2012年5月7日月曜日

清水戦の感想

いやぁ~~凄かったですな「雹」が。40年以上生きてきて、あのような「雹」のラッシュをリアルタイムで「ガン見」したのは初めてです。試合の中断を告げるホイッスルが鳴った直後あたりから、ユアスタには「雹」のラッシュ!!ラッシュ!!ラッシュ!!いやね、チョコチョコ雹が降る分には経験もありますよ、40年以上も生きてきましたから。しかし、昨日の表は「まさにラッシュ!!」。よく、短時間にピンポイントで降る集中豪雨のことを「ゲリラ豪雨」って言うでしょ?昨日の雹は、まさに「ゲリラ雹」でした。ん~~、被害に遭われた方も居るので軽はずみな事は言えませんが、凄い体験をリアルタイムでしたものです。昨年は「千年に一度の地震と津波」を経験し、今年は雹のラッシュを経験。もう、自然災害はたくさんですな。


いい感じの動画のアップ、有り難うございます。
最前列付近の知人が、後方の自分のところまで逃げてきて「急に目の前が白くなって、風向きの関係か、こっち目掛けて白い塊が飛んできて、訳が分からなくて逃げて来たよ」と興奮気味に話しかけて来たのだ。しかし、こいつの「社会の窓」が半開きになっている事を気づいたベガルタンは、雹の事をそっちのけで「おい、社会の窓がオープンになっているぞ」と警告。するとこいつは「ユアスタには魔物が住んでるって、本当だったな・・・」と訳が分からない言い訳を披露。ユアスタの最前列付近で観戦するには、天変地異に動じない精神力も必要なようだ。

試合の方はと言えば、あの局面で、あの場所へピンポイントでクロスが入り、そして、そのエリアに入っていった清水の選手が見事だったようですな。仙台にもチャンスが無かった訳ではありませんが、結果的に昨日は「ウイルソンの日じゃなかった・・・」と思う事で、敗戦のショックを和らげる事が出来ます。清水の大前は滅茶苦茶早い訳ではないのですが、常に朴の嫌がるスペースを狙って走り続けてきました。朴と菅井、両サイドバックの攻撃参加は仙台オフェンスの象徴ですが、その攻撃が上手く終わらないと、当然のようにカウンターを喰らいます。清水は、徹底して、そのサイドを高木と大前を軸にして攻め続け、結果を出したのです。でも、ホームで攻撃的に戦う以上は、このような失点のリスクがあるのはしょうがありません。数的有利とはなったものの、90分で1失点なら「十分に及第点」です。問題は、無得点だった事でしょうな。

素人目に見ても、リャンが完調じゃない事は分かります。その上で「どうしてリャンを先発に使ったんだ?」という疑問を持たれている方も多いと聞きました。確かに、完調じゃないリャンを先発に使うくらいなら、もっと違う選択肢を採用しても・・・と考える心情は理解します。しかし、長いリーグ戦を考えた場合、リャンの復調はリーグ戦を上位で争う為のマストアイテムのはずです。そして、完全に復調する為には、試合で使い続けるしかありません。練習によってフィジカルのコンディションは上がりますが、本当の意味での復調は「試合に出続ける事」によってしかありえないのです。それを「馴れ」とか「試合勘」と呼ぶ時があるのは知ってのとおりです。

コンディションは上がり、90分間走り続ける体力もついたし、フリーキックを蹴れるまでに筋力も戻った・・・。今後の攻勢に、リャンが必要不可欠な存在と考えるなら、「出来るだけ早く試合勘を取り戻して欲しい」と考える事は極めてノーマルです。もちろん、だからといって、そう考えないのがアブノーマルと言う訳ではありませんが、これからが本当の意味での「佳境」であることぐらいは、多くのベガサポの共通認識のはず。だとしたら、早めに「試合馴れ」してリャンを復調させる方が、チームとしてメリットは大きいはず・・・。そのような考えに立って、リャンを先発させた事が「吉」と出るか、それとも「凶」とでるかは、シーズン終了後にしか分かりません。「吉」と出て欲しいものです。

それにしても、清水には勝てませんな・・・。今年あたりは「いくらなんでも、そろそろ勝つでしょう」と思っていたのですが、そうは問屋が卸しませんでした。個人的には、清水・ガンバ・名古屋・広島との戦いを終えて、首位に留まっているようであれば「今年の仙台は本物だ」と思うように決めています。思う為には、リャンの復活は欠かせません。例え、その為に結果として負ける試合があったとしても、長いリーグ戦を考慮すれば、絶対にリャンの復活はチームとして最大の武器になると信じています。

最後に、清水との試合を見に行って、小野や高原のプレーが観れないのは、クリープを入れないコーヒーのように物足りなかったです。

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