2012年4月16日月曜日

レイソル戦

何とか勝てて良かったですな。あのような試合をライブで応援された方は、さぞや幸福感に身も心も包まれた事でしょう、なにより、なによりです。私と言えば、仲間から叱責を受けても「ヘタレた気持ち」は改善できず、後輩たちに「片道分の高速代を援助するから」という、半ば援助交際のような形で柏行きを勘弁してもらいました。試合後、後輩たちが興奮して「どうして来なかったんですか?」とか「こんな時に来ないんじゃあ、リーダーは持ってないんですね」って言う感じでバカにされましたが、あのコンディションの中で2時間近くも「雨に打たれる修行」に耐えれる体力など自分にはありません。40代になって、自分の健康が何よりも大切になってきたベガルタンです。

試合の中身に眼を移せば、ピッチコンディションの影響もあるのか、前半から肉弾戦の雰囲気が「あっちからも、こっちからも」と言う感じでした。私はテレビ画面からしか確認は出来なかったのですが、おそらく、テレビの画面に映らない所々では、ガチのバトルが繰り広げられていたのでしょうな。その一番顕著な例が「大海vsレアンドロ」であり、後半の退場に至る過程は前半からのバトルの延長戦上にあったはずです。ボールが無いところでのアクションには、その選手が抱いている「本性」が観れる時があります。退場の直接的な要因となったレアンドロのプレーについての「悪質か否か?」の判断は、そのプレーを見た個人個人の見解の相違によって変わってきますが、あの状況で、あのプレーをしたところに、この日のレアンドロの精神状況を伺う事は出来ます。仮に、5-0で柏が楽勝で勝っていたのなら、彼が「あのプレー」をしたとは思えません。そうせざるを得なかった精神状態であったのでしょうな。

個人的には、ボールの無いところでの「ポジション争いなどにおける、駆け引きや肉弾戦」が大好物なんですが、それを観る為にはスタジアムへ行かねばならず、それを観れなかった事が重ね重ね残念であります。あの臨場感や、雰囲気、匂い、むき出しになったサポーターの感情などは、ライブじゃないと絶対に味わえません。大海がゴール前で倒れた時、柏サポならば「お前、そんなに時間稼ぎすんじゃねーよ!!<`ヘ´>!!」と思ったはずです。現実に、この日の解説者も「時間稼ぎと言う可能性はあるかもしれません」と語っていましたし、テレビで見ていたベガルタンも「そんなにたいした事はないだろうし、チョット疲れたのかな・・・」ぐらいにしか思えませんでした。しかし、リプレーを観たら明らかに大海とレアンドロは交錯しています。このプレーで、どのくらい大海が痛手を被ったのかは本人しか知る由もありませんが、そんなに近くはない場所で見ていた線審が旗を上げてファールをアピールしたのですから、それなりに「ガッツリ」とぶつかっていたのでしょうな。あのプレーこそ、この日のレアンドロの「本性」だとベガルタンは思っています。

この日の試合内容を素人なりに考えれば「前半は仙台ペースで、後半は柏のペースだった」と言う感じになります。昨年までの仙台なら、2-2に追いつかれれば「3点目を奪っての再度の突き放し」という状況は考えられませんでした。しかし今年の仙台は、多少相手ペースの試合となっても、我慢するところは我慢し、少ないチャンスを物にするといった「強(したた)かさ」を身に付けたような気がしますな。強さの源が「強(したた)かさ」では抽象的過ぎるので、これを具体的に言おうとすれば「昨年からメンバーの変更などが無かった継続性に、「喉から手が出るほど欲しかったアタッカー」であるウイルソンと言うワンピースが加わった事」とでもなりますかな。


素敵な動画のアップありがとうございます。個人的に、この日実況をしていた下田氏の事は仙台放送時代から「将来、日本のサッカー実況を背負って立つ逸材」と評価しており、ベガサポからすれば「東日本放送の加川さんのベガルタ愛に包まれた映像編集と、クールで熱い下田の実況が在仙放送局の宝だ」と思っていました。そんな下田氏は当然のように頭角を現し、最近ではビックな試合の実況を担当するようになり、ベガルタの試合の実況なんて「年に一回あるかどうか・・・」という感じになっていましたが、今年になってJスポーツで放送される頻度が多くなり、その結果として下田氏の実況も増えてきたような気がします。ホント、個人的にはありがたいことだと思っている今日この頃です。

レアンドロの2得点は流石ですが、林の対応が完璧だったのか否かは素人には分かりませんな。ただ、あのような至近距離から、さして早くないボールスピードのシュートが、自分の股下をすり抜けていく瞬間の林の顔は「ウッソ!!マジかぁ~~~~」って言う感じでした。再度追いついた柏と柏サポは、テレビからも十二分に伝わってくるような気迫で仙台に襲いかかってきました。同点直後から、、、、ん~~~そうですなぁ~~10分くらいは柏の猛攻が続いたような気がします。正直「もう、引き分けでいいから、早く終わってくれ!!」と思ってしまう自分を止めることが出来ませんでした。

なんでも、仙台の後半のシュート数は「たったの2本」だったようなんですが、そのうちの一本が、ここから出て、そして決まっちゃうところが「嬉し過ぎてオシッコ・ジャー!!」であります。場面を見れば、いつものようなショートカウンターなんだけど、前掛かりで攻めていた柏にとっては抑えるのが厳しかったんでしょうな。ただし、この場面で言えば、抑えきれなかった柏の守備を罵倒するよりも、結果を出した仙台の攻撃陣を褒めたいところですな。日立台で勝つ!!これって、こんなにも気持ちいい事だったんだね。

0 件のコメント:

コメントを投稿