2012年8月30日木曜日

7,8月を振り返る2

そしてカップ戦、対東京です。この試合における監督のビジョンは明確で「相手にアウェイゴールを与えたくない。1-0でのゲームプラン」ということです。実際、名古屋戦のような「ドン引きディフェンス」ではなく、素人目にも「あれ?このメンバー(田村・松下のWボランチ)にしては結構ライン高めだよな・・」という感じでしたな。基本的に、ベガルタンはラインを高くする今年のチャレンジには好感を持っており、その為に失点をしてしまっても「ドンマイ・ドンマイだ」派であります。


先制はセットプレーからなのでしょうがないにしても、問題は石川に決められた2点目ですな。このようなプレーは再三再四狙われており、しかも、その全てが朴サイドからの崩しだったので、東京が「このプレー」をスカウティングのうえチャレンジしていた事は確実です。まっ、結果としては追いついたからいいんだけど、アウエーゴールを奪われたことによって、2戦目の戦略に大きな狂いが出てしまいました。これが結果的に痛かったですな

中2日で鳥栖戦。しかし鳥栖は中7日。この頃、メディアなどで仙台の話題が出ると、必ずと言っていいほど出て来たワードが「誰が出てもチーム力が落ちませんから・・」であります。確かに、この時期の仙台は怪我人も多く、決してトップコンディションではありませんでした。「それでいて何とか負けない」という地力を見せられれば、我々サポーターも、そして選手も「ある種の自信」を有する事は決して理不尽ではありません。しかし、この辺からチーム全体が頑張り過ぎていたために、精神的・肉体的な疲労感が選手たちを蝕んでいたようです。長いリーグ戦、その全ての期間が「絶好調!!」なんてことは絶対にあり得ませんので、後から振り返れば「嗚呼ー、この時期がチームの底だったな・・・」と思えるかもしれませんが、ホームで鳥栖に勝てなかったことは残念・無念だったですな。

そんでもって横浜戦。相手は勝ちきれないものの「12戦負けなし」と好調をキープ。仙台も「OO戦負けなし・・・」というフレーズが踊っていた時もあるけど、この「OO戦負けなし・・・」って意外と微妙なんだよね。「負けなし」よりも「連勝」の方がいいのは当然だし、もしもこの期間に4~5連勝ぐらいしていたら、そちらのワードの方が強かったんだろうけど、なかなか大きな連勝もできない・・・。チームとしては好調という感覚よりも、不調ではない・・・という感覚に近かったような気がしますな。


守備では、中澤と栗原を中心に苦しくても跳ね返して何とか0点で抑えて居れば、後は中村・大黒・マルキが居れば攻撃は何とかなる・・・。横浜のサッカーは大人のサッカーでした。しかしながら、どう考えても平均年齢は高く、今年は絶対に結果を求めているはず、それでいて勝ちきれないんですから、選手もサポも焦れったいでしょうな。

中3日でカップ戦の東京。勝たねばならない試合です。しかし・・・この試合を勝ち枯れるだけのパワーが仙台にはありませんでしたな。リャンも試合後に「内容も全然よくなかったです。なかなかボールも追いつかないし、攻撃の形も少なくて、守備もうまく連動できなかった時間の方が多かったです。もっと中盤で受けてボールを落ち着かせて回してという、いつもできていることが今日はなかなか起点という起点もなかったと思います」というコメントをしており、観ていて久しぶりに「動けてないよなぁ~~」という感じでした。

東京も怪我人が多いとの事でしたが、それでいて「このメンバー」は羨まし過ぎます。やっぱ世の中「金」ですな。苦手な夏場、リーグ戦では首位、そして監督は「リーグ戦もカップ戦も狙いたい」と公言。その上での敗戦は精神的に「ガクッ」と来ることは明白です。そして、そんな精神状況とタイトな日程のまま、チームは札幌へ向かうのでした。

そして次は、ひょっとしたら「今期ワースト試合のトップ5」には入るであろう札幌戦。中味の方はと言えば・・・・オフシャルな形でのコメントは差し控えさせていただきます。ただ、日程的にキツかったのは素人でも分かりました。これでは、ACLなんかに出ちゃったりしたら・・・いやいや、未来の事を勝手に心配するのは止めましょう、身体の毒です。


試合の中身に関しては、取り立てて言う事はありません。しかし、格さんが笑顔でコメントしているのには驚いた。格さん・・・・好きだったのに・・・。

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