2012年5月30日水曜日

ベガータ教の懺悔室

ベガータ教の懺悔室 信仰(応援)は生活の癒しなのです

川崎に惜敗した土曜日の夕方、半年ぶりにベガータ教の懺悔室が市内の居酒屋で行われた。参加人数は17名、結構集まったよな・・・と言うのが率直な想いではあるが、その理由が「チームの頑張り」である事は明白である。最近は「勝っても、首位でも満員にならない・・・」という現状ではあるが、逆説的に言えば「結構勝ってて、首位だからこそ、このくらいの人数がユアスタへ足を運んでくれている」とも言えよう。こんな事は考えたくもないが、「もしも、札幌のような試合結果が続いて・・・」と言う状況になっていたら、1万人オーバーが関の山だったはずです。前回の名古屋戦は16,000人でしたが、こんなに勝ってて、そして首位で、そんでもって相手が名古屋で16,000人なんだから、これが最下位で、0-7でボロクソに負けて、そんでもって相手が鳥栖だったら、1万人オーバーなんて無理でしょうな。だからこそベガルタンは、現状の16,000人をポジティブに考えるようにしています。土曜日のデーゲームって、意外と仕事なんかとの両立が厳しいんだよね。

さて、メンバーも揃ったようなので、そろそろ懺悔室へ行きましょう。今までなら、ここで「乾杯(^O^)/」をして呑んでから行なっていましたが、話題によっては呑み過ぎが原因で相談にはならず、グダグダになっちゃう場面が多くなったので、今年からは「呑む前にやる!!」を合言葉にしたいと思っています。それでは、最初の懺悔者の方、貴方の想いを主にお話し下さい。

主よ私は信者歴3年目のOLです。つまり、昇格してからの信者と言う事になり、諸先輩方には大変申し訳ないのですが「J2の苦しさ、そして昇格の厳しさ」は知りません。私が知っている信者ライフとは「それなりに余裕があった残留レースと、震災後に快進撃を続けた昨年、そして首位に立っている今年」の3年だけであり、信者(サポーター)とすれば、それはそれは恵まれた人生だと思っています。そんな私に、今後の教訓と言うか、信仰を続けるうえでの秘訣のような物がありましたら、是非ともお教えください。

主はこう仰いました

イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。
『ヨハネによる福音書』5章6節

信仰(サポーター)生活とは、希望に向かって歩く生命力です。沙漠のように生きることを拒むような世知辛い浮き世(例えば入れ替え戦など)でありますが、その中を歩み続けるタフな生命力を持つということに信仰(サポーター)生活の醍醐味があるということを是非、覚えておいてください。本当の幸せとは「入れ替え戦で敗れ、そして泣き崩れ、耐え凌んだ向こう側」にしかないのです

しかし信仰が病んでしまうということがあります。聖書(Vプレス)も読む。祈りもする。礼拝(サポート)も守っている。願い(優勝の)もある。しかし、その歩みが、時に数年、いや、数十年単位の忍耐が必要となり、その遠大な行程へ歩む力こそ「信仰(サポーター)の力」ないのです。それはちょうど、ベトザタの池のほとりにいた病人が、癒されることを願いつつその池のほとりに38年間も身を横たえながら、心の底では「自分には池に入る力がない。誰も自分を池に入れてくれる者がいない。私は癒されない」と、絶望していたように・・・。

あなたは、来る日も来る日も、身を横たえて、祝福の泉を眺めるだけの霊的無力な信仰者 (例えば、首位に立っている順位表を眺めたり、快勝した試合の録画や、解説者が絶賛しているスポーツニュースのコメントを見続けるなど) になっていないでしょうか。イエス様はあなたに問うておられます。「なぜ、見ているだけで、それを実際に手に入れようとしないのですか。」、「なぜ信じていながら、希望に向かって歩まないのですか。」、「あなたは本当にそれを手に入れたいのですか。」

その時、あなたは「主よ、それは不可能です。私は今幸せです。歩かなくても、十分に試合を楽しんでいます」と、力なく答える者になっていないでしょうか。横たわっているだけ歩く力がないということは、信仰の病の証拠なのです。選手は、いや、チームは頑張っています。そして、その頑張りで私たちは幸せな日々を過ごせているのは事実でしょう。しかし、そこで思考が止まってしまえば、やがて貴方は「38年間も身を横たえながら、心の底では「自分には池に入る力がない。誰も自分を池に入れてくれる者がいない。私は癒されない」と、絶望していた老人と同じになってしまいます。私はその事が心配です。

そんな貴方に、なお「あなたは治りたいのか」と近づいてくださる方がイエス様です。イエス様は、「あなたにできなくても、他の誰にもできなくても、私にはできる」という頼もしいお心をもって、私たちに「治りたいのか」と呼びかけてくださるのです。どうか、その声を聞いて、イエス様に対する無限の、そして絶えざる信頼を呼び覚ましたいと願ってください。

イエス様ならできる。
イエス様は、私の力となり、私の命となって起きあがらせ、歩かせてくださる。

そのような信仰をもって、一瞬一瞬を「イエス様!、私の膝に力を与えてください。イエス様! 私のくるぶしに力を与えてください。イエス様! どうぞ、一歩を踏み出させてください」といいつつ、ゴールが決まったら佐々木氏を思い出しながら「イエェーーース!!!」と連呼して下さい。徹頭徹尾、イエス様にお頼りして、立ちがあり、歩こうとするとき、貴方は思いがけないような力、すなわちイエス様の力が、私達の内の力となって溢れてくるのとを知るでしょう。その力を感じた時、貴方は真の意味での信仰(サポーター)を悟る事が出来るはずです。


イエス様と、イエーース氏、どちらもベガルタにとっては必要な人だと思っていますが、こんな事を書き込むと「お前は犯罪者の味方か?」と怒られてしまう事は確実です。確かに、淫行は良くありません。しかし、あの才能をこのまま消えさるのは惜しすぎます。なんとか、なりませんかな・・・。

2012年5月29日火曜日

川崎戦に想う

えーと、負けちゃいましたな。まっ、アクシデントはあったんだろうけど、こんな時こそ「言い訳」などせずに「川崎さんの方が強かったし、何よりも気持ちで負けていました・・・」とコメントするのがジェントルマンと言うか、チャンピオンを目指すチームと言うものでしょう。だけど、交代のカードが次から次へと奥埜を除いて守備的なメンバーにならざるを得なかった事は痛かったですな。最初は「えっ、なんで田村を??」とか「うそっ、どうして菅井??」って思ったし、「松下のSBなんて初めて見たよ」とか「おいおい、今度は角田がSBかよ・・・」って怪訝に思ったけど、そうですか、そうせざるを得ない理由があったのですな。

当然負ければ悔しいんだけど、去年とは悔しさの質が違っている事に最近気づきました。昨年までだったら、0点に抑えられて「全然良いところが無かったよな・・」という敗戦が多かったんだけど、今年の場合は先制されても「とりあえず追い付く」か「意地の一発!!」みたいな展開、を必ずと言っていいほど見る事が出来ます。つまり、「今日の試合は何もなかったよな・・」という事は無く、最低でも「まっ、あのゴールが観れただけでもよしとするか・・・」とか「とりあえず、先制されても一時期は追いついたんだから・・・」という展開が常であり、試合に勝てない時の「不満のガス抜き」がしっかり出来る試合が殆どなのです。「ロスタイムに追いついたんだから・・(川崎戦はやられたけど)」、「富田のゴールが観れたんだから・・」、その理由は様々ですが、今年のベガルタは試合を観戦するにあたって「損はさせないよ」的な試合展開が多いことが嬉しいですな。

ネット上では「川崎の方が攻撃的で楽しいサッカーをしていた」みたいな意見があるようですが、確かに一時期の広島のような自陣のゴール前からでも繋ぐサッカーを志している事は分かります。例えミスからピンチになっても、「俺たちは、このサッカーを極めるんだ」感がビシビシありましたからな。川崎の監督の理想は高く、チームや選手は「その理想」を追求すべく、壮大な夢に向かって舵を切ったようです。試合中もアナウンサーが「ボールを保持し続ければ負けることは無い」みたいなフレーズを連呼していましたが、バルセロナのようなサッカーを志すチームが複数、日本にも表れようとしているところにJリーグの将来が見えてくるような気がします。仙台には仙台の、川崎には川崎の、東京には東京の、浦和には浦和の、チーム独自の戦術によって目指すサッカーの多様性があればある程、そのリーグが観ていて楽しくなる事は確実ですな。

バルセロナのようなサッカーは、ある意味究極の進化系でもあります。彼らにかかれば、リーグ優勝したリアル・マドリードだって、マンチェスターCだって、ACミランだって、どの国のリーグで優勝したチームだって「試合が始まる前に圧倒的にポゼッションされる事」を覚悟して試合に入ります。そして、そんなチーム戦術を模倣しようと志そうというチームも出てくるのですが、そんなチームは例外なくリーグ戦で苦しみ結果となっているようです。究極のポゼッションサッカーとは、バルセロナのように「凄まじいポゼッション力」を有していないと、長いシーズンを乗り切る事は出来ないのですな。そんな理想に向かって歩めるチームサポは幸せかもしれません。しかし、その理想が高ければ高いほど、現実の壁も高く険しくなります。おそらく、川崎の戦績は安定しないでしょう。しかし、その圧倒的なポゼッションサッカーという理想は、その不安定さの向こう側にあります。他チームサポながら、どうなるかが楽しみですな。

仙台のサッカーも年々進化している事は、間近で見ている私たちが一番実感しています。仙台の理想と言えば川崎とは違い「人もボールも、そして見ている人たちの心も動くサッカー」です。圧倒的にボールをポゼッションするという理想には憧れながらも、「まずは、しっかりとした守備から・・」がチームを代表するワードでもあります。仙台だって、圧倒的にポゼッション出来るサッカーが嫌いな訳じゃないけど、そんなサッカーを目指すのは「現実的な目標」をクリアーしてからになるんでしょうな。現実的な目標とは、タイトル・もしくはACLということになります。今年、そのステップをクリアー出来たら、チームもサポーターも一皮むけるはずです。むきたいですな。

2012年5月25日金曜日

ベガルタン、大学の恩師にラポロ―チメントの教えを貰う!!

えーと、明日は川崎戦のようですが、昨年のように「異常な状況」で迎えないにしても、驚くほど心は冷静です。楽しみじゃない訳ではないのですが、そうかといってガールズバーへ出撃する様な「イケイケ感」などは微塵もありません。何故でしょうか?


この試合を迎える状況と言うか、心境は尋常ではなかった。太田のゴールにはベガサポの魂、その全てが乗り移っていたと言っても過言ではなかろう。決して綺麗な崩しからのゴールではないし、豪快なゴールでもないが、あのゴールには「言葉に言いつくせない心情や気持ち」がびっしりと詰まっていたような気がする。

そんな漠然とした疑問というか不安に苛まれていた昨日、仕事で大学の恩師に出会ったので、さりげなく愚痴をこぼしてみました。

ベガルタン「いや実は、最近、試合を迎えるにあたっての高揚感みたいな物が気薄になって来たような気がして・・・今までは「首位を独走する日が来たら、毎日がメチャクチャ楽しいんだろうなぁ~~。もう、試合が楽しみで楽しみでしかたないんだろうなぁ~~」と妄想していたんですが、今の心境はと言えば「楽しいことは楽しいんですが、怪我人も多くなってきたし、苦手な夏場も来ると言う事で、期待と不安が半々の状況なんです」

恩師「お前、ゼミの講義を忘れてしまったのか?それは軽度な「ラポロ―チメントの危機(re-approachment)」だな・・・」

ベガルタン「えっ、これがラポロ―チメント現象なんですか?」
大学の恩師から、ラポロ―チメントを指摘されるベガルタン。ちなみに、ラポロ―チメントの危機とは・・・・

発達心理学の考え方の中に「ラポロ―チメントの危機(re-approachment)」と呼ぶものがあります。ちょうど歩き始めたばかりの頃、赤ちゃんが好奇心にかられてお母さんから離れて遊びに行くのですが、ふと不安になって振り返り、お母さんが自分を見ていてくれるかどうかを確認する瞬間があります。その時、お母さんと目が合って、お母さんの笑顔を確認できれば、赤ちゃんは冒険の旅を続けられるのですが、お母さんがそっぽを向いていたりすると不安に耐えられずにお母さんのもとに戻ってくる子が多いようです。さらに、戻ってきた赤ちゃんをお母さんが何らかの理由(食事の支度で忙しいなど)で、(一時的にせよ)拒むと赤ちゃんはなかなかお母さんのもとから離れなくなる、と言われています。いったん離れた子供が、再度母親に近づくところからre-approachment(ラプローチメント、再度近づく)時の危機、と呼ばれています。

恩師「お前だけかじゃないと思うが、どう考えてもベガルタ仙台にJ1を独走優勝する力なんて無い・・・という考えを持ったサポーターは多いと思う。サポも人間だから、心の中には「感情」というものが存在するけど、1人1人の心の中には必ず「幸せになることへの恐れや罪悪感」等、自分自身でも気付いていない意識や思いがあるということはゼミで講義したはずだぞ。すると幸せな感情が長く続くことを信頼できなかったり幸せな気持ちでいることが怖くなってしまい自らネガティブな感情を招いてしまう要因にもなる。

お前の場合は「ベガルタが独走するなんて有り得ない、ベガルタが、ぶっちぎりで優勝するなんて有り得ない」という漠然とした不安に苛まれているんだろうな。つまり、赤ちゃんのように「独り立ち(優勝)」が出来るかどうか不安になったからこそ、赤ちゃんが母親に見守ってもらえているかどうか確認するのと同じ原理で、俺に愚痴っている訳だ・・・」

ベガルタン「俺、赤ちゃんだったんですか・・・。確かに、J1で首位をキープするなんて未知の経験と言うか領域なんで、多少は「こんなに良いことばかりが続く訳は無い」とは思っていましたし、そんな時に主力のメンバーが怪我で離脱したのでネガティブになっていたのかもしれません」

恩師「いいか、「危機」というくらいだから、この瞬間が、子育て(チームを応援するサポーター)にとって「危険」でもあり「チャンス」にもなる分岐点なんだぞ。お母さんの元をなかなか離れられない子になるか、一人でも、多くのサポーターと共に応援していると言う安心感を得て、自分の信念に従って行動(優勝を信じて応援する)できる子になるか・・・」

チームをサポートしていると、喜怒哀楽といった全ての感情がパッケージになって付いてきます。連勝は嬉しいし、首位も嬉しい。しかし、長いリーグ戦がハッピーばかりじゃない事は経験則として分かっているつもりでしたが、それなりの期間を「首位で突っ走る」という現象は未知の領域だったので、多少不安(深層心理で)になっていたことは事実なのでしょう。知らず知らず、ベガルタンは「ラポロ―チメントの危機(re-approachment)」に直面していました。しかし、ピンチはチャンスです。この漠然とした不安感を打ち破れたその時、ベガルタンはサポーターとして「一皮むけた」状況になるはずです。結果的に優勝して、剥けたいものですな。ちなみに、下半身の方は高校3年生の夏休みに剥けました。

明日は川崎戦、ビート・フロンターレ!!

2012年5月24日木曜日

ベガリエ

そんなこんなで後半が始まった。ドロシーの麻里ちゃんを、予想外に観れたことで一時はテンションが上がった澄田君だが、目の前の試合に目を移せば「あまりチャンスらしいチャンスが無い0-2のビハインド」と言う現実。これでは元気が出るはずもありません。そこでベガリエは、とっておきの食材を提供する事にしました。

ベガリエ「震災の時は、関西の営業所の方々から多くの御支援を頂きました。これは、そんな震災に負けない心意気を持って、亘理(宮城県南部の沿岸地域)の方々が作ったイチゴです。名古屋のチームカラーである赤と、そして亘理の方々が情熱を込めて作ったイチゴの色がシンクロしてたので持ってきました。ギンギンに冷えているから、メチャクチャ美味しいよ」

澄田君「うわーー甘いっすねぇ~~」
ベガリエ「イチゴの名前は「もういっこ」(震災に負けないパッションレッド)といいます。復興支援一口オーナー制度の概要「一口1万円苺農家復興支援オーナー制度」にご賛同しご支援いただいた方々へ一口1万円に付き、宮城県特産品種高級大粒苺1粒35g以上「もういっこ」24粒を、復興後に責任をもって生産発送する制度を利用している知人から分けてもらいました」




澄田君「へぇ~~「もういっこ」ですか・・・上手いネーミングですよね」

ベガリエ「現実問題として、津波の塩害などにより亘理でイチゴを作れなくなった農家の方々はたくさんいます。そんな方々の分まで、気持ちを込めて作られている宮城の特産物なんですよ「もういっこ」は。関西にも美味しいイチゴはあると思いますが、機会があれば岐阜営業所でも「復興支援一口オーナー制度」の話をして頂き、ご支援していただければ助かります」

澄田君「分かりました。継続的な支援は社内でも話し合っているので、機会を見て話してみます。でも、、、そん時に・・・美味しい美味しい現物があると、話がしやすいような、しやすくないような・・・・」

ベガリエ「負けました。その時は責任を持って現物をクール宅急便で送ります」
澄田君「ありがとうございます」

気がつくと金崎が入っていて、より攻撃的な戦術にシフトチェンジしていました。それでも流れが大きく変わらないと見るや、ピクシーは玉田アウトのダニエルがイン。そしてトゥーを前線近くまで上げ上げの、攻めダルマモードに突入させてきました。仙台においても、選手へ求める今年のキーワードは「複数のポジションができること」でありますが、トゥーの場合はCBが本籍とは言え、ボランチもできるし、場合によっては前線に張り付いてのFWもできるという、敵ながら天晴れなマルチプレーヤーなんですな。また、そのFWでもヘディングが強いこと強いこと・・・。普通にゴール前へクロスを上げただけでも、ケネディとトゥーが居るだけでビックチャンスなるって、羨ましいですな。


素人目に見ても、本当に「やられたぁーーー!!!」という状況は、トゥーのドリブルカウンターからのシュートだけのような気がします。もちろん、細かいパス繋ぎなどでは「名古屋は上手いね・・・」と感じる場面はありましたが、いずれのプレーも単発だったことでプレッシャーが軽減されました。名古屋の攻撃が「単発だったか」それとも「仙台の守備が効いて単発にさせたか・・」は素人なので分かりませんが、何気に「仙台の守備が効いていたような・・」という気分にさせられる試合だった事は間違いありません。

結果として、この最大のピンチを、逆にカウンターからのゴールで返せた瞬間に、このゲームの勝敗は喫しましたな。鎌田が防いで、松下からのフィードを太田が受け取った瞬間、左サイドに居た関口は「ゆっくりボールを回すよう」に指示を出しています。しかし、太田はドリブルで中央付近まで切り込み、ウイルソンにラストパスを出すという「攻めの姿勢」を最後まで見せてくれました。もちろん、このドリブルをカットされて「カウンターを受けるかもしれない」と言うリスクを考慮したり、ゲームの最終盤で2-0で勝ってて、前を見れば「仙台の選手よりも名古屋の選手の方が数的有利」という状況では、セーフティーにプレーした方がいいと言う選択肢もあったかもしれませんし、それが「大人のサッカー」かもしれません。だけど、ホームの試合であれば、最後まで攻めの姿勢を貫いて、相手をぶちのめすと言う「気概」こそ、長いシーズンを戦う上では最も大切な事だと信じています。

最後に菅井までゴールし、結局4-0で試合終了。澄田君曰く「チンチンにやられました・・・だけど、このままでは終わりませんよ」という強気のコメント。それでこそ、チャンピオンチームです。澄田君にとって、初ユアスタは散々な結果だったかもしれないが、ベガリエとしては最善の「おもてなし」はしたつもりです。楽しめなかったものの、それなりの満足感は得られたでしょう。皆様の知人で、初めてユアスタへ招待する方がいらっしゃれば、その役目は、どうかベガリエにお任せ下さい。何故かって?

私はベガリエ、初めてユアスタへ来るゲストに対し、そのあらん限りの知識と情熱を、惜しげもなく傾ける一介の給仕人だからです。

2012年5月23日水曜日

ベガリエ

前半が終わったところでのベガリエと澄田君の総括では「どちらかと言えば名古屋の方がボールをもててたと思うけど、互いにチャンスは少なく、その少ないチャンスを確実にものにした方は仙台だった」と言う感じです。本来ならば、勝たねばならない仙台戦での不甲斐なさに嘆きたいのであろうが、そこは私に気を使って気丈に振舞う澄田君、若いのに中々ジェントルマンである。そんな澄田君に対して、ベガリエが用意したスイーツは、創業 明治18年 石橋屋の『みそぱん』である。


もちろんこのチョイスは、名古屋の八丁味噌文化に対抗したものだが、仙台味噌を小麦粉と絶妙にブレンドさせたこのスイーツは絶品である。個人的に味噌カツは飽きるが、この「みそぱん」は飽きた事が無い。支店長も大好きで、よく、買い出しに行かされます。40超えて、パシリをやらされるとは思わなかったよ・・・。

そんな感じでマッタリと「みそぱん」を食しながら、さっき会った事務員の中では「誰が好みなのか?」を、さりげなく訊ねるベガリエ。そんな質問にも澄田君は「いえいえ、皆さんお綺麗ですから・・・」と100点満点の返答をする澄田君、全くもってジェントルマンだ。しかし、そんなジェントルマンの表情が一変したのは、この日のゲストである「Dorothy Little Happy」を見てからです。



澄田君「えっ??ドロシー???って言う事は、あの娘、麻里ちゃん??麻里ちゃんじゃないっすか!!嗚呼ー、試合前にライブをやったんですか?どうして、それを教えてくれなかったんですか!!」
ベガリエ「えーと、すみません、ベガリエは、そっち方面の話題には疎くて・・っていうか、試合さえ見れればいいかと思って・・・」
澄田君「くうぅぅぅ~~~ショックです。」
ベガリエ「まあまあ、今からピッチを一周しますから、声援を送りましょう」
澄田君「ぼく、SKE48の「ゆりあ」ちゃんが好きなんですけど、ドロシーの麻里ちゃんもマークしていたんです!!これは凄いサプライズです!!」
ベガリエ「えーと、SKEとかドロシーとか、全くもって分からないんですけど、ユアスタを楽しんでいただけているのであれば、それはそれで結構です。


試合後、SKEの「ゆりあ」ちゃんと、ドロシーの麻里ちゃんをチェックしたのところ、何気に雰囲気が似ている事は分かったが、個人的には「セックスアピールが無い女性には興味がもてない・・」と言うのが本音だ。しかし、澄田君の興奮がマックスになっているところに冷や水を浴びせる事は出来ず、麻里ちゃんが目の前に来た時は、澄田君と一緒になって「まりちゃぁ~~~~ん!!(^O^)/」と声援を送った。当然、周囲からは「ドン引き」。この日、ベガルタンは、また「大切な何か」を失った。40を超えてから、大切な何かを失うって、辛いんだよ。

2012年5月22日火曜日

ベガリエ

前菜の「ずんだ餅 (杜の都の新緑を感じて)」を食べていたら選手の入場。澄田君も「これがカントリーロードですか・・・スカパーのCMか何かで知ってはいましたが、中々壮観ですよね。瑞穂で、ここまで一体感が出る事はまずありませんから。」と感嘆した様子。私たちからすれば、いつもの風景なのだが、このいつもの風景が「実はスペシャルな物である」という事実を、私たちは認識しなければなりません。


この日は、選手入場がスムーズではなく、カントリーロードがロングバージョンになってしまった。まっ、カントリーロードがロングになる事自体は困らないが、タオルを振り回すのがロングになったらデンジャラス。恥ずかしい話だが、ベガルタンはタオルを振り回す時間が長かった時、一度だけ軽度な「脱臼」を発症した事があります。おおおー、おおおおー、おおおー、おおおー・・・で調子よくタオルを振り回していたら、いきなり肩が悲鳴を上げて「うっ、痛っ!!」と軽度な脱臼を発症。試合後、病院で医師から「どうされました?」と問われた時、まさか「ユアスタでタオルを振り回すのがロングになったから・・・」とは言えず、「ちょっと気合いを入れてキャッチボールをしてしまって・・・」と返答した事があります。歳をとるって、辛いですな。

試合が始まった

何となく名古屋はガンガン攻めてくるイメージがあったのだが、どちらかと言えば慎重な試合の入り。これは仙台も同様で、何気に「互いに隙を見せない」試合展開です。この展開になると、両チームともシュート数が少なくなるのが問題です。仙台の前半のシュート数は2本、そして名古屋は4本。このシュート数を見れば、互いに相手の攻撃をケアすることに軸足があったことは確実である。まっ、仙台はシュート2本で2点だから、いいんだけどね。

どちらかと言えば「名古屋、やや推し」のような展開ではあるが、元々「チョット押されているかも・・・」が仙台のペースでもある。元来はショートカウンターが攻撃の主軸のチームだから、チョットぐらい押されているのはノープロブレム。今年になってから、ボールを持つ時間が少しずつ長くなってきたとは思うが、それでも名古屋相手だと若干ではあるが、名古屋にボールを持たれる時間が長くなるのはしょうがありません。誰が観ても「名古屋の個の力」は魅力的で、テンポよくボールが回る時は美しいですな。トゥーリオなんて、チョットぐらいプレッシャーがかかっても、ピンポイントでパスをバシバシ通して来るんだから、厄介と言えば厄介です。

そんなこんなで観戦していると、仙台得意のショートカウンターが炸裂!!関口のスピードと、リャンの諦めない姿勢がゴールに結びついた感じです。ご機嫌になったベガリエは、とっておきの食材を提供。

澄田君「こっ、これは・・」

ベガリエ「本家、太助の牛タン焼き、サポーターの気持ち添えです」
澄田君「太助が本家なんですか?」
ベガリエ「仙台には多くの店舗がありますが、本家と言えば、太助以外にはありません」
澄田君「この厚さと、塩味の加減が絶品ですよね」
ベガリエ「10年前までは、普通に900円くらいでランチが食べれたのに、今ではランチで1500円~~が普通だから、気楽に食べれる食材ではなくなりました。それが悲しいです」

そんな話をしていたら、仙台のコーナーキックからオウンゴールが炸裂!!盛り上がるユアスタと、その盛り上がりを背に受けて牛タンを食す澄田君。今日の牛タンはチョットしょっぱかったかもしれませんな。

2012年5月21日月曜日

ベガリエ 名古屋戦で今季初登場!!

私はベガリエ、初めてユアスタを訪れるゲストに対し、あらん限りの知識と知恵を惜しげもなく捧げる一介の給仕人です。

岐阜営業所の澄田君が初来仙、初ユアスタということで、今日はベガリエとその仲間たちによって澄田君をエスコート。澄田君には、初めてのユアスタを名古屋の勝利を除いて心の底から楽しんで欲しい。(無理かもしれませんな)

試合開始は夕方からなので、それまでの時間を使って、この日仙台駅前で行われている「青葉まつり」をエスコートメンバー(事務員)と観光。綺麗どころをチョイスした自分に対し、尊敬のまなざしを私に注いでくる澄田君はすっかり恐縮&尊敬したらしく、「リーダーは人望があるんですね、休日に事務員さんまで動員できるなんて・・・」と話しかけて来た。実は、この日のエスコートと合コンの為に、私が彼女らに対して「1週間ランチをゴチするから・・」という悪魔の契約をしていることを澄田君は知らない。


何気に澄田君は楽しんでくれているようだが、この日の仙台は暑かった。ただ、正直に言おう、私が青葉まつりを見たのは今年初めてです。「あんな踊りを見てるくらいなら、家で寝てた方がいい」と思っていたのですが、意外と楽しいんだね。

軽く青葉まつりを見て、地下鉄でユアスタへ。最初はSSで観戦しようと思ったのだが、せっかくだから「オーシャンビュー」ならぬ「ピクシービュー」出来る可能性が高いS南で観戦。エスコートの仲間たちは各々の座席エリアに散り、試合後に居酒屋で合流だ。座席に着くなり澄田君が感嘆する・・・。

澄田君「いやぁ~~、コンパクトで綺麗なスタジアムとは聞いていましたが、ピッチの近いし、最高ですね・・」

ベガリエ「それでは、小腹も空いたでしょうから、仙台で有名なスイーツをどうぞ」

澄田君「これは、あの有名な・・」

ベガリエ「はい、杜の都を代表し、新緑のこの時期が最も美味しいと感じられる前菜、「ずんだ餅(杜の都の新緑を感じて)」です。

澄田「これ、枝豆なんですよね」

ベガリエ「ちなみに、30年前までは私の実家でも、お婆ちゃんが作っていました。そして、今みたいに店舗で売っている事は無く、あくまでも『仙台の正月の家庭料理の一つ』に過ぎず、全国で食べられていると思っていました」

澄田君「美味しいですねー。これ、冷えてるんですね。餅を冷やす・・・いやぁ~~新鮮で感動です」
ずんだ餅は確かに美味しいが、あくまでも「B級スイーツ」の一つにすぎない。これが全国的に有名になったのは、仙台駅などで売りだしてからだ。初めて駅で販売されている事を知った時「こんなの売れるのか?」と思ったが、売れてしまいましたな。

2012年5月18日金曜日

ベガルタン、刷り込み理論に陥る!!

ん~~、明日は名古屋戦なんだけど「よおーーし、絶対勝ってやる!!負けらんねぇーー!!」といった高揚感は殆どありません。これはね、もう絶対に心理学でいうところの「刷り込み」が原因だと断言できます。ちなみに「刷り込み」とは・・・

刷り込み(すりこみ imprinting)とは、動物の生活史のある時期に、特定の物事がごく短時間で覚え込まれ、それが長時間持続する学習現象の一種。刻印づけ、あるいは英語読みそのままインプリンティングとも呼ばれる。

オーストリアのローレンツ博士は、ハイイロガンの卵を人工孵化して、ガチョウに育てさせようとした。ガチョウが孵化させた雛は当然のようにガチョウの後について歩き、ガチョウを親と見なしているようにふるまった。ところが、一つの卵だけを自分の目の前で孵化させたところ、その雛は彼を追いかけるようになり、ガチョウのふところへ押し込んでも、他の雛がガチョウについて行くのに、その雛だけは彼を追ったという・・・

ベガルタンは考えました「仙台は首位、そして相手はチャンピオンチームに最も近いと言われている名古屋。そんな相手と対戦するのに、どうして高揚感が微塵もないのだろうか?」と。そして散々悩んだ挙句、ある着眼点が気になったのです。その着眼点とは、相手チームがコメントする「特定のワード」であります。下記のコメントは、仙台と対戦するチームの選手が、メディアに対して発したコメントの一部です。そこには、驚くべき共通フレームを見つける事が出来ます。

柏の選手「仙台は首位を独走していて調子もいいので、そこに勝てれば僕らも波に乗れると思います。とにかく、臆することなくぶつかっていきたい」

東京の選手「相手が強い事も、厳しい戦いになる事も分かっている。ただ、首位のチームと、この時期に戦えるのは自分たちの力を試せる絶好の機会だ。自分たちのサッカーで首位の仙台に勝てれば、自信になる」

新潟の選手「仙台はハイプレッシャーを掛けてくるチームらしいけど、アウエーなので、そんなにガツガツは来ないかもしれない。その時々の状況にもよるけど、ボールはある程度持てると思うので、少ないチャンスを確実にものにしたい。首位仙台を叩いて、浮上のきっかけに出来れば・・・」

清水の選手「勝ち点差が開いているけど、首位仙台を叩いて、僕らが上を狙えるようにしたい。互いに厳しいぶつかり合いになると思うけど、気持ちで負けずに黒星をつけたい」

第一期のJ1時代、そして降格したJ2時代でさえも、ベガルタの基本的な戦略は「しっかり守ってカウンター」がチームの軸でした。今年になって、そのスタンスに若干の変化は見られますが、関口も言っているように「チームのベースはブロックを形成してのカウンター」であります。

ベガルタンの性格はと言えば、どちらかと言えば「軽いS系の肉食系」だったですが、ベガサポとなり、そんな受け身の試合ばかりを見せられた結果「軽いM系の草食系」に変異していた事に最近気づいたのです。つまり、ガンガン打ち合うような「攻撃こそが最大の防御」という試合に憧れていたのに、ここ数年の試合を見続ける事によって、すっかり「しっかり守って少ないチャンスを狙う」という、受け身の試合で勝つことに快感を覚えるようになっていたのです。

性格がS⇒Mへ変異し結果したと言う現実により、「首位仙台へチャレンジしたい」みたいに仙台をリスペクトしてくれるコメントをされると、全然試合に対して燃えて来なくなったのです!!今までなら「相手の仙台はドン引きだから・・」とか「引いて守ってくるのは分かっているので・・」みたいな、仙台を揶揄するようなコメントが多かった時、ソフトなM系の草食サポとなっていたベガルタンの脳裏は「嗚呼―、もっと、もっと言ってくれ!!仙台をバカにしてくれ!!弱いって言ってくれ!!ドン引きって言ってくれ!!そんな予想通りの試合展開で、相手に圧倒的にポゼッションされ、凌いで・凌いで、カウンターの一発で勝って、試合後に「仙台が最初からカウンター狙いだとし分かっていたんだが・・・」ってコメントしてくれぇーー!!そのコメントが、ベガルタンのエクスタシーになるんだから!!!!!」と過剰に反応するようになってしまったのです。

これが「軽いS系の肉食サポ」だったら、相手からのリスペクトは何よりのエクスタシーなんだろうけど、7年もかけて性格を「ソフトなM系の草食サポ」となってしまっているから、相手から「首位仙台を・・」って言われても、全然燃えない体質になってしまいました。嗚呼―そう言えば、昔はベッドの上では「軽いS系の攻撃的エッチ(バック系)」のような「1トップのフォーメーション」で戦っていたのに、ベガルタを応援するようになってからは「軽いM系の受け身エッチ(女性上位)」の「0トップフォーメーション」が主体となっています。つまり、ベガルタンは性格もエッチも、ベガルタを応援するようになってから「S⇒M」へ変異したので、相手からリスペクトされると、全く燃えないんです!!

他サポの皆さん、そして選手の皆さん、どうか仙台をリスペクトしないでください。皆さんからリスペクトされると、ベガルタンは燃えない体質になってしまいました。どうか、どうか、仙台をバカにしてください。ドン引きチームのくせに!!って言ってください。守ってばかりのチームってバカにしてください!!

ベガルタを応援するようになって10年で、その揶揄するようなフレーズが多く、そして汚いものであればある程、ベガルタンは燃えると言う特異体質の変態になってしまいました。でも、もう後戻りは出来ません。このまま「ソフトなM系の草食サポ」を貫くばかりです。

明日は名古屋戦、ビート名古屋!!

2012年5月17日木曜日

ベガルタン、岐阜営業所の後輩から挑戦状を受け取る!!

えー、ここに来て仕事がハードになり、ブログのアップ頻度が激減しております。例年、5月~6月の第1四半期~株主総会までがタイトになる事は経験上分かっておりましたが、ここ数日の忙しさはベガルタ仙台のハイプレッシャーディフェンス並みの厳しさです。当然、ブログの書き込み頻度は少なくなり、全国各地に点在している会社の同僚から「早く書き込めや!!」という激励とは全く思えない、叱咤の社内メールでボックスがパンパンになっております。

皆さんに一言だけ言わせてください。私がブログをサボりだしたからといって、私を脅迫するのだけは止めてください。本当にやめてください。あまりに内容が酷いので、止めていただく為に、その内容の一部をここに抜粋して公開いたします。これ以上酷いのをよこすのなら、法的措置も考えるし、社内No1サポ―リーマンの私が言うのもなんですが、みんな仕事をしましょうよ!!とりあえず、どんだけ酷いのが来たか、ここに公開させていただきます。スギちゃんじゃないけど「みんな、酷すぎるぜぇ!!」

大阪支店 O岡次長 
「おい、ガンバ戦の続きはどうしたんや?仕事もサボって、ブログもサボったらあかん。それともなにか?ガンバの事なんか、もう、どうでもいいんか?17位のチームの事なんか、もう知らん、ということなんやな。へぇーー、お前も偉くなったもんやなぁ~~。3年前、お前が「大阪で、テッチリを食べたいんです」って頭を下げて言って来た時、家のローンで金が無かった俺は、取引先の知人の会社の経費を使って食べさせてやったよな?しかも、テッチリ⇒カラオケ⇒風俗という、フルコースで。その時お前は俺に「自分は先輩に一生ついて行きます・・」と言ったっけ・・・。俺について来なくてもいいから、って言うか、ついて来られたら迷惑やから、とにかくブログをアップしろや!!

本社 XX義彦主任
「先輩、最近はブログの書き込み、サボり気味ですよね。どうしたんですか?何か悩みでもあるんですか?僕でよかったら、いつでも相談にのりますし、東京に来た時は一緒に「新宿の母」へ同行してもいいですよ。それとも、ブログへの書き込みが億劫になっちゃったんですか?止めたくなっちゃったんですか?駄目です、先輩。それだけは駄目です。先輩からブログを取ったら、何にも残りません。もしも止めると言うのであれば、僕は先輩の秘密を暴露します。

先月、自分たちの部署の飲み会に先輩を招待しました。あの時、先輩してくれた「本社VS大阪支店」の話でメチャクチャ盛り上がりましたが、話がひと段落したとき、酔いつぶれた事務員の佐代子さんの胸の谷間に、先輩は視線をロックさせていましたよね?まさに、釘付け状態でしたよね?そんな失態を佐代子さんに教えていいんですか?こんな事が会社に知れたら、セクハラ、パワハラで倫理委員会の公聴会から呼び出しを喰らいますよ。それが嫌ならば、ブログを毎日書き込んで下さい」

皆さん、このメール内容をどう思いますか?「何だかんだ言っても、貴方のブログを楽しみにしているんだから、そんな目くじら立てなくても・・・」って思った貴方は、彼らの本当の姿を知らないんです。メールを無視すると、今度は携帯に電話が掛かって来て、仕事中でも風俗中でも「おい、明日は書き込むんだろうな?」って脅迫して来るんですよ。仕事中なら昼間だから我慢もするけど、風俗中でガールズバーの女の子と「今度、一緒にユアスタへ行かない?」みたいな話をしている時に、電話が掛かって来るんだよ?それを無視していると、今度は支店長の携帯を借りて電話してくるんだよ?こっちだって取締役支店長から電話が掛かってくれば、出ざるを得ないじゃない?んで、出てみると後輩が「明日はブログを書き込んでね」なんだよ、もう、いい加減にしてください。

しかし、そんな中にも、身が引き締まるメールが一つだけあったので、それを紹介します。

岐阜営業所 後輩OO君
拝啓 3月に行なわれた本社の会議ではお世話になりました。仕事の話ばかりでしたが、非常に参考になり、特に、リーダーの「社内における人間関係相関図」のお話は大変興味深く聞かせていただきました。それと、私がライトな名古屋サポと知ったら、互いのチームの現状を忌憚なく話し合え、リーダーとの仲が勝手ではありますが、とても近くなり嬉しく思っています。

しかしながら、ここ数日のブログを読ませていただいても、週末に控えた名古屋戦の話題が微塵もなく、淋しく思っているのです。確かに、首位のチームからすれば、8位の名古屋なんて『目くそ』ぐらいの存在かもしれません。そして現状の名古屋はACLと並行して戦っているので、仙台戦のことは頭に置きつつも、とりあえず「ACLの予選を1位で通過すること」に集中しているので、サポ同士の話でも仙台の話が出て来る事はないので、イマイチ盛り上がりに欠けています。

そこで、私は週末の休みを利用して初めてユアスタへ参戦する事に致しました。初めての仙台、初めてのユアスタ。そして、ベガルタは現在首位。もう無茶苦茶楽しみです。当日、もしよろしければ、ご一緒に観戦させていただければ幸いです
敬具
 
分かった、分かったぞ、岐阜営業所の澄田君。半年ぶりに、ベガリエで君をエスコートしよう。そして、その後は「仙台支店の美人OLと居酒屋⇒そして風俗」というスペシャルメニューで君を接待する事を約束する。だから、ブログがサボり気味になっても怒らないでくれ。

2012年5月14日月曜日

ガンバ戦に想う

えーと、勝てませんでしたな。しかし、個人的には「いくら調子が出てないガンバとはいえ、アウエーで、追いついての1-1で引き分けなら、全然OK!!」という心境です。この日、ベガルタンは後輩のアパートで仲間と観戦、まっ、土曜日のナイターなので、一人淋しく自宅観戦よりは楽しめるんじゃないか?という作戦であります。で、楽しめたか?ということなんですが、スギちゃん風に言えば「まずまず楽しめたぜぇ」とでもなりますかな。

そんなこんなで放送が始まりました。そして両チームのスタメン発表。すると、後輩の1人が何気に「いつもと比べたら、ガンバのメンバーに威圧感というか、オーラというか、怖さみたいなものが無くないっすか?」と呟いた。確かに、自分も何気ではあるが「例年よりは小粒だよなぁ~~」とは感じました。しかし、それはあくまでも「感覚」なので、本当かどうかは自信が持てませんでした。気になったベガルタンは、後輩へ2年前に昇格した年の「ガンバ対ベガルタのスタメン」を調べさせた。すると、その当時のスタメンは下記の通りである・・・・。

2010 3/28 ガンバ対ベガルタのスタメン

仙台             ガンバ
林                藤ヶ谷
朴・広大・エリ・田村     加地・中澤・山口・高木
関口・富田・直樹・フェル   橋本・明神・遠藤・二川
リャン・中原           平井・チョ・ジェジン

そして、この前のガンバ対ベガルタのスタメン

仙台             ガンバ
林                木村
菅井・大海・鎌田・田村    丹羽・中澤・今野・藤春
関口・富田・角田・太田    寺田・明神・遠藤・倉田
ウイル・赤嶺           佐藤・パウリーニョ

ん~~、こうして見てみると、確かにガンバのメンバーは多少なりとも「小粒」になったような気もしますな。特に、2年前の中盤「橋本・明神・遠藤・二川」は威圧感十分、これらのメンバーが揃うだけで「マジ、強そぉ~~」と思ったのは自分だけではないはずです。それに比べ、一昨日のメンバーと言えば・・・微妙に「怖さ」が薄れて来たような気がします。だから、この日のスタメンを見た時に後輩が感じた「ガンバのスタメン、威圧感、無くないっすか?」は、ある意味、素直な実感だったかもしれませんな。

それにしても、2年前に行なわれたガンバ戦でのスタメン、今振り返ると「何気に不安」なメンバーです。いやね、エリ・フェル・直樹以外は全員残っているので、懐かしさのような物は無いんだけど、この当時のスタメンで現在もスタメンなのが「実質リャン、関口、菅井、富田の4人だけ」と言う現実が、そのままJ1の厳しさを如実に表しています。仙台の強さの秘密は「主力や戦術を、時間をかけて育て、オーガナイズした結果」と言われる事がありますが、厳密に言えば「戦術に関して言えばベクトルは共有されて入るが、育成は、まだまだ始まったばかりで、ここ数年の活躍は「育成よりもスカウトの的確さ」に支えられているのではないか?」と言うのが個人的な考えです。

太田、松下、赤嶺、角田、鎌田、大海、柳沢、ウイルソン・・・、ここ数試合を見るまでもなく、現在の仙台で試合に出ているメンバーの1/2以上は、ここ2~3年のうちに仙台へ加入してきた選手たちです。そう考えると、もちろん「大外れ」はあるものの、仙台のスカウティングが現在のチームを支えるくらい機能している事が分かります。つまり、チーム編成の責任者やスタッフは、十二分に「グッジョブ!!」をしてきているのです。もしも年末に、サポーターが選ぶMVPの投票権が私にあれば、その一票は「チーム編成の責任者」に投ずるでしょう。今の仙台を支えているのが「リャンや関口などの仙台で育った選手たち」という事を否定するつもりはありません。しかし、それと同じくらい「今の仙台を支えているのは、ここ数年で仙台へ加入してきた選手たち」という現実を、我々はしっかりと直視せねばなりませんな。

今の活躍に、中原や広大などの選手がしっかりと絡む事が出来ていれば、「仙台の育成の土台は出来つつある」と思えるのですが、現実は中々試合に出ることすら出来てない現状があります。手倉森監督は就任時「5カ年計画」をコメントし、今はその現実に向けて着実に歩を進めていますが、育成の成果を5~6年という短いスパンで成果を上げる事は不可能のようですな。おそらく、育成の成果をチームとして、サポーターとして実感するには「10年、20年というスパン」が必要なのでしょう。

いつの日か、ベガルタが常勝チームとなり、気がついたらスタンドのあっちこっちで「あれ?今気づいたんだけど、今日のスタメンは全員ベガルタユース出身者じゃないか・・・」という話題が聞こえて来るのがベガルタンの夢であります。もちろん現実的な夢とは思えませんが、そうなった時、きっとベガルタンは勝敗にかかわらず、常に幸せな気持ちでユアスタに来ているはずです。私が生きている間に、そうならない事は分かっています。しかし、私の息子の時代には、それでも無理なら孫の時代には、そうなって欲しいと心の底から願っています。

試合内容については、明日書き込みます

2012年5月11日金曜日

明日はガンバ戦ですな

ん~~試合に負けちゃうと、次の試合までの一週間が長く感じられる今日この頃です。試合に勝つと・・・
『スカパーのサッカー番組を見る⇒翌朝のスポーツ紙を購読する⇒地元民放のベガルタニュースを見る⇒試合録画を見る⇒録画していたスカパーのサッカー番組を見る⇒エルゴラを購読する⇒サッカーダイジェストを購入する⇒ネットでベガ系ブログを熟読する⇒勝った相手チームサポのブログをパトロールする⇒気がついたら明日試合だった・・・』という展開になるので結果的に一週間が短く感じられます。

しかし、負けちゃうと・・・
『スカパーのサッカー番組を見ない⇒翌朝のスポーツ紙は買わない⇒地元民放のベガルタニュースを見ない⇒試合録画を消去⇒エルゴラは買わず東スポを購入⇒サッカー専門誌は買わず、ツタヤでエロDVDをレンタル⇒ネットでベガ系ブログを題名だけチェックして⇒勝った相手チームサポのブログはオールスル―』と言う感じになって、気がつけば「えっ、まだ水曜日なの?」っていった具合に一週間が長く感じられます。ナビスコのように水曜日試合して・・土曜日に試合・・・と言う状況ならば負けても一週間が早く感じられるんだけど、さすがにリーグ戦初黒星の一週間は長かったですな。

さて、明日はガンバ戦。例年ならば「よおーーし、どれくらいガンバと戦えるかによって、今年のチームポテンシャルも分かりそうだぞ・・・」といった感じで楽しみなのですが、今年はちょっと違いますな。まず、ガンバのチーム状況が悪過ぎます。10節終了時で、17位、得失点差は「-9」で最下位、自慢の得点力も下から6番目くらいで、失点数はダントツで最下位。もうね、いくら「ガンバは力のある選手が多いから・・・」みたいなフレーズを使うにしても、悪過ぎます。ガンバだって強豪となるまでには時間が掛かった筈なのに、弱くなるのは一瞬でなっちゃうんですな。

そしてこの事例は、仙台にも当て嵌まります。仙台がここまで来るのに、何年かかったでしょうか?その重みや苦しみが分かっているのなら、このガンバの苦境を他山の石にしてはなりません。好調のスパイラルに入りつつある時こそ、チーム運営や戦略は「積極的、かつ、慎重」に行なうことが必要となってきます。今の段階で5年後、10年後を見据えたチーム運営をする事は当然として、その為の先行投資だけは疎かにせず、それでいて夏場に失速した場合の「選手補強」というリスクマネージメントも同様に目を光らせる必要でしょうな。さらに言えば、仙台はタイトルを取った訳ではなく、まだ我々サポーターは成果報酬を受け取っては無いのです。仮に凋落するのであっても、一回ぐらいは成果報酬(タイトル)を受け取りたいよね。

そんでもってガンバ戦ですが、ガンバと言う名前を消し去って、データのみで端的に試合内容を予想すれば、こんな感じになるはずです・・・「リーグ最多得点の仙台」対「リーグ最多失点のガンバ」!!「最強の鉾」と「最弱の盾」の戦い!!

強豪ガンバに対して「最弱の盾」というフレーズを使うのには躊躇せざるを得ないが、現実のデータを使って導き出せば間違いではありません。元々、ガンバは攻撃的なチームで、多少の失点は、それを上回る得点力でカバーしてきたイメージがあるんですけど、ダントツの失点数を「多少」と言うには遥かに多過ぎ、その影響は売りであった攻撃力の鈍化にも繋がっているようです。

10年くらいリーグを見てきましたが、ガンバとの戦いにおいて、仙台が用いるワードは常に「ガンバの攻撃力にどこまで耐え凌ぐ事が出来るか?」でありました。8年くらい前、北陸で行なわれたガンバとの試合で、仙台は1-0(ヒサトのゴール)で勝利した事があります。しかし、その時のポゼッション率は驚愕の「うろ覚え参考で、78%対22%」で圧倒され!!そしてシュート数は「うろ覚え参考で、30本くらい対1本くらい」で惨敗!!でも、カウンターの一発で勝った試合を経験している身とすれば、「ガンバ相手に、相手の調子が悪いとはいえ、「最強の鉾」と「最弱の盾」の戦い!!というフレーズが使える日が来るなんて思いもしなかったよ・・・」という想いは禁じ得ませんな。

ガンバ戦を前にして、仙台の戦略を端的に言えば「寝た子は起こすな作戦」しかありません。せっかく相手の調子が悪いのですから、このまま調子の悪さを改善しないように謙虚に戦うのです。

選手のインタビューでは「偉大なチーム、ガンバと戦えるだけでも幸せだ。胸を借りてぶつかっていくだけです」とか「ガンバは強豪チーム、たまたま今は結果が出てないけど、チーム力は我々より上。一生懸命頑張るだけです」と低姿勢をアピール。サポ同士の掲示板による書き込みも「仙台が首位に居るのは震災ジャッチのおかげであり、決して強いからじゃありません」とか「そろそろ苦手な夏場が来るので、この成績はその時の為の貯金なんです」と、弱者であることをアピールしつつ、さりげなく「震災の時は、ご支援ご援助、有り難うございました。この恩は、生涯忘れません」と、土下座外交も真っ青になるくらいの土下座コメントを連発!!そうすれば、ガンバの選手やサポーターも試合前に「萎える」事は確実です。

明日はガンバ戦、偉大なチャンピオンチームであるガンバと戦えるだけでも幸せです。どうか、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

2012年5月9日水曜日

第10節を終了しての実感

リーグ戦は34節、そして現在は第10節を終了。まっ、感覚的には1/3ぐらいは消化した感じですかな。チームは7勝1敗2分で、総得点数は20ゴールでリーグトップ、失点数は8でリーグ2位、当然のように首位をキープし続けております。最初の頃は便秘薬のCMよろしく「1週間でも首位って気持ちいいーーーー(^O^)/(^O^)/(^O^)/(^O^)/」という新鮮で謙虚な心境でしたが、それが2週間、3週間と続いているうちに「出来るだけ長く、このポジションをキープして欲しい・・」という『我欲』が心を支配するようになりました。人間って、強欲な生き物なんですな。

リーグ戦が始まった頃は「何とか早めに残留を決めて、可能ならばACLへ行きたいよなぁ~~」と思っていたのに、チョットでも首位をキープできていると「なんとかこのままで・・」という『欲』が出てしまう・・・。仙台が優勝する可能性なんて低いって分かっているのに、心のどこかで、それに期待する自分を止められない。まあ、こういった妄想が出来るのも首位に居るからこそ出来ることで、もしも仙台が新潟や札幌のような順位ならば、このような妄想すら抱けなかった事は確実です。首位をキープしていると、色々な妄想が抱けるんだね、知らなかったよ。こんな妄想を抱きつつ、昨年の柏サポはシーズンを歓喜の中で終えて行ったんだから、どんだけ幸せだったのでしょうか?優勝が決まった瞬間、柏サポの頭中では脳内麻薬が溢れ出たはずです。メチャクチャ出まくった筈です。可能ならば、私もシーズン終了時に体中を脳内麻薬で満たしたいものですな。

さて、試合内容を振りかえれば、昨年よりもゴールシーンが多く見れるようになりました。確か昨年は「1試合1ゴール取れるか取れないか・・・」ぐらいのゴール数だったような気がするので、10節で20ゴールという結果は「期待値が倍になった計算」ということになります。正直、嬉しいですな。サッカーの醍醐味は人それぞれなんだろうけど、突き詰めれば「ゴールした瞬間」が最も興奮するはずです。そんなシーンが昨年よりも倍増したという「お得感」は、ポテトチップス10%増量!!の「お得感」を遥かに凌駕します。清水戦は先制されて負けてしまいましたが、今年に限っては先制されても「1点ぐらいなら追い付き、追い越せるはずだ・・・」って思えるくらいの期待値が今年はありますな。

素人でも、時折「最終ライン、メチャクチャ高いよ・・」と感じる事がありますが、そのことと、今年のゴール数が増えた事には密接な因果関係はあるんだろうね。個人的には「攻撃的なチーム推し!!」だったので、これはこれで凄く良い事なんだけど、その代わり、ラインが高ければ高くなるほど、鳥栖戦のように「一発のロングフィード」で失点する可能性も高くなります。あのゴールは藤田のフィードも良かったし、豊田のシュートも素晴らしいものでしたが、昨年までなら考えられなかった失点です。昨年なら、アウエーで1点リードの後半で、ラインを高く設定してカウンターを喰らうことなどは考えられませんでした。どちらかと言えば、「この1点を死守しながら、上手に時間を使う」といった試合内容が殆どでしたから。しかし今年は、アウエーという状況でもラインを高く設定して、より攻撃的な戦術を一貫して執り続けています。この取り組みが、結果的に良い成果への土台になる事を願わずには居られません。

前回も書き込みましたが、「清水・ガンバ・名古屋・浦和・広島との戦いを終えて、首位に留まっているようであれば今年の仙台は本物だ」と思うように決めています。もちろん、簡単であろうはずなどありません。現実として、その初戦の清水には負けてしまっています。こんな時は「イマイチ調子の出ないガンバや名古屋と、この時期に対戦するのはラッキーかも、かもかも・・・」とポジティブに考えるようにしています。どのチームも「首位仙台を叩いて、勢いをつけたい・・」と思っているはずです。我々も昨年は、柏や名古屋に勝てば勢いも出るはずだ・・・と思って首位チームにぶつかっていきました。そんなタイトな試合が続くんですから、ポジティブシンキングじゃないと身体が持ちません。

もうね、こんな時は、オセロの中島をマインドコントロールしていた「自称占い師」をメンタルコーチにでも採用するんです。そして「今の時期にガンバと戦えるのはラッキー以外の何物でもない。お前たちはラッキーなのだ、ラッキーマンなのだ!!さあ、これから高級焼き肉店でカルビを食べるぞ、そして高級寿司屋で大トロを喰って、朝までカラオケだ!!」という洗脳コースで選手をコントロールしてもらって、ガンバ戦はポジティブシンキングで戦うしかありませんな。

2012年5月7日月曜日

清水戦の感想

いやぁ~~凄かったですな「雹」が。40年以上生きてきて、あのような「雹」のラッシュをリアルタイムで「ガン見」したのは初めてです。試合の中断を告げるホイッスルが鳴った直後あたりから、ユアスタには「雹」のラッシュ!!ラッシュ!!ラッシュ!!いやね、チョコチョコ雹が降る分には経験もありますよ、40年以上も生きてきましたから。しかし、昨日の表は「まさにラッシュ!!」。よく、短時間にピンポイントで降る集中豪雨のことを「ゲリラ豪雨」って言うでしょ?昨日の雹は、まさに「ゲリラ雹」でした。ん~~、被害に遭われた方も居るので軽はずみな事は言えませんが、凄い体験をリアルタイムでしたものです。昨年は「千年に一度の地震と津波」を経験し、今年は雹のラッシュを経験。もう、自然災害はたくさんですな。


いい感じの動画のアップ、有り難うございます。
最前列付近の知人が、後方の自分のところまで逃げてきて「急に目の前が白くなって、風向きの関係か、こっち目掛けて白い塊が飛んできて、訳が分からなくて逃げて来たよ」と興奮気味に話しかけて来たのだ。しかし、こいつの「社会の窓」が半開きになっている事を気づいたベガルタンは、雹の事をそっちのけで「おい、社会の窓がオープンになっているぞ」と警告。するとこいつは「ユアスタには魔物が住んでるって、本当だったな・・・」と訳が分からない言い訳を披露。ユアスタの最前列付近で観戦するには、天変地異に動じない精神力も必要なようだ。

試合の方はと言えば、あの局面で、あの場所へピンポイントでクロスが入り、そして、そのエリアに入っていった清水の選手が見事だったようですな。仙台にもチャンスが無かった訳ではありませんが、結果的に昨日は「ウイルソンの日じゃなかった・・・」と思う事で、敗戦のショックを和らげる事が出来ます。清水の大前は滅茶苦茶早い訳ではないのですが、常に朴の嫌がるスペースを狙って走り続けてきました。朴と菅井、両サイドバックの攻撃参加は仙台オフェンスの象徴ですが、その攻撃が上手く終わらないと、当然のようにカウンターを喰らいます。清水は、徹底して、そのサイドを高木と大前を軸にして攻め続け、結果を出したのです。でも、ホームで攻撃的に戦う以上は、このような失点のリスクがあるのはしょうがありません。数的有利とはなったものの、90分で1失点なら「十分に及第点」です。問題は、無得点だった事でしょうな。

素人目に見ても、リャンが完調じゃない事は分かります。その上で「どうしてリャンを先発に使ったんだ?」という疑問を持たれている方も多いと聞きました。確かに、完調じゃないリャンを先発に使うくらいなら、もっと違う選択肢を採用しても・・・と考える心情は理解します。しかし、長いリーグ戦を考えた場合、リャンの復調はリーグ戦を上位で争う為のマストアイテムのはずです。そして、完全に復調する為には、試合で使い続けるしかありません。練習によってフィジカルのコンディションは上がりますが、本当の意味での復調は「試合に出続ける事」によってしかありえないのです。それを「馴れ」とか「試合勘」と呼ぶ時があるのは知ってのとおりです。

コンディションは上がり、90分間走り続ける体力もついたし、フリーキックを蹴れるまでに筋力も戻った・・・。今後の攻勢に、リャンが必要不可欠な存在と考えるなら、「出来るだけ早く試合勘を取り戻して欲しい」と考える事は極めてノーマルです。もちろん、だからといって、そう考えないのがアブノーマルと言う訳ではありませんが、これからが本当の意味での「佳境」であることぐらいは、多くのベガサポの共通認識のはず。だとしたら、早めに「試合馴れ」してリャンを復調させる方が、チームとしてメリットは大きいはず・・・。そのような考えに立って、リャンを先発させた事が「吉」と出るか、それとも「凶」とでるかは、シーズン終了後にしか分かりません。「吉」と出て欲しいものです。

それにしても、清水には勝てませんな・・・。今年あたりは「いくらなんでも、そろそろ勝つでしょう」と思っていたのですが、そうは問屋が卸しませんでした。個人的には、清水・ガンバ・名古屋・広島との戦いを終えて、首位に留まっているようであれば「今年の仙台は本物だ」と思うように決めています。思う為には、リャンの復活は欠かせません。例え、その為に結果として負ける試合があったとしても、長いリーグ戦を考慮すれば、絶対にリャンの復活はチームとして最大の武器になると信じています。

最後に、清水との試合を見に行って、小野や高原のプレーが観れないのは、クリープを入れないコーヒーのように物足りなかったです。

2012年5月2日水曜日

新潟戦2

スタジアムDJからも「ただ今の得点は・・・選手です」といったアナウンスがされれば、誰だって新潟が先制したと思うはずです。もちろん、ベガルタンも「あ~~あ、先制されちゃったか・・」と諦めたし、斜め前方の、そうですなぁ~~、40代前半の男性サポなんかは格闘家高田をインスパイアして「首位の仙台、かかってこいやぁ~~!!!」と絶叫。もうね、昨年も同じような場所で観戦したけど、盛り上がりの違いは歴然でしたな。ゲームするガキは居ないし、携帯と睨めっこしている女性も居ないし、ビールを飲んで日光浴している親父も居ないし、とにかく、この日のバックスタンドはアグレッシブでした。ひょっとして、タダ券って廃止されたの?そう感じるくらいに熱気があったし、そんな状況で先制ゴールが『幻』になっちゃったから、スタンドが殺気立つのは当然と言えば当然です。

正直、新潟の選手がゴールした瞬間に副審を見てないので、オフサイドの判定が迅速に行われたのか?それとも林の抗議によって行なわれたのかは分かりませんが、まっ、ベガサポとしてはOKだったですな。ここから普通の試合内容になれば、こんなことは忘れ去られ、サポーターたちも応援に集中するところなんだろうけど、この試合は前半の試合内容がグダグダだったのが、その後のスタジアム雰囲気に大きく影響しました。前半に放ったシュート数は新潟が2本、そして仙台至っては「たったの1本」という丁重な試合内容。どこかのポイントに「見せ場」がある訳でもなく、ただ、ダラダラと時間のみが経過して行った感じでした。

いや、正確に言えば、新潟サイドからすれば「見せ場」になるであろうポイントは結構あったんだよね、仙台と違って。しかし、ゴール付近で貰ったセットプレーがことごとく「ノーチャンス」となってしまったから、新潟サポのイライラ指数もかなり高かくなってしまいました。新潟のキッカーって、田中でしたっけ?あんだけ蹴って可能性が感じられないって、ある意味凄いよ。ベガサポでさえ、そう感じたのですから、新潟サポとすればじれったくなった事でしょうな。

仙台の前半は「シュート数1本」でしたが、決してコンディションが悪いとか、連係が良くない訳ではないよね。試合を見ていての率直な感想は「太田と関口がまるで活躍出来てない・・・っていうか、そもそも彼らが活躍できるスペースが無い・・・。これって、仙台対策の結果なのか?」といったものでした。誰が考えても、仙台のストロングポイントはショートカウンターとサイド攻撃です。そして、その両輪を支えている選手が太田と関口である事に論は持ちません。新潟は、FWの矢野までもがスペースを埋める守備を頑張り、徹底してブロックを築いて仙台が生かそうとしているスペースを消して来たのです。

これには驚きました。何故なら、このような守備は昨年まで仙台が行ってきた戦術だからです。時に他サポからは「つまんねードン引きサッカーしやがって!!」と揶揄されながらも、懸命に頑張り抜いて結果を出してきた戦術を相手チームにやられ、そしてシュートを1本しか打てずに(しかも、可能性が感じられないシュート)苦戦している・・・。別に上から目線ではありませんが「こうしてみると、自陣でブロックを形成されるって、厄介なんだなぁ~~」と正直に感じました。これは試合後の選手たちからのコメントでも確認できます。

「ブロックしてくる相手をどう攻めるかが課題」 関口
「ブロックを固められて相当研究されているなと感じた」 松下
このコメントは、そのまま昨年相手チームの選手から言われたもののリフレインです。このことからも、仙台のサッカーが若干とはいえ昨年よりも『進化』していることが伺えます。このまま、進化して行って欲しいですな。

そんなこんなで後半が始まり、何気に「仙台推し」の展開。明らかにシュートの数も増え、可能性を感じられる攻撃回数も飛躍的に増えてきました。しかし、新潟の守備も結構堅く、ロングクロスはことごとく東口がキャッチし、サイドラインをエグってのドリブル突破にはFWの矢野が対応、その徹底した守備力に手を焼いていました。そんなこんなで試合時間も残り少なくなって「あーあ、引き分けか・・・」とベガルタンが考えていた時に、事件は起こったのです。松下が上げたクロスをエリア内でトラップしようとしたウイルソンに対し、新潟の選手が痛恨のファール!!そしてPK!!私の周りの新潟サポの「怒りのボルテージ」は最高到達点を突破。「なんであれがPKなんだよ!!」「何なんだ、このクソジャッチは???」「また仙台よりの判定かよ!!!」みたいな感じで物凄い険悪な雰囲気。

正直言って「今のでPKなの?」が自分たちの実感だが、こういうこともあるから「攻めている方が有利」なんだよね。適当に打ったシュートがディフェンダーに当たって方向が変わって入ることもあるし、この日のようにエリア内でファールを貰える時もある。この審判のジャッチがどうのこうのではなく、こうゆう事もあるからこそ、攻める姿勢が大事だと感じたベガルタンです。

そしてPK。祈るベガルタンに後輩が話しかけてきた・・
後輩A「リーダー、ちょっといいですか?」
自分「なんだよ、今集中しているのに・・」
後輩A「ここでゴールが決まったら、喜びを爆発させてもいいでしょうか?」
自分「・・・チョット待て、爆発は勘弁してくれ」
後輩B「じゃあ、立ち上がって「よしっ!!」くらいはどうでしょうか?」
自分「・・・それも我慢してくれ。座席の下で小さくガッツポーズなら許可する」
後輩A「それだけですか?」
自分「それがジェントルマンだ」

結果としてウイルソンのゴールが決まり仙台の勝利。試合後、ふがいない試合をした新潟選手への罵声は無く、怒りの矛先は主審とベガルタの選手たちに向かられた。
「こんなんで勝って嬉しいのかよ」
「これが首位のサッカーなのか?」
「審判に助けてもらってんじゃねーよ」
これらの罵声は、ほんの一部で、もっとひどい罵声が仙台の選手たちへ浴びせられました。後輩Aも「意外と怖いっすね、新潟サポも」と言ってきたが、ベガルタン的には「こんなに熱くなれるサポーターが居るのなら、新潟は大丈夫だ」と言う考えです。負けて悔しい・・・メッチャ悔しい・・・怒りが収まらないから相手サポへ・・・。この流れ自体を正しい方向性とは言わないが、その怒りがあるうちならば新潟は頑張れるはずです。

明日は鳥栖戦、ビートサガン!!

2012年5月1日火曜日

新潟戦

ベガルタン、新潟戦で隠れキリシタンの心境となる

新潟戦、何とか勝てて良かったですな。不心得な新潟サポの中には、この日のジャッチに関して「震災の笛」みたいな愚痴を言う方も居ましたが、まあ何を言われても大人の対応ができるサポーターになりたいものです。仮に自分が新潟サポだったとしても、審判へ必要以上に文句を言う事などはせず、どちらかと言えば「ホームの試合で審判を味方に出来ないチームや、サポーターの応援を含めたスタジアムの雰囲気って、何なんだよ・・・」と、自らが応援するチームに対して愚痴を言っていたはずです。新潟が強い弱いに関係なく、ホーム試合では審判をも味方になってくれるような雰囲気作り・・・そう言った視点が足りなかったような気がしましたな。

この日、スタジアムに到着したのは15時。最初は競馬に行くので「メインの指定席の方がいいんじゃないのか?」と提案したのだが、後輩から速攻で「この時期の新潟っすよ、陽が当たらない場合は、夕方寒くなるかもしれないんで、E自由にすべきです。上の方でもいいから、マッタリと観戦しましょうよ」と拒絶された。天気予報を見れば、確かに暖かいような気もするが、陽が落ちれば冷える可能性が高いという意見には耳を傾けねばなるまい。よって、昨年同様にバックスタンドでの観戦となったのだが、これが痛恨のミスジャッチ!!この日の新潟は「暖かい」ではなく「暑く」、試合開始時間となっても陽が落ちるどころか、強烈な日差しをキープしながら遠慮なくバックスタンドを照らしていた。この日の新潟はマジで暑かったのに、それで陽が当たるバックスタンドへ行ってしまうんだから、痛恨と言えば痛恨である。

新潟の席割は独特な物で、バックスタンドの区割りは縦割りではなく横割りとなっている。つまり、ユアスタならば15列目までが指定エリアで、16列目以降が自由席エリアとなっているのだ。当然のように、早く行けば16列目をゲット出来るのだが、そこまでする体力も気力も私たちには無く、結果として「真ん中、かなり後方」の座席で観戦することにした。後輩たちからは「ここでいいんですか?真ん中だと、コアな新潟サポに取り囲まれる恐れがあるんじゃあ・・・」といった意見が出てきたが、「大丈夫だ、昨年の経験から、この辺りの新潟サポは「タダ券」を貰って来ている超ライトなサポが大半だ。試合が始まってもゲームをしている子供や、携帯を見ている女性の比率が結構高い」と、それらの不安を一蹴!!しかし、これが本日二度目となる「痛恨のミスジャッチ!!」となることを、この時のベガルタンは知る由もなかった。

試合開始1時間前、スタンドはマッタリしていて空席も目立っていた。もしも、ユアスタのバックスタンド中央付近、15列目が自由席エリアであれば、物凄い生存競争が入場時に行われるはずであるが、土地柄かサポーターの大らかさなのか、新潟では加熱した座席争奪戦争は見受けられない。もちろん、彼らで言う「最前列である15列目」をゲットする為には、それなりの努力は必要なんだろうけど、18列目や20列目で我慢するのなら試合開始1時間前でも十分に真ん中エリアは確保できる。ライトサポには優しい仕様だ。

座席でマッタリし、ビールを飲みながら時間を潰していると、後輩か話しかけてきた・・・。

後輩A「リーダー、ここではベガルタタオルを掲げてもいいんですか?」
後輩B「自分は、黄色いベガTを着用したいんですけど、駄目っすか?」
自分「そんなに新潟サポを煽ってもしょうがないだろう?ここは新潟サポが圧倒的にマジョリティー、掲げて悪いとは思わないが、ユアスタのバックスタンドで「新潟サポが遠慮せず」に進入してきたら、良い気持ちはしないだろう?いいから仕舞っておけって!!ただし、ゴールしたら喜んでもいい。「あっ、こいつら、ベガサポなんだ・・・」と思われてもいいから、最初から目立つ事はするな」

基本的にベガルタンは「自分たちが、やられて面白くない事は自分もやらない」と言う主義です。ごく稀に、ユアスタや宮スタでもバックスタンドの指定席エリアに、堂々と他サポがユニ着用で侵入してくる時があります。そんでもって勝った時なんかは、これ見よがしに「ガッツポーズを連発する」時があります。これって、家の中に土足で入られたような心境となるので、ベガルタンはアウエーへ行った場合、そしてビジターエリアの座席で観戦する場合は、極力ベガサポという服装や態度は取らないようにしています。もちろん、ゴールした瞬間は喜ぶよ、「よしっ!!」って。でも、それぐらいですかな。普段は温厚な人でも、スタジアムで愛するチームが負けた時なんかは、君子が豹変するくらい攻撃的になる場合があります。あくまでも、アウエーのスタジアムへ行ったら自分の身は自分で守らないとね。わざわざ、導火線へ火を付ける行為をしてもしょうがありませんから。

ようやく試合開始。気がつくと、周りの客入りはファミリー層を中心に9割がた埋まっていた。「おっ、結構入っているじゃん」って思いながら観ていたら、いきなり「例のオフサイド事件」の発生です。ゴールの瞬間、周りのサポは一斉に立ち上がって「ヨッシャァーー―!!!(^O^)/(^O^)/(^O^)/」のガッツポーズ、そしてハイタッチ。気がつけば、座っているのは我々3名だけでした。そんな我々を不憫に思ったのか、隣で観戦していたお爺ちゃんが「ゴールですよ、ゴールしたんですよ」と笑顔で「もっと喜べよ!!」とアピールしてきた。流石に嘘は付けないので「実は我々、ベガサポですから・・」と言おうとしたら、判定はオフサイド!!!突如としてスタジアムの雰囲気が殺伐としてきた。お爺ちゃんも「そうですか、オフサイドだから喜ばなかったのですね・・」と残念そう。いやいやお爺ちゃん、俺達ベガサポだから・・・と言えばいいのに、それが言いきれないベガルタンでした。

後輩B「なんか、仙台がゴールしても喜びを爆発させにくい雰囲気じゃないっすか、これ?」
自分「滅茶苦茶させにくいけど、まあ、まだ始まったばかりだから・・・。」
後輩A「じゃあ、ゴールしたら喜んでいいんですね?」
自分「許可する、ただし、シャンゼリゼは歌うなよ」
後輩A・後輩B「了解しました」

ゴール判定でのオフサイドに不満はよくあること、そんなイージーな考えと、適度なアルコールによってベガルタンの神経はマヒしていました。この後、修羅場の様な展開が我々を待っていたのです・・・

この続きはまた明日。