2012年9月29日土曜日

ベガルタン、後輩を諭す!!


え―9月は非常に忙しく、書き込み頻度も激減してしまいました。こんなに忙しかったのは、バブル期以来のような気がします。そんな第二四半期の多忙な月末に、またもや事件は起こりました。社内の後輩の二人が、朝一で私の所へやって来て「リーダー、チョット相談したい事があるんですが・・・」と懇願してきたのだ。

自分「なんだ?言ってみろ・・」
後輩吉田「チョットここでは・・来客ブースでお願いします」
自分「数字が厳しいんです!!みたいな話ならお断りだぞ」
後輩小川「大切なお話なので、よろしくお願いします」
自分「えっ、真田、お前ひょっとしたら、付き合ってる総務の久美ちゃんと結婚でもすんのか?あれあれ、できちゃった?」
後輩小川「違います、もっと大切なことです」
自分「おいおい、月末、決算末の金曜日に、仕事よりも大切な事って何だよ・・」

そんなこんなで来客ブース

後輩吉田「リーダー、この記事を読んでください・・・」

それはzakzakというネット媒体で、ベガルタ関連の記事が掲載されていた。しかも、記事のネーミングが「仙台“古いサッカー”で快進撃!Jリーグは大丈夫?」と超刺激的!!とりあえず、吉田のipadで熟読するベガルタン。

熟読・・・2分後・・・

後輩小川「こんなバカにした記事を、現在優勝争いしているチームに対して書くなんて、おかしいと思いませんか?」
自分「う~~~ん、確かにそうだが・・・」
後輩吉田「個人的には「昨季は夏場に大失速したが、今季はまだ奮闘を続けている」の「まだ」に強烈な嫌悪感を抱きます。何気に「もうそろそろ失速しそうなくせに・・・」みたいな悪意すら感じますから」
自分「う~~~ん、うがった見方をすれば、そう取れなくもないが・・・」

後輩小川「自分的には「アクチュアルプレイングタイム」(APT)を使って、バルセロナやレアル・マドリードが所属するスペインのリーガ・エスパニョーラと比較し、さらにはJリーグの昨季の平均は54分39秒を強調!!そして結果的に「しかし今季の仙台は50分台をうろうろしており、常に下位を低迷しているのだ」と暗に「仙台のサッカーはボールが全然動いおらず、ボールが止まってばかりいる「時代遅れの、つまらないフットボールだ」と言わんばかりじゃないですか?こんな事を書かれたら頭にも来ますって・・」

まあね、「時代遅れの戦術がリーグ優勝なら、他のクラブのだらしなさばかりが目立つことになる。(K)」と断言されれば、ベガサポとしては「表に出ろ!!このバカ野郎!!」と言いたくなる心情は理解できます。後輩たちも、きっと想いは同じなのでしょう。しかし、そんな後輩たちに対し、ベガルタンは諭すように話し始めました。

自分「お前たちの気持ちは分かるが、冷静に考えろ。もしも、仙台の順位が新潟や大宮の位置ならば、こんなネガティブキャンペーンみたいな記事を掲載するだろうか?もしも、仙台のサッカーが時代遅れの代物だとしても、優勝争いをしている現実を非難されるだろうか?同じように「堅守」を売りにしている鳥栖の頑張りをバカにする奴がいるだろうか?こう言った記事はな、強くなったり、結果を残し始めたチームに対する「有名税」みたいなものだ。こんな時はな「仙台と言うチームも、アンチの記事が書かれるようになったんだ・・・」と感慨にふけなきゃ駄目だ」

後輩吉田「でも、いくらなんでも・・・」

自分「レアルのモウリーニョがな、極端なディフェンシブなサッカーでバルサに勝った事や、その戦術を批判するメディアに対してこう語ったんだ。

記者
「ドン引きの、カウンターに特化した戦術で勝つサッカーに、将来性を感じているのか?」

モウリーニョ
「我々に敗れたいくつかチームやスペイン国内には、正しいサッカーは1つしかないと思っている人がいます。しかし、それは間違った考え方だ。そんな考えを持つ人の知識が如何に貧弱で可哀想であるか・・・。サッカーとは、もっともっと偉大なものです。パスサッカー、ポゼッションサッカーが全盛のように言われているが、リーガは我々が勝ち、チャンピオンズリーグはチェルシーが勝った。勝ったチームよりも負けたチームのほうが称賛されるのは、アマチュアの世界だけで十分です。プロである以上、勝った方が称賛されるべきだ」

後輩小川「でも、いくらなんでも・・・」

自分「お前の気持ちは分かるが、月末の忙しい朝に、こんな話題で1時間もサボるのは俺たちだけだぞ・・・」

スケールは違うけど、ドン引きカウンターサッカーが非難の対象となるのは世界共通のようです。厳密に言えば、今年の仙台は「ドン引き」ではありませんが、名古屋戦や浦和戦のように、戦略上、極端なまでに守備的なサッカーをする事があり、そんな事例が「仙台=ドン引きカウンター」の、つまらないサッカーと言われてしまう要因かもしれませんな。しかし、チーム運営上、仙台のサッカーは費用対効果を見れば群を抜いており、コストパフォーマンスで考えた場合「Jリーグ最強」とも断言できます。
「仙台“古いサッカー”で快進撃!Jリーグは大丈夫?」は超刺激的なタイトルだが、そんな事を我々が心配してもしょうがありません。「古いサッカー」かもしれないが、全てのチームがバルサのようなサッカーが出来る訳ではないし、絶対に「そのサッカー」を目指さなくてはならないという決まりがある訳ではない。この記事を読んでの感想は、こんなところですかな・・・。

今日は清水戦、ビート清水!!

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