2012年4月20日金曜日

「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」について考える

先日、スポニチの競馬欄を読み終えて、紙面をめくると下記のような記事が目に入ってきた・・・・

10分も違う「実際のプレー時間」 首位仙台が最短 最長は浦和
 Jリーグは17日、試合中にプレーが途切れた時間を除いた実際のプレー時間である「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」の今季J1第5節までの数値などを発表し、1試合平均では首位の仙台が最も短く50分31秒となった。最長は浦和の60分15秒で、J1の全体では54分44秒となっている。観客の観戦時間を大切にする趣旨に立ち、その一つの指標となるAPTの増加を目指す。Jリーグの中西大介事務局長は「サッカーの魅力を損なう行為を減らすことに重きを置いている。短いから魅力的でないとは限らない」と説明した。

ほほぉ~~、そんなデータがあるんですか。ふむふむ、この数値だけを見れば「実際のプレー時間を観戦するうえで、最も損をしているのがベガサポ」ということになりますな。気になったベガルタンは、さっそくネットで「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」関連の記事をチェック。すると、産経新聞では・・・

「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」の2005年以降の1試合平均をクラブ別に公表すると、広島が昨季まで4季連続で最長だった。リーグは、J1入場者数の3季連続減少を受けた原因分析で、異議の増加とAPTの減少が一因と判断、改善を図るために公表に踏み切った。昨季の上位は広島(59分21秒)FC東京(56分42秒)大宮(56分36秒)、下位は栃木(49分6秒)東京V(50分6秒)草津(50分7秒)。試合別では最長だったJ1第15節の広島-浦和(70分44秒)と最短だった同24節の清水-横浜M(40分5秒)で30分以上の開きがあった。

えっ、マジ?マジで最長と最短では「アクチュアル・プレーイング・タイム(APT)」が30分以上の開きがあるの?90分と言う試合時間で?それに、好調仙台がAPTでは最下位なの?う~~~ん、不思議と言うか、凄いと言うか、本当に驚くようなデータですな。ただし、ペドロビッチが監督のチームが揃いも揃ってAPTが長いというデータが示されている以上、チームのプレイスタイルとAPTの長さには「ふしだらな関係」ではなく、「密接な関係」があるのは確実なようです。これって、セットプレーを大事にするとか、しないとかって関係あるのでしょうか?

現在、首位を走る仙台のサッカーが「魅力的ではない・・・」と思った事など一度もありません。少なくても「昨年よりは攻撃的なので観ていて楽しい・・」と感じる事があっても「今年の仙台は、つまんねーやi<`ヘ´>i」と思いますか?思わないよね、ベガルタンも思いませんから。しかし、「不用意にボールが止まっている状態」が多くなればなるほど、ライトサポであるベガルタンだって観ていて『何なんだよ・・』と思う時があるから、その思いは「新たにスタジアムへ足を運んでくれたサポ」からすれば、私たちよりも強い事は想像できます。試合中の抗議や異議、ファールトラブルによる中断、時間稼ぎ、これらの要素が多いよりも、少ない方がより魅力的な試合になる場合が多いのかもしれませんな。

その上で仙台はどうしたらいいのでしょうか?または、今後仙台はどうすべきなのでしょうか?リーグが「サッカーの魅力を損なう行為の一因」として考えているAPTという数値で、最下位と言う結果が出てしまった仙台。そんなチームが執るべき選択肢は多くなく、ざっくり言って下記の2つでしょう。
1.APTを無視し、今のプレースタイルは変えない
2.流石に最下位はマズイから、意識をほんのチョット変える

APTというデータの定義が分からないので、乱暴な意見の書き込みは出来ませんが、現実として「ユアスタも観客動員で苦しんでいる」という現状があります。そのデータと、リーグが観客数減の一因としているデータが仮にリンクするとすれば、仙台としてもチームとして何らかの対応はせねばなりません。素人のベガルタンからすれば「試合で勝てば面白い」と考えるのですが、仙台市民が震災の傷跡から立ち直りつつ、余暇の選択肢が増えている現状では「勝つだけの試合で観客数を増やす事は厳しい・・・」と言う結論が出つつあります。勝つだけでユアスタが満員となれるのなら、磐田戦や明日行われる東京戦は完売にならなければおかしいよね。でも現実にはならない・・・この問題は根が深そうですな。

「首位に立っても満員にはならないのか・・・」とフロントは悩んでいると思うけど、こう言った「根の深い問題」を、試合以外の一時的なイベントでカバーするのには限界がある事が分かってきました。金があれば、ハーフタイムにAKBの握手会をしたり、韓流スターを招くのでしょうが、仙台には金がありません。食材のイベントをしたり、お得なチケットを売り出すのも、強烈なインパクトにはなりえません。こんな時は、シンプルですが地道なトレーニングによって選手のスキルを上げ「観ていて、より面白い試合を観客に提供する」という姿勢しかないような気がしますな。


全くKポップに興味はなかったが、KARAならばギリギリ受け入れられる事が分かって安心しています。個人的には、ショートカットの子猫ちゃんのような瞳で見つめられれば、直ぐにいっちゃいますな。ちなみにベガルタンは、少女時代よりも「少女隊」にシンパシーを感じる世代です。

今振り返れば、そんなに可愛いとは思えないが、それが青春ってやつです。文句ありますか?

もちろん、時間は掛かります。だいたいにして「どのような試合が普遍的に面白いのか?」ということも不確実です。しかし、首位に立っていて相手は東京という好カード、これで完売にならないようでは、チームの運営戦略を根本的に見直さねばならないことだけは事実です。満連としての提案はありますが、それは後日に公表いたします。

明日は東京戦、ビート東京!!

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