2012年8月31日金曜日

7~8月の総括と、川崎戦について

ホームで引き分けに終わった柏戦、この試合から潮目が変わった印象があります。離脱していたメンバーも揃い始め、ようやく「ラインを高めに設定し、前線からの厳しいチャージによってボールを奪う」といった「12シーズンの基本戦術」に戻りつつあるという手応えを感じられましたな。選手たちはこぞって「誰が出ても、レベルが落ちない、勝ちきれるサッカー」を標榜していましたが、結果的に、その標榜を達成できるチーム力が仙台にはありませんでした。これは来年以降への課題でしょう。少なくても、角田・富田・上本が同時期に離脱した場合、それを補えるオプションが無い事だけは分かりましたので、来年度の補強は、この辺りを重点的にするかもしれませんな。別に広大が悪いと思っている訳ではありませんし、松下と田村のボランチが駄目だと言っている訳ではありません。ただ、彼らが今以上にスキルアップしないと、「誰が出ても勝てるサッカー」を標榜するチームにはなれないと言うことです。


柏の応援は気合いが漲ってて、見ていて気持ちがいいですな。そして選手もクオリティーが高く、普通の試合よりも密度が濃い試合となる場合が多いような気もします。前年度優勝しているチームをライバル視する事は出来ませんが、柏は「予算規模・成績」共に目指すべきチームであると思っています。

そして大宮。この試合から角田と富田のWボランチがスタメン。しかしながら、試合の初っ端からガツガツとボールへのチャージをする訳ではなく、どちらかと言えば「大宮さんは今日、どんな感じで来るんですか?」みたいに、多少は様子見な展開。相手の出方によって、こちらの「やり方」を変幻自在に変えれるのは「強いチーム」の証左なんだろうけど、「ベガルタがそこまで強いか?」と問われれば、ベガルタンはその答えに窮します。っていうか、そう言う展開をチョイスすると、積極的な守備が多少緩慢になり、ラインがずるずると下がってしまう傾向が多いんだよね。仙台に「鳥栖と同じプレーをしろっ!!」ていっても出来ないでしょうが、あの気持ちを最初から出して90分間走りきるサッカーこそ、仙台の原点だと思っています。


長谷川に先制されるんだけど、あれは長谷川と大宮プレーを誉めるべきですな。とりあえず、ラインを高めに設定してくる仙台の間・間(あいだ・あいだ)にポジションを取り、カルリーニョスが上手くターンしての長谷川へのパス、そのトラップからのターンが絶品チーズバーガー並みの旨さでした。しかし、先制されてからは徐々に大宮のラインも下がり始め、仙台が試合のペースを握り始めます。大宮は仙台同様、ブロックを築いて守備的なサッカーをする事がありますが、先制されてからは終始仙台ペースだったような気もします。サッカーって、不思議ですな。

そんな感じで苦しんだ7~8月も終わり、明日はホームで川崎戦です。そう言えば、今期は川崎に2敗もしてるんだね。忘れていたから、チョットだけ思い出す為に動画をチェック・・・


う~~ん、3失点もしてましたか・・・・。仙台って、監督解任直後のチームは苦手なようですな。

そしてリーグ戦・・・
ミヤテミスタジアム
えーと、この試合も3失点ですか・・・一時はウイルソンのゴールで逆転したのですが、その後は圧倒的に攻められた印象はあります。きっと、この頃の川崎サポは、「風間が俺たちのチームの新しい歴史を作ってくれる!!」みたいに希望を感じていたはずです。しかし、現実し厳しく、今現在は新しいチームへと脱皮すべく、もがき苦しんでいる・・・といったところですかな。贅沢は言いませんし、川崎の未来に幸多き事も願っていますが、明日の試合だけは「もがき苦しんでください、お願いですから、もがき苦しんでください」的な感じのベガルタンです。

明日は川崎戦、ビート川崎!!

2012年8月30日木曜日

7,8月を振り返る2

そしてカップ戦、対東京です。この試合における監督のビジョンは明確で「相手にアウェイゴールを与えたくない。1-0でのゲームプラン」ということです。実際、名古屋戦のような「ドン引きディフェンス」ではなく、素人目にも「あれ?このメンバー(田村・松下のWボランチ)にしては結構ライン高めだよな・・」という感じでしたな。基本的に、ベガルタンはラインを高くする今年のチャレンジには好感を持っており、その為に失点をしてしまっても「ドンマイ・ドンマイだ」派であります。


先制はセットプレーからなのでしょうがないにしても、問題は石川に決められた2点目ですな。このようなプレーは再三再四狙われており、しかも、その全てが朴サイドからの崩しだったので、東京が「このプレー」をスカウティングのうえチャレンジしていた事は確実です。まっ、結果としては追いついたからいいんだけど、アウエーゴールを奪われたことによって、2戦目の戦略に大きな狂いが出てしまいました。これが結果的に痛かったですな

中2日で鳥栖戦。しかし鳥栖は中7日。この頃、メディアなどで仙台の話題が出ると、必ずと言っていいほど出て来たワードが「誰が出てもチーム力が落ちませんから・・」であります。確かに、この時期の仙台は怪我人も多く、決してトップコンディションではありませんでした。「それでいて何とか負けない」という地力を見せられれば、我々サポーターも、そして選手も「ある種の自信」を有する事は決して理不尽ではありません。しかし、この辺からチーム全体が頑張り過ぎていたために、精神的・肉体的な疲労感が選手たちを蝕んでいたようです。長いリーグ戦、その全ての期間が「絶好調!!」なんてことは絶対にあり得ませんので、後から振り返れば「嗚呼ー、この時期がチームの底だったな・・・」と思えるかもしれませんが、ホームで鳥栖に勝てなかったことは残念・無念だったですな。

そんでもって横浜戦。相手は勝ちきれないものの「12戦負けなし」と好調をキープ。仙台も「OO戦負けなし・・・」というフレーズが踊っていた時もあるけど、この「OO戦負けなし・・・」って意外と微妙なんだよね。「負けなし」よりも「連勝」の方がいいのは当然だし、もしもこの期間に4~5連勝ぐらいしていたら、そちらのワードの方が強かったんだろうけど、なかなか大きな連勝もできない・・・。チームとしては好調という感覚よりも、不調ではない・・・という感覚に近かったような気がしますな。


守備では、中澤と栗原を中心に苦しくても跳ね返して何とか0点で抑えて居れば、後は中村・大黒・マルキが居れば攻撃は何とかなる・・・。横浜のサッカーは大人のサッカーでした。しかしながら、どう考えても平均年齢は高く、今年は絶対に結果を求めているはず、それでいて勝ちきれないんですから、選手もサポも焦れったいでしょうな。

中3日でカップ戦の東京。勝たねばならない試合です。しかし・・・この試合を勝ち枯れるだけのパワーが仙台にはありませんでしたな。リャンも試合後に「内容も全然よくなかったです。なかなかボールも追いつかないし、攻撃の形も少なくて、守備もうまく連動できなかった時間の方が多かったです。もっと中盤で受けてボールを落ち着かせて回してという、いつもできていることが今日はなかなか起点という起点もなかったと思います」というコメントをしており、観ていて久しぶりに「動けてないよなぁ~~」という感じでした。

東京も怪我人が多いとの事でしたが、それでいて「このメンバー」は羨まし過ぎます。やっぱ世の中「金」ですな。苦手な夏場、リーグ戦では首位、そして監督は「リーグ戦もカップ戦も狙いたい」と公言。その上での敗戦は精神的に「ガクッ」と来ることは明白です。そして、そんな精神状況とタイトな日程のまま、チームは札幌へ向かうのでした。

そして次は、ひょっとしたら「今期ワースト試合のトップ5」には入るであろう札幌戦。中味の方はと言えば・・・・オフシャルな形でのコメントは差し控えさせていただきます。ただ、日程的にキツかったのは素人でも分かりました。これでは、ACLなんかに出ちゃったりしたら・・・いやいや、未来の事を勝手に心配するのは止めましょう、身体の毒です。


試合の中身に関しては、取り立てて言う事はありません。しかし、格さんが笑顔でコメントしているのには驚いた。格さん・・・・好きだったのに・・・。

2012年8月29日水曜日

7、8月を振り返る


まだまだ暑い日が続いているけど、来週からは9月なんだよね。そんな訳で、毎年のように夏場を苦しんでいるベガルタにとって、今年はどんな感じの夏場だったのか?を回想しながら振り返ってみましょう。まず、カップ戦を含めての戦績を列記します。

7月7日 土 19:00 ヴィッセル神戸 ホームズ ○(1-0)
7月14土 19:00 名古屋グランパス 豊田ス △(0-0)
7月25 水19:00 FC東京 ユアスタ △(2-2)
7月28日 土 18:30 サガン鳥栖 ユアスタ △(1-1)
8月4日 土 18:30 横浜F・マリノス ユアスタ △(2-2)
8月8日 水 19:00 FC東京 味スタ ●(0-2)
8月11日 土 14:00 コンサドーレ札幌 札幌ド ●(1-2)
8月18日 土 19:00 柏レイソル ユアスタ △(0-0)
8月25日 土 19:00 大宮アルディージャ NACK ○(3-1)

まず初っ端の神戸戦。この試合を迎えるにあたっての仙台はと言えば、前5試合の成績が3勝2分と好調で首位をキープ。この辺では「今年の仙台は勢いやラッキーで勝てているのではなく、実力で勝ってきている」という他チームからの評価もマジョリティーを形成。そんな感じで神戸戦、赤嶺の先制ゴールによって勝つことは出来ましたが、打たれたシュート数は倍の19本、後半なんて圧倒的に攻められたけど、なんとか勝利。ベガルタン的には「苦しくても、アウエーは耐えて確実に勝ち点を持ちかえる積み重ねが大切」と考えており、その意味でも7月初っ端の勝利は大きな意味があるという自負までありました。


これで長いリーグ戦の前半戦が終了、そして勝ち獲った勝ち点は「35」、試合後の監督のコメントでも「本当に満足していると選手たちにも伝えました」とあり、個人的にも予想外とも言える大満足の前半戦。しかし、前半戦の目標をクリアーしたことによってメンタルが変化したのか、ここから苦しむ事になろうとは、この時のベガルタンは知る由もありませんでした。

そんでもって名古屋戦。この辺りからですな、チームのリズムが微妙に狂って来たのは。スタメンで言えば、この日は田村・松下のWボランチ。そして相手は強豪名古屋とくれば、どことなく不安が出てくるのはしょうがありません。決して選手層が厚くない仙台にとって、主力選手の怪我人が多発し出したこの頃から、あれ?これって、去年までのブロックを引いて守るサッカーじゃないのか?というシーンが格段に増えましたな。監督や選手からすれば「苦しい時は割り切ってブロックを形成できるのが仙台の強み」とのことですが、上本が離脱して以降、確実に最終ラインは低くなりました。そして富田の離脱です。試合後、「随分と守備的な試合だったが?」と問われると監督も「今日の名古屋に対しては、我々はそこ(ドン引き)を選ぶしかなかったということです」と答えています。


試合前の名古屋サポ、こういう気合いの入れ方は嫌いじゃありません。勝ちたかったんでしょうな。しかし、仙台から見れば「アウエーだし、怪我人も多いし、暑いし・・・引き分けでいいや」という試合でしたけど、何か?

松下と田村という、練習でも経験が無いメンバーで挑んだ名古屋戦で、結果は0-0。結果だけを見れは悪くないんだけど、試合後の名古屋選手のコメントが辛辣のラッシュ!!
闘「つまんないサッカーだ、仙台はカウンターだけだからね」
田中「相手はカウンターだけですから」
永井「勝たねばならない試合だった」
楢崎「あれは首位チームのサッカーじゃない」

もうね、これを読んでいたら「そこまでストレートに言わんでも・・・もうチョット、もうチョットでいいからオブラートに包む優しさは無いのか?」と憤りそうですが、その辺のメンタルは長いJ2時代に鍛えられました。私たちは、岡山や愛媛の選手たちから試合後「あそこまで引いてくるとは・・・」とか「仙台のように引いてくる相手が自分たちの課題です」みたいなことを散々言われ、「この野郎・・・お前たち・・そこまで言うのか・・」みたいな煮え湯を散々飲まされた経験があります。なので「岡山や愛媛や草津の選手たちから「ドン引き」というワードを言われ続けて我慢できたんだから、それと同じようなワードを名古屋の選手たちから言われても、何とか我慢ができるんだよね。

この続きはまた明日

2012年8月28日火曜日

大宮遠征記2

この日のゴール裏はビッシリ!!自分も行っておいて何ですが、ひょっとしたら酷暑日になるのかもしれないというのに「熱いぞベガサポ!!」であります。いったい何人くらい参戦したのでしょうか?個人的な目測では2千人くらいのような気もしますが、この日の観客数は約1万2千人くらい。となると、総観客数の1/6が仙台サポということになりすな。

私の2列前に鎮座していた「14番カルテットシスターズ」の平均年齢はU55(アンダー55歳)。レプユニの名前も「テル」・「洋介」・「平瀬」みたいな感じで仙台の歴史を彩る選手がずらりと、いい感じだった。応援もフルスタンディングで熱く、そのパッションはU20クラスの女子なみだ。もしもここに、サッコーニのレプユニを着ていた女性が居たら、腰を落ち着けて「サッコーニの、どこが良いんでしょうか?」と尋ねていたであろう。

アウエーゴール裏の売店ゾーンは修羅場だった。まず、売店の数が少なく、そして品数も少ない。店員の数も少ないので、結果的に長蛇の列。そうですなぁ~~、ビール一杯買うのに40分待ちです。前の親子は「スプラッシュマウンテンよりも待つんじゃないの?」と愚痴っていたが、こんな酷い状況は、昇格を決めた水戸戦以来だ。もっとも、あのときは食中毒事件があったから、その時と比べたらマシです。

40分並んで、ようやく順番がきたと思ったら、目の前で次々と貼られていく「完売」の張り紙。これがハーフタイムならしょうがないかもしれないが、この時点で「試合開始50分前」だから堪らない。そのあまりにも現実を無視した「売上予測」を、うちの社長が見たら「なんてバカなことをしてるんだ!!やる気あんのか??ビジネスチャンスはオンリーワンだと、常に言っているだろうが!!」とシャウトすることは確実です。

何度も書き込んでいるが、私はスタジアムグルメの「モツ煮込み」評議委員となっている。しかしながら、ナックの「シロコロモツ煮込み」は食する事が出来なかった。ただ、後列でモツ煮込みを食べていたおっさんが「何だよ、具だくさんって書いていたくせに、全然具だくさんじゃねーし、味も並みじゃねーか・・・」と愚痴っていたので、買えなくて良かったかもしれない。ラッキーだ。もしも、シロコロモツ煮込みを食べた方がいらっしゃれば、是非とも感想をお聞きしたい。

何も買えないでイライラしていた時に見つけた名札、「大宮トルティージャ」。なんとなく癒された。

多少癒されて座席に戻ると、座席の下はビールとジュースの大洪水が襲っていた。よくあるシチュエーションだが、何も大宮で遭遇しなくてもいいじゃないか・・・。また不快指数が上昇してしまった。

そんな状況で選手入場。何も買えなかった不満、理不尽に並ばされた不満、大洪水の直撃を受けた不満、そのような不満が折り重なったのか、この日のベガルタンはカントリーロードを大声で歌っていた。


勝った時にしか見ないスカパーの番組。イマイチぱっとしない女性キャスターだが、ベガルタン的にはストライク。一度お酒を飲みたいものです。

2012年8月27日月曜日

大宮戦、遠征記

行けるかどうか分からなかったが、カミさんの体調が復活して参戦を決めました。急いで、コンビニへ行ってチケットを購入するも、指定席は全て売れ切れており、やむを得ずビジターのゴール裏を購入。ゴール裏で応援するのは、4~5年前の山形戦以来だ。コンパクトで見やすいという評判のナック5なので、指定席でまったりと観戦したかったのだが、完売なのでしょうがありません。別にゴール裏が嫌いな訳じゃないし、勝利を疑っている訳じゃなし、ただただ心配なのは大宮の気温であります。

あまりにも急に決めたので、大宮参戦の事前準備は皆無。新幹線で行こうかと思ったが、カミさんの体調が悪くなった場合は最終の新幹線で無理に帰らず、千葉の親戚に泊まろうと思って車にて出撃。当然、運転手である自分に過度の負担がかかるが「この遠征では、あんたが食べたいもの、なんでも食べていいから、体力をつけて頑張れや」とのカミさんの提案もあったので、渋々承諾したが、このチョイスが大失敗になるとは・・・・。

家を出たのが12時だったので、高速のSAで遅い昼食。食したのが、何の変哲もない「冷やしタヌキそば」だ。別に上手くもないが不味くもない、どこにでもある「冷やしタヌキ」だったが、まさか、この遠征で一番おいしい食材が「これ」になるとは、このベガルタンは知る由もなかった。

ナビ通りに車を運転すると、17時前には大宮へ到着。ネットによれば、ビジターゴール裏周辺の駐車場は直ぐに満車になるとの事だったので、ちょっと遠いのだが、大宮公園近くの駅裏の100円パーキングに駐車。何て言う名前かは知らないが、仙石線の無人駅をチョット大きくしたような感じの駅だった。古き良き、長町駅や南仙台駅という感じですかな。

それにしても、大宮公園は大きいですな。草津へ遠征した時の敷島公園と同様に、ナック5へは大宮公園中を散策しながらウォーキング、蒸し暑かったが、木々を通り抜ける風は意外と爽やか、すると前方に・・・
なんと、カラスが水道水をグビグビしていた。ここの周りは全て池、飲み水には困らない筈だが、都会のカラスは衛生的ですな。

公園内には、大勢の大宮サポであふれていたが、その殆どの中央には上記のような組合の旗が鎮座していた。流石は組合の力が強烈なNTT、その動員力も半端じゃないようですな

ようやくスタジアムへ到着。そこから見た大宮市街地の風景は、10年前に鉄砲町から見た仙台市街地とそっくりだった。古い住宅地を抜けると、直ぐに超高層のビル群。大宮は都会と田舎が混在した良い街のようですな。

続くんだけど、写真をアップしながらブログを書き込むと、意外と楽な事に気付きました。今後は積極的に活用したい




2012年8月24日金曜日

大宮戦ですか・・・

明日の大宮戦、参戦しようと思っていたらカミさんが軽い熱中症になりダウンで怪しい状況に。カミさんが「週末、大宮へ行こうと思うんですけど・・」と訊ねると、医者曰く「仙台の暑さでも厳しいのに、埼玉へ行くんですか?」と呆れ顔をされたとか。熊谷と大宮の地理的関係は分からないが、熊谷で37,8度の時に大宮が涼しい事は考えられず、きっと滅茶苦茶暑いんでしょうな。今現在は行く方向で考えていますが、試合開始時間で30度くらいの天気予報ならば、体調を考えてキャンセルするかもしれません。ナックは初めてなので、どうしても行きたいのですが、このような時に試合をするのは、選手にとってもサポーターにとっても大変ですな。

さて、毎年のように苦しんでいる「夏場」ですが、今年も結果として苦しむ事となっています。「今年は大丈夫だろう・・・」というポジティブで希望的な観測は、結果的にダメダメでしたな。そんな中で迎える大宮戦ですが、不思議な事に、全くと言っていいほど「絶対に勝つ!!」みたいな心の高揚感はありません。勝って欲しいのは当然だし、その為に大宮まで行こうとしてるから、普通なら「嗚呼―明日は大宮参戦、楽しみだ・・・」ぐらいの感慨はあるんだけど、そんなワクワク感は微塵もなく、どちらかと言えば倦怠期に入った夫婦間の『夜のお勤め』のような倦怠感が心を支配しています。これは、最近勝ち試合を見てないから、喜ぶポイントを忘れてしまったのでしょう。いい感じで前半戦を戦い、「よおーーし、後半戦も優勝目指して頑張るか!!」と思っていた矢先の「勝てない症候群」の発症であり、この残暑です。気だるくもなるよね。

その大宮ですが、ことしもしっかりと「残留争い」に加わっています。どうせ残留するんだろうけど、期待を裏切らないチームですな。監督がベルに代わっても、劇的な変化は見受けられませんが、試合に出ている選手のクオリティーは何気に高く、それでいてどうして毎年・・・と思わせるところが大宮チックなのでしょう。個人的に、ベルに対して特別な感情はありません。退団した直後は「この野郎~~、結果を残さず、貰うものだけ貰って帰国しやがって・・」と思っていましたが、後から考えれば「それを含めて契約した仙台サイドの詰めが甘かったんだな・・」と思うようになり、それ以来、ベルに対しての特別な感情は無くなりました。ベルが良い指導者とは到底思えませんが、それでも彼と契約するチームがあるのですから、きっと能力はあるのでしょうな。自分には見えないけど。

仙台としては、主力メンバーが復帰しつつの大宮戦であり、確実に勝ちたいところです。って言うか、勝ってもらわないと困ります。このままでは、今年も8月が「暑いし勝てないし、もう、何にも良い事が無かった月」になってしまいます。それだけは、それだけは勘弁です。個人的には、関口がこの辺りからブレークしてくれることを望んでいるけど、コンディションが問題ないのであればスタメンで使って欲しいところです。

明日は大宮戦、ビート大宮!!

2012年8月23日木曜日

ベガルタレディースについて考える

会議の為に東京なんだけど、すごいですなぁ~~、鮫島って。入団会見が全国ネットで流される・・・。東京でベガルタ関連のニュースを見かける事は少ないので、何気に見た時は驚きました。個人的には、ベガルタレディースに関しては懐疑的な立場であるベガルタンなんだけど、その最大の要因は「そんなところに使う金なんか、無いだろうが!!」ではなく、金は別会計で工面すると言っているのだからそれはそれでいいとして、個人的に最も心配しているところは「新しいセクションが増えるからと言っても社員を増やさず、現有の人数でやって行く・・」と社長が公言した事なのです。つまり、これを我々サラリーマン的に解釈すれば「リストラなどで社員が減ったけど、新規の雇用はしません。残ったお前たちで効率よくカバーして下さい。頑張ってね」となります。


ベガルタンは一度もレディースの試合を見た事もないので、当然のように鮫島が入団しても「へぇ~~、そうなんだ、良かったね」ぐらいの感慨しかありません。しかし、試合も見てないのに「レディースなんて・・・」という批判をするのは卑怯なので、一度行ってみる事にします。

今現在、ベガルタの社員の方々が「どれくらいハードワークしているのか?」は存じ得ません。しかしながら、通常の業務が楽勝とは到底思えず、そこにきて「今度はベガルタレディースという業務も増えるけど、根性と器量で頑張るように・・・」と上司から言われたら、たいていの場合は「どこまでできるか、とにかくやってみます!!」ぐらいしか言えませんな。しかし、心の中では「何を言ってるんだよ!?こっちは、一杯・いっぱいで日常の業務をこなしているんだ!!殺す気か???そんなに言うのなら、お前がやってみろって!!」とシャウトしているはずです。ベガルタンは、金の心配をしているのではなく、「ベガルタレディースに使う人的や時間的な資源があるのなら、今現在はトップチームやユースチームに、それらの資源を集中して投下すべきではないのか?」という考えでいました。

しかしです。何気に東京でベガルタレディースのニューズを見たら、その考えにも揺らぎが生じてきました。おそらく、鮫島の「ベガルタレディース入団」のニュースを流していたのは日テレだけではなく、他のキー局も流していたはずです。しかも、ゴールデンタイムに近い夕方のニュースで。詳しい事は分かりませんが、夕方のニュースとは言え、全国ネットでベガルタレディース関連の映像が流された場合、その価値を金額で表わすと「どれくらい?」になるのでしょうか。その金額を推測すれば、仙台が鮫島を加入させた事は大きなアクションなんでしょうな。おそらくは、来年に向けての入場料収入やグッズ販売も、今現在から考えているんだろうし、鮫島というソフトはベガルタレディースにとって大きな資産になるはずです。そしてその資産は、レディースだけではなく、ベガルタというハードにもフィードバック出来るかもしれません。いや、マジでして欲しいものです。

今までベガルタンは、レディースの新設によって業務量が増える社員の方々のモチベーションを心配し、「どうしても今、レディースが本当に必要なのか?」という立場でした。つまり、労働者サイドに立って「如何なものか・・・」という論調で書き込みをしてきましたが、鮫島入団で考え方を修正しつつあります。つまり「今、レディースが本当に必要かどうかは意見が分かれるところだが、アサヒビールを立て直した元社長の樋口氏の言葉を借りるなら「製品はストックできるが、チャンスはストック出来ない。そして、そのチャンスを逃したら、二度と再び「そのチャンス」が訪れる事は無い」であり、ひょっとしたらベガルタレディースも、ベガルタンが気づいてないだけでレディースというソフトは、そのチャンスなのではないか・・・」という考えにブレてきているのです。

えーーー、という訳で、ベガルタで働いてる社員の皆さん。たとえどんなに業務が増えても、新規雇用が殆ど無くても、派遣社員やバイトを雇わなくても、ひょっとしたらベガルタレディースは、ベガルタ仙台の貴重なソフトになる可能性がある事をベガルタンは気づきました。なので、日々のお仕事、頑張ってください。今日からベガルタンは、労働者サイドではなく、経営者サイドでベガルタレディースを考える事にしました。

2012年8月21日火曜日

混戦を考える


えーと、現在の状況は我々の実感からすれば「仙台は頑張っている・・」といったものなんだけど、他チームサポから見れば、この実感と違っているらしいんですな。先日、仕事の会議で横浜・東京・浦和サポたちと飲む機会があったんだけど、彼らの意見の総意を簡潔に表現すると・・・・
「仙台や広島が頑張っているのは認めるけど、仙台と広島が圧倒的に強いんじゃ無く、他のチームが情けなさすぎる。その証拠としては、21節終了時点で首位の広島の勝ち点は「たったの40」だから。例年なら、50くらいは行ってるんじゃないの?昨年の優勝チームの勝ち点は70オーバーだったような気がするから、例え広島が優勝するにしても、残り13試合で10勝以上しないと届かない。今年は強いと言われているチームが自滅してるっぽい」といったものだ。

へぇ~~そう思っているんだ・・・と怪訝に思いつつも、とりあえず順位表をチェック。

順位 チーム 勝ち点 試合数 勝数 分け数 敗数 得点 失点 得失差
1  広島   43   22  13  4   5   44  23  21
2  仙台   39   22  10  9   3   38  20  18
3  浦和   38   22  10  8   4   30  22  8
4  柏    36   22  10  6   6   43  32  11
5  横浜   35   22  8  11   3   29  21  8
6  磐田   34   22  10  4   8   45  35  10
7  鳥栖   34   22  9   7   6   26  20  6
8  清水   34   22  10  4   8   25  25  0
9  名古屋  32   22  9   5   8   33  34  -1
10 川崎   32   22  9 5   8   31  32  -1
11 神戸   32   22  10 2   10  31  34  -3
12 東京   30   22  9 3   10  24  27  -3
13 鹿島   29   22  8   5   9  31 29 2
14 大阪   23   22  6   5   11 29 34 -5

なるほど、そう言われれば、確かに例年よりも混戦のような気もするし、仙台が目標としている「勝ち点70ゲット」も何気に厳しいような気もしますな。例年の優勝チームが、勝ち点70くらいで優勝するとするならば、今年はどのチームも「そのライン」に届くのは厳しそうであり、そうなると優勝ラインが下がるから「より多くのチームに優勝のチャンスが出てくる」となります。優勝候補と言われていたチームが、現在の仙台や広島の順位ならば、多少は「ここから調子を上げてくるんだろうな・・・」との思いも出てくるんだろうけど、何せ現在のトップ3が「広島・仙台・浦和」という、開幕前の予想では「チョット厳しいんじゃないか・・・」と思われていた御三家だけに、多くの他チームサポは「そろそろ落ちてくるよ・・・」といった希望的な観測を抱く心情は理解できます。

問題は、広島や仙台が「本当に落ちてしまうのか?」ですな。広島の事は分からないから、仙台のことだけで言えば、その答えは断じてNo!!であります。っていうか、今現在がどん底だと確信していますから。ここからチーム力が著しく減退する事など、想像だにできません。もちろん、ここから主力がバタバタと怪我でリタイヤする可能性はあります。折角ベストメンバーが組めそうになって来て、ようやく「ここからだ!!」という時に、また主力が故障でもすれば、選手層が決して厚くない仙台にとっては大きな痛手です。しかし、ネガティブな事ばかりを考えていたらサポーターなんて務まらないし、そのリスクは仙台のみならず、他チームにも同じく可能性があるので深く考えてもしょうがありませんな。

結論を見るまでもなく、仙台が「勝ち点70をゲットしてタイトルを!!」は当初から「かなり高いハードル」だったような気がします。もちろん、前半戦では半分の勝ち点をゲットできていたのですから、それほど無茶な目標ではなかったのでしょうが、今現在の勝ち点が38点となっている以上、残り12試合で「勝ち点32をゲット」知る可能性を無闇に追いかけることは風車に飛び込むドンキホーテと同じなんでしょうな。

仙台や広島や浦和の頑張りによって、今年の優勝ラインは確実に昨年よりも下がる可能性が高くなりました。しかし、これは仙台にとっては非常にラッキーです。つまり、実力で「勝ち点70ゲット」が厳しいチームにとっては、優勝ラインが下がれば下がる程チャンスが出てくることを意味し、これは仙台にとって大きなモチベーションとなります。そうですなぁ~~、現在の仙台の状況からすれば「勝ち点65くらいが優勝ライン」となってくれれば、シーズン終盤まで楽しめそうです。そうなる為にも、仙台はここから勝ちつづけねばなりません。中々勝てない現状ですが、さりとて連敗してる訳じゃありません。年末に「チーム状況が一番苦しい時に、勝てないまでも負けなかったのが良かった・・・」と思える日が来る事を信じ、大宮戦は参戦しようかと思っています。

2012年8月20日月曜日

柏戦に想う


えーと、勝てませんでしたな。しかし、内容的には「まずまずのような・・・」という気がしてならないベガルタンです。中盤からのプレッシングも後半戦最高のアグレッシブさで、何気に強かった頃の仙台サッカーの片鱗が見られました。上本が復帰して以降、素人目にも最終ラインは明らかに高くなり、見ていて楽しい時間が増えるようになりました。そして角田の復帰により、確実にセンターラインの守備に安定感が見られました。なにより、なによりです。しかしながら、最終ラインが高くなると言う事は、何らかのミスにより簡単に裏を取られる場合があり、前半開始早々の工藤や、後半に訪れたネットバイアーノとの1対1の場面のようにリスクが高いことを忘れてはなりません。


柏は良いチームですな。かたくなに、そしてひたむきに「パス&ゴ―」を繰り返す。キーパーからパスを繋いで、チーム全体で攻める・・・好感が持てます。何気に決定機の数は柏の方が多かったような気もしますが、どんまい、どんまいだ。

昨年までなら絶対にあんな事は無かったはずです。しかし、今年はある・・・。昨年までの仙台が幼虫ならば、今年は蛹(さなぎ)となって羽化しようとするはず、でも、本当に羽化できるかどうかは、当面の成果に影響されず、現在のシステムや戦術を貫き通し、尚且つ最終的には結果を出せるかどうかにかかっています。例え、終盤戦に厳しい状況になろうとも「結果だけを考えてドン引き」することはせず、今年のキャンプから取り組んでいる「ラインを高く設定し、攻撃的な守備から」という戦術をブレずにやり続ける・・・。チームが目指している成果は、そのブレずにやり続けた先にしかないと信じています。今後もアクシデントで1対1の局面は出てくるでしょう。先制される場面も出てくるはずです。しかしながら、これらのアクシデントによる痛みは「成長痛」みたいなものであり、チームが強くなる過程では必ず起こるものです。その痛みに我慢できなければ、サポーターなんて務まるはずも有りません。まず、我々サポーターが出来ることと言えば、どんな結果になろうとも、我慢することでしょうな。

私の住処はSバックなんですが、私の周りの人たちはピンチに寛容ではありません。「なんでキーパーと1対1になんのや!!」「そんな危険なところでパス回すな!!」「どうして戻ってこないんだ!!」等々、どうしてそのような局面になってしまったか?という考察よりも、今現在のピンチの局面を罵倒する事に必死です。大きくクリアーすれば・・・ラインを高くしなければ・・・パスを細かくつながなければ・・・。彼らの思いは「ゴールする・ゴールされる」といった明確な局面が全てであり、そこに至るまでの過程で「どうしてそうなったのか?」にスポットが当たる事などなく、そんな彼らを見ていると「楽しむ為のスキル」について考えざるを得なくなりますな。

サポーターにとって最大の醍醐味はチームが勝利し、タイトルを取ることに論はありません。プロである以上、結果が何よりも大切であり、その為にゴールシーン(失点シーン)は選手にとってもサポーターにとっても、最大の「見せ場」であるはずです。やっぱ、なんのかんの言ってもゴールシーンは興奮するよね。しかし、その局面のみに固執してしまうと、それ以外の大切なファクターがボヤけてしまうから厄介です。前半の工藤のピンチは、最終ラインが揃っておらず、それに気づいた鎌田がラインを修正しようと上がった瞬間を狙われたものです。このピンチは、昨年のようにドン引きならば有り得ませんでした。後半のネットバイアーノのピンチも、ハーフライン付近という昨年までなら考えられまないくらい高い位置でのボールロスから始まりました。

昨年までなら考えられない状況からのピンチ、そのピンチに私の周りの方々は非常に憤っています。最近、中々勝てなくなったことも、彼らの不満の元でしょう。そんな彼らにとって、目の前の結果に一喜一憂することこそが、サポーター冥利なのかもしれません。しかし、本当の楽しさというものは、結果に至るまでの過程や歴史、そしてそれまでの経緯や、これから目指す方向性をチームとシンクロした場合にのみ、得られるような物だと考えています。ネットバイアーノのピンチの時に「うんうん、いいよ、目指しているものがあるんだから・・・」とはなりませんが、それでも、そう考えることによって、「我慢」が出来ます。結果が一番大切なのは分かっています。しかしながら、結果のみを追い求めた行き先を、彼らが思い描いた事はありません。

私の3列前の紳士が、試合終了後に「勝てねーくせに、ニヤけんな!!」と選手たちを罵倒しました。私は、試合で勝てない事よりも、このような罵声に哀しくなり、心の中で「確かに勝てなかったけど、内容的にはここ数試合で一番じゃないのか・・・それが分からないのか???」と呟いていました。そこで改めて、サポーターとしてベガルタの試合を楽しむのにも「愉しむ為のスキル」が存在する事を確信しました。「愉しむ為のスキル」を会得するのは大変で、私もまだまだ道半ばであり、どうしたら会得できるかすら分かりません。しかし、チームが苦しい時に、その結果を選手と共に受け入れる覚悟が必要である事は分かっています。苦しい時に、チームを罵倒する・・・その心情は理解できますが、罵倒した先に答えが用意されている事はありません。苦しい時の答えは、その苦しさを共有して受け入れた者にしか分からないと信じています。

中々勝てませんが、この時期に2位という順位をキープしているのですから「ダメダメ」とはなりません。どちらかと言えば、よく頑張っている方でしょうな。だいたいにして、夏場に2位という順位なんですよ?もうこれ以上望んじゃ駄目です。チームは一杯、一杯で頑張っています。我々は、自らできる範囲でチームを応援するしかなく、そしてどんな結果でも受け入れる。選手を罵倒する方々は、この覚悟が無い人たちだと思っています。覚悟があれば、天国もよし、地獄も又よし・・・と思っているベガルタンです。

2012年8月17日金曜日

明日は柏戦ですな


ようやく、ようやくです。オリンピックが終わり、そしてお盆休みも終わり、ようやく私にも日常が戻ってきました。普段ならば、夏場で苦しくなると「嗚呼ー、今年も試練の夏が・・・」とネガティブになるんだけど、今年はオリンピックがあったので、ネガティブになる暇などなかったですな。ベガルタが勝てなくても、五輪で愛ちゃんが「さぁーー!!!」が聞ければ元気になるし、ベガルタが負けても、水泳のメドレーリレーでメダルを獲れば早朝の4時でもご近所迷惑を顧みず「よっしゃぁぁーー!!!」を連呼してストレス発散。そうですなぁ~~、イメージとしては「五輪・五輪・サッカー、五輪・サッカー、五輪・五輪、五輪、サッカー」って感じであり、バーベキューで言えば「肉・肉・野菜・肉・野菜」でありまして、必要以上にベガルタの苦戦を引きずる事はありませんでした。なにより、なによりです。

しかしながらオリンピックも終わったので、ここから敗戦のストレスを発散するシチュエーションも無くなりました。いつまでも、いきものがたりの曲を歌っている場合ではありません。幸いにして、徐々にではありますが故障していた選手も戻ってくるとか・・・毎年夏場に下降していたチームコンディションで言えば、ここからさらに下降曲線を描く事は無いはずなので、何とか明日の試合はすっきりと勝って欲しいものです。

正直な感想として、最近のベガルタの成績を鑑みてのリーグ動向は「こんだけ勝ててないのに、それでもトップグループに残っているなんて・・・ある意味ラッキーだよ」であります。その要因を作っているのが、これまたトップグループを形成しているチームの苦戦でしょうな。普通、こんだけ勝てないと、力のあるチームに追い越されちゃいます。浦和とか名古屋とか柏とかマリノスあたりにね。いるんですよね、毎年夏場に連勝しちゃって、グググゥ~~ンと首位に立っちゃうチームが。ところがです、普段なら、この辺りで調子が出てきて勝ち出すチームが、今年に限ってはイマイチのようでして、明日対戦する柏も確実にトップ集団へ追いつきつつも、そこから「あっ!!」という間に勝ち点を伸ばせないでいるようです。ホント、ラッキーですな。

広島だって首位に立ったものの、そこから圧倒的な力差で抜け出すパワーを感じる事は出来ませんし、浦和だって、そんなにメチャクチャ強過ぎてギブ、ギブです・・・って感じじゃないし、マリノスだって強そうなのは認めるけど圧倒的じゃないし、鳥栖に至っては、何気にこの辺で落ちそうだし、そう考えていくと、明日対戦する柏が「この夏の天王山」とも言えそうです。いやね、やっぱ伊達じゃないんだよ、優勝チームは。ACLとの兼ね合いで苦労した春先を乗り切ったら、後は確実にチームコンディションを整え、間違いなく勝ち点を伸ばして来る・・・、流石、流石です。

柏戦のイメージとしては「頑張って頑張って、いい試合はするんだけど、最後はレアンドロにやられる・・・」という感じなんですが、そのレアンドロが明日は試合に出れないと知った瞬間、ベガルタンは、いきものがたりの歌を口づさんでいました。ラッキーですな。柏は酒井などの選手が移籍しても、その代わりをきちんと確保するだけのチーム財力があり、そのことと、ユース世代の選手育成に力を注いできたハイブリット効果により、リーグ屈指のチーム力を身につけつつあります。チームの予算規模を見ても、仙台よりは遥かに大きいものの、浦和や鹿島などに比べれば圧倒的に小さく、それでいて、この成績を確保するところが流石です。仙台としては、浦和や鹿島を目指す前に、予算規模で柏や広島に近づきたい・・・と思っています。柏は仙台が目標としていいチームだからね。

ボランチである松下と田村のコンビが悪いとは思いません。しかし、彼らがこのままスタメンを確保する為には「明らかな結果」が必要でした。別に、中々勝てない原因が彼らにだけあるとは思えず、おそらくはその他にも原因はあったのでしょう。しかし、彼らのスタメンで勝てなかったという事実は変えられません。限られた時間で結果を残こせないサブメンバーに最も必要なのは結果であり、その結果が残せない状況では、主力選手が復帰した時点で彼らの処遇は振り出しに戻ってしまいます。田村も松下のいい選手なだけに、ベガルタンはそれが残念でなりません。最近で言えば、武藤や柳沢もそうですな。彼らなりに頑張っているし、彼らのプレーを批判するつもりなど毛頭ありませんが、イマイチ結果を出せない・・・。大好きな選手が結果を残せないって、サポとしては辛いんだよね。

結果的に、明日の試合は2位と3位の直接対決となりました。こういう場面での試合って「ポイント6分の勝ちがある」って言うんでしょ?仙台としては柏を引き離したいし、柏としては自力で仙台に追いつくチャンスだし、どちらにとっても負けられない・・・って言うか、勝たねばならない試合ですな。特に、仙台サポは柏サポ以上に勝利に飢えている事は確実であり、それは選手たちも同じはずです。前回の柏戦は、それはそれはドラマチックな試合でした。今回も、そんな展開で勝って欲しいものです。

明日は柏戦、ビートレイソル!!

2012年8月8日水曜日

毎日大変です

ふぅ~~、気づきました。オリンピックって、身体に悪いんだね。横浜との試合が終わって速攻で帰宅。男子サッカーには見向きもしないで、深夜に行われる水泳の男女リレーを見る為に仮眠。体にムチ打って深夜というか早朝の3時に起き、テレビの前で正座し気合いを入れ、その時を待つ。結果はめでたく揃ってメダル!!ようやく就寝しようと思っても興奮が収まらず眠れない。次の日はサッカー女子の応援、苦しみながらも勝利し「どれ、寝るか・・・」と思いつつ、何気にアメリカ対カナダを最後まで見てしまうというバッドチョイスを選択、結果として徹夜。今日は寝なきゃ・・・と思いつつ女子バレーを応援。流れで「愛ちゃんぐらいは応援するか・・・」と予定を変更して卓球を見始めたら止まらず・・・・。この夏場に、40代の中年が連続徹夜です。コンディションが悪くなるのはしょうがありません。なので、チョットだけブログの書き込みを自制しておりました。

さて、今日は東京戦ですが、イマイチ「絶対に負けらんねー!!」みたいな心の高揚感は微塵も有りません。人間のパッションには限界が無いと聞いていましたが、ベガルタンのパッションはオリンピックの応援によって気力も体力も限界に達しています。最近の仙台は引き分け街道まっしぐらですが、現状のメンバーでの最低限のミッションは「負けない事」であり、チームとしてはその最低限の結果だけは何とか出しているのではないか・・・と考えております。勝てないことで、下位チームとの勝ち点差は確実に縮まりつつありますが、このようなチーム状況でも何とかフロントランナーをキープしていること自体に大きな意義というか「進化」を見出すのがベガルタン流です。毎試合のように「首位の仙台を倒して・・・」と対戦相手のモチベーションは高く、そのような状況の中でも、必死に今いるメンバーで首位をキープし続ける・・・。肉体的な疲労と、精神的な疲労、そのハイブリッドな疲労感に夏場以降は苦しむんでしょうな。

大海と関口のコンディションが確実に上向いているようです。大海が怪我をした時は「まだ、1人だけならば何とかなる・・・」と思っていたら、そこから次々と離脱者が出てきて、遂には松下と田村をWボランチで起用したり、仙台大からDFを補強するしかないと言う緊急事態まで勃発!!関口も鎌田も怪我での離脱は痛かったですが、それ以上に同時期に角田と富田が離脱した事は痛かったですな。後で振り返れば「7~8月が、やっぱ一番苦しかったよ・・」となる可能性は大ですが、そのような状況でも粘り強く戦って「勝ちきるまでは行かなくても、負けない・・」と我慢する事こそ、栄光への片道切符になると信じています。仙台も苦しいのですが、他のチームだって苦しいはずです。そう思う余裕があれば、例え結果が出なくても我慢できるでしょうな。

リーグ戦は我慢比べですが、今日の東京戦はカップ戦なので「負けなければ・・」という考えは通用しません。おそらく、何名かのメンバー変更はあるだろうし、それは東京だって同じでしょう。夏場のナイターで中3日、中2日・・みたいな連チャンで試合をした場合に、素晴らしい内容を求めるのは酷というものです。引き分けOKな東京が、前半の開始早々からプレッシング全開で来ることは想像できず、勝たねばならない仙台も、90分間通して高いラインをキープしながら、厳しくプレッシャーを掛け続ける事はしないはずです。前半は様子見で0-0、勝負は後半・・・ぐらいの感じと予想します。そうなってくると、途中で交代した選手たちの頑張りが試合の趨勢を決めるはずです。頑張って欲しいですな。

今日は東京戦、ビート東京!!

2012年8月2日木曜日

夏バテを考える

いやぁ~~凄いですな、オリンピックって。例年なら、試合間隔が1週間でも開くと「なんだよ・・・早く試合になんねーかな」といった試合飢餓状態になるのに、毎日のように深夜遅くまで「これでもか!!これでもか!!」という感じでオリンピックの映像が流されると、不思議にベガルタと巨乳の事だけが脳みそのセンターポジションをキープしている自分でさえ、今では愛ちゃんが「さぁーー!!!」の掛け声をすると同時に、ベガルタンも自宅で「さぁーー!!!」を連発。内村が団体戦の最終演技で着地に失敗してこけそうになると、ベガルタンも椅子からコケそうになり、北島が4位に終わってのインタビューで「悔いなし!!」を強調すれば、ベガルタンも深夜遅くまでお前を応援したことに悔いなし!!と強調。身体はヘロヘロですが、ベガルタ無しでもオリンピック期間だけは、なんとか生きて行けそうです。

さて、ベガルタの方はと言えば、カップ戦を含めた直近10試合の成績を確認すると・・・

ナビスコ5 6月6日 水 19:00 サンフレッチェ広島 広島ビ ○(3-1)
ナビスコ6  6月9日 土 16:00 セレッソ大阪 ユアスタ ○(1-0)
14    6月16日 土 13:30 コンサドーレ札幌 ユアスタ ○(4-1)
15    6月23日 土 19:00 浦和レッズ     埼玉 △(0-0)
ナビスコ7 6月27日 水 19:00  ジュビロ磐田 ユアスタ ○(4-0)
16    6月30日 土 18:30 サンフレッチェ広島 ユアスタ △(2-2)
17    7月7日 土 19:00 ヴィッセル神戸   ホームズ ○(1-0)
18    7月14日 土 19:00 名古屋グランパス 豊田ス △(0-0)
ナビ準々決勝第1戦 7月25日 水 19:00 FC東京 ユアスタ △(2-2)
19    7月28日 土 18:30 サガン鳥栖    ユアスタ △(1-1)

5勝5分となります。

う~~ん、悪くない・・・・。引き分けが多いような気もするけど、負けてないし・・・。これを直近5試合に限定すれば、1勝4分なので苦戦しているようにも感じるけど、「夏場は毎年苦しむ」という前提条件で7月を鑑みれば、それなりに頑張っている・・・という評価は十分できると思っています。首位をキープしつつ、リーグ戦とカップ戦の2正面作戦を展開するのは今年がチーム創設以来初めてなので、そんな状況で5勝5分ならば大満足ではないにしても「十分じゃないか・・・」と思う事に整合性はあるますな。

そんなこんなで、ここからは横浜・東京・札幌と8日間で3試合(そのうちアウエー2連戦)というタイトな日程に突入します。横浜とはホームだし、東京には勝たないと次へ進めないし、札幌には負ける訳にはいかないし・・・みたいな感じでしょうかな。この日程をヤワラちゃん風に言えば「最低でも3連勝、最高でも3連勝」となります。徐々に怪我人が復活しつつあるとはいえ、絶対負けられない試合が続く状況下での「真夏の3連戦」は正念場かもしれません。正念場と言うと「首位決戦」とか「優勝決定戦」みたいな状況の試合を言われる場合が多いけど、ベガルタン的には「そこへ至るまでの過程の中にこそ、苦しくても勝ちきらねばならない正念場がある」と思っています。カップ戦も、まだ準々決勝だし、札幌戦に関してはモチベーションの持って行き方も大変だし、そんでもってオリンピックだし、イマイチ燃え上がる要素が少ない3連戦だけど、この連戦を苦しくてもいいから『3連勝』すれば、今年は間違いなく首位戦線をキープして終盤戦まで行けると信じています。

練習を見学されている方にお聞きしたいのですが、原田ってどうなのでしょうか?まだまだなのでしょうか?朴・田村などの選手の足元にも及ばないのでしょうか?このように訊くのには、最近ベガルタンの朴に対する評価が急低下しているからです。愛されるキャラクターの選手なのですが、ここ最近は「今日の朴はキレキレだったよなぁ~~」とか「今日の朴のクロス、どれもピンポイントだったな・・・」という事を感じたことが無く、さらには「極端過ぎるほどに左足しか使わないから、相手のマークも楽そうだよ・・・」と思ってしまう状況が頻発して見られ、そんでもってサイドバックの選手なのに「交代枠」を「しっかりキープ」している事に対し、若干ではあるものの不満を持っています。掲示板のように「朴いらねーー!!」と言うつもりは全くなく、このようにさして状態が良くない状況でも、原田は朴の代わりが務まらないのか・・・と思っているだけです。

原田って、練習ではどうなのでしょうか?是非ともお教えください。教え下さった方には「ファビオ・ヌネス」のサイン入りユニクロTシャツ(個人的には希少価値があると思っている)1回だけ着用(洗濯済み)をプレゼントしてもいいです。よろしくお願いします。