2012年4月12日木曜日

ベガルタン、愚痴を聞く

昨日は、新年度一発目の全体会議で東京へ。一発目なもんだから、エリア別会議、営業会議、全体会議等々・・・コンパクトな時間の中で濃密な情報がやり取りされました。もっとも、営業会議だけは別でして、もうね、復興特需があった被災地エリア以外は揃って撃沈!!幹部たちから厳しい叱責が飛んでたっけ・・・。そんなこんなでランチタイム、会社が用意した幕の内弁当でエネルギーの補填であります。

広大なミーティングルームの一角でランチを食していると、常務からテポドン級の爆弾を揃って喰らった大阪支店の吉沢と本社の湧井が、互いを励ましあっている光景が目に入って来た。今日のテポドンは過去最大のメガトンクラス!!さぞや落ち込んでいるだろうと思い、ベガルタンは先輩として「いいカッコ」をすべく、彼らを励ましに行きました。しかしながら、近づいてみると、話の内容がどうも仕事ではないような・・・。そこで、悪気はなかったものの、サントリーのウエイティングバー・アバンティにおける教授のように、ちょっと聞き耳を立てるベガルタンでした・・・

ちなみに、本社の湧井はライトな東京FCサポで、大阪支店の吉沢はコテコテのガンバサポである。

本社の湧井「大丈夫、大丈夫っすよ、吉沢さん」
大阪の吉沢「まあ、そんなに心配はしてへんけど、何をやってるんだか・・」
本社の湧井「冷静に考えてくださいよ、どう考えたって、このまま終わる訳ないじゃないですか!!」
大阪の吉沢「確かにそうなんやけど、これがローリングストーン状態なんやな。もうな、転げ落ちるスピードにサポが付いて行けんのや」

本社の湧井「遠藤、今野、加地、二川・・・どう考えても、このまま終わるチームじゃないですって!!」
大阪の吉沢「でもな、そんな選手層をもってしても、湧井のとこの東京は降格したやないか・・・。誰に聞いても「ガンバは大丈夫」って言ってくれるけど、そう言われれば言われるほど、なっ、心配になってくるやろ?」

本社の湧井「それはありますね。「ヤバイっすよ!!」って言われたら危機感も出るんだろうけど、リーグの終盤までサポの間には「落ちてしまう」って言う危機感はあまりなかったですし、最終戦だって普通に勝って残留を決めると思っていましたから。だって、この時の相手はダントツに弱かった降格が決定している京都ですよ?しかも、ライバル神戸の対戦相手は埼スタで浦和ですよ?今思うと、それほど切迫して降格を意識しなかったのがヤバかったのかと・・」
大阪の吉沢「そやろ、まだまだ大丈夫・・が一番危ないんや」
本社の湧井「俺たちも降格した年は「まだまだこれからだ」とか「東京が降格するはずなどない」みたいな、訳の分からないポジティブシンキングやプライドを持っていましたが、ある意味、本当に降格を意識したのは京都に先制されてから・・・かもしれません」

なんと、仕事の話をしていると思ったら、サッカートークじゃないか!!それならばと、早速その会話の中へ入り込もうと近づくベガルタンだったが・・・

大阪の吉沢「あらあら、誰かと思ったら無敗の首位チームの関係者が来ちゃったよ、しかも笑顔で。嫌みなっちゃなぁ~~」
本社の湧井「吉沢さん、リーダーに対して上から目線のタメ愚痴しちゃっていいんですか?」
ベガルタン「いい、いいんだ、吉沢君。愛するチームが崩壊の危機なんだから、心が荒廃するのもしょうがないじゃないか・・・」
大阪の吉沢「うへぇ~~~~、どこまで嫌みな匂いをさせればいいんですか?首位の仙台さんは・・・」

毎年のようにタイトルを狙っていたチームが、今年は5節終了時とはいえ、1分4敗の17位・・・、そんでもって監督は解任!!私ならばグレて深夜の首都高をぶっ飛ばしますな。「本当に追い詰められちゃって・・・」みたいな心境で大阪の吉沢を見ていたら、横浜支店の川崎サポである高山が自嘲気味に会話の中へ加わって来た。

川崎サポである高山「えー、お取り込み中、誠に申し訳ありませんが、今しがた、相馬監督が解任されました」
ベガルタン「えっ、うそ!!マジ?川崎って確か、2勝くらいしてたんじゃないの?5節で2勝している監督を解任って、どんなチームだよ???全敗じゃないんだろ?まだまだこれからなんじゃないの?だったら昨年の8連敗している時に解任しろって!!」
大阪の吉沢「おおー、同志よ・・・分かる、その辛い気持ち、痛いほど分かるでぇ~~」
川崎サポである高山「吉沢さん、分かってくれますか?」
大阪の吉沢「分かる、分かるって。まあ、無敗の首位チームサポには、到底分かってくれないやろうけど、分かる、分かるで、高山君!!」

自分からしたら、ガンバも川崎も格上のチームです。選手層、資金力、そのいずれもが目標となるチームですが、そんなチームでも一つ歯車が狂うと、転げ落ちちゃう事があるんですな。この時思ったよ「ここに鹿島サポが居なくて本当に良かった」と。

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