もちろん、仙台の選手だって「ハート」はあったと思うんだよ、ただ、この試合に関しては新潟の選手の方が「より強いハート」を持って戦っていたことが結果として表れてしまいました。残念ではありますが、この試合に関しては「内容よりも結果」であり、結果を残した新潟の方に「より強いハート」があったと思う事に整合性はあるでしょうな。

敗戦を受け、広島の優勝が決まってから2~3日ぶりにネット情報に接する前、ベガルタンは「どんな感じでチームは、そして選手に対して罵詈雑言が浴びせられているんだろうか・・・」と不安になっていました。しかし、いざ各氏のブログや呟きを覗くと・・・

「チームは頑張ってくれた」

「2位は素晴らしい」

「ACLにも行けるし充実したシーズンだった」

等々、負けてしまった“無念感”よりも、過去最高の2位という順位を誇らしげに感じる“達成感”を語っている方々の方がマジョリティーだったのです。

ベガルタンはてっきり「パクの野郎、いくら足が悪いからって、あんな簡単に裏を取られやがって!!」とか「何なんだよ、あの采配は??」みたいなバッシングの“雨あられ”かと思っていたのですが、ネットで得られる情報の殆どが「今年の仙台はよく頑張った!!2位じゃ駄目じゃないんです!!」といった寛容な意見のバーゲンセールでしたな。ここから推測すると「多くのベガサポにとって優勝争いに敗れた事よりも、それを経験したこと自体の方に意味を見出す人が多かった」となります。これが、鹿島や名古屋サポのように、マジで優勝を願っているサポが大多数だったら、優勝を逃してしまったホーム最終戦での敗戦後は、まちがいなく荒れる事でしょう。間違っても「2位なんだから良かった、選手たちは頑張ったよ・・・」とは、ならないはずです。

しかし、全ては仙台が強豪になる為の“ロードマップ”の1ページとするのなら、多くのベガサポの達成感も理解できます。今年ようやく、仙台は「優勝争い道路」という首都高のインターチェンジに入ることが出来ました。この首都高には、フェラーリ(鹿島)やポルシェ(浦和)、そしてランボルギーニ(名古屋)などの物凄い馬力(予算規模)のスーパーカー(チーム)がバンバン走っています。それらの車に混ざって、仙台も優勝を狙うのであれば、馬力(予算)と共に「経験」も必要なのでしょう。馬力も経験も一挙に獲得する事は仙台には出来ません。だとしたら、今年は「経験」のみで我慢する・・・という選択をしたベガサポの心境にも一定の理解は必要なのでしょうな。新潟戦後のセレモニーで「今年はよく頑張った!!」と選手たちに声援を送る人たちを見て、ベガルタンはこんな事を考えていました。

2 件のコメント:

  1. 新潟戦の前日、ニコニコ動画の「戦術くん」にやっと優勝争い出来るチームになったよと話しかけ、指定席のくせに朝八時半からユアスタへ行き、選手バスへのコールになぜか涙し・・・
    今はまだ力が出ませんが最終戦味スタで今年一年の頑張りを見届けてきます。
    優勝は来年のお楽しみ!  になるといいな~。

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    1. 影サポどのへ

      お久しぶりですな
      サポーターになって一番良かったのは、貴殿のように
      「お金には代えられない想い出(記憶)」を得られた事です
      そのような想い出という年輪を重ねるたびに
      チームに対する想いが深まっていきます

      今年、貴殿の心に刻まれた年輪は、さぞや深くて広いものなのでしょうな

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