2012年11月30日金曜日

明日は東京戦ですな


ふぅ~~、今年も最終戦ですか・・・。鹿島との開幕戦、大海のゴールで勝利した試合が“ついこの前やった・・”という感慨さえ心に残っていると言うのに、気がつけば明日は最終戦。このようなスピードで時間が経過していくのなら、私が介護用“おとなのオムツ”を着用してユアスタへ通う日も近いはずです。



開幕戦の楽しみの一つに、選手紹介時の映像が、どんな感じになっているかの確認があります。その年初めて見る“スターティングラインアップ”を大型ビジョンに映し出される時、何気に感動する自分に気づくし、毎年少しずつモデルチェンジするスタメンと映像に期待せずにはいられませんな。その事を会社の後輩に言ったら「それ、齢をとった証拠ですよ。生理学的には「老化」です」と速攻で言い返された。私は40代、そして後輩は20代・・・同じ「巨乳好き」という仲間ではあるが、考えてみれば“親と子”ほどの年齢差に気づいて衝撃を受ける回数も多くなりました。若いっていいですな。映像はありませんが、大海のゴールはしびれました。しかし、それ以上に“しばれる”気温にはもっとしびれた試合でした。





思い出してみると、カップ戦では負けたもののリーグ戦では「立ち直れないくらい、ボコボコにしてやった!!」という大差で勝っているんですな。しかし、この試合のメーンは大勝ではなく「怪我から復帰しようとしているリャンをピッチに送り出したい・・・」というチーム全員の“気持ち”が感じられた事・・・と個人的には思っています。

実際の試合では大勝でしたが、試合前にチェックした「J1第7節 El Golazoシミュレーション仙台 vs FC東京」シミュレーションでは、0-1の敗戦となっておりました。



何気に応援チャントもベガルタ仕様になっており、これはこれでクオリティーは高いのだが、解説はイマイチだった。恥ずかしい話だが、このデータを参考にしてtotoは「仙台・勝ち・負け」のダブルにしたのだが、何か文句ありますか?





アウエーゴールの関係から、この日のベガルタは「勝利」が必要な状況でした。それにしても、映像で振り返ると東京は徹底して、攻め上がって戻りきれない朴サイドの裏を狙って来ていましたな。朴や菅井の攻め上がりは、誰が考えても仙台のストロングポイントです。しかし、それが守備ともなれば、途端にウイークポイントとなるのがサッカーの怖いところ。この辺りからです「朴という選手を実力で蹴落とす選手が出てこないかなぁ~~」と思い始めたのは。

朴に関しては、「来年も要る・要らない」という2極化された意見を数多くネットで見られますが、原田や他の選手(補強選手も含めて)の成長を期待するにしても、現段階では「朴は必要」と言うのがベガルタンのスタンスです。原田などの若い選手には期待していますが、ベンチにも入れない選手に過度な期待を臨む程ベガルタンは甘ちゃんではありません。原田がベンチにも入れないのには、それなりの理由があるはずです。武藤が中々試合に出れない理由と、原田が中々ベンチに入れない理由を冷静に比較すれば、原田のスキルが如何に現時点では劣っているかの証左です。ウイルソン・赤嶺・柳沢・中原・リャン・関口・太田などを踏み越えねば試合に出れない武藤と、とりあえず朴さえ超えれば試合に出れる原田とを比較すれば「原田は何をしているんだ!!」という憤りを持つベガサポの心情は理解できますな。

原田とは時折、泉区のスーパー銭湯で出くわす間柄なので、その都度「頑張れ原田!!」と願っています。しかし、大卒2年目でベンチにすら入れないようでは、彼にベガルタの将来を託すという希望を抱く事は困難です。朴や田村を実力で蹴落とした時、ベガルタンは泉区のスーパー銭湯で原田に「あかすりマッサージ」をゴチする事をお約束します。

明日は東京戦、ビート東京!!

2012年11月29日木曜日

メール・フロム・東京本社

昨日、東京本社の後輩たちからメールが届いた。その内容は・・・


「先輩、仙台の優勝は夢と散ったようですが、とりあえず優勝祝賀会用に居酒屋の個室はキープしております。仙台からの参加予定者は、事前の連絡通り6名でよろしいでしょうか?こっちからは「仙台のセニョールが無茶苦茶落ち込んでいるらしいから、この際、徹底的に地獄の底まで落としてやろう\(^∀^)/\(^∀^)/」と盛り上がっちゃって、当初は参加の予定が無かった品管の笹田部長や総務の杉下課長まで参加するもんですから、第1営業部の小沢部長の「どうせなら、忘年会としてやっちゃうか?仙台のセニョールは宴会芸が豊富だから・・・」という鶴の一声で、今回の飲み会が本社・第1営業部の忘年会も兼ねることとなりました。総勢、27名くらいの参加人数ですから、仙台さんからの人数を合わせると30名を超えます。自分も、そして仲間たちも「仙台支店セニョール先輩の“伝説の宴会芸”をライブで観れる事を楽しみにしております」

嗚呼ー、なんという憂鬱メール・・・。ベガルタン自身でさえ「東京に行くのは億劫だから、横浜に住んでいる甥っ子にでもチケットを渡して、俺の分まで応援してもらおうかな・・・」と思っていたのに。なんなんだよ、仙台の残念会と本社・第1営業部の忘年会のブッキングって・・・。確かに小沢部長は俺の“伝説の宴会芸”を知っている数少ない一人だが、もうベガルタンも40代、宴会芸は引退したんだよ。いつまでやらせるんだよ・・・。そんな事を思っていたら、後輩の竹下が話しかけて来た。

竹下「リーダー、土曜日の仕事がキャンセルになったんで、僕も東京へ行くことにします」

自分「んっ!?ある意味、消化試合なのに偉いな・・だったら、よおーーし、その男気に感動したから、俺のチケットをやる!!俺の分まで応援して来てくれ!!」

竹下「要りません。もう買いました。ネットで750円、即決です」

自分「えっ!?750円?即決?そんなの、タダ同然じゃないか?」

竹下「指定席で750円ですよ?自由席なんかじゃ500円くらいでバンバン出品されています」

自分「えーー!!それって、投げ売りじゃないか!!」

竹下「これが仙台サポの出品か?それともダフ屋の感覚でチケットを抑えていた人の出品か?は分かりませんが、数多くのチケットが出品されているのは事実です」

自分「そうかぁぁぁ・・・・・プラチナになる可能性があったチケットが、タダ同然で投げ売りされているのか・・・」

竹下「優勝はなくなりましたが、最後まで応援しましょう!!」

自分「その姿勢、ベガサポとしては尊敬に値するのだが、それだけでお前が急きょ参加すると考える程、俺は甘ちゃんじゃないぞ。お前の目的は、本社の花型、巨乳の里香ちゃんなんだろう?」

竹下「リーダー、一生ついて行きますから、宴会では里香さんの隣にしてください!!」

自分「お前も俺と同じで、ウンコだな・・・」

竹下に教わりネットで調べたら、もうね、本当に投げ売り同然で数多く出品されていました。これの多くがダフ屋と言う確証はなく、私のように「優勝も決まっちゃったからなぁ~~」みたいに、ネガティブな要因で売りに出された方も居ると思うんだよね。「優勝がかかっているから・・・」となれば、普段はアウエーへ行かない人も行く気になるだろうし、そんな人たちにとって最終戦が「消化試合」となった瞬間、彼らのモチベーションが激変する心情は理解できますな。車で行くにしても、新幹線などで行くにしても、東京まで往復すれば1~2万の出費と半日の時間はかかります。これが「最終戦で優勝決定!!」みたいな状況であれば「金の問題ではない!!」となるんだけど、「勝っても負けても2位じゃ駄目なんですか!!??」みたいな状況ともなれば、途端に「交通費や時間を掛けるよりも、チケットを投げ売りした方がいいんじゃないか・・・」との、サタンからの甘言に悩む人の割合は確実に多くなります。

ベガルタンの場合は、周りの仲間のおかげでサタンの誘惑に勝てそうですが、そうじゃない人も多いんでしょうなぁ~~。最終戦は、ベガルタ仙台2012バージョンの見納めでもあります。来年我々が応援出来るのは、2013バージョン、2012バージョンとは似ているかもしれませんが同じではありません。おそらくは、これで見納めとなる選手だっているでしょう。それらの選手の為にも、最後まで応援せねばなりません。ベガルタンだって、正直、ヘタレそうになっていますが、選手同様、頑張って「府中競馬場⇒味スタ」という行程で「競馬で万馬券ゲット!!」というモチベーションを夢に、東京へ行こうと思っています。

2012年11月28日水曜日

新潟戦に想う



ふぅーー、負けちゃいましたな。正直ショックで、3日間ほどスポーツニュースを拒絶し続け、PCに触れる事もせずにネット関連の情報もシャットアウト!!とにかく、何のやる気も起きない“リストラ直前の窓際族“のような数日を過ごしておりました。今、ネットを見ておりますが、他のベガサポの方々は、どんなに苦しい結果が出ようとも“きちんとブログ”を書き込んでおり、改めて感嘆しております。みなさん、凄いです。

個人的には「仙台が勝つことによって“降格への送り人”となる」という覚悟を持って新潟戦に挑んだのですが、それがまさか・・・「広島優勝への送り人」の証人になろうとは夢にも思いませんでした。試合後の社長も「負ける事を想定していなかった」とコメントしていましたが、ベガルタンも「いくら必死に向かってくるとは言え、まさかホームで新潟には負けないだろう・・・」という想いは持っていました。なので、先制されても「まっ、前半中に追いつけば何とかなるだろう」と思っていましたし、後半になったらなったで「まっ、そろそろ赤嶺あたりが決めてくれるだろう」と思い、後半を半分過ぎても「追いついちゃえば、後はドドドォーーンって逆転するさ」と思い、残り10分を切っても「大丈夫、理由は無いけど大丈夫」とカミさんに言い、ロスタイムでも「6分あったら、2分取れる」と豪語。その結果はと言えば、試合終了直後から15分ほど“放心状態で記憶が飛んでいました”いやぁ~~まいった・まいった。

試合内容はと言えば、それなりに楽しめましたな、結果以外は。新潟が放ったシュート数は18本、そして仙台が20本。この数字だけを見ても、「どちらも勝ちにきていた」と言う事は想像できます。新潟のプレーには「気持ち」が見れましたな。この試合を見てベガルタンは、昨年のNBAファイナルで、激戦を制して勝利したチームのキャプテンがアナウンサーから勝因を問われた時の事を思いだしました。その時彼は迷わず「ハート(強い気持ち)だ!!」と答えたんだけど、この日、新潟の選手たちのプレーにも「ハート」があったような気がします。もちろん、仙台の選手だって「ハート」はあったと思うんだよ、ただ、この試合に関しては新潟の選手の方が「より強いハート」を持って戦っていたことが結果として表れてしまいました。残念ではありますが、この試合に関しては「内容よりも結果」であり、結果を残した新潟の方に「より強いハート」があったと思う事に整合性はあるでしょうな。

敗戦を受け、広島の優勝が決まってから2~3日ぶりにネット情報に接する前、ベガルタンは「どんな感じでチームは、そして選手に対して罵詈雑言が浴びせられているんだろうか・・・」と不安になっていました。しかし、いざ各氏のブログや呟きを覗くと・・・

「チームは頑張ってくれた」

「2位は素晴らしい」

「ACLにも行けるし充実したシーズンだった」

等々、負けてしまった“無念感”よりも、過去最高の2位という順位を誇らしげに感じる“達成感”を語っている方々の方がマジョリティーだったのです。

ベガルタンはてっきり「パクの野郎、いくら足が悪いからって、あんな簡単に裏を取られやがって!!」とか「何なんだよ、あの采配は??」みたいなバッシングの“雨あられ”かと思っていたのですが、ネットで得られる情報の殆どが「今年の仙台はよく頑張った!!2位じゃ駄目じゃないんです!!」といった寛容な意見のバーゲンセールでしたな。ここから推測すると「多くのベガサポにとって優勝争いに敗れた事よりも、それを経験したこと自体の方に意味を見出す人が多かった」となります。これが、鹿島や名古屋サポのように、マジで優勝を願っているサポが大多数だったら、優勝を逃してしまったホーム最終戦での敗戦後は、まちがいなく荒れる事でしょう。間違っても「2位なんだから良かった、選手たちは頑張ったよ・・・」とは、ならないはずです。

しかし、全ては仙台が強豪になる為の“ロードマップ”の1ページとするのなら、多くのベガサポの達成感も理解できます。今年ようやく、仙台は「優勝争い道路」という首都高のインターチェンジに入ることが出来ました。この首都高には、フェラーリ(鹿島)やポルシェ(浦和)、そしてランボルギーニ(名古屋)などの物凄い馬力(予算規模)のスーパーカー(チーム)がバンバン走っています。それらの車に混ざって、仙台も優勝を狙うのであれば、馬力(予算)と共に「経験」も必要なのでしょう。馬力も経験も一挙に獲得する事は仙台には出来ません。だとしたら、今年は「経験」のみで我慢する・・・という選択をしたベガサポの心境にも一定の理解は必要なのでしょうな。新潟戦後のセレモニーで「今年はよく頑張った!!」と選手たちに声援を送る人たちを見て、ベガルタンはこんな事を考えていました。

2012年11月22日木曜日

土曜日は決戦ですな


えーと、早いもので明後日はホーム最終戦ですか・・。しかも、仙台は優勝の為、そして新潟は残留の為、互いが“絶対に負けられない戦い”ではなく、“絶対に勝たねばならない試合”であります。あっちっちですな。個人的には、新潟と言うチームに特別な感情は無く、仙台が勝つことによって“降格への送り人”となってもノスタルジックになる事はありません。仙台に他チームの状況を心配する余裕など無く、そんな気持ちが少しでも芽生えれば『明日は我が身』となる事ぐらいは分かっているつもりです。

しかしながら、後輩の中には面白い考えをしているものがいて、そいつの理想は下記のような感じです。

後輩吉岡が考える最高のエンディング

次節、仙台も広島も負け、最終節、仙台が勝って広島が引き分けで仙台が優勝!!勝ち点差1のエキサイティングな優勝なんだけど、仙台の試合が終わった瞬間で広島の試合はロスタイム、しかも、広島のPKでキッカーはヒサト、そんでもってヒサトが決められずに優勝決定!!

自分「おいおい、仙台が優勝するのはいいんだけど、お前の理想だとホーム最終戦で負けることになるじゃないか・・・ベガサポで仙台の負けが理想はチョットいただけないぞ」

後輩吉岡「いやいや、大切なのは新潟が残留する事なんです」

自分「えっ、お前って、新潟が好きだったっけ?」

後輩吉岡「好きって言うか、アウエー観戦が“生きがい”なんで、新潟へ行けなくなるのはチョット・・・。新潟の降格は山形降格の次ぐらいにショックが大きいっす。ちなみに、J2の最終節では湘南を無茶苦茶応援していましたし、J2のプレイオフ決定戦では千葉を応援するつもりです」

自分「えっ、それって・・・」

後輩吉岡「はい、湘南は遠いけど京都よりは参戦出来る可能性がありますし、千葉と大分では比較する事自体ナンセンスです。自分は、他チームを応援する尺度を「アウエーへ参戦しやすい距離感」に求めているんです」

自分「えっ、湘南には誰それが居るから・・とか、千葉は出身地に近いから・・といった理由ではなく、仙台から参戦しやすい距離感やアクセスのし易さによって、お前は応援するチームを決めているのか?」

後輩吉岡「駄目ですか?」

これには驚いた。例えばベガルタンだって、新潟を応援していた時期があるし、横浜FCを応援していた時期があったけど、それは「シルビが在籍していたから・・・」という立派な感情移入要因が存在していたからだ。しかし、後輩吉岡には、他チームを応援する要因に“感情”といった情緒などは存在せず、ただひたすら「仙台から近いし・・」といった経済的合理性のみで湘南を応援し、そして千葉を応援しようとしているのだ。ベガルタンだって、カテゴリーは違っても福島や盛岡のチームがJFLへ昇格して欲しいし、山形にも再昇格して欲しいとは思っているが、それは「チーム東北」への愛情からであって、その愛情を後輩吉岡のように湘南や千葉までは広げることは出来ない。ベガルタンが他チームを応援するには、「仙台に所属していた選手が居る」という“必然性”が必要なんだけど、後輩吉岡からすれば「仙台から近いから」という“合理性”こそ、何よりも大切ということです。

自分「じゃあ、お前にとって最高のJ1チームはどんな感じになるんだ?」

後輩吉岡「札幌・仙台・山形・栃木・草津・新潟・水戸・浦和・大宮・柏・千葉・鹿島・横浜M・横浜C・湘南・F東京・東京Ⅴ・川崎・・・・ですかね」

自分「おおー、これではJリーグではなく、オールスター戦におけるJ―EASTじゃないか!!」

後輩吉岡「正直、湘南は遠いんで町田辺りだといい感じですし、将来的には岩手・秋田・福島あたりが昇格してくれれば最高ですね」

自分「確かに、将来的には岩手・秋田・福島あたりが昇格してくれるのは最高だが、何となく、違和感がないか?」

後輩吉岡「あくまでも理想ですよ、でも、大分が昇格するよりも千葉の方が何かと便利ですよね、実際」

自分「うっうぅぅ~~ん、まっ、そうだけど・・・」

後輩吉岡「新潟は仙台から一番近いアウエーなんです。そのチームが降格する事が、そんなにハッピーなことでしょうか?来年は、日本海を見れないんですよ?」

自分「確かにそうだが、新潟がこの時期に、この順位で仙台と戦う事は運命と割り切って、優勝の為に叩き潰すしかないんじゃないのか?その試合で、新潟に対して“ある種の感情”が芽生えた瞬間、仙台は優勝出来ないと思うぞ」

後輩吉岡「あくまで個人的な理想、理想ですよ。でも、昇格を決めた水戸戦のように、「えっ?どうなの?どうなの?他チームの結果はどうなの?あ゛あ゛ぁ~~携帯サイトにアクセスが集中し過ぎて繋がんね――!!えっ、マジ??したの?昇格出来たの???やったーーー!!!\(^∀^)/\(^∀^)/」みたいな、時間差攻撃も、またいいんですよね・・・」

自分「たっ、確かに・・・」

色々な考え方はあるでしょうが、アウエー観戦を“生きがい”としている者にとって、近場のアウエーが無くなるのは看過できないようです。でも、とりあえず土曜日は・・・ビート・新潟!!ですな

2012年11月21日水曜日

ベガリーノ大司教、1年振りで登場!!


ここは仙台市泉区郊外の住宅地、その奥まった公園の一角にあるのがベガータ教の聖ベガトルダム大聖堂である。そこには、ベガルタンが崇拝しているベガリーノ大司教がおり、この教会は彼の存在で常に笑顔で溢れていた。

教会の駐車場に車を止め、残っていた缶コーヒーを流し込むベガルタン。親愛なるベガリーノ大司教が直ぐそこに居ると言うのに、中々車を出れずに居る自分が歯がゆい。嗚呼ー、気が重い・・・。そんな心情で暫し瞑想していると“コンコン”と窓ガラスを叩く音が・・・すると、そこにはベガリーノ大司教が笑顔で立って居た!!

ベガリーノ大司教 「ご無沙汰してます。今日はどうされましたか?」

ベガルタン 「ベガリーノ大司教!?あっ、いっ、いや、あの・・・」

ベガリーノ大司教 「教会に用があったのでは?だとしたら、車から出なければなりませんね」

ベガルタン 「すっ、すいません・・・」

ベガリーノ大司教 「先ほど、近所の信者の方から美味しいアップルパイを頂きました。それをつつきながら、佳境に入ってきたベガルタの現状分析を、いつものように辛口のコメントで聞かせてください」

ベガリーノ大司教 「鹿島戦は残念でしたね・・・まっ、自家製のハーブティーを飲んで体を温めてください。それと、このアップルパイ、メチャクチャ美味しいですよ・・」

ベガルタン 「ありがとうございます・・・・・」

ベガリーノ大司教 「おやおや、元気が無いようですね、どうされましたか?」

普通であれば美味しいはずのアップルパイ、その酸味も甘さも感じることが出来ないくらい、ベガルタンの五感は衰退していた。その要因は鹿島戦ではなく、最終の東京戦にある事をベガリーノ大司教に分かるはずもない。いつもは元気でチームの現状を語るベガルタンに、全く覇気が感じられない事を心配するベガリーノ大司教であった。

ベガルタン 「今日は、ベガリーノ大司教の下で、神に懺悔にしに参りました」

ベガリーノ大司教 「えっ!?鹿島に勝てなかったとはいえ、最後まで優勝争いをしているチームに、何か不満があるのですか?チームも選手たちも、そしてサポーターも頑張っているじゃないですか!!」

ベガルタン 「はい、チームも選手たちも、そしてサポーターも頑張っているのは分かっています。問題は、私自身の“心”なのです」

ベガリーノ大司教 「どういう意味でしょうか?」

ベガルタン 「実は私、最終の東京戦のチケットを、まだ購入しておりません」

ベガリーノ大司教 「味スタが売り切れになる事は考えにくいですよね、別にいいじゃないですか、ゆっくり買ったって?追加で発売もあるかもしれませんし・・・」

ベガルタン 「実は私、いえ、私の心はサタンに負けてしまったのです」

ベガリーノ大司教 「貴方の心がサタンに負けた???」

ベガルタン 「先日、サタンは私の心に、こう呟いたのです「ベガルタンよ、仙台が新潟に負けて、広島がセレッソに勝ったら、優勝は決まっちゃうよな?だとしたら、そんな状況で東京へ行ってもしょうがないだろ?だったら、新潟戦が終わってから東京戦のチケットを買ってもいいんじゃね?なっ?そうだろう?そうしなって!!」と。ここまでなら、私自身だけの問題でした。しかし昨日、後輩たちから「鹿島戦じゃないけど、東京戦のチケットは、当然買ってますよね?」と問われた時、ベガルタンは「そんなの当たり前じゃないか!!俺なんか勝って優勝した時のことを考え、東京本店の綺麗どころに招集かけておいて、朝までドンチャン騒ぎすべく、優勝祝賀会の準備までしているだぞ!!優勝したら、当日中に仙台へ帰れると思うなよ!!」とまで豪語してしまったのです・・・」

ベガリーノ大司教 「チケットすら買ってないのに、優勝祝賀会まで豪語したというのですか???」

ベガルタン 「はい・・・・」

ベガリーノ大司教 「おおーーージーザス!!なんと恐ろしいことを・・・」

ベガルタン 「私は仙台支店応援部のリーダーも、ベガータ教の司教としても失格です。最低の人間です・・・」

ベガリーノ大司教 「貴方は最低の人間ではありません。ただし、反省は必要です。会社の後輩に対して、つい、気が大きくなってしまうのはよくあることです。それ自体で落ち込む必要がありません。しかし、「仙台が新潟に負けて、広島がセレッソに勝ったら・・・」といったサタンの誘惑に負けた事、これについては猛省が必要でしょう」

ベガルタン 「ベガリーノ大司教、私はどうすればいいのでしょうか?」

ベガリーノ大司教 「正直になることです。まず、後輩たちに素直に言う。それか本当に本店の人たちと連絡を取り、祝賀会は大げさでも、飲み会くらいはセッティングする。そのうえで、最初にやる事は、これから直ぐ、チケットを買うことです」

ベガルタン 「主は、私をお許しになるでしょうか?」

ベガリーノ大司教 「大事なのは、過ちに気づいたら、直ぐに反省し、行ないを改めることです。そんな信者を、主がお許しにならないはずなどありません。さあさあ、懺悔はここまで、せっかく入れたハーブティーが冷めてしまいますよ。アップルパイだってメチャクチャ美味しいんですから・・・」

聖ベガトルダム大聖堂、ここはどんなに外が寒くても温かい。その温かさは、きっとベガリーノ大司教の人格によるものであろう。

もう、とうの昔に東京戦のチケットを買われている方々に、ベガルタンは陳謝します。ごめんなさい!!本当にごめんなさい!!ベガルタンは、まだ東京戦のチケットを買っていませんでした!!本当にごめんなさい!!今日、今日買うから許して下さい!!

2012年11月19日月曜日

鹿島戦



ん~~~、勝てませんでしたな。前半を3-1で折り返した時、うかつにもベガルタンは勝利を確信してしまいした。「2点差が一番危ない・・・」という基本は知っていたのに、心のどこかに油断があり「仙台が3失点する可能性は“シーズンで2,3回あるかないか”という超激低なフラグだし、この調子なら赤嶺のハットトリックが観れちゃうかも・・・いやぁ~~鹿島に来て良かった・良かった(^O^)/」とまで思っていました。もちろん、仙台の選手たちがベガルタンのように油断する訳などありませんが、個々の選手の心の何処かに「後は安全にプレーすれば・・・」みたいな、油断とは違った「心の隙」みたいな“小さな芽”のようなものは芽生えていたのかもしれません。セーフティーなプレーを選択する方に重心が行っちゃうと、不思議なように押し込まれちゃう展開になったり、セカンドボールが奪えない展開になりがちになります。そしてセカンドボールが奪えない状況は、仙台にとって「苦境」と「=」です



ベガルタンが鹿島へ参戦するのは5回目なんですが、この日の鹿島スタジアムの雰囲気は私の町内会の「町内対抗運動会」のようなマッタリと言うか、ほのぼの感が漂う弛緩した空気が支配していました。こんな感じの雰囲気、そして少ない観客数は初めてです。15000人の観客数では「王者」を名乗る資格なんてありませんが、そこは“腐りかけても鯉”でして、カップ戦の優勝で「王者」のプライドはとりあえずキープ。なんだかんだ苦しんでもタイトルを獲る。鹿島というチームの賞味期限は、まだまだ大丈夫のようですな。

この日、私の周りにいた鹿島サポの大部分は「降格」の心配など微塵もなく、どちらかと言えば「今年も残り3試合かぁ~~厳しいシーズンだったよ・・」といった哀愁に包まれていました。カップ戦の優勝を話し合う者、他チームの残留争いレース予想を話し合う者、そしてその時々に「うちも他人事じゃないんだけどね・・・」と茶化す者、鹿島サポにとって降格とは、ノストラダムスの大予言と同列程度の物でしかないのでしょうな。鹿島サポも、そして我々他サポも、鹿島が降格する事など考えてはいませんが、考えられなかったことが起こるのもJリーグの魅力でしょう。経験上、「うちは絶対に大丈夫だから・・・」そう思った瞬間に、地獄への扉の前に立っていることが多いものです。

監督も、そして選手も「後半開始早々の失点が痛かった・・・」と試合後に話していましたが、この失点以降は鹿島が“イケイケモード突入!!”となり、仙台の苦しい局面が多くなりました。前半はあんなにも高くラインを保ち、オフサイドトラップにバンバン引っかけていたというのに、後半の失点後はズルズルとラインが下がるだけではなく、そのラインもバラバラ・・・。あれでは失点してしまうのも時間の問題だったかもしれませんな。

3失点したことで、辛辣なネットの世界では「誰それは要らねぇーー!!」みたいな激辛なコメントが数多く見られるようになりました。しかし、ベガルタンの考えは違います。特に鹿島の3点目は、真ん中・真ん中を緩ぅ~~いループパスを連チャンで使用した敵ながらナイスゴールでした。広大と鎌田は何やってんだ!!と怒っちゃうサポーターの心情は理解しますが、仙台だってナイスゴールがあるのと同様に、敵チームにだってナイスゴールが出ちゃうのはしょうがありません。仙台にだけ“ディフェンスがどうしようもないナイスゴール”があって、敵チームにはそんなものはなく、なんでマーク出来ないんだ!!守備のミスしやがって!!と罵倒するのは不公平ですな。鹿島の2点目はジュニーニョと大迫のコンビネーション、そして3点目は柴崎・本山・興梠の真ん中ループ・ループで最後にズドン!!は素晴らしい攻撃でした。あの失点のみで広大や鎌田を罵倒するサポーターは居るかもしれませんが、ベガルタンは全然そう思いません。あれは鹿島のナイスシュートです。

2012年11月16日金曜日

明日は鹿島戦ですな



明日は鹿島戦です。広島を追撃する為には絶対に勝たねばならない試合です。優勝する為には絶対に落とせない試合なんです、、、が・・・、こんだけ“燃える要素”が揃っていると言うのにベガルタン自身の心の高揚感は正直“イマイチ状態”であります。残留を争っていた頃には「嗚呼ー、早く仙台も優勝争いをするチームになって、最終盤には“ハラハラ・ドキドキ”ウィークを体験したいよ・・・」と思っていましたが、なってみると「思ったほどテンションが上がらない自分」に気づいて多少戸惑っているベガルタンです。ここまで来てもテンションが上がらないと言う事は、現時点での優勝争いに「今年優勝しちゃうのは出来過ぎなんじゃね?みたいな“出来過ぎ感”」を持ってしまっているのでしょうな。

来年も、仙台が優勝争いする確証など無い事ぐらいは経験則で分かっているつもりです。っていうか、仙台がこの時期まで優勝争いするのは、ベガルタンが生きている中では最初で最後のことかもしれません。そう思っているのに、どうして、こんなにも冷静でいられるのか?ベガルタンは懸命に考えました。仕事中に考えました。すると、下記のような要因が浮かび上がってきたのです。

ベガルタンがイマイチ燃えない要因

その1 何だかんだ言っても来年も優勝争いすると思っているから

その2 今の成績で、もうお腹が一杯だから

その3 とりあえず目標であったACLは行けそうだから

その4 優勝したら参加できるCWCがイマイチ現実的じゃないから

その5 最近寒くなってきたから

仙台は毎年のように優勝争いできるチームじゃない・・・これは本心です。しかし、“あと1年くらいならば出来るんじゃあ・・”と思っていることも事実であります。同じ監督、同じ選手、そして今年チームに足りなかったパーツを加えれば“あと1年くらいならば優勝争いが出来るんじゃあ・・”と考えることに若干の整合性はありますな。「今年の成績が出来過ぎなだけ・・・」という意見もありますが、そのような意見が妥当かどうかは来年の結果が出るまでは誰にも分かりません。昨年が4位、そして今年が優勝争い・・・これらを事象をマーケティングアドバイザー風に言えば“チームの株価は上昇トレンド中です”となります。ベガルタンがイマイチ燃えないのも、来年の活躍を信じているからかもしれませんな。

この年の目標は「タイトル、そしてACLの出場権を獲得する」だったはずです。であるのなら、たとえタイトルを逃したとしても、目標の50%は達成したことになります。この50%という数値だけをみれば「なんだよ、半分じゃないか・・・」となりますが、これまでの目標だった「残留」とか「トップ10」と言うものに対して、目標の“大きさ”や“苛酷”さを比べれば「タイトル、そしてACLの出場権を獲得する」というミッションは、とてつもなく大きい物である事が分かります。だからこそ、50%の達成でも多少の満腹感が出るのはしょうがないかもしれませんな。

なんでも、優勝すると世界クラブ選手権という大会に出られて、そんでもってそこで勝ち進めば、チェルシーなどのビッグクラブとの対戦が出来るかもしれないということを最近知りました。仙台が、世界の一流ビッグクラブとマジな大会で対戦する・・・昨年だったらバルセロナであり、今年だったらチェルシーといった“本物のビッククラブ”とガチで戦う・・・。J2時代の苦しさを知っているサポーターからすれば、本当に夢のような出来事です。しかし、この夢は、あまりにもデカ過ぎて、今現在でも「優勝したら戦えるかもしれないんだ・・」といった実感は微塵もありません。もうね、こんなことなんて「夢」以外の何物でもなく、そんな実感が無い以上、CWCの出場に現実感を見出すのは困難と言えますな。

でもね、もしも、本当にもしも、広島が次節負けて仙台が勝っちゃったりしたら・・・・如何な“燃えない症候群”のベガルタンでさえ、心に動揺が起こるかもしれません。その動揺を実体験で確認すべく、明日は鹿島へ行くことにしました。勝つことでのみ、チームもサポーターも、そしてベガルタンも、今まで足を踏み入れたことの無いステージへ立つことが出来ます。経験する事が出来ます。勝って、そのステージを経験したいですな。

明日は鹿島戦、ビート鹿島!!

2012年11月15日木曜日

ベガルタン、鹿島戦に関して後輩に叱責される!!


昨日、ベガルタンは昼休みに一端帰社。すると、後輩連中がミーティングルームで何やら“打ち合わせ中”。別に邪魔をすることもないと思い、何気にスル―しようとしたら、私の帰社に気づいた1人が「ちょうどいいから参加して下さい」とのこと。「何だよ、せっかくの昼休み、ランチをしながら東スポを読もうと思っていたのに・・・」と思ったものの、無下に断る事は出来ず、嫌々ながらも後輩たちの“打ち合わせ”に参加する事にしました。しかし、この判断が後に最悪の結果になろうとは、この時のベガルタンは知る由もありませんでした・・・・。


ベガルタン「んっ??このメンツは・・・ひょっとして週末の鹿島戦の事を話してんのか?」

佳代事務員「そうですよ、何を警戒してたんですか?」

ベガルタン「いやいや、忘年会の宴会芸の相談かと・・・」

後輩吉岡「勘弁して下さいよ。ところで、週末の鹿島はスタジアムに入ると往来の自由が無い場合もあるんで、とりあえず仙台支店応援部としては何処かで待ち合わせをしようと思って・・・」

裕子事務員「今回は車で行くチーム、ツアーバスで行くチーム、前日から新幹線で行くチームと分かれているんです。そこで、新幹線で行くチームのメンバーを何処かの駅で拾い、皆で食事でもしてから気合いを入れて鹿島スタジアムへ乗り込もうということになりまして・・・」

佳代事務員「ということですので、リーダーも3時間前くらいには鹿島周辺に到着していただき、我々と行動を共にしてくださいね」

ベガルタン「えっ!?あっ、あぁぁ・・・」

後輩吉岡「何か、気合いが入っていませんね・・・」

ベガルタン「そんなことはねーよ」

佳代事務員「じゃあ、時間の打ち合わせですが・・・」

ベガルタン「んっ?うぅんんん・・・・・」

裕子事務員「リーダー、ひょっとして、リーダーは鹿島へ行かないつもりじゃあ・・・・」

一同「えぇぇぇーーーー(+o+)(+o+)(+o+)!!!!」

別に行かないと決めている訳ではないのだが、鹿島戦のチケットは昨日の時点で買ってはなかった。まず、売れ切れる心配は皆無だろうし、前日くらいに気持ちが盛り上がったらゴール裏を購入し、そこまで気持ちが高揚しなければ指定席を買えばいい・・・そして何らかの事情が出来ちゃったら、最悪テレビ観戦でもいいや・・・と思っていたからです。しかし、私と一番付き合いが長い裕子事務員(元大学準ミス)は、私の一番痛いところへ150kmの直球を投げ込んできました。

後輩吉岡「えっ???先輩、行かないんですか?っていうか、俺には「優勝を目指す中で、鹿島には絶対に勝たねばならない。その為には俺たちの応援が必要なんだから、そんな試合を前にして「鹿島へ行く、行かない・・」なんて議論する事自体ナンセンス。ベガサポであるのなら、そして行けるのであれば、行くことを躊躇するべきじゃない」って言っておきながら、何なんすか?」

自分「別に行かないって訳じゃないから・・・」

佳代事務員「私には、「こんな状況で鹿島と戦える・・・こんな状況で鹿島スタジアムへ乗り込める・・・しかも、鹿島に勝てば広島の結果によっては首位に立てるし、そんでもって鹿島を残留争いへと突き落とせる・・・。これは仙台にとって歴史的な事なんだ。その場に、行けるのに行かない・・・という選択肢なんて有り得ない!!」って言いましたよね?」

自分「だから・・・行かないって言ってないだろう?」

裕子事務員「リーダー、失礼します。このタブレットを貸して下さい」

自分「えっ、いいけど・・・」

裕子事務員「ここ、クリックしてもいてですか?」

自分「えっ、何をする気だ??」

裕子事務員「最近、リーダーが何を検索しているかをチェックしてます。えーと、んっ!?週間天気予報が今日だけでも2回もチェック、しかも、鹿島地方の予報だけをチェックしてますねぇ~~。ちなみに私もクリックをすると・・・どれどれ・・・鹿島の土曜日の午後は・・・雨の確率が70~80%ですか・・・」

一同「えええぇぇーーー!!!!!そんな、そんな理由で行くかどうか悩んでいるんですか????」

この指摘は痛かった・・・。正直、行かないかもしれないと言うネガティブ要因は「本降りの雨かもしれない・・」という一考だけだったからだ。スタジアム内は屋根のある場所にするにしても、雨の中のロングドライブが、どうしてもネガティブにしてしまう。晴ならば、何の問題もないのだが・・・。

後輩吉岡「先輩、思いだして下さいよ・・今年の雨の日立台・・あんな劇的な勝利を見逃して、先輩は「ベガルタン一生の不覚!!」って後悔しまくっていたじゃないですか?」

自分「たっ、確かにそうだが・・・」

裕子事務員「リーダー!!雨だから行かないって、そんなことはないですよね?」

後輩吉岡「リーダーの車に我々も便乗して、私たちが運転しますから、行きましょう、鹿島へ!!」

佳代事務員「私も運転しますから、行きましょう、茨城へ!!」

自分「初心者でバックの車庫入れが出来ないお前の運転だけは、違う意味でネガティブになるから勘弁してくれ・・・」


結局、ベガルタンは後輩たちの協力と叱咤により、雨でも鹿島へ行くことになりました。めでたしめでたし。

2012年11月9日金曜日

セレッソ戦


えーと、勝てませんでしたな。しかしながら、負けなかったという現実によって、ポジティブとネガティブの間で揺れている“やじろべい”の振り子がポジティブサイドに止まっている事が出来ています。これからの試合内容を考えれば、こんな感じで“どの試合も苦しむ事”は覚悟しているんだけど、この試合くらい「えっ!?入ってないの??」とか「おいおいおい、それは入るだろう普通?」とか「どうしてそこでポスト叩くかなぁ~~」と嘆きまくったのは久しぶりです。





全くチャンスが無い試合も考えものですが、この試合のように決定機と思われるチャンスが“てんこ盛り”にあるものの、それを決めきれない試合も考えものです。このような試合を見せられれば、「これからの3試合、いずれもこんな感じで苦しむんだろうなぁ~~」と思う事に整合性はありますな。選手もサポーターも、ここからはジリジリするような試合展開を楽しむような“精神力”が必要となるのは確実なようです。

監督や選手は、メディアなどによるインタビューで「プロチームとして優勝争いの中、戦えるのは幸せです。もちろんプレッシャーはありますが、このプレッシャーを乗り越えないと優勝もできないし、チームとしても個人としても成長できませんから」と答えています、監督も選手も、このプレッシャーを体験する為にキャンプから頑張っているんでしょうな。

個人的に、選手たちのプレーからは、特段に“プレッシャー”を感じる事はありません。もちろん“勝たねばならない”という緊張感はあるんだろうけど、だからといって「緊張感=プレッシャー」という図式は当て嵌まらず、どちらかと言えば「緊張感=心地いい」という雰囲気があります。やはり、残留争いよりも優勝争いの方が“やり甲斐”はあるんでしょうな。そして応援している私たちも、何気に試合に臨むにあたっては「心地良い緊張感」という名のプレッシャーを楽しんでいる様な気がします。

さて、アメリカのスポーツ心理学の教授は下記のような論文を発表しています。

「プレッシャーには、「“眼に見えるもの、見えないもの”」「“感じられるもの、感じられないもの”」がある。プロスポーツ選手570人に協力してもらい、毎試合、血液検査と簡単な脳波チェックをした結果、優勝争いをしている選手には“明らかに医学的な体質変化”を表すデータが示されました。そのデータ結果を知らせずに、その選手に対して「今現在、プレッシャーなどによって精神的、もしくは肉体的に過度な負担を感じていないか?」と尋ねたら、恐ろしいくらいに選手のタイプによって答えが二通りに分かれたのです。

有名で実績がある選手の答え 「プレッシャーを良い意味でエネルギーに変えるよう、普段の生活から意識している」

能力があるが経験の無い若手選手の答え 「プレッシャーは特段感じていない」

そして実際の試合では、常にプレッシャーを意識している選手の方が、試合で活躍する頻度は圧倒的に多かった。データ上では、どちらの選手にも体内的には過度な体質変化が見受けられているのに、片方の選手は「常に意識している」といい、別の選手は「感じていない」という。

ここから、プレッシャー常に意識している選手は「プレッシャーを日常化する事によって、それに対応する精神的、肉体的な変化に順応しやすく、プレッシャーを感じていない選手は、感じていないだけで実際はプレッシャーを受けており、それを受けとめる準備や経験が出来てないので、結果的に精神的、肉体的な変化に順応出来ず、本番の試合では良いプレー(いつも通りのプレー)がされにくいのではないか?という仮説が成り立つ」というのだ。

選手の事は分からないので、自分の事を言えば「ベガルタンは現在、優勝争いに対するプレッシャーなど全く感じておりません。試合前に入れ替え戦のように“吐き気”は無く、降格が決まった大分戦のような“過度な不安感”など微塵もありません」と言った感じです。これは、J1という舞台で優勝争いをしたことが無いので、その「生みの苦しみ」を感じられてないだけなのかもしれませんな。皆さんはプレッシャーを感じてますでしょうか?だとしたら、ベガルタンよりも皆さんの方が「サポーターとしての経験値が高い」と言う事になります。鹿島戦辺りからは、ベガルタンにも“ヒリヒリするようなプレッシャー”が感じられればいいのですが・・・。

2012年11月1日木曜日

VEGALEAKS(ベガリークス)2年振りに内部告発を受ける!!


楽天時代からの読者ならご存知であろうが、仙台市泉区の、とある古ぼけたビルの4階に、VEGALEAKS(ベガリークス)の前線基地がある。もちろん、VEGALEAKS(ベガリークス)とはWIKILEAKS(ウィキリークス)のサッカー版であり、この前線基地には、日本サッカー協会やJリーグの運営などに疑問や不満を持つ多くの同志から、日々、内部告白が送られてくる。VEGALEAKS(ベガリークス)の代表はベガリーノ・アサンジ、現在は北欧の国の保護下に置かれながらエクアドルへ亡命を申請しており、実質的なVEGALEAKS(ベガリークス)の運営はベガルタンが行なっている。通常、内部告発と言っても、その殆どが個人的思惟などを過剰に反応した人からの“出まかせメール”が多数である。しかし、そんなVEGALEAKS(ベガリークス)に衝撃的な内部告発文が盗聴テープと共に送られてきたのです・・・。

その盗聴テープには、日本サッカー協会とJリーグ幹部、そしてそれらのOBが極秘裏に集まり「Jリーグの秋春制」について、将来行う事を前提とした秘密会議の内容が赤裸々に語られていた。その内容、信憑性に疑いは無く、強い衝撃を受けたベガルタン。当然、この件を社会にリークすれば、ベガルタンが日本サッカー協会とJリーグ幹部によって暗殺される可能性は高くなるが、それでも、このように我々サポーターを騙す“卑劣なやり方”を看過する事は出来ない。よって、本日付で、この秘密会議の全貌を公開したい。ひょっとしたら、この公開がベガルタンの最後の仕事となるかもしれないと分かりつつ・・・。

以下、盗聴テープからの書き起こし・・・


日本サッカー協会副会長 田嶋幸三 「それでは、極秘会議を行なわせていただきます。我々の計画通り、報道等では「Jリーグは日本サッカー協会の提案を受けて検討してきたシーズン制移行を見送る方針を決めた」となっており、その理由は「経営や運営で想定されるマイナス面が現状では、国際競技力の強化などのプラス面より大きいと判断した」となっております。

日本サッカー協会会長 大仁 邦彌 「我々が描いたシナリオ通りになって来てるじゃないか・・・」

日本サッカー協会副会長 田嶋幸三 「我々は、3月に開幕する現行の「春秋制」から、欧州などで主流の8月開幕の「秋春制」へ2015年をめどに移行することが可能かを討議してきました。しかし、様々な理由から、今後は戦略検討会議を設置し、継続してシーズン移行の可能性を探る・・・という立場を表向きは採っております」

大東和美チェアマン 「リーグ側としては、表面上は移行後の収益確保に対する不安や競技場利用の調整難で、15年からは不可能という結論に達しました。まっ、あくまでも、北国のチームに配慮したという“見せかけ”ですがね・・・」

前日本サッカー協会会長 犬飼基昭 「とりあえず、強烈な秋春制推進派の俺が辞めれば、周りを騙しやすくなると思ってはいたが、ここまで騙されるとはな・・・」

日本サッカー協会副会長 田嶋幸三 「寒冷地の問題については1~2月は試合を行わない、また移行期の年は6~7月に試合を行わずに18カ月で1シーズンとする案も示されましたが、選手の契約期間等の問題もありクラブ側の反発があったのは御存じのとおりです。また集客の問題も大きく、それに解決策を見出すとすればやはり1~2月をウインターブレイクとしてしまう等々、ここまでの議論は“あくまでも表向き”のものであります」

前日本サッカー協会会長 犬飼基昭 「大事なのは、J1チームの総意だ。J1チームが決定すれば、J2チームだって従わざるをえなくなる。そこで、我々は長期的な作戦を敢行した。オペレーションネームは「J1から北国のチームを排除しろ!!」この作戦の現状を説明してくれ」

大東和美チェアマン 「現在、最も北国のチームである札幌の降格が決まり、次負ければ新潟もリーチ。全ては計画通りになっております」

日本サッカー協会副会長 田嶋幸三 「昨年のうちに、山形を降格させ、今年の昇格も阻止。それにJFLからの昇格も、南国長崎にしておき、まさに“外堀は埋まった”感はあります」

前日本サッカー協会会長 犬飼基昭 「ただし、仙台の活躍だけが“眼の上のたんこぶ”じゃないか?」

日本サッカー協会会長 大仁 邦彌 「心配いりません。来年のACLの日程と対戦相手に細工をし、韓国や中国のチームではなく、中東・東南アジアなどの遠隔地と対戦させる手はずは取ってあります。そのうえで、Jリーグの日程も仙台に関しては「ACLでの試合があった週のリーグの対戦相手は、名古屋・広島・清水・柏などの強敵とマッチメイクすれば、選手層が薄い仙台が自滅するのは目に見えております」

大東和美チェアマン 「そして仙台が降格すれば、J1から北国のチームは居なくなり・・・」

日本サッカー協会会長 大仁 邦彌 「結果的に、秋春制移行へのハードルが下がる・・・」

前日本サッカー協会会長 犬飼基昭 「お主らも、中々ワルよのぉ~~」

一同 「そういう、お代官こそ、ワルじゃないですか・・・」

全員 「ワッハッハー(^O^)/(^O^)/(^O^)/」

信じる、信じないは個人の勝手です。しかし、VEGALEAKS(ベガリークス)は不正を許しません。VEGALEAKS(ベガリークス)では、皆様方からの内部告発文を常に募集しております。不正に我慢できない時は、我々へメールをください。VEGALEAKS(ベガリークス)が悪を断罪します!!