2012年7月5日木曜日

そんなこんなでユアスタへ向かう車中で・・・

叔父さん「隆之、お前今回はチケットを自分で購入したようだが、何処を買ったんだ?SS辺りか?」
僕「ううん、コアが集まるサポ自だよ」
叔父さん「おいおい、あそこは座って観戦できない場所なんだぞ。もっとも、最上段付近やL字の上段辺りでは余裕で座って観戦できるそうだけど、それにしたって、一番ホットな場所へ行くことは無いだろうに・・」
僕「僕が何も考えないでサポ自に行くと思う?過去、ユアスタで行われたアーチストのベントでは、ほぼ間違いなく、サポ自の前で行なわれていたことは事前に乃木坂のファン仲間とチェック済みだよ」
叔父さん「そんなの調べてんのかよ・・・別に乃木坂が好きでもいいんだけど、あんなセックスアピールの欠片もないアイドルのどこがいいんだ?」
僕「アイドルにセックスシンボルを求めていたのは叔父さんくらいだよ。何気に街中で会える、普通に隣クラスに居る、毎日同じ電車に乗る、そんな普通の感覚の良さが叔父さんには分からないんだろうね」
叔父さん「どうせ俺はオッパイ星人だよ。ところで、まだ時間は早いから、叔父さん一推しの牛タン屋に行こう」
僕「えっ、牛タンを食べさせてくれるの?ありがとう叔父さん」

そして国道から脇道にそれた路地の片隅に、ひっそりと看板を構えていた小さな牛タン屋の暖簾を2人でくぐりました。

大将「へい、まいど!!ごぶさたですねー」
叔父さん「ここ高いから、そんなにしょっちゅう来れないんだよ・・」
大将「おや、そちらの方は・・」
叔父さん「甥っ子です」
僕「叔父さんに、ここの牛タンを食べたら、よそでは食べれなくなると聞いて来ました」
大将「おやおや、それでは、とびきりの牛タンを甥っ子さんには出しますからね」
叔父さん「おいおい、俺には?」
大将「たまには、領収書無しで来て下さいよ・・・しかも、金額はいつも大きく書かせ・・・」
叔父さん「わかった、わかったから、時間がないから早く作ってよ」
僕「・・・」
叔父さん「ところで、ここの支払いはお婆ちゃんから貰った金で喰うからな。貰っているだろ?お婆ちゃんから?」

ここで1時間前にタイムスリップ

お婆ちゃん「隆之、これ小遣いだ・・・無駄遣いしねーで、本を買ったり美味しい物でも食べるんだぞ・・・」
僕「ありがとうお婆ちゃん、えっ、2万円も????」
お婆ちゃん「ベガルタの試合見に行くんだろ?なんか欲しい物でもあれば、それで買っていいから。あと、お母さんには言うなよ・・」
僕「お婆ちゃん・・・・」

そして、またまた時間軸は現在へ

僕「えっ、ここの支払い、お婆ちゃんからのお小遣いから払うの?」
叔父さん「当たり前じゃないか!!お婆ちゃんは言っていたはずだ「上手いもんでも喰え」って。その上手い物が、牛タンだ」
僕「だって、、、、だったら牛タンじゃなくても良かったのに・・」
叔父さん「ぐずぐず言うな!!本当に美味しい牛タンを喰う。これも大切な人生経験なんだからな」
僕「ところで、いくらするの?」
叔父さん「2人で1,5の大盛りを頼んだから、5,400円だ」
僕「牛丼何個食えんだよ・・・・」

福島のお母さん、僕は今、遠く仙台の地で社会勉強という名のイジメを受けています。こともあろうに、甥っ子の小遣いを「むしりとる極悪人」が仙台に居ました。その極悪人は、僕のお小遣いで牛タンを食べ、さらには700円の南蛮漬けまでテイクアウトします。まさに悪、悪人です。

そんなこんなでユアスタへ到着。

僕「あれ、あれって、チョッパーのベガルタバージョンじゃないの?」
叔父さん「ああ、限定で売り出されたんだけど、何個かは残っているらしいな」
僕「うわー、僕、チョッパーが大好きなんだよ、買おうかなぁ~~」
叔父さん「だったら、俺のを売るよ、カミさんとダブって買っちゃったんだ」
僕「えっ、普通、暮れるんじゃないの?」
叔父さん「まあまあ、値段はサービスするから」
僕「で、いくらで売ってくれるの?」
叔父さん「まっ、特別価格で4000円でいいよ」
僕「それ、正規の価格の倍近い値段なんじゃ・・・・」

福島のお母さん、仙台には甥っ子からボッタクる極悪人がいました。この容赦ない取り立ては、闇金業者も真っ青!!確実に入っている僕の財布から掠め取ろうとするやり方は「おれおれ詐欺」どころの手口じゃありません。お母さん、仙台は都会で、福島よりも怖いところです・・・。

続く

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